年末年始に死亡中ですが何か(姜暢雄)リコリスの花言葉は再会~サキ~(仲間由紀恵)
2012年秋ドラマは「高校入試」で杏子(長澤まさみ)の恋人で不審死の寺島俊章(姜暢雄)で幕を閉じ、2013年冬ドラマは「サキ」でサキ(仲間由紀恵)に操られ中川肇(姜暢雄)の自殺で幕開けである。
ある意味、今日は姜の風が吹いてます。
さて・・・もちろん・・・2011年の冬ドラマは「美しい隣人」だけではなかったが・・・不吉なことではこのドラマが一番インパクトがありますな。
最終回の2011年3月15日22時31分には静岡県富士宮市で震度6強の静岡県東部地震が発生して一時中断したりしている。
もちろん・・・自然現象とテレビドラマの間には何の因果関係もありませんが悪魔的な妄想は可能なのですな。
呪いというものはえてしてそうしたものなのですから。
さて・・・今回はどんな恐ろしい事態が起こるのか・・・楽しみでございます。
人々は忘れやすい・・・しかし忘れなければ生きていけない人々もいる。
あの日の放射能に汚染された瓦礫は一兆円の費用をかけて集積したとしても葬る場所さえありません。
いくら人々が目をそむけてもあるものはあるのです。
呪われた土地がいつか清められる日を信じて生きる人々に新しい冬がやってきます。
で、『サキ・第1回』(フジテレビ20130108PM10~)脚本・渡辺千穂、演出・今井和久を見た。本ブログの休止中のドラマ『美しい隣人』の主人公だけがスピン・オフした展開らしい。ちなみに前作の脚本は「大奥~誕生~」の神山由美子である。今回は「泣かないと決めた日」「名前をなくした女神」などいろいろな意味で問題のある脚本家にチェンジしています。
この場合のヒロイン・サキは・・・「エコエコアザラク」シリーズの黒井ミサや「富江」シリーズの富江と同様にある意味で超常現象的な存在と考えるべきでしょうな。
確かに・・・「美しい隣人」のマイヤー沙紀(仮名)筧沙季(本名)の旧姓は網浜沙季だったわけですが・・・あれだけの事件をひきおこしながら何処かに消えた奇妙なヒロインが・・・網浜サキとして蘇る・・・もはや・・・魔物と言っても過言ではないのでございます。
前回、沙季は愛児・隼人を失い、失わなかったものに物凄い攻撃を仕掛けるわけですが、今回は何故か・・・雑誌記者の新田隼人(三浦翔平)に生き別れだった姉として名乗りをあげるのです。まさか・・・名前が同じなのに・・・生きている隼人を恨んでいるわけではないでしょうな・・・なにしろ、魔物なので怒りの矛先がどこに向かうか人間には予測不可能ですからなーーーっ。
新米の雑誌記者である隼人はプライベートな過去に触れた記事を雑誌に掲載する。
それは・・・自分が生まれる七年前に経済的苦境に陥った両親が捨てた姉の話だった。
職場の先輩の濱田直美(内田有紀)が危惧した通りに自称「姉」が殺到するのだが・・・その中に港南総合病院小児科看護師のサキ(仲間由紀恵)がいた。サキは捨てられた姉だけが知っている事実を知っており・・・懐疑的だった隼人もいつしか本当の「姉ちゃん」と信じるようになっていた。
だが・・・お茶の間はみんな・・・彼女がサキだと知っているのである。
高層マンションの最上階に居を構える沙紀は・・・「法律」「医学」「心理学」「料理」の本に囲まれながらロッキングチェアに揺られる。
その目は獲物を求めて暗い輝きを放つ魔獣のようである。
実際、事情は不明であるが・・・サキに明らかに心理的に誘導されて青年・中川肇は31年の生涯を飛びおり自殺で閉じるのだった。
サキは中川の生年の1982年ものの赤ワインとステーキで彼の死を祝うのだった。
隼人の恋人の野中百合香(黒川芽以)は無邪気に「ずっと捜していたお姉さんが見つかってよかったじゃない」と喜ぶのであるが・・・喜んでいる場合ではないのである。
どうやらサキは浦ヶ浜法律事務所所属の弁護士・野村康介(萩原聖人)や港南総合病院理事長・須藤繁之(高嶋政伸)にも狙いを定めているらしい。
かたや・・・真面目な弁護士・・・。かたや・・・家族思いの病院経営者。
一体、彼らはどのようにサキの逆鱗にふれたのだろうか・・・。
とにかく・・・早くもサキは彼らの心に魔の触手をからめ始めている。
おそらく・・・前作よりも魔術的な世界が展開するのは必至だろう。
サキの食卓には墓場にこそふさわしい・・・シロバナヒガンバナ(リコリス)が飾られているのだから。
病院の廊下で病気の弟に嫉妬する幼女にサキはそっと囁きかける。
「私にはよくわかるわ・・・先に生れたことで損ばかりしているあなたの気持ち・・・」
子供なんかイチコロの魔性の女なのである。
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コメント
まさか、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに
出ていた俳優が初回で瞬殺とは^^;
自殺ってなってるけどホントのとこは分からないですね・・。
出てくる男性がどう不幸になっていくのか、
見モノです。
新年一発目のドラマはなかなか濃いドラマでした(笑)
投稿: ろーじー | 2013年1月 9日 (水) 09時36分
☎aiko☎~ろーじー様、いらっしゃいませ~☎aiko☎
田中圭のお株を奪う
殺されやすい俳優の座を
姜暢雄は狙っているようですな。
基本的にはレクター教授の女性版を
狙っているヒロインだと推定しますので
彼は「その気にさせられてしまった」のだと考えます。
人間の心を自在に操るのは
悪魔の専売特許ですが
彼女もそういう手法の魔女なのでしょうな。
混沌とした世の中だけに
好き嫌いがはっきりした性格はある程度
求められているのかも・・・。
嫌いに認定されると殺されちゃうわけですが・・・。
投稿: キッド | 2013年1月 9日 (水) 21時13分