お助け屋☆陣八のかすみちゃん・・・的世界(有村架純)
なんということだろう・・・坂口良子さんが逝去してしまった。
1955年10月生れなので57歳である。
唐突な死に至る病の発症・・・。それにしても・・・早すぎるじゃないか。
16歳で「セブンティーン」のモデル、17歳で歌手デビュー、20歳の頃には「前略おふくろ様」のかすみちゃんだったわけである。
「サブちゃんの・・・つけてる香水教えて・・・」
「ヘチマコロンす・・・」
そして、「グッバイ・ママ」(1976年)なのか・・・。
このドラマの最終回を見ていた時・・・それを感じたのは偶然ではなかったんだなあ。
静かなる魂の放射と拡散・・・。
故人様のご冥福をお祈りします。
で、『お助け屋☆陣八・第1回~最終回(全12話)』(日本テレビ20130110PM2358~)原案・倉科遼、脚本・川嶋澄乃(他)、演出・山内宗信(他)を見た。主演の五代目・俥屋陣八(宮川大輔)を責めるのは気の毒だが浅草を舞台にして主人公が関西弁っていうのは木曜ミステリーシアター(この作品で枠消滅)ならではのだささ満開だな。だが、「怨み屋本舗」の脚本家が参戦する第3、第7、第11話はそれなりに楽しめるのだった。
第11話の北原佐和子・岡本玲の母娘などというそそるキャスティングもある。
東京の下町を舞台としていて・・・元キックボクサーの洋食店「キッチン時代屋」店主の娘というヒロインが神谷萌 (有村架純)である。
つまり・・・「前略おふくろ様」(1975年)で渡辺組の棟梁の娘・かすみ(坂口良子)を彷彿とさせるキャラクター設定なのだった。
あの頃、素晴らしいインターネットの世界があれば、毎週、「かわいいよ、かすみちゃんかわいいよ」だったに違いなく、ここでは同様に「かわいいよ、萌かわいいよ」なのである。
もちろん・・・こちらのドラマそのものはなんの奥行きもない勧善懲悪劇だが・・・少なくとも2013年のかすみちゃんは堪能できるわけである。
有村架純は四月からのドラマ「あまちゃん」のヒロインを演じる能年玲奈と同じ1993年生れだが、二月生れなので一つ上の1992年度に属している。この年代には成海璃子を筆頭に忽那汐里、本田翼、石橋杏奈、桜庭ななみ、岡本あずさなど強力なメンバーが揃っている。剛力彩芽もここである。関係ないがこのラインでいえば「ビブリアの栞子」のグラマーな美少女は成海璃子そのものなのだな。・・・いえ、深い意味はありません。とにかく、その中でもかわいい力では桜庭ななみと匹敵し、美少女力では本田翼といい勝負の逸材なのだな。・・・どういうパフォーマンスの数量化に基づく話なんだよ。
さて、有村架純は「ケイゾク~SPEC」シリーズの二代目みやびちゃん(初代・永田杏奈)ですでに可愛さ爆発させているわけだが「ハガネの女」とか、「11人もいる!」とか、「クローバー」とか、「ぼくの夏休み」とか、「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」の偽ムラサキとか・・・どこにいても抜群にかわいいという存在感を示していることは間違いないだろう。
とにかく・・・順調にかすみちゃんの道を歩んでいってくれることを祈りたいのである。
悪者に攫われてしまったら絶対無傷で取り戻したいと思わせるヒロインこそが由緒正しく魅力的なのだから。
可憐で清純なかわいい魂は永遠なのである。
ちなみに「あまちゃん」(NHK総合)では小泉今日子の若年期を演じるのが有村架純なのだった。
もう、すごく納得なのだなあ。
「お助け屋☆陣八」で語るべきことは以上である。
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