« 土下座したらお情けをいただけますか(堀北真希)おもてをあげい(柴咲コウ)大奥・男女逆転(二宮和也) | トップページ | 恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?・・・タイトル長すぎて改竄できません!(佐々木希) »

2012年10月 5日 (金)

不審死を許さない女刑事(臼田あさ美)「毒<ポイズン>」の第一の犠牲者になっちゃうぞ(前田亜季)

実力派脇役女優の豪華共演で始る2012年秋ドラマである。

よ~し、もっとの関係番組であるが・・・主演の綾部祐二(ピース)がいてもいなくてもよい展開になっていて好感がもてるな。

実際・・・主演は女刑事・笹本直美(臼田あさ美)でゲストはエキセントリックな被害者・大津真由美(前田亜季)だったのである。

逆に、それほど多くはないと思うが綾部祐二を目当てて見た人は「えーっ、なんじゃあこりゃああああっ」で一同爆笑の展開である。

この木曜ミステリーシアターならではの中途半端な感じは相変わらずだが・・・もう、慣れちゃったな。

なんだかんだ・・・「たぶらかし-代行女優業・マキ-」「VISION-殺しが見える女-」と二季連続でレビューしちゃったのだ。

だが・・・この曜日は貴重な予備日である。

なにしろ、現在のところ・・・「高校入試」「遅咲きのひまわり」「TOKYOエアポート」「東京全力少女」「結婚しない」がレビュー日を求めて彷徨う凶悪な秋ドラマ戦線なのである。

とてもじゃないが・・・生き残れない感じ。

まあ、五輪の終った秋だからな・・・毎度どうもありがとうございますなのだった。

で、『赤川次郎原作 毒<ポイズン>・第1回』(日本テレビ20121004PM2358~)脚本・鈴木智、演出・岡本浩一を見た。台風が次々と来襲して「危険な斜面」に死体を埋めている人々の心胆を寒からしめている今日この頃である。まあ、その筋の人間は危険な斜面は避けるわけで・・・危険な斜面の利用者は色男と相場が決まっているのだな。三角関係の果てに1人殺して埋める・・・よくある話である。なにしろ、色男なので力がないのである。つい、斜面に掘ってしまうのだな・・・穴を。だから・・・もしも・・・使用した痕跡が全く残らない毒物を入手できたら・・・迷わず使用します。

天才科学者・松井十一(綾部祐二)は悪魔に魂を売り秘薬を完成させる。

効能は説明書によれば・・・。

①わずか一滴で致死量に達します。

②検死解剖などでの検出は不可能です。

③効き目はきっかり24時間後に現れます。

薬の効能には個人差があるのが基本だけに③はこれが魔性の力に連動していることを示しているわけである。

で・・・悪魔の使徒である松井は「人を殺したい人」を捜して・・・レンタルします。

第一の完全犯罪希望者は雑誌記者の秋本俊二(小泉孝太郎)で、高校の同級生だった恋人・大津真由美(前田亜季)がありながら・・・出版社の社長の娘、レイカ(大谷澪)と結婚の約束をしており二者択一を迫られてるのです。

もちろん、レイカを選び・・・真由美を捨てる気満々なのです。

まあ、率直に別れを告げればいいわけですが・・・もしもトラブルになったら困るなあ・・・と悩みます。後腐れがないのは真由美がこの世から消えてしまうこと。

しかも・・・真由美は「赤ちゃんができちゃった」と完全なるフラグをたてるのです。

もう・・・件の毒を渡されたら使わずにはいられない・・・のでした。

まあ・・・単に別れられないのは・・・愛する女がその後他の誰かと交際することが我慢できない超自己中心的な男心のなせる業である場合もありますねえ。

真由美の作ったひじきのおかずを食べながら・・・さすがは演ずるのが前田亜紀・・・なかなかにひじき一品の晩御飯はエキセントリックでございますな・・・ついに殺意を実行に移す秋本だったのでございます。

このあとも、前田亜紀演ずる真由美はティファニーで朝食を・・・的な日替わり売春婦、毒を飲まされて腹上死、全身ガンに冒されて余命宣告の身の上、愛する恋人のために売春して稼いだ金を全額恋人名義で貯金と・・・エキセントリックの限りを尽くすのでした。ああ、見逃さなくてよかったよ。

警視庁捜査一課特別犯罪捜査係の千葉刑事(渡辺いっけい)は毒によって殺害された真由美を不審死扱いはするが・・・事件性はないと判断します。

それに待ったをかけるのが・・・交通課から転属してきた笹本直美刑事(臼田あさ美)です。

不審死をした刑事を父に持つ笹本は「不審死なんて絶対に認めない」方針で捜査を続行するのでした。

やがて・・・記者として事件を取材することになった秋本は・・・笹本とともに・・・死んだ真由美のエキセントリックな素顔を知ることになるのです。

二人がたどり着いたのは真由美の可愛い遺書。

「大好きな俊二くん・・・あなたと私とそして赤ちゃんの三人の人生を夢見れただけで・・・幸せでした。俊二くんがいい仕事ができるように・・・一生懸命、お金をためたので自由に使ってくださいね。さようなら」

失ってはじめてかけがえのない存在が誰かを悟った秋本は人生に絶望するのである。

・・・馬鹿だな。

そして件の毒を使って笹本の前で自殺をして見せるのだった。

「完全犯罪のための・・・薬が・・・あります」

しかし・・・その薬はすでに悪魔の使徒が回収済みだったのである。

笹本刑事の魔界への挑戦が始まるのだった。・・・いや、魔界が登場するかどうかは不明ですけれど。

関連するキッドのブログ→学校の怪談3

リンダ リンダ リンダ

ATARU

この胸いっぱいの愛を

ホタルノヒカリ2

|

« 土下座したらお情けをいただけますか(堀北真希)おもてをあげい(柴咲コウ)大奥・男女逆転(二宮和也) | トップページ | 恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?・・・タイトル長すぎて改竄できません!(佐々木希) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 不審死を許さない女刑事(臼田あさ美)「毒<ポイズン>」の第一の犠牲者になっちゃうぞ(前田亜季):

» 毒<ポイズン> 第1話 [レベル999のgoo部屋]
『男が恋人を殺すとき 「完全犯罪をどうぞ!邪魔な恋人を殺す時 内容 どんな科学分析でも証拠が残らない完璧な毒。。。 そんな噂が、ネットを駆け巡っていた。 警視庁捜査一課においても、話題になっていた。 同じ噂を耳にした雑誌記者・秋本俊二(小泉孝太郎)には、...... [続きを読む]

受信: 2012年10月 5日 (金) 07時36分

» 毒<ポイズン> (第1話 ・10/4) 感想 [ディレクターの目線blog@Seesaa]
日テレ系ドラマ『毒<ポイズン>』(公式)の第1話『男が恋人を殺すとき』『(ラテ欄)完全犯罪をどうぞ!邪魔な恋人を殺す時』の感想。 作り込みはそれなりに丁寧だが… ★記事の続き(詳細)は、下記をご訪問くださいませ! http://director.blog.shinobi.jp/Entr…... [続きを読む]

受信: 2012年10月 5日 (金) 09時20分

» 赤川次郎の「毒<ポイズン>」第1話〜小泉孝太郎は”ヒジキ”より”キャビア”がお好き [世事熟視〜コソダチP]
赤川次郎の「毒」第1話 「男が恋人を殺すとき」 最近は「赤川次郎の‥」「東野圭吾ミステリー」「宮部みゆきの‥」とか、作家のネームバリューに頼りきったドラマが増えましたねぇ。 ドラマそのものは、尺も短いし”1話完結”なので、わりかしスッキリしています。 おおまかには”ピース綾部”による「笑うセールスマン」って感じなのかなぁ・・・。 映像とかはけっこうチープ感が漂っていますが、前作『VISION 殺しが見える女』のようにダラダラと引っぱり続けられる感じでもありませんし、『東野圭吾ミ... [続きを読む]

受信: 2012年10月 5日 (金) 11時11分

» 赤川次郎原作 毒<ポイズン> 第1話 [ぷち丸くんの日常日記]
どんな科学捜査でも検出は不可能、効き目は24時間後に現れるのでアリバイ作りも完璧という毒薬があるそうです。 開発したのは、謎の科学者・松井十一(綾部祐二)。 その毒の存在がインターネットで話題...... [続きを読む]

受信: 2012年10月 5日 (金) 14時34分

» 毒<ポイズン> - 綾部祐二 臼田あさみ [新ドラマQ]
毒<ポイズン> 木曜 23:58 日本テレビ 2012年10月4日~ [キャスト] 綾部祐二(ピース) 臼田あさみ 渡辺いっけい 坂本あきら 是近敦之 上西恵(NMB48) 木村祐一 ほか [ス...... [続きを読む]

受信: 2012年10月 5日 (金) 15時54分

» 赤川次郎原作 毒<ポイズン> 第1話 [ドラマハンティングP2G]
ストーリー#01「男が恋人を殺すとき」10月4日(木)よる 23:58~0:38  わずか一滴で致死量に達し、しかも検出不可能、効き目は24時間後に現れる…そんな完全犯罪を可能にする究極の毒薬があるとネットで噂になっていた。 その毒が、警視庁捜査一課でも噂になっていた所…... [続きを読む]

受信: 2012年10月 5日 (金) 16時29分

« 土下座したらお情けをいただけますか(堀北真希)おもてをあげい(柴咲コウ)大奥・男女逆転(二宮和也) | トップページ | 恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?・・・タイトル長すぎて改竄できません!(佐々木希) »