愛を置き去りにできない傷だらけの天使たちのまほろ駅前多田便利軒(瑛太)
年末放映映画じゃないか・・・。
順不同でお送りしています。
とにかくこれの続編をテレビ東京は連続ドラマ化である。
まあ、真夜中のカーボーイ的というか、傷だらけの天使みたいなドラマって・・・永遠にあるんだよな。
男が男を愛する限りな・・・おいっ。
同性愛でも、擬似兄弟愛でもなく・・・身を寄せ合うしかない男と男のものがなしいものがたりである。
で、『まほろ駅前多田便利軒(2011年公開)』(テレビ東京201212310030~)原作・三浦しをん、脚本・監督・大森立嗣を見た。監督は劇中で路線バスが間引き運転をしていないか確かめたがる男を演じる麿赤兒の息子、劇中の弁当屋・囲炉裏屋亭主を演じる大森南朋の兄である・・・アット・ホームかっ。このトリオは「ゲルマニウムの夜」(2005年)でも達成されています。・・・仲良し家族かっ。
さて・・・まほろといえば・・・素晴らしいという意味のまほらの活用形である。幻想のまほろ市のモデルは東京都町田市らしい・・・。町田と言えば首都に最も近い田舎町なのである。ほとんど神奈川県といってもいいくらいである。なにしろ、路線バスは神奈川中央交通なのである。神奈中が走ってるのになぜ・・・東京なのだと思うのだな。
そういう・・・どこかわびしい感じが好きな人にはたまらない仕上がりになっています。
多田便利軒を細々と経営する多田啓介(瑛太)はバツイチの独身である。
便利屋なのでマリ(田中遥奈)の母親(中村優子)から愛犬のチワワを預かる仕事を引き受ける。
その夜、チワワを逃がしかかるが・・・中学生時代の同級生・行天春彦(松田龍平)と再会し事無きを得る。
啓介は事故で行天の小指を切断しかけた過去があり、その負い目からホームレスに転落した彼をなんとなく拾ってしまうのだった。
チワワの飼い主母娘は夜逃げをしてしまう。
「殺して捨てても文句は言われないよ」という行天。
「本気かよっ」と怒る啓介だった。
啓介は専門家に電話をかける。
「チワワが震えてるんですが・・・大丈夫でしょうか」
「そういう生き物なんです」
「でもすごく震えてて」
「チワワが震えているのは生きている証拠。震えないのは死んだチワワだけです」
「本気かよっ」と怒る啓介だった。
啓介は癇癪持ちだが・・・心は優しいのである。
そんな啓介を行天は生温かく見守るためにやってきたらしい。
まもなく夜逃げ母娘の行方を確かめた二人。
飼い主のマリに行天は「もう・・・君の家では犬は買えない。君の母親はこのおっさんに犬を押しつけたんだ」と本当のことをありのままに言うタイプの男である。
「犬の飼い主は君だから・・・君が決めていいよ・・・お母さんにおじさんが頼んでもいいし」とあくまで常識的にふるまう啓介。
「優しい飼い主を捜してください」とマリは覚悟を決めるのだった。
行天が飼い主を募集すると応募してきたのは自称コロンビア人娼婦のルル(片岡礼子)だった。
「外事警察」でふっとんだ黒の天使はここに転生である。
娼婦に偏見を持つ啓介は可愛いチワワを譲渡することに躊躇するのだった。
ルルのルームメイトであるハイシー(鈴木杏)はチワワがもらえないと知ると立腹するほど落胆するのだった。
かっての「青い鳥」の天使は・・・自称コロンビア人娼婦を演じさせたら天下一品である。ある意味、素晴らしいことだな。
ルルの部屋のドアの建てつけを修理しに来た二人はトイレで麻薬を発見する。
そこへルルの情夫である麻薬密売人のシンちゃん(松尾スズキ)がやってくる。
啓介はシンちゃんと縁を切ることを条件にチワワをルルに譲るのだった。
「俺たちには仕事だけど・・・ハイシーにとってチワワは希望だからな」と行天は嘯く。
そんなある日、啓介は行天の元妻・凪子(本上まなみ)に出会う。
「彼は両親に虐待されて育った子供なんです」と語りだす凪子。
凪子は同性愛者で妊娠するために精子提供者の行天と擬装結婚をしたのだった。
啓介は行天を詰る。
「同じバツイチなのに・・・俺の子供は死んで・・・お前の子供は生きている・・・不公平じゃないか・・・」
啓介は居眠りしている間に我が子が発熱して死んでしまった過去を持つのである。
その頃・・・まほろ市では小学生による麻薬の密売が横行していたのだった。
相手が相手なのでまほろ署刑事の早坂(岸部一徳)も手を焼くのだった。
やがてハイシーのストーカーである山下(柄本佑)に刺される行天。
しかし・・・天使なので死なないのである。
そんな感じで二人は・・・仲良く便利屋を続けているのです。
ものすごいダイジェストだなっ。
とやかく言う人はいるだろうけどね。
君は俺への愛を置き去りにしたりしないよな。
俺に君への愛を置き去りにさせたりしないよな。
とやかく言う人はいるだろうけどさ。
関連するキッドのブログ→外事警察
→椿三十郎
→ヴォイス
| 固定リンク


コメント
キッドさん☆こんにちは(^O^)/
明るいコメディードラマが見た~い
駄作でもいいからイケメン主役の華やかなドラマ見たい!そんな気さえ…
今クールのドラマは家族が事件に巻き込まれる話やいじめられてるみたいな似たようなティストのドラマが多くって 心から楽しめるドラマに出会えなかったんですが
まほろば
いいですね~(*^o^*)
このゆるい雰囲気
もう 大好きです♪
愛もある気がします(^^)
離婚も遅ればせながら見てみます
(おトメさんの2話めがちょっと違う気がしたんで)離婚に期待したいです
今日はひときわ寒いですね{{(>_<;)}}
ご自愛下さいませ☆
投稿: chiru | 2013年1月26日 (土) 13時26分
ふふふ、世の中が鬱屈すれば
喜劇が流行する法則ですな。
しかし、常に鬱屈していれば常にお笑いが欲しいのですねえ。
しかし、とぎれとぎれのコントではなくて
それなりに継続的に笑い続けたい・・・。
お茶の間の欲望果てしなく・・・でございます。
しかも・・・明るいコメディー・・・。
キッドはコメディーは暗欝なものだと思っているので
物凄く無理な注文に感じますぞ~。
その上にイケメンで華やか・・・。
で・・・結局「まほろ・・・」でございますか~。
このドラマかなりどす黒いと思うんですけどねーっ。
この冬一番の寒気が入り込んだ東京は
しんしんと冷えています。
例年通りなのですが・・・今はもっとも寒い時期ですから・・・まさしく寒いのですな。
おトメさんは相武的いつもの悪女の話ですよね~。
今季のキッドは
(日)大河
(月)ビブリア
(火)ミチル
(水)宇宙人ルーム
(木)最高
(金)観覧車
(土)はらちゃん
という谷間なしのラインナップになっております。
全部、明るいコメディーでございますよ。
キッド的には・・・
投稿: キッド | 2013年1月27日 (日) 02時51分