MONSTERSとは脅迫状付のナイフの血を本物と見抜けない外科医一同のことですか?(山下智久)
全国の小学生の皆さん、今回の「MONSTERS」も楽しかったですね~。
今回のトリックはなかなか見事なものでしたね~。
ちょっと安心しましたよ~。もちろん、あらかじめ、被害者の血を採血しておけばよかったんですよね~。
被害者のコーヒーに睡眠薬でもいれてちゃっちゃっとね~。器具に不自由しませんからね~。
なにしろ・・・殺人の後にすり替えるわけですから・・・もう一か、八かですよね~。
ダミーのナイフに犯人が自分の血液を残すなんて指紋隠してDNA隠さずみたいでおかしいですね~。
それにしても犯人のDNAを探偵さんはどうやって入手したんでしょうか・・・。
それは犯人が二枚目さんだからアレなんですね~。探偵さんがきっと誘惑したんですねえ。
そして・・・性病がこわいからとかなんとかいって避妊をしたんですよねえ。
うっとりとした夜の後で冷酷に避妊具に残された体液の鑑定結果を証拠としてつきつける。
素敵ですね、色っぽい話ですね、やらしいやらしい感じですねえ。
良い子のみなさんは意味わからなくてもいいんですよ。そのうちにおじさんが教えてあげられるといいんですけどね。
さあ、もう時間が来ました。ドラマの後でまたお会いしましょうね。
で、、『MONSTERS・第4回』(TBSテレビ20121111PM9~)脚本・蒔田光治、演出・大澤祐樹を見た。今回はとぼけた味わいをそれなりに計算された演出でそつなく見せてくれたようだ。どのあたりが計算されているかというと・・・事件の舞台となる明光大学病院が巨大だということである。第一に今回、足の腫物の手術で入院した西園寺刑事(山下智久)の病室。病棟中のナースたちが看護にやってくるためにAKB48人くらいの女子が一同に会するほどのだだっ広さがある。西園寺は御曹司なので特別室なのだろう。第二に犯行現場である倉庫前。駐車場でもないのにやたらとだだっ広いのである。その広さが犯人の命取りになるくらい広いのだった。第三に謎解きのシーンの査問会議の会議室。舞踏会を開けるほどのスペースがある。大病院だとはいえ・・・こんな会議室が必要でしょうかと問いたくなるほどのだだっ広さである。ほとんどの人が気付かないかもしれないが・・・これが演出というものなのだな。
東京男砂漠に咲く、一輪の花はなんちゃって新人外科医(研修医でないとすれば最短で26才前後である)の鈴木佳代を演じる波瑠(21)、夏ドラマでは「小さな故意の物語」でなんちゃって女子高校生やってました。上下に幅広くなんちゃってである。non-no専属モデルだが女優暦はそこそこ長い・・・今回も初々しい女医さんをそれなりに初々しく演じていて花を添えましたな。
退官を控え、明光大学病院第一外科教授・門倉俊三(佐々木勝彦)は後任の教授に私立朋南病院から引き抜いた第一外科講師の村川英樹(佐藤二朗)を推薦しようとしていた。
第一外科のエース外科医として准教授の安東研一(吉田栄作)がいるのだが、製薬会社との不正取引の事実があり、査問委員会で追求する方針だったのである。
よせばいいのに・・・それを安東本人に通告するおバカな門倉教授である。
案の定、刺殺されて倉庫前で死体となって発見されるのだった。
もちろん・・・門倉を殺す可能性のあるものは星の数ほどいるのであるが、地道な捜査は金田班長(遠藤憲一)とその部下にまかせ、真犯人にまっしぐらの平塚刑事(香取慎吾)だった。
お見舞いのバナナとミカンとリンゴならバミリである。
よ~い、スタートでバミったところから歩き出してくださ~い。・・・なのである。なんのこっちゃ。他の皆さんは板付でお願いしま~す。だからなんなんだよっ。
もちろん、キャスティング的には真犯人は安東に決まっているのだが、なんとなく安東派の外科医・土田隆弘(尾上寛之)の証言により、村川講師にも医療事故の怪文書や、犯行現場付近での目撃などで一応嫌疑がかかるのだった。
そんなことを言えば、土田も怪しいし、鈴木佳代だって可愛い顔してババンバ~ンなのである。・・・なんのこっちゃ。
しかし、今回は患者として入院中の西園寺刑事が偶然、事件解決の突破口を開くのだった。
村川講師のデスクに置かれた血のついたナイフと脅迫状を見て、佳代先生からハンカチを借り、ビニール袋からナイフを取り出し「本物の血液」と意味不明の鑑定をした後で佳代先生の初めての人になる西園寺刑事。脅迫は立派な犯罪行為なので直ちに通報するように・・・。通報していれば事件は起きなかったのである。
今回の安東の犯行の全貌。
犯行現場に村川を呼び出して放置。(午前十時頃)
手術中にわざと負傷して一時退室。
自分の血液を付着させたダミーのナイフと脅迫状をメール・ボックスに投函。
手術室に戻る。
土田がメールボックスから脅迫封筒を村川のデスクへ。(午前十一時頃)
犯行現場に門倉教授を呼び出した安東は倉庫の表の物影(停車中のトラック)に隠れて門倉を背後から刺殺。(正午頃)
講義から戻った仏の村川が脅迫状「次はお前だ」を見て門倉教授の安否を確認しなければと騒動になる。(午後一時頃)
安東が全員が出払った無人の外科医室でダミーと本物を交換・・・以上である。
物凄いタイトロープである。
ここで鑑識さんが登場。
「血の乾き具合から見て・・・犯行は午前十時から午後一時までの間ですな」
「しかし・・・凶器は午前十一時に届いています」
「同様のナイフを用意してあらかじめ採取した血液を付着させれば凶器の擬装など簡単です・・・その程度のことは私でもわかります」
「あなたがいなくてよかった・・・」と胸をなでおろす出演者一同だった。
わざとたどたどしく関係事項を忘れ・・・安東を罠にかける西園寺だった。
「だから・・・犯人は倉庫の表の物影にかくれていたんだ・・・仏なら可能だ」
「仏については聴かなかったことにします・・・大体、村川先生は『ハンドク!!!』の片桐先生、『JIN-仁-』の福田先生、『医龍』の松平先生、『サマーレスキュー』の高井先生など・・・医師役のキャリアは長いのです」
「ま、全部脇役でっすー。おっつ・・・患者とのやりとりのシーンでちょっとしたアドリブしたけどみんなカットになっとーる」
「それはともかく・・・ものかげってなんですか・・・ものかげって」
「ものかげはものかげだろう」
「普通、日常会話でものかげなんていいませんよね」
「もしも、私が犯人ならうっかりトラックの影からって言うんじゃないか」
「ま、言葉の彩ですからな」
「結局、証拠はないんじゃないか」
「ありますよ・・・あなたの血液のついたハンカチがね」
「それで崩れるのはアリバイだけだろう。私の動機になる書類は発見されないわけだし・・・誰かが私に罪をなすりつけるために私の血液を勝手に採取したのかもしれないじゃないですか」
「・・・ぐっ」
「グー子かっ」
「教授就任おめでとうございます」
・・・はい、見事に今回も迷宮入りでしたね。痛快ですね。
なんといっても松葉杖で一生懸命に走る西園寺刑事に一部愛好家熱狂なんですね。
私にはそういう趣味はありませんが・・・病室のベッドであの美しくて綺麗で可愛い西園寺刑事の無防備なお尻を差し出されたら、とてもとてもとても我慢ができないかもしれませんね~。
思わず撫でてしまうかもしれませんね~。
はい、それでは次週またお会いしましょうね。さよなら、さよなら、さよなら。
関連するキッドのブログ→第3話のレビュー
ごっこガーデン。禁断のVIP病室セット。エリ「なんとーーー、山P先輩のレビューを二週連続おさぼりするとは~。だって、ねえ、だってだってなんだもん・・・でも女医さんごっこはヤルノデスーっ。手術ナノデスー。ムフフ」mari「だってだってなんだもんですよね~」翠「ぼきゃぁぁぁんですねーっ。中学生でもダッテダッテナンダモンデス・・・更新はありませんっ」くう「・・・」ikasama4「御意、御意、御意~」シャブリ「きゃあ~、レビュー率低すぎ~。せめてツイッターまとめをお楽しみください・・・波瑠ちゃん・・・」
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コメント
初めましてキッドさん!
いつも楽しませて頂いてます。
このクソ面白くないドラマもキッドさんの手にかかれば、何て楽しいコメディに早変わり。(笑)(笑)(笑)
何故に素人でも解るトリックの杜撰さを、プロの方達がおかしいと思わないのか?不思議でしょうがないです。
思えば、今行われてる帝国劇場のジャニーズ舞台も、相当トンチキ舞台と言われてます。
しかし、ジャニヲタにはそれが楽しめるという不思議。
MONSTERSも相当なトンチキドラマと思うのですが、とりあえず二桁維持してるのは一般人にも面白いと感じるのでしょうか?
まぁ自分は、山Pの可愛さを楽しめばいいんですけどね(笑)
投稿: なっち | 2012年11月12日 (月) 13時44分
キッドさん、こんにちは
キッドさんのアドバイス通りに
先入観も捨てて、肩の力を抜いて見たら、
フツーに面白かったですわ
相変わらず、ツッコミだらけではあるけれど、
)
(犯人が誰だか分からないようにするなら、オープニングは余計ですよね)
それなりに慣れてきたし、
トラックの影は、なかなか良かったと思います。(←上から
こころなしか(狂言回しとしての)西園寺くんの出番も増えてきて、
随分見やすくなっているような気もしますね。
来週は「料理の鉄人」で浅見光彦対決かあ・・・
いまだに方向性がよく分からない・・・
それにしても、枠として、大人向けかと思っていた「MONSTERS」が
)であって、
子供向け(エグくないのは良いですね
子供向けかと思っていた「悪夢ちゃん」が大人向けで、
ドラマも見てみないと分からないなあ・・・と
つくづく思うこの頃です
投稿: mi-nuts | 2012年11月12日 (月) 17時16分
ふふふ、楽しんでいただいてありがとうございます。
いえいえ、元々、結構楽しいコメディですぞ。
あくまで、キッドはドラマを元に妄想しているだけなのですから~。
杜撰なトリックはきっとあえて、杜撰なのですな。
多くのミステリの謎解きには
流れとか、勢いとかで犯人が自白するパターンがあり
最後までシラをきれば
犯人の勝ちというのが意外と多いものなのです。
このドラマは
逃げ切れるのに逃げ切らない犯人の
善人ぶりを讃える話なのだと考えます。
ま、トンチキですけどね~。
だから「すべて想像でしょう」とか
「言葉のあやです」とか
犯人の常套句をあえて使っているようです。
数字がいいのはやはり
小学生向けにわかりやすく作っているのと
ダブル主演の人気によるものでしょうねえ。
山Pは本当に可愛いですなーーーっ。
キッドは毎回、どうやったら犯人が
迷宮入りに持ち込めるか・・・
そればかりを考えて
視聴するようになってしまいましたけど~
投稿: キッド | 2012年11月12日 (月) 20時55分
面白く見られるようになってよろしゅうございました。
今回は女医さんとナース軍団のサービスもあって
キッドもいつも以上に楽しめましたぞ~。
それにしても西園寺と彼女の関係は未だに???ですな。
要するにわかりやすさなんですねえ。
途中で・・・別にも犯人がいる可能性を出しつつ
結局、犯人は最初から決まっている
ぐだぐださが「狙い」なんだと思います。
小学生は喜ぶが
中二病だと許せない展開ですな。
移動する「ものかげ」は楽しいですよね。
目撃者が目の不自由な人だったくらいの楽しさがありますな。
今回は「知らない間に完全犯罪ぶちこわし」の
役割が西園寺だったし、
途中の追い込みも西園寺、
いつもの道化部分もあって
まさに西園寺回でしたね。
まあ、山Pファンにとっては
これが最低限かもしれませんけれど~。
次週は、W光彦というか、朝見兄弟登場。
山Pの出番が今週なみにあることを
祈りたいと考えます。
この手のドラマは
犯人は「成功者」あるいは「成功しようとしているもの」に限定されるので
ここまではかなりオーソドックスですね。
会長夫人→政治家→作家→医師→料理の鉄人・・・ね。
わが心の師、ウォルト・ディズニーは
「本当のエンターティメントは老若男女が一緒に楽しめるものでなければいけない」
と規定していますが
ファミリーのいないお茶の間では
この目標を目指すのが難しいと考えるスタッフが
増加中・・・。
まあ・・・ある程度は大目に見たい今日この頃です。
投稿: キッド | 2012年11月12日 (月) 21時13分
なるほど なるほど 演出とはそういうものなんですね!
このドラマ 脚本家は一人なのに演出家は週替わりなのである意味 演出家の特徴がよくわかって興味深いかもしれませんね!4話視聴直後は3話のほうが ちょっと好きだと感じました 途中までは 私 犯人が佐藤二朗さんの可能性もあるかもしれないとか思っていたしすごく楽しかったんですけど平八の犯人を追及するあたりになると すっかり飽きてしまって。。先週は一応ルミノール反応を視覚的に見せたり ちょっと作家の哀しみみたいなのが感じ取れたからトリックはひどかったけれど結構好きでした。なんかトリックが突っ込みだらけなのに背景を描いてくれないので粗が目立ってしょうがないです
ラストに吉田栄作さんの狂気じみた演技がもう少し見れたら印象が違ったかもしれません。
やっぱり 第4話は西園寺回だったのかな~?
毎回 このくらいの出番はほしいんですけど(^-^;
来週はW光彦、料理の鉄人、クロサギのメイン演出家と興味がつきません。山下君の演技もだいぶ落ち着いてきた気がします
レビューしたい作品目白おしだと思うのに 次週 またお会いしましょうね の言葉 嬉しいですo(*^▽^*)o
投稿: chiru | 2012年11月12日 (月) 21時41分
もちろん、脚本に
だだっ広い病室、だだ広い空き地、だだ広い会議室という指定がある場合もあります。
ロケ地はその他のスタッフが捜し来る場合もあるのです。
しかし、今回は演出家がそうしたかったのだろうとキッドは妄想します。
今回はセリフで
金田が西園寺に「お前の代わりはいくらでもいる」
平塚が犯人に「あなたの代わりはいくらでもいる」
と言うわけですが・・・
この前提が
「だだっ広い世界に・・・」だとキッドは考えるのですな。
「かけがえのないあなた」を主題にするドラマは
結構ありますが
「あなたでなくても誰かいる」を主題にするドラマは
それだけですでに悪魔好みでございます。
まあ、「世界にとって特別な人間なんていない」というところまでくるとありきたりになるわけですが。
まあ、今回は西園寺回だっただけに
最後くらいは平塚に花をもたせてくださいね。
今回はとにかく・・・
「あなたが私の最初の人です」でギャフンというのが
やりたかんだんだなーっとキッドは考えています。
まあ・・・平塚と西園寺と西園寺の彼女が
ただならぬ関係になっても
キッドの心はピクリともしませんからな~。
来週も西園寺が大活躍するとよろしいですね~。
山下君はもうすぐ西園寺くんにしか
見えなくなるでしょう。
ドラマも中盤ですからね。
今年も残りわずか・・・クリスマスネタで来る
ドラマがいくつあるのか楽しみです。
(月)は「クリスマス・キャロル/ディケンズ」で。
(火)は「恋人はサンタクロース」(ひまわり)
「クリスマス」風(ゴマホ)
(水)は予測不能。
(木)も予測不能。
(金)「大奥」絶望的。
(土)「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(悪夢ちゃん)
「高校入試」絶望的。
(日)「平清盛」絶望的。
「グレムリン」(モンスターズ)
・・・的な。
投稿: キッド | 2012年11月13日 (火) 00時13分