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2012年10月10日 (水)

ゴーイング マイ ホーム・・・リンドウの花言葉はあなたの悲しみを知っている(阿部寛)

山口智子といえば映画「スワロウテイル」(1996年・岩井俊二監督)のとある諜報組織に所属する殺し屋でスナイパーの春梅(シュンメイ)である。

まあ、キッドは岩井俊二(49)とか、行定勲(44)とか、是枝裕和(50)とかの区別がよくつかないのであるが・・・。

今回は是枝裕和なのですな。三人の中では一番・・・都会風でございます。

しかし、都下出身なので田舎のテイストも持っている。

この辺りが・・・好みの分かれるところかもしれません。

で・・・描かれるのは・・・昔なつかしい・・・中流の家庭の話。

中流といっても・・・あまり庶民ではありません。

なにしろ・・・主人公の父親は大手製薬会社の元・取締役で現・相談役・・・主人公もコネで広告制作会社に勤務しています。主人公の妻は「家庭料理の達人」的料理タレントです。

多くのお茶の間よりもステイタスの高い家族の話。

その底辺よりもちょっと優雅なライフスタイル。

そこが・・・反感を買わなければ・・・実にゴージャスなドラマが始りました。

楽しいぞ~。

で、『ゴーイング マイ ホーム・第1回』(フジテレビ20121009PM9~)脚本・演出・是枝裕和を見た。初回は二時間超の拡大版である。もはや・・・劇場映画放映モードである。そういう気持ちでのんびり見るしかないのだった。主人公・坪井良多(阿部寛)は父親ほどには出世しなかった男らしい。CM制作会社のプロデューサーだが・・・広告代理店ほどのうまみはなく・・・スポンサー、タレント、クリエーターのすべてに頭を下げつつ仕事をする「役立たず」の男である。つまり・・・肩身が狭い男なのだ。

良多は味音痴で・・・マヨネーズなしでは「食べた気がしない」男なのである。

だから密かに「ま~君」と嘲笑されているわけではない。

職場でいつもむ「ま~ま~ま~」と事なかれ主義を貫徹するのでついた蔑称である。

直属の部下の真田隼(新井浩文)は「あなたのようにだけはなりたくない」と口をすべらすのだが・・・聴かなかったふりをするのが良多なのである。

妻・沙江(山口智子)は最初は良多のコネで始めたフードスタイリストの仕事が順調で今や、著書がある人気お料理タレントである。つまり、実力者なのであって・・・実力のない夫として良多はなにかと圧力を感じている。

そして・・・一人娘の萌江(蒔田彩珠)は小学四年生・・・難しい年頃の上に・・・妻に似て確固たる自分というものを形成し始めている。

流されるままに生きて来た良多は娘にさえも頭の上がらない姿勢で臨むほかはないのだった。

沙江は最近、萌江の担任教師から娘の奇行について注意され・・・良多に娘との話し合いを強要するのである。

奇行とは・・・他人には見えない小さな人と会話している・・・というものだった。

萌江への事情聴取に臨む良多・・・。

「最近・・・なんか・・・みえるんだって・・・」

「・・・」

「話してるんだよね」

「・・・」

「なんて人だっけ?」

「フロット」

「その人はどこの人なの」

「日本とオーストラリアのハーフ」

「その人と・・・何語で話してんの・・・」

「テレパシー」

「・・・」

萌江、かわいいよ萌江である。

顎は割れているが・・・同じ種族とはおもえないほど身長差のある隣人の小林(バカリズム)はそんな良多を「まだ・・・口をきいてくれるだけ幸せですよ・・・」と慰めるのだった。

とにかく・・・良多はそんな冴えない日常を過ごしていたのである。

スポンサーに頭を下げ、とんでもないクレームを受け入れ、クリエーターに頭を下げ、無理難題を押し付けるのである。

まあ・・・本当に苦しいのは押し付けられる末端なわけですが~・・・まあ、それはそれとして。

しかし・・・そんな「日常」に一本の電話が波紋を投げかけるのだった。

疎遠になっていた父親・坪井栄輔(夏八木勲)が・・・旅行中の生れ故郷・長野県で倒れ・・・人事不省の身となったのである。

とりあえず、父親が収容された現地の病院に向かう良多だった。

ここからはまあ、映画「父、危篤」が始ります。

さて、スポンサー向け試写のためにドレスアップしていた良多は会う人ごとに「もう、喪服着てるの」と突っ込まれるというくりかえしのギャグを展開します。

一方で、現地で合流した母親・坪井敏子(吉行和子)は会う人ごとに「私、保険証を忘れてきちゃって・・・」とこぼすというくりかえしのギャグで二重奏です。

つまり、良多は受動的なボケ、敏子は能動的なボケということです。

ちなみに・・・現地の駅から病院までの足はタクシー。

タクシー・ドライバーの徳永太郎(阿部サダヲ)は「なにもないけど・・・いいところでしょう・・・住むなら役所で家をくれますよ・・・過疎だからねえ」をくりかえします。

リフレインが好きな人にはたまらない展開ですな。

まあ・・・この辺りからドラマは見てくれる人が「誰もいない」を歌い始めるのですな。

過疎の村からは誰もいなくなる。

両親が忙しくて娘は孤独になる。

そして主人公の存在意義を認める人は誰もいない・・・のです。

リンドウの花言葉は「悲しみにくれているあなたを愛する」ですが・・・そもそも・・・リンドウの花は群生しないので・・・「よりそうもののない淋しさ」から発展した言葉なのです。

まあ、リンドウが哀しいのか、リンドウを見ている人が哀しいのかは・・・人それぞれの解釈によるわけですが。

まあ、基本的には悲しんでいる人に贈り、「あなたの悲しみをわかちあいたい」という贈り主の下心を示すわけですな。

「悲しんでいるあなたが好き」というのは解釈によっては非常に危険な心情でございますけれど。

父親の容体は意識の戻らないまま、安定し、「家族たち」は宙ぶらりんな心地になります。

それを支えるのが栄輔に永年仕える優秀な秘書・山下(清水章吾)・・・。

すべての手配をまかせておける安心感。有能です。

比べて・・・良多は無能と・・・母や姉・多希子(YOU)は揶揄するほどです。

二人「役立たずよね~」

ちなみに・・・多希子の夫の伊藤健次(安田顕)は無能な義弟にどことなく親近感を抱いています。

父の死後のこともそれとなく話題にする母と子どもたち。

良多の妻・沙江の母親・辻時子(りりィ)などは「向こうのお母さんを引き取るってことになるのかしら」と沙江にとって問題外らしいことを言ったりするのです。

そういうことを時子と敏子の孫である萌江は聴かぬでもない風情で聴いています。

萌江の奇行はエスカレートして・・・机に腰掛けていた同級生を突然突き飛ばすに至るのですが・・・怪我がなくて不幸中の幸い・・・衝動的な女は美しくも恐ろしいですからな。

この他にも真田が早朝ジョギングをお相伴する和菓子好きな洋菓子会社社長(笹野高史)やチーズよりもソラマメの好きなタレント(佐津川愛美)など・・・続々登場の果てに・・・地味な看護婦(江口のりこ)まで登場し・・・開始から一時間で・・・真打登場である。

父・栄輔を見舞いに来た謎の女(宮﨑あおい)を良多は目撃してしまうのだった。

初回、一時間だったら・・・出番これで終りである。

拡大版でよかったよ・・・。

で、謎の女は最初、山下菜穂と偽名を使っており・・・その存在は山下が家族の眼から隠蔽していたらしい。

女出入りの激しかった栄輔のこととして・・・母や姉は「新しい愛人・・・」「日暮里の女の娘」などと妄想を繰り広げる。

栄輔の黒革の手帳には下島菜穂の住所が記されていたのだった。

結局、良多は母や姉の命ずるままに・・・謎の女の捜索を開始するのである。

二人「父子でマヨネーズバカだし、女の好みも似てるし、責任とりなさいよ」

長野県の田舎町で・・・良多が出会ったのは・・・弟かもしれない少年・大地(大西利空)だった。

大地は・・・良多の命名候補の一つだったのだ。

母「そんないつも人様に踏みつけられているような名前じゃ出世しないと反対したの・・・結局、出世しなかったけどね」

鈴木大地(ソウル五輪背泳ぎ金メダル)はがんばったよな。

とにかく、見知らぬ少年・大地は小さな妖精「クーナ」を捕獲するためにスイカで罠を作っていた。

その頃、大地の母親・菜穂は役場で・・・在日中国人に中国風料理の店の求人を斡旋していたのだった。

良多は・・・少年の案内でで菜穂の父親で父・栄輔の幼馴染の歯科医師・鳥居治(西田敏行)に出会う。

そして、治の娘の菜穂は「クーナ事務局」を運営する・・・栄輔の小さな妖精探索仲間だったらしい。

良多に幽かな敵意を発しつつ、ついに菜穂が登場。

恐るべきことにただそこにいるだけで・・・。

菜穂、かわいいよ菜穂・・・なのである。

世の中には見えなくても存在するものがあるのか・・・。

そして・・・それは見えないから孤独なのか。

身体は大きいのに心がちっちゃい男・・・良多の冒険の幕開けである。

開いたのかよっ。

その頃、妻と娘はパンケーキ・トマト・チーズ・オリーブオイル・バルサミコ酢という優雅なおやつを堪能していたのだった。

祖母の作ったホットケーキよりも「おいしい」と言う娘の視線は幽かな媚びを含んでいるが・・・母は全く気に留めてもいない。

ギスギスしているのか、イチャイチャしているのか・・・よくわからない幻想の中流家庭の物語始りました。

関連するキッドのブログ→新参者

陰日向に咲く

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コメント

キッドさん こんばんは(o^-^o)
秋ドラマ始まりましたね~

ワクワクドキドキの大本命はまだスタンバイ中ですが ドラマとしての期待度はこのドラマが一番だったんですけど なんだか淡々としすぎていて ちょっと退屈で(゚ー゚; 途中で裏の運動会を見たりしてしまいました。
勝手にコメディータッチのドラマだと思い込んでいたので田舎の景色に癒されたけれど イメージと違って戸惑ってしまいました。
このドラマの良さを実感できない ドラマ通とは程遠い自分が情けないです
火10 阿部ちゃん主演
絶対に面白いハズ!! 初回に今ひとつひかれなかったけれど 次回に期待したいです
録画でCMを飛ばして見たら大丈夫なのかな?
ただひとつだけ やっぱり気になるところがあります。
山口智子の役柄がカッコよすぎです
バブルの時代に輝いた女優さんが 最近カムバックして映画等も出演されていますけど
バブルをひきずるような役柄は人によっては受け付けないような気もします キョンキョンに何故かすごく共感する自分がいたりします。
そんなこと あれやこれや思いを巡らすのは やっぱり作品に力がある証拠なのかもしれません。
キッドさんのレビューを道しるべになんとか完走したいです。 

投稿: chiru | 2012年10月10日 (水) 20時01分

cherryblossomシンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃいませ・・・大ファンheart04

過ごしやすくなって
うっかりすると
風邪をひいてしまう季節でございます。
ご自愛くださりますように。

ふふふ・・・テレビドラマ的には
間とかが・・・ややすべってる感じのところも
ありますが
映画モード(座席数少なめ)で見れば
うっとりと見られる初回でしたぞ~。

まあ・・・標準よりちょっとリッチな
家族の話なので
慣れるまでちょっと時差修正の感覚が
要求されるかもしれませんねえ。

「結婚できない男」や
「白い春」に比べると
やや格式高い作りになっていて
そこを越える歩幅も必要でしょうな。

まあ、クリアしちゃうと
こんなゴージャスな地デジでいいのか・・・
という代物です。

チョイ役の一人一人が持ち味全開ですので。

唐沢夫人は「かっこいい役なのか」と疑問ですねえ。

なにしろ・・・夫より仕事、子供より仕事、仕事より自分・・・で
家庭が崩壊しかかっているわけですからな。

夫の苛立ちを
大人の顔でやりすごしたり
いかにも仕事のできる女を装っているわけですが
身体のラインにも老いが忍び寄っているし
なにより・・・娘は
学校で問題行動を起こすようになってきている。
その問題を頼りにならない夫に押しつけようとしている。
このあたり・・・かなり危ういのですな。

なにしろ・・・基本が
すべてに見捨てられた人間の話。
「誰も知らない」の人ですから・・・。
おそらく、テレビドラマとしてはかなりきわどい
ところまでいくのではないかと予想しています。

姉夫婦の子供が存在をにおわせて
登場しないあたり・・・
台所で腐敗している可能性も否定できませんからな。

アイドル女優であった小泉今日子と
キャンペーンガールからたたき上げた女優とでは
簡単に比較できないわけですが・・・
顔よりも身体で勝負していた「差」がありますからな。
「歌手」と「女優」でもかなり違います。

キッドはどちらもそれなりに
「汚れ」ていて「疲れ」ているところが
グッと来ますが・・・いかがでしょうか?

なにはともあれ、テレビドラマとしては
異質な作品二本が・・・
「高校入試」と「ゴーイングマイホーム」が
まったくオーソドックスな
「パーフェクト・ブルー」や「東京全力少女」よりも
ものすごく魅力的な秋ドラマの先発隊でございまする。

投稿: キッド | 2012年10月11日 (木) 02時46分

こんばんは。
山口智子って、『スワロウテイル』で
春梅(シュンメイ)って名前だったんですか。
『ストリートファイター』の春麗(チュンリー)と
テンメイをミックスしたような名前ですね♪
ゲームは知らないけど、ミニ・チャイナは結構好きです。
    
僕にとって山口は、ドラマはほとんど知らないけど、
『ロンバケ』で憧れた途端に消えちゃった伝説の女優 ring
むしろ、人気モデルとして一応知ってたって感じ。
顔と髪型は今でもイケる・・じゃなくてイケてますね♪
制服が可愛い萌江ちゃんも、大丈夫かも。
学校の女友達も合わせて・・って、コラコラ virgovirgo
    
家庭は中の上より、上の下に近くないですか。
ま、田舎の下流育ちの僕でも、反感は買いませんが♪
そもそも、見方によっては、仕事場の片隅に
住んでるようでもありますからね。
   
喪服ギャグ4連発か5連発には笑っちゃいましたが、
あの業界、黒系でプレゼンなんてするんですかね。
茶系かグレーってイメージがありますが。
ちなみに僕は、茶系のちょっと上流のスーツを着てたら、
知人に「マフィアか」と言われたことがあります(^^ゞ
    
保険証の連発は、能動的なボケね。なるほど。
この脚本家&監督だと、喪服も保険証も、
後でまた使いそうな気がしてます。
たとえば、父の葬儀が終わった後、またあのスーツでドレスアップ
してたら、「まだ喪服着てるの?」の5連発とか♪
      
リンドウって、父のカバンをチェックしたシーンですよね tulip
何でしたっけ? 映画のチケットのデザインかな。
あの母・息子・娘3人の会話シーン、いちいち面白過ぎて、
メモを取り切れなかったんですよ(^^ゞ
日暮里とか清張とか、怪しげな台詞にも釣られちゃったし。
    
「悲しんでるあなたが好き」っていうのは、
確かに、危険な香りがありますね。
しかも、色んな解釈が可能。
「あなたを悲しませるのが好き」だとDVの香りがしますが、
「悲しんでる美しいあなたに自分を重ねるのが好き」だと、
禁断の快楽の世界も見えてきます♪
   
で、そうか。そらまめは佐津川愛美か。。
パターン認識力の低い僕には、超人気アイドルに見えました。
『ギャルサー』の時、当時の彼女のブログにTBを飛ばしたら、
かなりアクセスを稼げましたよ♪
   
鈴木大地は、その後「踏みつけられた」ような感もありますが、
スイカの罠は可愛くて笑えましたね。
後でホントに、「クーナ」が捕まったりして。
西田敏行あたりが「そんなに『食うな』って言ったのに」とか
言って、3秒くらい冷たい沈黙が入るのが僕の好みです。
「ギャクが滑って悲しんでるあなたが好き」ってことで(笑)
    
そうか。キッドさんは宮崎あおい狙いなんだ♪
僕はオシャレな制服姿の女子小学生・・じゃなくて
エプロン姿のキレイなママ狙いで行きたいと思います。
   
地味な感もありますが、個人的には大満足な出来でした。
特に、脚本家としての是枝を高く評価します。
ではまた。。shine

投稿: テンメイ | 2012年10月11日 (木) 20時11分

run○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))bicycle

「スワロウテイル」はちょびっと面白いので
余裕があったらごらんください。
ただし、山口智子はチョイ役です。
無国籍ロマン・・・な一篇でございまする。

「ロング・バケーション」と同じ1996年の作品です。

この時点で山口智子は32才。
そもそも、二十代後半から売れた女優ですからな。
一度、フィニッシュを決めて、ほぼ結婚引退の路線です。

もはや・・・40代後半なので
熟女としては若いけれど
フレッシュとは言い難いと悪魔は推察いたします。

だからドラマの中で
カリスマ主婦を演じているのは
・・・痛々しさを暗に匂わせていると
妄想します。

とにかく・・・
「孤独の悲しみによりそいたい」ドラマだと解釈しておりますので・・・。

ちなみに・・・顔的に後継者は
内山理名ですかな。

萌江と菜穂はちょっとムードが似ていて
栄輔は親友の治の妻と不倫していた線も妄想できますな。

萌江も好みですが同級生たちもみな美人さんでしたな。

まあ、中の上と、上の下は境界線上が存在しますが・・・。

創業者一族ではないようなので・・・栄輔が
上流の末端に食い込んだが
良多の段階ではすでに中流化してしまったと
考えます。

経済的には切羽詰っていないが
他者に施すことはないのが中流ですので
やはり、上流というわけにはまいらないのでございます。

まあ、良多は一応、上の下のお坊ちゃん育ちとは
言えるかもしれませんね。

業界でのプレゼンはピンきりでございますよ。
高級紳士服から丸裸まで
ケース・バイ・ケースですな。
まあ、一種のセレモニーですから
シティ・ホテルとリゾートホテルの
スタイリングのようなものでしょう。

クリエーターもギャラ的になめられないように
フォーマル・スーツで武装したりしますしねえ。

DCブランド全盛期には
見本市のような光景が見られたものでございます。
みんな、アルマーニみたいな。

リンドウは父のカバンから「種」で登場です。
義兄がおそらくパッケージに書かれた
花言葉を読み上げたのだと考えます。

キッドはこのシーンをこのドラマの「核」として
妄想しています。

件の保険証もこのカバンに収納されていましたしね。

母と姉の意地悪な似たもの母娘ぶりもここで語られます。

まあ、ある意味、饒舌なドラマなので核心は
なかなかに捕えがたいのですが。

もう少し、緻密なレビューをしたいところですが・・・
老骨にはきついのですな。

浮上するのは全員がサディストの集団で
誰も苛められないものの
悲しみみたいなテーマですな。

あるいは・・・サディストではないのに
苛めるポジションを与えられたものの
居心地の悪さみたいな部分もありますけれど。

まあ、サディスト/マゾヒストが
倒置されるものならば落ち着きますけれどね。


佐津川愛美は「梅ちゃん先生」の夫の元カノとか
「最後から二番目の恋」での若さのシンボルとか
主人公の敵対者として重宝される存在感なのですな。
今回の自分の欲しいものを手に入れることができる
アイドルとしての存在感も抜群でした。

それはお坊ちゃんにはできないことなのでございます。

ふふふ・・・クーナが
登場するのかどうか・・・
それは一種の分水嶺ですな。

まあ、悪魔が実在するのですから
妖精がいたっておかしくないというのが
キッドのポジションでございますけれど。

さて・・・「食べられないごちそう」と
「クーナ」は
確実につながっているような気がいたします。

鬱屈した萌江と
非常に前向きでありながら
地方に暮らす一児の母・菜穂が
繋がっているようにですな。

まあ、父子が好みのタイプであるように
キッドも宮﨑あおいが出ていれば
どんな駄作でも付き合える覚悟がございます。

まあ・・・宮﨑あおいに駄作はあまりないのですけれど。typhoon


投稿: キッド | 2012年10月12日 (金) 03時12分

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