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2012年12月17日 (月)

スチューデントEVSティーチャーM・・・そしてアベンジャーXふにゃふにゃ(長澤まさみ)

「それは・・・お前だっ」と指差した先にいるのは誰か・・・物凄いひきである。

「いよっ、日本一」と大向こうから声がかかりそうである。

佳境だなあ、佳境にきちゃってます。

で・・・先週まで日曜日に不敵な存在感のアレが居座っていたのだが・・・あの方もお戻りになり、谷間に突入である。

大河ドラマの復帰も考えたが・・・スケジュール的にこちらを繰り上げることにした。

ともかく・・・現在はテレビが「選挙一色」である。

我が家でも激しい論戦がくりひろげられ早朝から「自民圧勝」を掲げたキッドは家族に総攻撃され、泣きながら荒廃した密林の書斎残骸で記事を書いています。

だって「圧勝」するものはしちゃうんだからしょうがないじゃないですかーーーっ。

お察しします。(じいや)

正しいことを言ったものが石を投げられる・・・それが人生だよ。(悪魔)

おーいおいおい。(泣き虫)

もちろん、すべては消去法である。

官僚支配からの脱却を夢見て「ハトポッポ~市民運動家~塾生」がくりひろげた失政の数々で失うものが多すぎたのである。

しかも未曾有の大災害があり、「助けてください」「かならずなんとかしますから」「・・・」「がんばったけどなんともなりませんでした」では困るのである。

無風状態ではガマ親分も凧を飛ばすことができずに本当によかったと思う。

「沖縄だって本当は中国の領土だ」と嘯く怪しい活動家を支持する中国政府に譲歩を続ける柳腰政府では困るのである。

「沖縄県民は我慢の限界にきている」というが「福島県民だって我慢の限界にきている」・・・そしてそれら全員にいい顔してたら「一部の活動家に配慮して暴動も肯定」する中国政府と同じなのである。

まさに・・・世界は瀬戸際に立っている。

日本ではいつ東海大地震がきて、西日本が壊滅するかわからんし、関東直下型なら首都壊滅、富士山噴火なら日本沈没である。・・・おいっ。・・・そして日本全国津々浦々放射能汚染である。・・・まだ言うか。

とにかく・・・今はがむしゃらに前へ進むしかないのである。

トンネルは補修しなければならないし、いつメルトダウンするかわからない原発を再稼働しなければならない。憲法を改正して米国との軍事同盟を強化し、中国を封じ込めなければならない。日韓の軍事同盟を強化し、竹島はなんなら韓国に売却し、その上で日韓同盟軍を竹島に駐留させればいい話である。その上で北朝鮮を解放して飢死しまくっている人々を救援しなければならない。偉大なる指導者には東京ディズニーランドの年間フリーパスを贈呈してあげてもいい。・・・いい加減にしておけよ。

そして、その場その場の景気をあげて、弱者保護はきりすてまくる・・・そうでなければみんな死ぬぞ~と思うのである。どちらにしろ・・・団塊の老人たちを手厚く保護するなんて無理なんだから。

親が子の面倒を見れば子も親の面倒を見るだろう。しかし、できることには限度もあるし、個人差もあるのが普通じゃないか。

自由民主党と民主党ではわかりにくい。本当は自民が共和を名乗ればスムーズだが・・・それは無理っぽいので民主は共和民主党を名乗ると良いと思うよ。自民党VS共民党で対米追従型同志の対立軸は鮮明になるはずだ。

共産党は反米党、社民は北朝鮮支援党でいいんじゃないかな。なにしろ、頭の中は仮想敵国における反日教育レベルなんだから。

その他はみんな・・・地方分権独立党でいいんじゃないかな。大阪派とか、東京派とかで。パフォマ党とか、言いたい放題党でもいいよね。みんな言うだけ番長の集まりなんだから。・・・そりゃ、お前だろうがっ。

弱者切り捨て、格差拡大ならテロリストが万歳三唱だが・・・そんな根性があれば弱者にはならないのである。

まあ、キッドの言うことなので気にしないでください。

新・与党は他に誰もいないからお前だということを肝に銘じてやってもらいたいよね。

所詮、高校入試で人生が決まってしまう国家のあれやこれやなんだから。・・・そこかっ。

で、『・第11回なのに最終回じゃないんだぜ』(フジテレビ20121215PM2310~)脚本・湊かなえ、演出・星護を見た。久しぶりの全13話ワンクールのドラマである。もっとも各話の放送時間は普通の連続ドラマより短い。ただし、濃密な番組内時空間はやろうと思えばいくらでも引きのばせる仕組みである。前回は一高を受験するだけで疎外されてしまう芝田麻美にスポットライトを当てたわけだが・・・その気になればそれだけの理由で麻美を疎外してしまうクラスメートたちにスポットライトを当てることもできるのである。それだって見たいさ。見せてほしいさと思える濃厚さ。トレビアンである。

そして・・・少しずつ姿を見せる高校入試テロの実態と実行者たち。

はたして wirepuller(黒幕)は誰なのか・・・そしてその人はすました顔してババンバ~ンなのか・・・。誠に持って楽しみなんだな。

高校入試で本当に人生が決まるかどうかは疑問だ・・・と思う人がいるかもしれない。

しかし、能力別で仕分けられた以上、学歴社会ではかなりの可能性が絞られる。

学歴社会(笑)の人も多いだろう。しかし・・・オリンピックで金メダルをとったり、大ヒットを飛ばすアーティストになれない多くのものはその「範囲内」で生きて行く宿命なのである。

大企業・・・たとえば報道機関に属するものたちの学歴を見れば学歴社会なんて歴然じゃないか(笑)・・・。

今回はその辺の誰もが知っているがあまりドラマでは語られないことが・・・赤裸々に語られます。

痛い・・・これは痛いよね。痛すぎるよね。救いは・・・あるのかな。

多分・・・ないと思う。

さて・・・学校内は二分される。

次々と応接室に引き寄せられていく他の教師たち・・・。

最後まで本部に残るのは別格の二人。

第一のMである的場校長(58)、そして入試部長の荻野M正夫(55)である。

校長と荻野は同世代感覚を持っていると校長は思う。

しかし・・・パソコンを操作できない校長と操作できる荻野。

二人の間には明らかに暗くて深い河があるのだな。

校長「手書きでも間に合う物を何でもパソコンで作ってくる若い教員たちをいかがなものかと思っていたがそう思われてんのは逆に俺の方かもしれんな」

荻野「そんなことありませんよ・・・パソコンに頼っていてはいざ停電の時に文書ひとつかけないことになりますからね。手書きのできる校長は貴重です」

校長「掲示板か・・・ここに文章を書く連中は誰に読まそうとしてんのかね」

荻野「不特定多数・・・広く言えば世間ですね」

校長「しかし・・・こんなに場当たり的で付和雷同的で一方的な独白のようなものにはたして価値なんてあるのかね」

荻野「民意というものはすべからくそういうものではないでしょうか」

校長「つまり・・・根回しとか、権謀術策抜きでゴリ押しか・・・なあ・・・我々の時はもっと・・・目標にむかって論理的な説得とか、裏取引とかで要求を貫徹する姿勢があったよな」

荻野「公務員の待遇改善は急務でしたからね」

校長「そうだ・・・あたかも他の就職がなかったから教職についたとでも言うように教員の地位は地におちていた・・・結婚相手を捜すのだって一苦労だったよ。賃上げ、技能向上のための研修旅行、産休に育休・・・すべて我々が戦って勝ち取った権利だ」

荻野「そうですね・・・義務を負わされるのだから権利を主張してそれなりの権益を得る・・・それが人間というものです。まあ、権利ばかりを主張して義務をないがしろにする・・・そういう不心得者は別として・・・」

校長「そうだろう・・・我々はそうして今の教育制度を作ってきたんだ・・・若い女の先生はその制度を利用するくせに・・・組合活動には非協力的だ・・・誰のおかげで楽ができると思ってんだってことだよな」

荻野「まあ・・・時代の流れと申しますか」

校長「それにしてもだ・・・この掲示板に埒もない事を書きつづっている連中は・・・こんなことで世界を変えられると本気で思っているのかね」

荻野「さあ・・・世界を変える気があるのかどうかも判別不能ですからね・・・」

学校の頂点に立ち保守に凝り固まったものとそうではないらしいものの静かなる決闘である。

もう・・・痺れますな。

本編では・・・この初老の男たちの会話は・・・別の世代の強烈な本音の告白とせめぎ合いながら綴られていく。

もう、魔法にかかったように時間が流れて行くのだが・・・妄想では分解していくしかないのである。

二人と対極の世代となるのが・・・現役受験生の田辺淳一(15)である。

彼が高校入試テロの実行犯であることは前回、明らかになっている。

淳一は一高よりもワンランク上の私立・清煌学院に合格していることに・・・不合格だった松島の息子・良隆(15)が気付く。

そういう彼を「高みの見物をしているもの」と誰かが捉える。

しかし、彼は「復讐者」なのである。

事情は明らかではないが・・・的場校長たちが作り上げた教育制度の中で・・・なんらかの事件が発生し・・・田辺家は崩壊したのである。

弟が試験の答案を用いてなんらかの破壊工作を企てたと知ったのは事件の当事者である兄の田辺光一(20)だ。

彼は一高を受験し、不合格となった。

そこには「事件」があり・・・その事情を光一は高校の放送部で作りはじめた習作のドキュメンタリー・プログラムを作る過程で知ってしまうのである。

それを彼は「不運」と捉え絶望したらしい。

「あなたにとって高校入試とは?」

「人生が決まる日」

自身がレポーターを勤めるドキュメンタリーの中で四年前の彼は語る。

「2009年6月27日の毎朝新聞にて公立高校入試の採点ミスがあったことが判明したという小さな記事が載っていた・・・僕がこの記事に興味を抱いたのには理由がある・・・それは僕も志望する高校に・・・不合格になったからである」

彼は人生を振り返る。

「・・・僕の父親も親戚もこの学校を卒業した。だから、僕も当たり前のようにここに入るものだと思っていた。勉強は苦手じゃなかったけれど勉強をせずにここに入れるほど天才じゃなかったから努力をした。小さいころから走るのが速かったから中学では陸上部に入ろうと思ったが運動部に入ると勉強をする時間がなくなると父親から反対され情報部に入った。 おかげでパソコンの扱いは上達したし勉強をする時間もじゅうぶんにあり模試も この学校に対してA判定を付けてもらえるようになった。・・・しかし、それはあくまで模試の結果であって合格通知をもらわなければA判定など何の意味も持たない。大学入試と違い高校入試は合格最低点が発表されるわけではない・・・だから、不合格になっても合格まで あと 何点足りなかったのかということは分からない。これは 一説によると公立高校を 明確なランク付けさせないためだといわれている。・・・ただ、そうは言っても おおよその目安というものはあり僕が受けた高校に関しては5教科の平均90点がボーダーラインだといわれていた・・・そして、自己採点の結果僕の平均点は91点だった」

開示された試験の結果と自分の答案を確認した彼は・・・引き籠るのである。

その理由はまだ明かされないのだが・・・。

一高生になれなかったショックはそれほどに大きいのである。

的場校長と・・・田辺淳一の間に横たわる43年の歳月のようにそれは暗く重いものらしい。

そして・・・それは・・・くりかえされてきた制度にまつわる怨念の集積でもある。

本部からさほど離れていない応接室では・・・ポーカーフェイスを貫く主人公・復讐者・春山杏子(28)が、体育教師・相田(28)とともに問題生徒・石川衣里奈(17)の事情聴取をしている。

明らかになっていく高校入試テロの実行犯の一人・・・衣里奈の犯行の軌跡。

そして・・・明るみに出る相田と衣里奈の不適切な関係。

「だめじゃないのお」

「頼む・・・他の先生には内緒にしてくれ」

「ていうか・・・言えないわあ」

それにしても・・・相田がかってこんなにモテキな役柄を演じたことがあっただろうか。

いや、ない・・・セーラー服のまさみに命と引き換えに泣いてもらえたぐらいである。

しかし・・・この世界では相田は一高卒業生という絶対的モテカードを持っているらしい。

衣里奈は単に女子高生として体育教師との肉体関係を至高のものとしているように見えるが実はそうではない。

相田の浮気を知って・・・なお・・・その浮気相手との小旅行を粉砕するためにテロの実行犯となったこと・・・試験でトラブルが発生すれば旅行中止・・・には理由があるのだ。

それは一高生としてのプライドである。

一高卒の相田には一高生の自分こそがふさわしいという自信があるのである。

だから・・・最初の浮気相手と勘違いした杏子などちゃんちゃらおかしいのである。

なにしろ、杏子は帰国子女で出身校的にどこの馬の骨か・・・という感じだからだ。

衣里奈はその信念に従って、簡単に盗める英語教科主任の坂本(48)の携帯を盗み、教室に仕掛けたのである。

高校入試テロへの参加は掲示板での勧誘に衣里奈が自発的に応じたものだった。

そして・・・別の実行犯からのメールで試験内容を知り、それを掲示板に書き込んでいたのである。

つまり・・・実行犯は彼女だけではないらしい。

さらに衣里奈は学校に居残り・・・実況中継を続けたのだった。

そして・・・55番の点数流出も・・・衣里奈の仕業だった。

ところで・・・ドラマ冒頭で杏子は小西俊也(33)からデートに誘われてそれを軽くいなすシーンがある。

復讐者としての杏子は情報入手のために様々な手段を使っているだろう。

相田ともなんらかのそれらしい行為がなかったとも言い切れない。

ただし、衣里奈は旅行代理店出身だからという理由で杏子を浮気相手と推察していたのだが・・・途中で・・・黒幕らしき人物が浮気相手を音楽教師・みどり(25)だと教えられたのだ。

もちろん・・・素知らぬ顔でそれを教えたのは杏子本人だと邪推できます。

さて・・・みどりも菫ヶ丘高校出身で相田の相手としては相応しくないと衣里奈は断定する。

「やめて・・・みどり先生と旅行なんかにいかないで」

そこへ立ち聞きしていたみどりが乱入、仁王立ちで修羅場宣言である。

「やめないわよ・・・」

たちまち巻き起こるオスをめぐるメス同志の闘争。

一同爆笑ポイントですが見苦しいので割愛させていただきます。

「このくされ生徒」

「この三流教師」

「あたしなんかすごい感じでやってるんだから」

「ばっかじゃねーのカレがアタシを何度も求めるのよ」

「うがぁぁぁぁぁぁ」

「きぃぃぃぃぃぃぃぃ」

・・・なのである。

その醜態に耐えかねたのが・・・三高出身のために・・・来年の契約もおぼつかない・・・数学教師・村井(25)だったのだ。

「いい加減にしろっ!・・・今日は大事な高校入試の日じゃないですか・・・」

その気迫に唖然とする一同。

「僕はこの橘第一高等学校にずっと憧れていた。小学生のころから運動は苦手だったし歌も縦笛も下手だったけど勉強は特に算数は大好きだった。でもゆとり教育なんていうできない子供に足並みを揃えるような授業はちっとも楽しくなくて・・・勉強が好きな人たちだけが集まる所で思い切り、算数を・・・数学をやりたいと思ってた。中学に入ると僕はその三年間を楽しむことよりも一高に入ることを目指して勉強した。そんな僕に付けられたあだ名はガリ勉。すごいでしょ。 もうとっくに死語になっているような言葉なのに。ガリ勉は中1の夏前からすでにいじめの標的にされていた。不登校にこそならなかったけど神経性の頭痛や胃炎に悩まされるようになって。病院で処方された薬を飲むと思考回路が止まってしまい気が付けば僕の成績は惨憺たるものになっていた。それでも僕は一高を目指して勉強をした。願書も当然 一高に出すはずだった。だけど中三の三者面談で担任は僕に一高は難しい・・・と言った。滑り止めに私立を受けておくならいいが公立一本に絞るなら家から近くレベルもそこそこの三高にしておいた方がいいと。そのころ、うちの父親はリストラされたばかりで私立なんてとんでもないことだった。ましてや・・・中学浪人なんて。それでも僕は一高を受けたいって抵抗したけど15歳の子供に選択権なんてなく・・・言われたとおりに三高を受けることにした。入試の当日問題用紙を開くとどの問題も明確な答えが浮かんできた。書くスピードが追い付かなくなるくらいだった。得意な数学だけじゃない。苦手な英語や国語も単語や構文はすらすら出てくるし書けない漢字など一問もなかった。だけど、そうやって問題がスムーズに解ければ解けるほど僕の胸は苦しくなっていった。なぜだか分かりますか?・・・ 一高を受けていても合格したんじゃないかという確信が強まっていったからです。・・・自己採点の結果僕の5教科の平均点は94点だった。・・・だけど、僕は望みをかなえることができなかったんです」

【高校入試をぶっつぶす★11】

1:名無しの権兵衛

(つд⊂)エーン

2:名無しの権兵衛

>>1

泣くな・・・。

・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・

55:名無しの権兵衛

泣いた・・・

56:名無しの権兵衛

日本中が涙した

・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・

60:名無しの権兵衛

む、むらいーーーーつД`)・゚・。・゚゚・*:.。

61:名無しの権兵衛

号泣

62:名無しの権兵衛

みんな泣きすぎ・・・でも泣きました

63:名無しの権兵衛

(´;ω;`)ウウ・・・人生が二度あれば・・・な

64:名無しの権兵衛

涙が止まりません

・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・

97:名無しの権兵衛

泣くしかない

98:名無しの権兵衛

(ノ_-。)もう犯人なんてどうでもいい・・・。

99:名無しの権兵衛

つ再現率高すぎ・・・だが、もらい泣き

100:名無しの権兵衛

なくのだ

みんなで

だきあって

101:名無しの権兵衛

このスレは100を越えたので書き込めません。

新しいスレをたててください。

関連するキッドのブログ→第10話のレビュー

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