一体、私に何がおきたの? はやく教えて・・・(長澤まさみ)
いや・・・それはきっと肝ですから。
とにかく・・・ヒロインになにか期するところがあることだけはついに垣間見せたのだな。
少しは引っ張らないとね。
装ってる演技が徒労に終わるからな。
さて・・・バラバラと始った秋ドラマ。
ここまで初回視聴率は・・・。
①TOKYOエアポート14.0%(次回からは日9対決)
②悪夢ちゃん13.6%(おっ・・・)
③ゴーイング・マイ・ホーム13.0%(まあな)
③結婚しない13.0%(ふんふん)
⑤匿名探偵11.7%(あはは)
⑥大奥~誕生~11.6%(まあね・・・目標は二ケタ完走かな)
⑦パーフェクト・ブルー*9.0%(敵は全力少女)
⑦東京全力少女*9.0%(敵は完璧青)
⑨高校入試*7.7%(うふふ)
・・・である。時間帯、枠特性などを考慮するとまずまず順当な数字と言えるだろう。
まあ・・・とにかく・・・怪物が2本控えているとは言え・・・「悪夢ちゃん」は頑張っている。
それに対して面白さでは勝るとも劣らない「高校入試」*7.7↘*6.3%で少しつかみそこねたかもね~。
まあ・・・たまにはこういうお茶の間の多数派にはどこがおもしろいのか分からない作品もないとねえ。
わかりやすいドラマばかりだとうんざりしますからねえ。でも数字もとりたいよねえ。シナリオ本は売れるだろうけどねえ。
で、『高校入試・第2回』(フジテレビ20121013PM2310~)脚本・湊かなえ、演出・星護を見た。県立橘第一高等学校の入試前日。不穏な空気がたちこめる。試験会場の各教室には「入試をぶっつぶす!」の張り紙が何者かによって掲示された。その処理をめぐり問答する教師たち。
坂本(高橋ひとみ)「なんなのよこれは!」
小西(徳山秀典)「個人の感情で行動するのはやめてください」
水野(阪田マサノブ)「これはかなり悪質だ・・・とにかく起きたままのことを上に報告するだけです」
宮下(小松利昌)「爆弾が仕掛けられたりしたら大変だもんな」
水野の提案で張り紙は回収して本部で保管することになるのだった。
教室内の壁に残る落書きなどを消去する作業に戻る怪しい新任教師・春山杏子(長澤まさみ)はわざとらしく壁に残る落書きを発見する。
好き 嫌い 会いたくないでも やっぱり好き 会いたい
「なにこれ・・・」
村井(篠田光亮)「知らないんですか・・・劇中歌・綺羅院長プロデュース、歌・りか(TYB48)の「最後の雪」ですよ。生徒の間で流行っているんですよ。そういうのもリサーチしておかないと・・・ね」
杏子「やっぱ好っきやねんの標準語ヴァージョンかと思いましたよ」
村井は調子に乗って歌い出す。
今年もこの町にも雪がまいおりると
君を思い出すんだ
みんなではしゃいだパーティー
今年はできないから
いつもよりあわただしい最後の冬
好き? 嫌い? 会いたくない?
でも やっぱり好き! 会いたい!
春になれば変わるかな・・・
しかし、杏子の心は回想へと彷徨う。
書店の一角・・・謎の男はファッション雑誌を手に取る。「そんなものに興味があるの?」と尋ねる過去の杏子。杏子の恋人で教師であったらしい謎の男は「10代の子はどんなものに興味があるかリサーチしてるんだ・・・」と答え納得する杏子だった・・・。
好き 嫌い 会いたくないでも やっぱり好き 会いたい
壁に書かれた文字を消し去る杏子だった。
体育教師の相田(中尾明慶)と交際中の2年B組の生徒・石川衣里名(山崎紘菜)は何かに気がついたらしい。
どこかで誰かに「私だけを守ってくれるんじゃなかったの?」とつぶやく。
表面上はリゾートホテル・インディゴで滝本みどり(南沢奈央)と密会するのが相田らしいという流れである。相田が殺される確率は高まったが・・・うのみにはできないドラマなんだと推察する。
1:名無しの権兵衛
仕込みは終わった
清掃狂いと生徒に噂される相田は黒板の上縁を雑巾がけして・・・不審物を発見する。
そこには・・・。
杏子LOVEと書かれている。
「杏子先生へのラブレターだ・・・」と決めつける相田だった。
「なんで、俺のクラスなのに俺宛じゃないんだよ」とガッカリする宮下である。
保護者控室では・・・保護者控室の歴史を松島崇史(羽場裕一)がみどりに語ったりする。
黒板の上の不審物をチェックしまくる相田は坂本の携帯電話を発見する。
坂本は注意力散漫でうっかりミスが多いことや・・・携帯電話を持っているのに活用しないため、かって連絡メールのチェック・ミスから衣里名をスピーチ・コンテストで失格させてしまうという不祥事を起こしていたことが判明する。
坂本は・・・問題教師だな。しかも自分にはまったく問題ないと考えるタイプのモンスター・ティーチャーである。
しかし・・・これだけあからさまだと・・・真の標的とは考えにくいね。
坂本の携帯電話は愛車から何者かによって盗み出されたらしい。
28:名無しの権兵衛
仕込みがばれた
どうやら・・・高校入試テロリストのメンバーには教師と生徒の双方がいるらしい。
とにかく・・・石川衣里名・・・は在校生を代表する存在である。
しかも相田には恋の怨み。
相田の相手のみどりにも怨み。
そして他人の痛みにあからさまに鈍感な坂本にも怨み・・・と。
怨みがたまっているのである。
保護者控室の二人は「保護者は携帯持ち込み可能なんだ」とこれは分かりやすい前フリをしている。
入試部長の荻野(斉木しげる)は「入試の注意事項」を不測の事態にそなえ試験当日に黒板に張りだすことに同意する。
施錠を確認する教師たち。しかし・・・施錠はすでに一度、突破されているのである。
杏子「ねえ・・・清孝って誰の名前だっけ?」
村井「相田先生ですよ」
杏子「机に清孝LOVEって落書きが・・・」
村井「石川衣里名の机ですね・・・」
杏子「どうして・・・?」
村井「ただの勘ですよ」
村井・・・リサーチしすぎである。
水野「村井先生には気をつけた方がいい・・・何か秘密がある人はね」
杏子「・・・」
いや・・・秘密はあるにきまってますよ・・・この怪しい物語の怪しい主人公ですから・・・。
妨害工作について管理職と教師たちが問答する。
上条教頭(清水一彰)「明日の本番を無事乗り切ることを第一に考えましょう」
的場校長(山本圭)「悪質ないたずらをなかったことにするのではなく入試が終わるまで保留にするということで先生方にはご納得いただきたい」
小西「今日起こったことは今日話し合っておいた方がいいと思います」
的場「分かった。問題の内容によっては責任を取ろう」
逃げ道を作る校長だった。
宮下「姑息だな・・・」
おそらく、みどりの手から渡されたゴールドカードを相田は紛失する。
66:名無しの権兵衛
ゴールドカード入手しました
杏子「このラブレター・・・プリントの裏に書かれています」
小西「とにかく・・・犯人は僕たちをどこかへ誘導している気がする・・・」
杏子「一体・・・どこへ・・・?」
小西「とにかく・・・今日の出来事はすべて・・・警告なんだと思います」
杏子「明日・・・試験本番に何かする気でしょうか」
試験当日、新たにプリントの裏の手紙が発見される。
小西「僕はB組のヤチュウにいじめられています・・・か」
ターゲットはB組と言うことが暗示されているらしい。
「試験は予定通りに開始します」
続々とやってくる中学三年生たち。
同窓会会長(入江雅人)の息子・沢村翔太(清水尋也)は同級生の松島良隆(高杉真宙)を苛めているらしい。
芝田麻美(美山加恋)は携帯電話を隠し持つのであった。
みどり「どうしよう・・・カード なくしちゃった」
杏子「え~っ」
みどり「なんとかして・・・お願い」
杏子「・・・ふう」
芝田昌子(生田智子)「麻美ちゃん、頑張るのよ。ママ、ずっと祈ってるからね」
99:名無しの権兵衛
一高の長い一日はじまった
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