MONSTERSとは一人で風船をたくさん持ってる女の子のことですか?(山下智久)
日曜の深夜、月曜早朝だというのになんだかココログが重いのである。
・・・関連記事を呼び出すだけで一苦労なのだ。
このスケジュールでこの状況はきついぞ~。
さて、二回目でわかったことといえば、このドラマは小学生向けなのだということなのだな。
そうでもなければ最初から犯人のわかっているミステリを展開していることの意味がわからない。
いや・・・あの人が犯人じゃないと思っていて「え~」となるのは小学生だけだと思うからです。
それから・・・手法として斬新なのは・・・明らかに「完全犯罪を狙う犯人」で「それを崩すコロンボ・・・古畑」的な話なのに・・・最初に犯人の手口を伏せること。いや、実は本来のオーソドックスなスタイルなのだが・・・倒叙式になれているとコレは見にくいよね~。
で・・・それが謎めいていれば面白いわけだが・・・もう最初からあの人しか犯人がいない状態でコレをやられても。
さらに言えば・・・前回は明らかに意図的な罠だったのだが、今回は偶然なのか、そうでないのか・・・曖昧にしていることである。
つまり・・・「犯人」のトリックを見破った上で・・・「探偵」が罠を仕掛けたかどうか・・・なのである。
これを必ずやってくるのなら・・・凄い作品になると思うが・・・成り行きでこうだともう一つピンと来ないのだな。
ともかく・・・今季のレビューの中で・・・これが一番、いろいろと難しい作品になっていると考えます。
今回の紅一点は古川りかである。ニュースの女子アナリポーターもいるがこれはカウントしない。
なにしろ、日本の男女平等の低さを誇示するためのドラマのようだ。
捜査一課が男だらけなのもそうだが・・・レギュラー(女子)が柳原可奈子だけってどんだけ~である。
ミニスカポリスはどこに・・・なのである。
男女雇用機会均等法を知らないのかっ。
まあ・・・いいか。
で、『MONSTERS・第2回』(TBSテレビ20121028PM9~)脚本・蒔田光治、演出・福澤克雄を見た。古川りかと言えば映画「櫻の園」(1990年)以来の息の長い女優だがまもなく40代に突入である。その人がただ一人の女性ゲストなのである。それに対して、男性陣は、山本耕史を筆頭に、渡部豪太、浅野和之、岩松了とヴァリエーション豊富な豪華ゲストになっているのだ。なんだろう・・・この徹底した感じ。なんだか・・・もう・・・帝国商品に絶対にピチピチした女優を近づけない方針なのか・・・あのことがトラウマになっているのですかーーーっ。
「平塚さ~ん」と西園寺(山下智久)が24時間監視していなければならない上司の平塚刑事(香取慎吾)を捜している。自動販売機の下まで覗くのだが・・・これは・・・知性というより、知能が水準以下のキャラクターだということを示しているのですか・・・わ、笑いはとれないと思うぞ。
で、どうやら西園寺を監視しているのではないかと思える平塚はこっそりと忍びよるのだった。
つまり、後ろからわっと驚かせるわけで・・・それはまさに小学生の基本なのである。
ね~っ。
で、現実とは違い、解散総選挙となったらしく、この世界では衆議院東京選挙区は第27区以上あるらしい。現実では第25区までである。北千住あたりは第13区である。
で、与党・民友党の元内閣総理大臣の鷺沼晋太郎(岩松了)と元警察庁長官で野党の新党ともしびの大畑幸三(浅野和之)が一騎打ちという様相になっているという。・・・ここは小学生には凄く難しいです。
ある意味、市民運動出身のあの元総理とザ・官僚出身の政治家の一騎打ちになっているわけだが・・・大畑はさすがに苦戦なのである。もちろん、与党の大物は名前的には菅ではなく鳩山なのだが・・・鷺沼だからね・・・そのあたりもお遊びとしてはものたりないのだ。
さて・・・事件は鷺山サイドではなくて・・・大畑サイドで起きる。
何やら怪しい男たちが大畑の選挙演説を監視している。一人はいかにもヤクザな男でもう一人は実は組織暴力団の「櫻銀会」のチンピラ田川(渡部豪太)なのだが、どちらかといえばスナイパーに見えるのである。
次に大畑の選挙事務所に「立候補をとりさげろ」という脅迫状が届き、元女優で妻の久美子(古川りか)が発見する。
大畑と久美子の夫婦仲はいきなり険悪である。
そんな二人を複雑な表情で見つめる第一秘書の山村(山本耕史)だった。
差出人不明の脅迫状だが・・・何故か暴力団から届けられたと認定される。
かって暴力団封じ込めで名をあげた大畑だから・・・らしい。
選挙カーの中で突然、妻の久美子に難癖をつけはじめた大畑に妻はいたたまれず疾走する。疾走しなかったらどうするつもりだったんだ。
その後、大畑は黒尽くめの暴漢(渡部豪太)に殴られるために下車する。
人目のあるところで暴漢に襲われた大畑は秘書の山村に対し、妻の身を案ずる素振りを見せる。
「俺は脚をやられて・・・動けない・・・久美子を捜して保護してくれ」
その頃、久美子は袋小路の路地裏で顔見知りに正面から殴られて死亡したのである。
目撃した親子連れの女児の手からは大量のオレンジ色の風船が虚空にむかって放たれるのだった。
ここだ・・・どんな事情で・・・幼女があんなに大量の風船を入手したのか。
キャンペーンでもらうとしても一人一個だろう。
手抜きのティッシュ配りかよっ。
まあ・・・このドラマの問題点はすべてここにあります。
で、倒叙式なら・・・ここで犯人がなぜ、彼女を殺す必要があったのか・・・動機の部分や・・・組織暴力団との因縁などが丁寧に描かれるのだが・・・先祖がえりしたこのドラマでは探偵役の平塚は何故か最初から大畑を犯人扱いしているにも関わらず・・・無駄に脚を使った捜査を展開していくのである。
そのために・・・お茶の間はあまり興味のない「事件」にずっと付き合う破目になるのだった。
明らかに西園寺の唇を狙っている金田班長(遠藤憲一)とその部下たちはかっての警察庁トップに最敬礼で接するが、あくまでマイペースの平塚は・・・いつの間にか大畑の懐にとびこんでいるのだった。
犯行時のアリバイを聞かれた大畑は「脚をやられて動けないので車の中にいた」と言う。
重ねて金田が「何か変わったものはみませんでしたか」と問うと大畑は「オレンジ色の風船を見た」と言うのだった。
少なくとも・・・ここでは「犯人がまた来るかもしないので車に閉じこもっていた」くらいでないと最後の決め手にはかけるのである。
もう、全体的に言うと穴だらけでツッコミきれないくらい緩いミステリになっています。
たとえば殺害現場にやってきた平塚と西園寺。
「犯人は夫人の顔見知りの犯行です」
で・・・現場近くでジャケットが発見され・・・販売ルートから暴漢の田川が容疑者として浮かびあがると・・・。
「彼は夫人の顔見知りではないから・・・犯人ではない」
と断言するわけですが・・・夫人と田川に面識があった可能性はいくらでもあるわけです。
なにしろ、夫人が誰と知り合いだったかなんて夫人以外にはわからないわけですから~。
ともかく・・・夫人を殺害された大畑候補の人気は高まり、選挙戦は一挙に有利に。
田川のジャケットがなぜ現場にのこされていたのか・・・その理由を聞きに田川の属する組織暴力団「櫻銀会」に乗り込むと言う平塚刑事・・・意味不明です。
結局、妙に口の軽い「櫻銀会」組長・丸田(森田順平)は「大物から依頼されたということ以外は言えない」と言います。
トイレから一人で脱走した平塚のために西園寺はヤクザたちに可愛がられてしまうのですが現職警官に暴行して生きて返すヤクザはいないだろうと思われ・・・。
とにかく・・・高層マンションのどちらかの部屋で・・・いや・・・同棲しているのか・・・とにかく、恋人の高野恵美(柳原可奈子)に手当てだのチューだの犯人探しだのをしてもらう西園寺です・・・おいおい・・・単に本気でマジで真剣に恋人なのか・・・なんだよ、もう。
この共演が縁で可奈子が妊娠、山Pとできちゃった結婚みたいな展開になったらどうするつもりなんだ。
それ・・・あらゆる意味で禁句だ。・・・一同爆笑ポイントだけどな。
可奈子の推理で対抗候補の鷺沼が怪しいと推理する西園寺だった。やはり心は小学生なのだな。
早速、鷺沼の事務所に乗り込む平塚と西園寺。元総理相手に軽いノリである。
元総理は家族にもSPつくぞ~。誘拐されたら大変だからな~。
そして・・・平塚は鷺沼を犯人だと疑っている刑事として西園寺を紹介するのだった。
ここは・・・少し面白かった。
まあ・・・刑事二人ではなくて時効警察の熊本課長の味がだけどな。
ここで初めて大畑夫人と秘書の山村の不適切な関係が明らかになるのだった。
何度も言うが倒叙式なら最初に示されるべきポイントである。
そして・・・恐ろしいことに山村は愛する女を殺されたり、犯人扱いされたりしながらも最後まで淡々と傍観者のまま通り過ぎて行くのである。
なんだ・・・近藤さんと土方さんだからふとやってきただけなのか。
さて、今回は大畑の事務所に侵入した平塚刑事。あってはならない場所にあった「証拠」の品に自分の指紋つけて仕込み終了です。
やがて、暴漢の田川が真犯人を目撃したと証言。
犯人の逃げて行ったという工事現場には何日も経過しているのに凶器とジャケットと秘書の山村の指紋がついた手袋が放置されていたのだった。
大畑は当選した。
しかし・・・投票を終えた平塚刑事は大畑を逮捕するのだった。
「犯人はあなただ・・・事務所にあった手袋が凶器と一緒にあったのが証拠です」
「誰かが盗んでいったのかもしれないじゃないか」
「いえ、あなたは紫色にしか見えない風船をオレンジ色だと言った」
「車停めていたから・・・暑いので窓をあけていたんだよ」
「・・・当選おめでとうございます」
事件は迷宮入りした。
だめだ・・・こりゃ。
関連するキッドのブログ→第1話のレビュー
ごっこガーデン。愛の園セット。エリ「いろいろひーっな展開のドラマですが小学生の夢見る「好きな人との同棲生活」は愛しい先輩の傷の手当で始るのでス~。痛いの痛いのとんでけ~なのでス~。遺体の話はあのねのね~というか話自体が痛いのはなんともはやなのでスワ~。もう、このドラマは可愛い山P先輩の可愛いしぐさや表情を鑑賞するPVとして見るしかないのでス~。あらら・・・」mari「誰が得って・・・恋人役の柳原ちゃんだけなんじゃないのかな~。とにかくホッペにチュ~はしておきますよ~」くう「新撰組ファン待望そしてガッカリ・・・なんだかなあ、がこれほど似合うドラマ切腹申しつけるものなり・・・ドラマが語るにおちてるよ~」ikasama4「御意」
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コメント
キッドさん、こんにちは
キッドさんの言うとおり、小学生がターゲットなのかもしれませんね。
それにしても、トイレとか、自販機の下とか・・・
>「犯人はあなただ・・・事務所にあった手袋が凶器と一緒にあったのが証拠です」
「誰かが盗んでいったのかもしれないじゃないか」
「いえ、あなたは紫色にしか見えない風船をオレンジ色だと言った」
「車停めていたから・・・暑いので窓をあけていたんだよ」
「・・・当選おめでとうございます」
事件は迷宮入りした。
だめだ・・・こりゃ。
ギャグとしては、ここが一番笑えましたわ
(あれ、本編は違っていましたっけ?)
ヤマコーさんの行動があまりにも不自然だったので、
実は、不倫~大畑の逮捕まで、全部ヤマコーさんが仕組んだことであって、
大畑の地盤を引き継いで当選、ラストシーンでニヤリと笑うヤマコーさん、
なんてことにならないかなあ、と微かな期待を持って見ていましたが、
当然、そんなことにはならず・・・
妄想で補完しておきます
(以下は、タイトルから私が勝手にハードルを上げていたので、アレなんですが)
そもそも、誰もモンスターに見えないのがキツイですね。
刑事の側は、おかしな人とおバカな人達だし、
犯人の側は、動機も方法も何だか、みみっちいような・・・
折角の政治家なのに、巨悪って感じが全くしないんですよね。
先週も、2時間も尺があったのに、
80億の借金を子会社補填とか、美術作品の横流しとか、
そっちの方が大事じゃない?と思える事件はほったらかしですし。
(西園寺くんに、たった80億円ぽっちで・・・と言ってほしかったです)
人間誰しも些細な事で、そちら側に行ってしまう・・・というのでも無さそうな。
これじゃあ「ヨシヒコ」のオープニングバトルレベルのモンスターじゃない?
今後レベルが上がっていけばいいんですけどね。
魔王はどこ~?
人様のブログのコメントで、ぐちぐち言ってて、本当に申し訳ないです
来週は、演出が変わるので、いろいろ変わるかもしれないですね。
キャストは、皆さん頑張っていらっしゃると思うし、
悪くないところもいっぱいあるので、
来週も(最悪、キッドさんのレビューを)楽しみに見たいと思います
投稿: mi-nuts | 2012年10月31日 (水) 11時52分
✭クイーン・オブ・ザ・ランチ✭mi-nuts様、いらっしゃいませ✭親切百回接吻一回✭
ですよね~。
下ネタもHじゃない方向で下品になるのではと
危惧しています。
小学生はトイレ関係の下ネタ大好きですから~。
ミステリとしてはかなり邪道で
探偵が犯人に罠を仕掛けるわけですから・・・。
コロンボのネタをこねくり回しているうちに
犯人の致命的なミスを
もう探偵が仕掛けたことにしちゃえ・・・
みたいな安易さも感じます。
それでも初回はアイディアとして許せたのですが
今回はミステリとしても
穴だらけで茫然としてしまいましたよ。
ヤマコーさん犯人説は根強いですな。
平塚が裏金をもらって
冤罪をでっちあげている・・・。
最後は西園寺がその謎を暴いて
平塚を追い詰めて行くという話なら
「MONSTERS」というタイトルにふさわしいものに・・・
なるかもしれません・・・。
お金を無駄に使った「ヨシヒコ」のオープニングバトルを1時間でやる・・・。
本当にそんな感じなのが恐ろしい今日この頃です。
まあ、最近の政治家は
実際に大物感がなく
マジでバカボンとか、自分かわいさ丸出しとか
姑息なガマ親分とか、したたか仮面とか
棺桶に片足とか、墓場から這い出しとか
そんなのばっかりですからね。
だからこそ・・・ドラマではせめて
巨悪だったり、底知れぬ闇だったり
してほしい気持ちはご理解申し上げます。
計画するなら徹底的に
衝動ならあからさまに
中途半端はやめてっ・・・でございますよね~。
だって日曜9時のドラマなんですから。
今季は他のドラマが傑作・名作目白押しなので
まあ・・・毎回、どうあつかっていいか
悩むこの作品は貴重なのかもしれません。
ある意味、馬鹿な子ほどかわいいの決定版ですな。
ブログは涙か溜息か・・・
心の憂さの捨て所・・・・
なのでございます。
どんどんぐちぐち言ってくださって構いませんよ。
一週間は先週のことを忘れるのに
充分な時間・・・。
気分を直してテレビの前へ・・・。
そしてまた同じ過ちを繰り返す・・・・
まあ、私たちはいつも認知症の一歩手前を
歩いている・・・ということです。
投稿: キッド | 2012年10月31日 (水) 15時02分
キッドさん、こんにちは(o^-^o)
先週は毒抜きのチョコレートケーキを
頂けて、とても嬉しかったです!!
ありがとうございます。
おっしゃる通り、子供向けのドラマの
ようですね(^-^;
映像やセット、エキストラの数など、
ドラマ自体の作風はそれなりに良い感じ
で、魅力のある俳優さんも揃ってるのに
本当にもったいないですね。
事件や動機も恐ろしいほど単純で、
コメディー部分の小ネタに関してはもう
幼児レベル・・・敢えてそこを狙っている
のであれば、犯人が仕組んだトリックや
謎解きの部分は緻密でなければ、ドラマ
が成立しないですよね。
大畑と山村との間で、口論になるような
シーンでもあれば、ストーリーに起伏が
出たように思います。
それでも実は、おやじギャグ風な小ネタも
それなりに楽しめてます。
なんと言っても山下くんが出てるのでね、
それだけで、私にとっては価値のあるドラマ
です(*^-^)
投稿: しずく | 2012年10月31日 (水) 18時43分
もしも山下君のファンでなかったら きっと…そんなドラマの為に日本シリーズの結果にまで毎日一喜一憂していますジャイアンツの圧勝で早めにシリーズが終わる事を望んでいたのに雲行きがあやしくなって本当に心配ごとばかり(;_;)
初回は大事な見せ場葉巻コントを削って事件からドラマをはじめて10分延長くらいにおさめていたら そこそこ面白かったのかも?と好意的に考えましたが 2話はテンポはよいかもしれないけれど犯人がわかっているし 公輔コントの内容が全く好みでないのでほんとーに厳しいものがあります
このドラマ 山本耕史さんもそうでしたが平八以外の出演者は画面に映すだけで制作者側はOKだと思っているみたいで…もう 山下君に本人のイメージと違うことをさせれば視聴者は喜ぶだろうと思われてる気がします それでもファンの悲しいさだめ(-.-;)
演出家が変わってドラマが良い方向に動くんじゃないかと淡い期待をしたりしてしまいます
今日の負けを引きずらずにジャイアンツに連勝してもらいたいです☆
小学生向けの謎ときドラマだという印象を私も第2話で受けましたが キッドさんのおっしゃるとおり本来は叙述式ドラマなんですね
制作者側は変に欲張らずドラマでは人間を描いて貰いたいです
来週 キッドさんがここは面白かったと感じてくれるポイントがあるといいな~☆
投稿: chiru | 2012年10月31日 (水) 23時53分
(o^-^o)ブザビもピー~しずく様いらっしゃいませ~コドブもピー](o^-^o)
今夜はサプライズ・ドリンクの
オレンジ色のふどうジュースが飲み放題です。
人によってはおえっとなりますのでご注意ください。
オレンジ色の風船を持つ子供をカウントしないとすれば
このドラマは子供の登場しないお子様ランチのようなものなのですな。
つまり、登場人物はみんな精神年齢小学生レベルなのです。
犯人は裏切った女を殺すし
学級委員長になるたるには手段を選ばない
いじめっ子タイプ。
いじめられっ子の秘書は
何をされてもうなだれているポジションです。
しかし、クラスを裏で仕切っているのは
変わり者の探偵マニアで
彼は校則違反者を摘発するのに手段を選ばない
いやなタイプ。
まきこまれたお坊ちゃんは
いつもギャフンというような目にあうポジションです。
まあ、ギャグとかトリックとかは
その時によって出来不出来が
あるのですが・・・
基本的にこのドラマに
いや~な感じがつきまとうのは
この脚本家の唯我独尊的世界観が
悪い方向に出ているからですね。
一歩引いて・・・自嘲的になると
独特のおかしみが生じるのですが
今のところ、演出が脚本をねじ伏せていないので
単に「おいしくない」感じが漂っています。
「リモート」というドラマでは
堂本(光)がひきこもりの名探偵。
深キョンが新人捜査官。
玉木宏がその婚約者。
という組み合わせで・・・。
結局、婚約者が「そげな~」というひどい目に会うのです。
構図は同じなのですが・・・
ひどい目に会うのが深キョンでは
「無関係なものがひどい目にあう」という古典が
成立しないのですね。
ここは毎回、西園寺の恋人がひどい目にあうのが
セオリーなのです。
たとえば、勇者ヨシヒコにあって
正直に外見的なことを言われまくるとか~。
まあ・・・新たなる「山下くん」って
ちょっとかわいいという
女子小学生が生まれれば・・・
帝国的にはいいのかもしれませんが・・・。
でも最近の小学生は・・・
「結婚しない」の予約忘れててさ~とか
下校時に話してますけれど~。
まあ、女子は男子よりいつだって
少し大人なものですが~。
投稿: キッド | 2012年11月 1日 (木) 02時42分
シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファン
いつも励ましのお言葉ありがとうございます。
まあ、五輪の夏の後ですからねえ。
日本シリーズなんていう小イベントについては
あまり気にしないことですな。
まあ、中継でドラマがずれこむと
スケジュール的には過酷になるんですけれども~。
まあ、ナイターの結果に一喜一憂したり
雨傘番組で糊口をしのいだりしたこともあって
野球中継の凋落には複雑な思いがあるキッドでございます。
昔は、巨人が負けた翌日は
交通事故が増えるという恐ろしい時代もあったのですから~。
公輔コントについては
もう少し、公輔のプライベートが明らかになり
そのおいたちや能力が
はっきりしないと
「意味不明」のことが多いですよね~。
「富豪刑事」の原作は「男性刑事」で
深キョン版はナイスアレンジだったのですが
こちらは言わば先祖帰り。
「相棒」の新お坊ちゃん相棒が
丁寧にキャラクターを作っているのに対し
こちらの公輔坊ちゃんはどの程度
坊ちゃんなのかも
坊ちゃんなのになぜ刑事なのかも不明。
二話が終わって
探偵側キャラの説明が終わっていないというのは
ミステリとしてはかなり致命的ですが
まあ・・・徐々に明らかになっていく方向で
あってほしいと願うばかりですな。
それまでは
とんでもないことをやらされて
素直にひどい目にあっている刑事・公輔を
生温い眼差しで見守るしかないのです。
春はハラハラドキドキしたけれど
最後はほんのりしんみりでしたし・・・。
秋もモヤモヤヒヤヒヤしていめが
最後はすっきりさわやかに・・・なるといいですねえ
投稿: キッド | 2012年11月 1日 (木) 03時05分