好好!キョンシーガール〜東京電視台戦記〜ですが何か問題でも(川島海荷)
そこかよっ。
まあ、このご時勢ですからな。
さて・・・このドラマには二つのポイントがある。
まず、第一にスーパー・ナチュラル・ホラーというジャンルに属するということ。
そして、第二に日中開戦前夜だというのに「中国由来ののかわいいお化けキャラ」にうつつを抜かしていいのか・・・ということである。
どちらを本題にすべきなのか・・・物凄く悩むところである。
で、まあ、第二のポイントを論じ始めると・・・物凄いことになる可能性があるので、前フリの方で処理しておきたい。
そもそも、戦というものは時の運にも支配されるので・・・尖閣諸島周辺で日中間の局地限定戦闘に突入しても勝敗は定かではないのである。
先端の開かれ方にもよるし、どこまでで終結するか・・・と言う問題もある。
現在のところ、想定の一つは中国海軍陸戦隊による尖閣諸島の上陸占拠で開戦というものだ。
これに対し、同盟国である米合衆国海軍と自衛隊は共同で奪還作戦を行うことになる。
その訓練はすでに何度か行われている。ただし、実際に実戦になった場合、米合衆国が参戦するかどうかはその時になってみないとわからない・・・米合衆国はあくまで平和的解決を求めているので・・・安全保障の範囲内ではなくなったと・・・逃げる可能性もあるからだ。
中国には一つの不文律があって・・・それは軍事的優位がない場合は紛争を始めないという実に率直なものだ。
現在の情勢は中国VS日米では勝算がないが、中国VS日本なら勝算がないこともないという計算に基づいている。
島嶼作戦なので海軍力が主力となるが空軍力も当然、勝敗に影響する。
中国はついに空母を持ち、やがで原子力空母を持つ計画である。
少なくとも一時的に尖閣を占領して・・・日本の実効支配を崩し、即時に撤退するという作戦ならば勝算はかなり高まっている。
一体、そんなことに何の意味があるのか・・・と思う人は多いだろうが・・・少なくとも、「領土問題が存在しない」という鉄則は崩れてしまうのである。
もちろん・・・それを阻止する能力は日本にあると言われている。
物量では圧倒する中国海軍もさすがに近代化ではまだ海上自衛隊に遅れをとっている。
実戦に参加しなくても米軍が後方でバックアップしてくれる可能性は高いのである。
だから領海侵入と同時に日本にその気があれば上陸部隊は上陸前に撃破できるという。だが・・・「その気」の有無は実に不透明である。
中国海軍の艦艇が日本の領海周辺を通過するのはその準備行動と同時に日本の「その気」を測量しているわけである。
心ある人々は・・・「池袋にチャイナタウンがあって・・・そこでは中国政府の動向に心を痛めている在日中国人がいる」などと告知するわけだが・・・戦争などというものは心ない人が始めるものなのである。
そして、その在日中国人が身体をはって中国海軍を阻止したりはしないのである。
なにしろ・・・中華人民共和国とは中国共産党独裁によるファシズム国家なのである。
そして、生れたばかりのこの新しい帝国の領土的野心は今のところ留まるところを知らないのだ。
充分に警戒し、準備しなければならない。
さしあたって中国の目標はハワイを前線として太平洋を米国と分割支配することなのである。
まさかと思うが規定の方針なのである。
その第一歩が尖閣の一時占領なのである。・・・ものすごく気の長い話で目先の利益しか考えない経済人には考えられないスケールがあるのだな。
その一方で・・・中国は「琉球(沖縄)は中国だ」という主張を展開する。
尖閣は沖縄の一部で、沖縄は中国なのだから中国のものだ・・・ということである。
もちろん・・・沖縄には中国に支配された琉球独立を考える人は皆無だろうが・・・日米中から完全に独立した琉球を夢想する人は100人に1人くらいいるのである。
そういう人はきっとものすごく心のある人なのだろう・・・あるいは超ド級の愚か者なのである。
そういう人の気持ちを傷つけないためにも日本政府は言動に配慮すべきだし、同盟国の軍人には規律ある行動をお願いしたいものである。
じゃないと・・・そのうち中国は「日本は中国のものだ」と主張する段階に移行していくのだよ。
まあ、それで自由で平等で今より幸せになれるなら・・・それでもいいのかもしれない。
だから「かわいい中国のお化けキャラクター」を突然、始めるテレビ局・・・そこには絶対に中国共産党工作員の影があるのだと妄想できるのです。
「キョンシーが大好きな日本人は中国人である」ということだ。
アジアの人はみんな華夏の子孫と・・・あなたの孫が高らかに歌う時代はすぐそこまで来ています。
で、『好好!キョンシーガール〜東京電視台戦記〜・第1話』(テレビ東京20121013AM0052~)脚本・森ハヤシ、演出・濱谷晃一を見た。このタイトル・・・挑戦的だな。ちなみに「電視台」とは中国語で「テレビ局」のことである。キョンシー(殭屍)は中国の伝説の死霊である。その名は明帝国末期から清帝国にかけてすでに成立しているという。キョンシーという発音は広東語で、北京語ではチャンシーになる。日本にその名が知れ渡ったのは・・・中国復帰前の香港映画「燃えよデブゴン≪クンフー・ゴーストバスターズ」(1980年)とその派生作品である「霊幻道士」とそのバッタものである台湾ドラマ「幽幻道士」によるものと思われる。キョンシーというと想起される特徴ある「姿」は清帝国時代の風俗である。いかにもチャイナなのである。
さて・・・物語は現実の川島海荷風の川島海荷(川島海荷)の日常生活から始まる。明治大学の学生で女優でアイドルシンガーの彼女が「なんでも鑑定団」への出場依頼を受けるのである。
そこで実家に帰り、「お宝」を発掘しようとして・・・101人のキョンシーの封印を解いてしまうのだ。
ここからが虚構色が強くなっている。川島海荷の実家は中華料理店「海海軒」で父親は川島海吉(金山一彦)で、母親は川島宏海(田中律子)ではない。第一に金山一彦は芳本美代子の夫だし、田中律子はカメラマンの夫と離婚したばかりである。これが現実なら夫婦そろって重婚罪になってしまう。
キョンシーを封印していたお札は400年前にキョンシーを封印した道士の使い魔バンバン(鏑木海智/名高達男)である。
バンバンから事情を聞いた海荷は自分がキョンシー退治の道士に選ばれたことを知るが、事務所に相談したところ、マネージャーの権田紅葉(山田真歩)からは道士NGがでてしまう。
しかし、解放されたキョンシーは次々と人間を襲撃し、襲われた人間がキョンシーとなるバイオハザード展開となる。
その犠牲者は海荷のファンにも及ぶし、ついにはミッキー・カーチス(ミッキー・カーチス)もキョンシー化してしまうのだった。
仕方なく、キョンシーガールに変身した海荷はキョンシー退治に乗り出すのだった。
ちなみに・・・キョンシーは童貞の血液が弱点なのである。
そのために・・・子供のキョンシーは貴重な存在なのだな。
つまり・・・ミッキー・カーチスはともかく・・・海荷オタクの人はあれで童貞ではなかったのだ・・・もういいよね。
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コメント
オヒサシブリッコ♪(・x・)从(・x・)♪
様って(爆)
ドラマの感想を書いてる時間がなかなかなくて見てるだけ~ ヽ(● ´ ー ` ●)/
投稿: あんぱんち | 2012年10月20日 (土) 14時20分
最近、音楽記事ばかりなんですもの・・・でございますね。
キッドもプライベートがかなり切羽詰っていて
ドラマ視聴もレビューも息抜きなんだかしごきなんだか
よくわからない今日この頃です。
なにしろ、お嬢様方のダーリン様が
入れ替わり立ち替わりの登場という今季・・・
キョンシーの顔色に・・・。
どこからどこまてが本人で
どこからどこまでがスタントなのか・・・
そこが見所のアイドル特撮・・・。
少し萌えました・・・。
投稿: キッド | 2012年10月20日 (土) 15時28分