ラスト・シンデレラ(篠原涼子)と王子様A(三浦春馬)と王子様B(藤木直人)
とにかく、木曜日は空いたな。
とにかく、今は(土)が問題だな。「リーガル・ハイ」のスペシャル・・・(土)はやめてほしかったぜっ。
今日、やってくれればよかったのになーーーっ。
まあ、それはそれとして・・・。
なんで・・・今、これなのか・・・と言えばきっと「今度は愛妻家」(2010年)のせいなんだな。
まあ、なくはないのかもしれないが・・・とにかくなんだか10年前のドラマを見ている感じが物凄くしますなーーーっ。
少なくとも「川柳」でオチの部分に二重の意味がないのはペケ×ポン的にアウトだよな。
・・・そこかよっ。
で、『木曜劇場ラスト♡シンデレラ・第1回』(フジテレビ20130411PM10~)脚本・中谷まゆみ、演出・田中亮を見た。もうすぐ40歳の独身女性のための甘いラブ・ストーリーである。それだけだとなんなので、40歳過ぎてバツイチの女性とか、40歳過ぎて倦怠期の既婚女性とかを女友達として配置しています。路線で言えば「結婚しない」であろう。ソコでは菅野美穂(35)、天海祐希(45)だったのを・・・篠原涼子(39)に一本化したのだな。脚本家は「WATER BOYS」の後はこれといったヒットがなく、舞台中心の活動になっていたのだが、「今度は愛妻家」が映画化されてなんとなく呼び戻されたのだろう。だから、セリフが芝居じみているのは軽くスルーするしかないのである。
朝、目が覚めたら顎にヒゲが生えていた・・・。大手チェーンの美容室の副店長である美容師・遠山桜(篠原涼子)は職人気質の独身女性。おしゃれのアドバイザーとしては腕利きだが自分自身はまったくおしゃれでないというありえない存在である。なにしろ、パーティー用のコスチューム一着も持たず、食事は鍋で即席ラーメンがベースである。そして、プライベートは主に飲酒で飲んで飲んで飲むのである。今回は初回というのに番組の半分は飲んでいる有様である。そういう不健康な生活をしているのでホルモンのバランスが崩れヒゲが生えるのだった。
勤務先の美容室『HAPPY-GO-LUCKY』吉祥寺店に新店長がやってくる。昔馴染みの立花凛太郎(藤木直人)で、「女は男をたてなければ存在価値がない」という男尊女卑主義者で桜にとっては天敵である。「恥じらいがあるのにベッドでは娼婦」というAVが好きらしいが・・・そういう男は珍しいというのが女流にはわからないのだな。恥じらって恥じらって恥じらい尽くすのがセクシーなんだよっ・・・お前はな。
凜太郎は「遠山桜」をもじって桜を「金さん」と呼ぶらしい。誰もが「遠山の金さん」を知っていると思ったら大間違いである。まあ、そういう世代は最初から相手にしてないのだな。
まあ・・・「好きな子にちょっかい出すタイプ」と桜が喝破しているので・・・なんなのだが・・・それでも気がつかない人のためにあえて言えば・・・凜太郎は桜にぞっこん惚れているのである。
そのために桜と同様に独身なのである。つまり・・・最初から桜の王子様なのだった。
しかし、ドラマである以上、桜はまったくそのことに気が付いていないという前提で話は進行していく。
で、とにかく、遣り手の女である以上、女友達はつきもので・・・とにかく色情狂でセックスなしでは眠れない自称・セックス病の長谷川志麻(飯島直子)と夫に一年以上抱いてもらえない専業主婦・武内美樹(大塚寧々)が花を添える。志摩は欲求不満の果てにいきなり美樹の夫である公平(遠藤章造)を食っちまいます。
さて・・・当事者である桜と凜太郎がお互いの気持ちに気がつかないという甘い展開の中、凜太郎を狙っている美容室の顧客の大神千代子(菜々緒)だけが、その気配を察知し、ストレートに邪魔者を排除すると云う展開です。
人前で泣けなくなったらもう大人・・・などというセンスのかけらもない川柳もどきがこれみよがしにちりばめられますが・・・視聴者頼みなのでいい恋愛川柳を応募してあげるといいでしょう。つまり、あえて敷居をさげていると解釈するしかありません。
千代子の差し金で若い男女のお見合いパーティーに紛れ込んだ桜は・・・誰にも相手にされず・・・飲んで飲んで飲んで・・・酔いどれます。そして・・・千代子の用意した市川由衣も一蹴する・・・市川・・・堕ちるところまで堕ちたのか・・・ジゴロの・・・プロのBMXライダー・佐伯広斗(三浦春馬)と一夜を共にしてしまうのだった。
「ねえ、シンデレラ、僕とつきあってよ」
「ぎょえええええっ・・・あなたは王子様なの・・・」
・・・こうして桜はAとB、二人の王子様の間で春から夏までロマンチックな季節を過ごすらしい。
まあ・・・どっちに転んでもそこそこ幸せになれそうだ。そうでない場合は最後は死んで・・・みんなに「いい女だったのに・・・もったいない」と言ってもらえるのかもしれない。
関連するキッドのブログ→月の恋人~Moon Lovers~
シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→mari様のラスト・シンデレラ
妄想映画・まこちゃんの女怪盗シリーズ「セーラー服探偵くう」快調撮影中。
まこ「じぇじぇじぇーっ。この作品にはもったいないのでフジッキーもハルマーもいただいていくのでしゅ~。セーラー服探偵よ、今回はまこちゃんの勝ちですのよ~・・・また逢う日まで・・・腕を磨いて待っていらっしゃ~い~・・・じぇっじぇっじぇ~」
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コメント
そそ!川柳はやっぱ二つの意味をかける言葉と
平泉成の声が不可欠なのデス!
あっ、そっか!平泉さんは老若男女に好評の
あまちゃんでは、名士の役なので
こげな大人をターゲットのエロドラマに出たら
クリーンなイメージがダウンするから出ねぇんだべ。
このドラマ見たあとでは、同じ変態でも
カメラ小僧なんてかわいいもんだべさ。
思えば春馬くんは【ファイト】フジッキーさまは
【あすか】とかつては清く正しい朝ドラ俳優だったのに・・・うっうっ
投稿: まこ | 2013年4月12日 (金) 16時32分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
で、ございまいすよね~。
五・七・五なら誰でもできるけど
会えない日彼を思いて・・・恋しけりと小石蹴り
くらいのことはからめてもらわないと
手抜きな感じがするご時勢でございまする~。
平泉さんを起用するのが無理なら
エロ男爵でもよろしいかと・・・。
セクスィ~ならば甘い感じがしてくるかと。
同じ露骨な下ネタでも
おしゃれな感じがするかどうかなんでございますよね~。
海外ドラマなら「アリー my ラブ」的な・・・。
赤ちゃんが欲しい・・・ではなくてダンシング・ベイビーが踊る・・・みたいな。
そういう「たとえ」がなくては「笑い」にはならないのでございます。
「色気」ではなく「殺伐」を感じさせてはなりません。
「色情狂」は憐れなものですが
それでも「常に抱かれていないとどうにかなっちゃいそうな心情」は艶やかに描かれるべきなのですな。
そのためには直子と寧々は
ポジション・チェンジした方が分かりやすい。
男なしでは不満なのが寧々。
欲求不満の人妻が直子の方が意外性がございます。
そういうセンスもないのですな。
カメラ小僧はくるくるまわるとさらに
小僧っぽくなると思いまする。
とにかく・・・二大ハンサムの無駄遣いには
困ったものですなーーーっ。
フジッキーは明らかにツンデレ・・・。
春馬くんは目覚めちゃう流れですからな・・・。
ベタなんだからベタに作ればよろしいのに・・・
妙なところでカッコつけたがる・・・。
脚本家が一番、ださいのでございます。
まこ様もそういう大人にならないように
春のおしゃれ教室のお時間ですぞ・・・。
あっ・・・もういない。
投稿: キッド | 2013年4月12日 (金) 18時57分