レジデント〜5人の研修医VSドクターX~外科医・大門未知子~私は感じない女(大政絢)
どんなタイトルなんだよ。
・・・なんていうか・・・ノーガードの殴り合いみたいな。
日9ではフジテレビに挑まれ、木9ではテレビ朝日と張りあい・・・TBSテレビ、編成的に困惑だよな。
今回は研修医(仲里依紗)VSスーパードクター(米倉涼子)である。
できない奴とできる奴では最初から勝負あったなのだが・・・まあ、ドラマは治した患者数で勝負するわけじゃないからな。
まあ、研修医は患者にビンタで、スーパードクターは同僚医師を突き飛ばし・・・二人の主人公はバイオレンスもいける口なのである。
まあ、パートナー的脇役に銭形海(大政絢)とキャッツ・アイ(内田有紀)がいていい勝負なんだな・・・どこがだよっ。
で、『ドクターX~外科医・大門未知子~・第1回』(テレビ朝日20121018PM9~)脚本・中園ミホ、演出・田村直己を見た。脚本的にはこちらの方が同じ女流でも貫禄勝ちである。なにしろ、「白鳥麗子でございます!」があるからな・・・そこかよ・・・「やまとなでしこ」「ハケンの品格」があるからな・・・これでいいか・・・いいよ。とにかく・・・行政へのクレームである。医療が自由競争に入って大学病院が人材不足になってしまう。そこでフリーランスの医師が派遣されてくるのだ・・・はい、もう分かりましたね。
で・・・帝都医科大学第三病院院長の久保(竜雷太)以下、大学病院のドクターたちは全員無能である。なにしろ・・・手術前にアレルギーの有無も確かめないくらいなのだ。そんな馬鹿なと思う人も多いだろうが・・・とにかくスーパードクター大門未知子(米倉涼子)がひたすら有能であることを見せつけるドラマなのでスルーしていただきたい。
とにかく・・・すごいのはドクター大門の正体が・・・さすらいのダンサーである・・・ということだ・・・ちがうだろうっ。
とにかく・・・ヨネクラくんだから・・・一回はダンスを見せないといけないらしい・・・誰が見たいんだよっ。
古い術式にこだわる久保院長は開腹手術しないですむ患者を無理矢理開腹である。
ハケンのくせに院長に苦言を呈したドクター大門は手術室から閉めだされてしまうのだ。
やさぐれた麻酔医・城之内博美(内田有紀)は患者の危機を直感する。
しかし・・・手術中に脳梗塞を発症する久保院長だった。
助手の新米外科医・森本(田中圭)は立ち往生である。
そこへ、ドクター大門が颯爽と登場。患者は九死に一生を得るのだった。
だが・・・院長に逆らったドクター大門は解雇されてしまう。
波乱の幕開けだが・・・とにかく・・・田中圭は殺されずにすんだようだ。
そして久保院長は療養のために退場・・・新院長に毒島(伊東四朗)が任命される。
毎回・・・老医師を再起不能に追い込んでいく話らしい・・・それは違うだろう。
ちなみにドクター派遣業を仕切るのは神原晶(岸部一徳)、ドクターの稼いだ金を麻雀賭博で巻き上げるという昔ながらの手法でドクター大門は借金漬けらしい。
まあ、もう、笑うしかありません。
で、『レジデント〜5人の研修医・第1回』(TBSテレビ20121018PM9~)脚本・永田優子、演出・高成麻畝子を見た。脚本家は「ヒミツの花園」「歌のおにいさん」「ヤンキー君とメガネちゃん」などの軽いタッチの得意なタイプで最近では「恋愛ニート〜忘れた恋のはじめ方」で軽さを通りこして空気になっていた。若いメンバーとこのどうでもいい枠でリハリビだな。はたして社会復帰なるか・・・である。
さて・・・青林大学医学部付属病院のERに配属された五人の研修医は・・・男尊女卑の父親(寺島進)に育てられ意地で医師になった美山しずく(仲里依紗)、化粧のことしか頭にない・・・そんな医師はいないと思う・・・小岩井陽菜子(大政絢)・・・優等生の新城紗知(石橋杏奈)というものすごくオーソドックスな女医トリオ。そして、男子は暗い目をした矢沢圭(林遣都)とお坊ちゃんの真中潤一(増田貴久)である。後者は研修医どころか高校生役も危ない気配である。1人だけ・・・中学生が混じっている感じだ。
まあ、それはそれとして・・・指導医はセクハラ大王田淵(古田新太)、ハットリくん(須藤理彩)、皮肉屋の宮島(小澤征悦)とそれなりの布陣。
研修医よりも・・・危うい前田一平(荒川良々)も配置され、脚本家の息抜きポイントになっている。
初回は・・・恋人にふられて狂言自殺をくりかえす女性患者を美山が熱血モードで説教、事故死した患者を見せつけて最後はビンタ一発で立ち直らせると言う展開。
まあ、もう笑うしかありません。
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