入試をぶっつぶせ~1000を越えても書き込めますふにゃふにゃ(長澤まさみ)
スレとレスの間で彷徨ったことがあったな。
スレッド(板)とレスポンス(反応)の関係から言うと、広義にはスレに対する書き込み全体がレスだと言える。
しかし、狭義には特定の書き込みに対する書き込みがレスだとも言える。
この場合はナンバー11の書き込みに対するレスで>>11(11へ)という書き込みで始めるのがマナーである。
ただし、スレッドのタイトルや、ナンバー1の書き込み・・・たとえばスレッドのタイトル「人類はみんなバカ」、1:名無しの宇宙人さん「国連の発表によると人類は銀河系の知的生命体の中でもっとも偏差値が低いことが判明した」・・・に反応して全員がレスしてきているという前提は否めない。
つまり、やはり、レスの集合体がスレだと言えるのである。
しかし、特定の書き込みに対して>>レスが集中する状態などが発生するとやはり、>>レスこそが真のレスのような気がする。
だが、「横レス」とか「マジレス」とかは>>レスでなくても成立するのである。
ネット用語審議会がない以上、本当に正しい用法なんて存在しないわけである。
そういう世界で激論が展開したとしても・・・基本的には何の法的根拠にもならない。
しかし、「俺に対するレスが少なすぎる」という怒りで「殺人鬼」が生みだされる世の中だからな・・・くわばらくわばらだ。
基本的にネット上のコミニュケーション・ツールというものは儚いものである。
しかし、それは確かに存在するものだ。
つまり、生き物なのである。掲示板にも寿命があり、ブログにも寿命がある。
しかし、「断片」だとか「悪意」だとか「情報」だとかはしぶとく、根強く遺伝していくものだったりして。
とにかく・・・このドラマの掲示板は1000レスを越えて行くのだった。
なんだか・・・なつかしいよね。
しかし、この記事内の妄想掲示板は100レスしか書き込めません。
毎回、一枚ずつ消化して、今回で八枚目という設定になっています。
一応、念のため。
・・・誰に説明しているんだよっ。
で、『高校入試・第8回』(フジテレビ20121124PM2310~)脚本・湊かなえ、演出・星護・北川学を見た。恐ろしいことに予想に反して今回は主人公の第4の回想がなかったのである。その代わりにあったのは・・・問題教師坂本(高橋ひとみ)との激しい論戦である。そして、その直後に春山杏子(長澤まさみ)はトイレで自分に喝を入れるのだ。
逃げちゃだめだ・・・逃げちゃだめだ・・・逃げちゃだめだ。
これがミスリードでなければ・・・主人公の復讐のターゲットは坂本に決定されたと言っても過言ではない。
この学校には屋上があるのかどうか不明だが・・・最後は杏子が坂本を屋上から墜落させて終了ということになるだろう・・・全く根拠がないだろうっ。
いや・・・少しあります。
まず・・・「入試をぶっつぶす」の宣告の第一打は・・・坂本のロッカーから発せられた。
おそらく・・・掃除用具の中の杏子の携帯電話は「本当は鳴る電話」だっただろう。
その伏線として盗まれたのは坂本の携帯電話である。
今回、坂本は採点の責任者であること。
そして、「今回の事件」は「英語の白紙の答案用紙」を軸に展開しているのである。
ちなみに、ここまで教師の中でも重点的に描かれる坂本の性格は「自分本位で他人に犠牲を強いそれを恥じない」というものである。
これは回想シーンに登場し、おそらく自殺しているだろうと思われる杏子の恋人の「責任感が強すぎて自分を追い込んでいく」キャラクターと真っ向対立しているわけである。
さらに・・・まだ完全に明らかになっていない「五年前の事件」で試験発表に登場するのが坂本だということだ。
荻野(斉木しげる)も登場するが、上条教頭(清水一彰)の年齢が(50)に対し、入試部長の荻野は(55)で、教科が英語から情報処理になっているのも・・・事件によってペナルティーを負わされたと考えるのが自然だろう。
つまり、荻野は遺恨があり、だからこその杏子の共犯者である可能性が高い。
もう一人の共犯者は受験生の田辺淳一(横山幸汰→柾木玲弥)なのであろう。五年前の事件の当事者である兄の光一(中村倫也・・・なんちゃって高校生すぎる・・・)は二十歳になっているはずだが登場せず・・・おそらく自殺しているのだろう。
つまり、淳一には恋人を自殺に追い込まれた杏子と同様の強い動機があるのだ。
以上が杏子の復讐劇の本筋である。
これによって芝田麻美(美山加恋)の携帯電話騒動はアクシデントであると思われる。
また・・・今のところ、石川衣里奈(山崎紘菜)も坂本に対する怨みを持っていることから共犯者の可能性もあるが・・・掲示板の書き込みも含めて、愉快犯である村井(篠田光亮)がコントロールしている疑いもある。
もちろん・・・みどりと麻美はピアノを通じて接点がある可能性があり、一高OB全体がターゲットという可能性もあるため・・・みどりや村井、そして麻美も共犯者である可能性は残っている。
まあ・・・あくまで妄想の上ではね・・・このドラマが全13話であるとすると・・・残り5回。12月29日には妄想をはるかに上回る大どんでん返しが待っていることも予想され・・・血沸き肉踊るのだな。
【高校入試をぶっつぶす★8】
1:名無しの権兵衛
夜の花戦車の続編はないのかな?
2:名無しの権兵衛
>>1
ねーよ。
3:名無しの権兵衛
「イロドリヒムラ」の7話って何のパロディーなの?
4:名無しの権兵衛
呪怨・・・
6:名無しの権兵衛
『駅 STATION』(1981年)だろ
7:名無しの権兵衛
( ̄▽ ̄)風待食堂
8:名無しの権兵衛
♪肴はあぶったイカでいい~
9:名無しの権兵衛
倍賞千恵子が北海道から青森県まで届く声を出すやつな
10:名無しの権兵衛
>>3-9
ここは・・・入試をぶっつぶす!スレだろっ・・・。
11:名無しの権兵衛
>>10
スマソ
職員室では坂本が鬼の形相で二枚目の55番を採点していた。
「満点ですね」と杏子。
「完璧な解答だ」と小西(徳山秀典)。
「これは結果は同窓会会長に知られない方がいいよな」と宮下(小松利昌)。
「当たり前ですよ・・・こっちが息子のだと言い張るにきまってるのさ~」と相田(中尾明慶)。
「筆跡を確認しないと何とも言えないですけど・・・もしこっちが55番じゃなかったとしたら沢村さんに内緒で処理しても開示請求されたら気付かれるのではないでしょうか・・・頑張って全部の問題解いているとおっしゃってましたし・・・」
「確か・・・1枚目の55番は・・・空欄があったよな」
「Shakespeareも書けていません」
「つまり・・・拾った方は55番ではないと・・・」
「別にいいんじゃない・・・」と坂本。「開示は自分の答案用紙しか見られないんだから・・・拾った方が満点だって気付かれることはないでしょ。聞かれたら全部埋まってたけど・・・点数は低かったって答えればいいじゃない」
「自分の点数を確認することしかできないから・・・採点ミスがあってもそれが合否に関係しているかまではわからないんですね・・・それじゃ、開示なんて意味ないじゃないですか」
「つまり、合格最低点は隠されてるからな」
「だから・・・自分より自己採点の低い人が合格していてもごまかされちゃうわけですよね」
高校入試の世界では次のようなシステムがある。
第一の開示請求。「自分の教科別得点を知ることができる」
この時点で自己採点と比べて点数が低い場合がある。
第二の開示請求。「自分の答案用紙を見ることができる」
この時点で採点ミスがわかる。
その結果、点数は加点されるが・・・合格最低点が開示されないので・・・合否判定には影響なかったと言われればそれまで・・・ということだ。
「なんだか・・・変じゃないですか」と杏子。
「春山先生、あなたどっちの味方なの・・・こっち・・・それとも受験生?」と坂本。
「どっちの味方でもありません・・・ただ正しくありたいと思っています」
「じゃあ、開示請求される前に今から、会長に報告してきなさいよ・・・あなたが拾った息子さんのテストは満点だったって!」と坂本。言ってることが支離滅裂である。
「そんなことできるわけないじゃないですか」
杏子は激昂して会場から飛び出すのだった。
応接室ではみどり(南沢奈央)が同窓会会長・沢村(入江雅人)とともに掲示板を覗いている。
「県議の娘がケータイ鳴らしても合格なら同窓会会長の息子がカンニングしても合格かな・・・ですってよ~」
「げろげ~ろ」
校舎裏では村井と松島(羽場裕一)が喫煙中である。
「答案用紙を同窓会会長が見つけてしまったんです」
「ええっ」
入試本部では上条教頭が増加する書き込みに頭を抱えていた。
「どうしたものか」と的場校長(山本圭)。
「沢村さんにはみどり先生に応対してもらっています。オヤジキラーなので時間稼ぎをしてくれるでしょう」と応じる冷静沈着な荻野。
「さすがだな」
「沢村さんが答案用紙を見つけるとは思ってもいませんでした・・・厄介なことになったのか・・・それとも感謝すべきなのか」
まとめると・・・。
職員室に坂本、宮下、小西、相田。
校舎裏に松島、村井。
本部に校長、教頭、入試部長。
応接室に沢村、みどり。
そして・・・杏子はトイレにいた。
「何やってんだ私・・・逃げてどうする・・・しっかりしろ」
自分自身を叱咤激励である。つまり・・・杏子は逃げたくなる気持ちをこらえて・・・しっかり何かをするつもりなのだな。
ここで・・・杏子はおそらく校内を移動中の問題生徒・石川衣里奈(山崎紘菜)を目撃する。
ここでの反応がミスリードでなければ・・・杏子と衣里奈は無関係なのである。
しかし、衣里奈を追跡しようとした杏子は新たなる侵入者・麻美の母である芝田昌子夫人(生田智子)に呼び止められてしまう。
「応接室で待たせてもらうから・・・校長を呼んでちょうだい」
「えーっ」
応接室で「携帯電話問題の加害者」である芝田夫人と被害者を主張していた沢村が合流である。
沢村は掲示板の存在を芝田夫人に伝える。
「なんなのですかーーーっ、これはっ」と蒼白になる芝田夫人だった。
≪なにこれ・・・これはなに・・・まるで私が悪者みたいに・・・私は娘のために・・・県会議員の夫に傷が・・・中傷が・・・名誉棄損が・・・まずい・・・これはまずい・・・どうする・・・誰かを悪者にしなくては・・・それは学校ね・・・学校がすべての責任をとるべきね・・・そして謝罪するべきね・・・しかも公の場で・・・私と私の娘の名誉を守るために・・・公式にっ≫
学校前を通りかかった火田七瀬(木南晴夏)は凶悪な思念の放射にたじろいだ。
・・・おいっ。
・・・その頃、坂本は二枚目の55番の答案用紙を本部に届けていた。
「報告することが二点あります。まず・・・欠けていたのは46番の答案用紙でしたが・・・新しく見つかったのは55番で・・・つまり、55番は二枚あることになります・・・次に55番は同窓会長の息子さんです・・・」
「ええっ」と顔色を失う校長。
そこへ杏子から芝田夫人乱入の知らせが届く。
気配を呼んで退散する坂本。
「どうしましょう」と教頭。
唸る校長。
「しばらくお待ちいただきましょう。答案用紙は揃ったわけですから・・・受験生にとって一番公平な対処を考えるべきです」
「そうだな・・・今・・・我々がすべきなのは・・・保護者への対応でなくて・・・入試だ・・・受験番号の書き間違いということなら・・・こちらに落ち度があるわけじゃないから・・・県の本部に確認して指示を仰いだ方がいいな・・・」
「さすがは校長・・・早速、電話しましょう」
いや・・・確認ミスは学校の責任なんじゃ・・・とお茶の間が思う間もなく、激しいノックの音とともに沢村・芝田ペアの入場である。
「ああーーーっ」
55:名無しの権兵衛
県会議員夫人・・・入試本部に乱入!
ここでベッドで泣き寝いる麻美の回想が挿入される。
中学時代の麻美は芝田夫人が「携帯電話があると悪い世界に染まる」と携帯電話を持たせてもらえなかった。麻美が一員だと思っていたグループは全員、携帯電話を所有していて、疎外感を味わう麻美。
携帯電話がないと仲間外れになるとおねだりをする麻美。
携帯電話を得た麻美。
しかし・・・鳴らない電話。
麻美は実は無視されている自分を知る。
女友達は基本的に悪意に満ちているものだからだ・・・おいっ。
箱入り娘とそうでない娘の見えない壁があるのだった。
娘を箱に入れている芝田夫人は高圧的な態度に出た。
「すべて学校に責任があると謝罪しなさい」
「お待ちください!ここには 入試に関するデータが揃っているので部外者の立ち入りは固く お断りします。最初から校舎内への立ち入りは厳しくお断りするべきでした。まずは試験中に携帯電話が鳴ったことについて職員全員で話し合いそれからこの件に関して疑問を持つ方々全員に学校側の見解をお伝えしなければならなかったのに・・・」と荻野。
「いいえ・・・全ての原因は学校側にあるというのに私たちはすでにあらぬ疑いを持たれているんです。学校側にこの誤解を解いてもらわなければ私はうちに帰って娘に顔を合わすことができないわ!・・・記者会見を開いてください」
「ええーっ」
この様子を茫然と眺める杏子とみどり・・・。
「私・・・職員室に戻ってこのことを報告してくる」と杏子。
「了解、引き続き私はこっちを見ておくね」とみどり。
なんだか・・・仲良しさんだな。ちなみに杏子はみどりより三つ年上である。
五年前にみどりはまだ学生だったのだ。
そして・・・おそらく・・・杏子は社会人一年生。
その頃、自宅に戻った受験生の淳一は数学の問題用紙を見直している。
淳一の回想は五年前にさかのぼる。
兄は一高ではない別の高校に進学していた。
新聞に「入試をめぐる開示請求と採点ミス」の記事が出て・・・兄は弟に説明する。
「過去五年まで遡って開示請求できるのか・・・俺もしようかな」
「・・・」
「なんでおれは失敗したんだろう・・・」
成長した弟の傍に兄はいない。
「過去五年間に採点ミスが500件以上・・・県の教育委員会はいずれも合否判定に影響するものではなかったとコメント・・・・か」
ネットで過去の新聞記事を閲覧する淳一の目に復讐の炎が燃える。
杏子は職員室に戻った。
和やかな教師たち。
「すっかり・・・くつろいでますね」と杏子。
「やるべきことはやったもの・・・そっちは頭を冷やせたの?」と坂本。
「さっきは本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げる杏子。
つまり・・・復讐のために耐えがたきを耐えることから逃げないのである。
「芝田夫人がまた来ました・・・」と杏子。
「でも・・・試験会場でのクレームだから私とは無関係ね」と坂本。
「でも・・・学校側に謝罪の記者会見を開けって」
「なんですって・・・」
「それに・・・沢村さんは息子の答案がほぼ満点だって言ってました」
「ぶほっ」とお茶を噴き出す坂本だった。
60:名無しの権兵衛
「学校側は試験中に携帯電話が鳴ったのは自分たちに非があることを認め公の場で謝罪するべきです」とゴリ押し県会議員夫人
61:名無しの権兵衛
「いくらなんでも大げさな」と腰抜け校長
62:名無しの権兵衛
「こればかりは校長に賛成だ」とビビった同窓会会長
63:名無しの権兵衛
「沢村さん、あなたは試験結果を教えてもらったんでしょ」と芝田さん。
64:名無しの権兵衛
「合格発表前に結果をお伝えすることは絶対にありません」と校長涙目。
「ここでのやりとりが・・・掲示板に公表されています」
「うそ・・・どうして・・・」
その頃・・・ずっと消息不明だった水野(阪田マサノブ)は印刷室で「校長昇進試験」の自習をしていたのだった。
試験会場責任者である水野は視聴覚教室に呼び出される。
盗聴対策のために・・・校長、荻野、沢村、芝田夫人も視聴覚教室に移動。
本部に残ったのは教頭。
再びトイレに行きたくなった教頭は応接室のみどりに声をかけるが・・・。
みどりは松島、村井と買い出しの旅に出てしまっていた。
無人となった本部に怪しい人影が侵入する。
職員室。
「水野先生・・・どうなるんでしょう」と杏子。
「携帯が鳴ったことの責任問題だよな」と宮下。
「でも・・・水野先生に責任は・・・」
「しかし・・・誰かが責任をとらなければならないとなると・・・坂本先生のライバルが失点ということになるよね」
「しかし、上に行けば責任を負う立場になるのになんでみんな上を目指すのかな」と相田。
「それは仕事をする上で当然のことでしょう。 上を目指さずして己の向上はあり得ないんだから」と坂本。
坂本校長のいる学校にだけは行きたくないと誰もが思うのだった。
100:名無しの権兵衛
「ああーっ、もう早く帰りたい」とアホの坂本
101:名無しの権兵衛
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