墜落するTAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜(唐沢寿明)お天気お姉さんと悪女(黒川芽以)寝室(夏帆)と浴室(真野恵里菜)であはん。
・・・また三本立てかよっ。
いや、「でたらめヒーロー」に美人局の女で上野なつひ登場だし、窃盗犯がらみで「確証~警視庁捜査3課」も対比記事の可能性があり、五本立てになるところでした。
誰に言いわけしてんだよっ。
まあ、とにかく、「TAKE FIVE」が明らかに失敗作なので・・・(金)は一本化が可能ですし・・・今回は「お天気お姉さん」のゲストがあれだったので・・・一応言及しますが・・・来週からは「AED」に一本化されます。
すると・・・今季は・・・。
(日)八重の桜(NHK総合)
(月)ガリレオ(フジテレビ)
(火)幽かな彼女(フジテレビ)
(水)家族ゲーム(フジテレビ)
(木)空飛ぶ広報室(TBSテレビ)
(金)みんな!エスパーだよ!(テレビ東京)
(土)あまちゃん(NHK総合)
・・・というラインナップに・・・日テレもテレ朝も抜きか・・・。
っていうか・・・またまた谷間なしかよ~っ。
で、『TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜・第1回』(TBSテレビ20130419PM10~)原案・櫻井武晴、脚本・藤井清美(他)、演出・岡本伸吾を見た。「確証」では「殺人犯は素人だが、窃盗犯は玄人だ」というゴルゴ13を完全否定する名言が生まれるわけだが、こちらでは、「殺人犯は悪だが窃盗犯は殺人犯ほど悪くない」という全く意味不明なことを主人公が口にすることがすでに窮屈なのである。怪盗ものというエンターティメントで窮屈な感じがしたらもはや終りなのだな。
「トカゲ」で潜入した刑事が一人死に、一人生き残ったことで同僚たちにうとまれるというありそうな展開をリアルに描けなかったことでドラマ全体がトーンダウンしたように・・・犯罪に偽善を持ち込んだらアウトなのである。
「なぜ、盗むの?」「そこにお宝があるからさ」が基本中の基本だからな。
さらに、人間関係を複雑にするために・・・偶然の連続を実行である。
泥棒だけどいい人は・・・あれこれ理屈をつけて描くものではないのである。
犯罪者によって愛する者を奪われた刑事(松雪泰子)ははまり役だけにもったいない感じだし、犯罪者をやらせたら絶妙の男(唐沢寿明)もオシャレ泥棒みたいな感じで中途半端なのだ。
昔の泥棒仲間の息子が女(吉田羊)のために詐欺的投資信託を行った銀行頭取のために破滅。孫に乞われて引退していた泥棒家業を再開する主人公と・・・彼に復讐を誓う刑事の追いかけっこはルパン三世と銭形警部のような爽やかで仄かな愛には届かないと断言しておく。
まあ、その他の豪華なキャスティングもまとめて溝に捨てた感じである。
もちろん、気楽に楽しむ分にはそこそこ面白いとも言える。もう好みの問題ですからねえ。
キッドはとにかく「五分ですませ」とか「NG出し過ぎ」とか「五拍子って一拍あまりなのか」などと考えていたタイトルがお蔵入りで残念な気持ちです。
娑婆荼毘駑馬銅鑼欲しかった~盗っちゃった~犯っちゃった~
関連するキッドのブログ→不毛地帯
で、『お天気お姉さん・第2回』(テレビ朝日20130419PM1115~)脚本・大石静、演出・片山修を見た。ゲスト犯罪者に夫を愛人と共謀して殺害する小竹菜々役で黒川芽以登場である。もうそういう定位置なのかよっ。まあ、「サキ」で無難な脇役やってるより、楽しいけどな。「25歳の高校生」とかやってもらいたいよな。まあ、タレント行政的に無理なんだけどな。お天気姉さん安倍晴子(武井咲)は天涯孤独で最終学歴が焼津三中であることなどが判明し、少しずつ過去がほどかれていく。アプローチ役は橋本茜(佐々木希)で実はいい女子アナなのではないかと匂わせ始めている。まあ、犯人が逮捕後も共犯者と罪のなすりつけあい合戦を展開するので脚本の底意地の悪さは油断できないわけである。
「恩人に対する礼節を忘れるな」三平(佐々木蔵之介)
「すみません・・・ゆとり世代なもので・・・」豪太(大倉忠義)
「時代のせいにするなよ」といった展開も無理がなくていいのだな。
とにかく、セリフが書けることで一安心するほど・・・他が水準に達していない作品が多いんだよな。
今回は・・・一酸化炭素中毒で自殺したように見えた被害者が、妻と「ブロッケン現象」(大気光学現象の一種で影の周囲の霧などに光が散乱して、虹に似た光の輪が発現する)と記念撮影していたことが・・・晴子の気を引くのである。
件の山にブロッケン現象観測に向かった晴子たち一行は山中で二酸化炭素中毒なかかる。
産業廃棄物から発生した腐食性二酸化炭素が原因である。
「1986年、カメルーンのニオス湖で発生した火山性の湖水爆発により、二酸化炭素雲が発生し、住民に多数の死者が出ています・・・」
晴子は何故か、蝋燭が灯る気象図書館で調べた例を淡々と語るのだった。
被害者は最初に二酸化炭素中毒で意識朦朧となり、一酸化中毒で止めをさされたのである。
「君は神か・・・」と賛美するらくだにヒロインは「気象予報士です」と釘をさす。
ひこうき雲のメロディーがヒロインを賞賛するのである・・・幻聴だろうっ。
まあ、とにかく・・・普通に面白い。面白いのだが・・・レビューはここまでにしておきたい。
関連するキッドのブログ→第1話のレビュー
で、『みんな!エスパーだよ!・第2回』(テレビ東京201304130019~)原作・若杉公徳、脚本・田中眞一、演出・入江悠を見た。監督が変わって教授(安田顕)は助手の秋山多香子(神楽坂恵)の乳にアプローチしなくなりました。監督(夫)の特権的演出許可だったのかよっ。・・・とそんなことも楽しいこの作品である。最初にお断りしておくがこのブログはキッドの妄想で構成されているのでご注意ください・・・今更、何言ってんだ。
謎の超能力発生フィールド現象が発生する愛知県東三河。
教授は「すでに地球は人類の手にあまる崩壊の危機にある・・・超能力者を結集するしか、未来は開かれない」と断言するのだが・・・エスパーたちはそういう高尚な気持ちとはほぼ無縁に生きているのだった。
今夜もテレキネシスト(念動力者)のカフェレストラン「シーホース」のマスター・永野輝光(マキタスポーツ)は女子高校生・平野美由紀(夏帆)をイメージしながら自慰行為に励むのだった。
念力波動は空間を超越して、寝室の美由紀を襲うのである。
「あ・・・」睡眠中の美由紀は性的な刺激で感応し、夢の中で身悶えるのだった。
(ああ・・・感じる・・・そこは感じる・・・ああ・・・そこも感じる・・・なんなの・・・これはなんなの・・・感じたことのない・・・快感・・・波のように押し寄せて・・・体の奥が熱くて・・・疼いて・・・気持ちいい・・・気持ちいいの・・・あそこが・・・濡れていく・・・あふれていくの・・・ああ・・・天にむかって飛んでいくような・・・海の底に潜って行くような・・・ほとばしる・・・わたしのからだ・・・)
輝光の射精により、呪縛から解放された美由紀は覚醒する。
美由紀の陰部はしたたかに愛の蜜をあふれさせているのだった。
「ラ、ラブ・ジュース・・・」
不良だが・・・実は純情可憐な美由紀は一人戸惑うのだった。
テレパシストとして目覚めた鴨川嘉郎(染谷将太)は唯一、その力で善行を施し、正義のヒーローになりたいと願うのだが、悲しいかな嘉郎には何が善で、何が悪かの判別はつかないのである。
ただ・・・超能力をエロい目的にしか使わない輝光のようにはなりたくないと思うのである。
しかし、春風の悪戯でマドンナの浅見紗英(真野恵里菜)のパンチラを見ては巨大な陰茎を屹立させ、ズボンを突き破り、机をおしのける若さゆえの欲望は隠せないのだった。
そして・・・悪い事とは知りながらついマドンナの心を読み、「また勃起してるのか」「また私でオナニーか」と思われていることを知り、恥いるのだった。
朝食を食べていても父(イジリー岡田)と母(筒井真理子)の強烈なセックスの回想が初心な心を揺さぶる日々なのであった。
そんなある日、美由紀にも精神感応力が発現していることを知った嘉郎は幼馴染の彼女と初体験をする可能性にうっとりするのだった。
なにしろ・・・お互いがしたければこれ以上ない以心伝心なのである。
しかし、美由紀の心はボーイフレンドの嘉山(中尾明慶)にあった。一度、彼の「とにかくやりたいだけ」の生な性衝動を読心して心に火傷を負った美由紀だが・・・実はあれは幻想で本当の嘉山は「優しい男」だと思いこもうと努力していたのである。
待ち行けばすれ違う男全員の欲望が注ぎ込まれる美少女である美由紀し心を閉ざすしかない。
≪お≫≪いい女≫≪ビッチ≫≪やれる≫≪巨乳≫≪もみたい≫≪もませてくれないか≫≪ぶちまける≫≪もう何度も何度も≫≪しゃぶらせて≫≪しゃぶって≫≪射精≫≪あびせたい≫≪犯す≫
「やめてーーーーっ」と耳と心を覆う美由紀だった。
そんな美由紀に対して再度、性交渉を挑むことを決意する嘉山。今度は自分の趣味であるSM道具を駆使して・・・主導権を握ろうと試みる。
コスプレ装備のラブホテルに連れ込んでナース姿で緊縛した美由紀を苛めつつ犯して犯して犯しまくろうと計画するのである。
その心を読んだ嘉郎は幼馴染の危機に心がざわつくのだった。しかし、一人では心細く・・・仕方なく輝光に応援を求める。
「あ・・・お腹が痛い」
姑息な手段でラブホに美由紀を連れ込もうとする嘉山。
素人童貞の輝光は「そんな見え透いた手口でひっかかる女がおるもんか」と断定するのだが、不良だが純情可憐な美由紀はまんまとひっかかってしまうのだった。
私もそうやって結ばれた実在のカップルを知っています。・・・お前、誰だよっ。
仕方なく、美由紀と嘉山がしけこんだ部屋の隣の部屋に男二人でチェック・インした嘉郎と輝光。
「さすってくれ・・・さすってくれ・・・」とベッドで要求する嘉山。
「ここ・・・ここが痛いの・・・」と心配して応ずる美由紀。
嘉山のそこそこ巨根な急所まではわずかの距離である。
「もそっと下ずら・・・」と性的銭ゲバと化す嘉山。
(だめだ・・・このままでは・・・幼馴染の貞操が・・・毒牙に・・・)と追い詰められた嘉郎は受動的精神感応者から、能動的精神感応者へと能力を拡大させるのだった。
≪美由紀ちゃん・・・美由紀ちゃん≫
≪嘉郎・・・?≫
≪駄目だよ・・・君は騙されてる・・・嘉山の心を読んでみればわかる≫
≪いや・・・私は普通の女の子になりたいんだに・・・嘉山の愛を信じるって決めたんだがや≫
≪美由紀ちゃん≫
切羽詰った嘉郎は輝光にテレキネシスによる金縛りを要求する。
身動きのできなくなった美由紀に・・・嘉山はついにやりまくるチャンスが来たと確信する。
そしてSM道具を取り出すのだった。
「なにそれ・・・」
「これで・・・たっぷりかわいがってやる・・・すぐに気持ちよくなるだがね」
「えーっ」
なだれ込む嘉山の心。
≪縛って≫≪乳を縛って≫≪股間に縄をくいこませ≫≪蝋燭≫≪鞭打ち≫≪プレー≫≪スカトロも≫≪飲む尿≫≪それそれ≫≪放つ尿≫≪それそれそれ≫
「へ、変態・・・」
美由紀の心は絶望の崖っぷちに立たされたのだった。
そこへ、嘉郎と輝明が乱入し、美由紀の救出に成功するのだった。
乙女心を踏みにじられた美由紀は嘉山を半殺しプレーで昇天させるのだった。
≪あ、美由紀痛い≫≪美由紀のパンツ≫≪あ、痛い≫≪パンツ≫≪美由紀≫≪パンツ≪痛い≪美由紀≫≫≫
ラブホを出ると三人は犬の散歩中のマドンナに遭遇。
≪ま・・・ハードなのね≫
「誤解だーーーーっ」
まあ、理想と現実の境界は誤解の墓場ですからな。
ともかく・・・シーホースに落ち着いた三人。
「一体、どうなってんの・・・」
「僕たちはエスパーになったんだよ」
「・・・」
見つめ合う二人。
その頃、輝光は嘉山のSM道具一式を略奪してご満悦だった。
その夜、マドンナをイメージしてSMプレーを堪能する輝光。
バスルームのマドンナは衝撃に襲われるのだった。
「あ・・・なにこれ・・・あ・・・痛い・・・痛いけれど・・・痺れるような快感が・・・あ・・・そこはだめ・・・あ、そんなところに指をいれたらだめ~・・・ああ、胸にロープがくいこむような気がする~・・・なんなのこれは・・・あ、あ、あああーーーっ・・・とぶっ」
少なくとも入浴シーンにおいては「家族八景」を凌駕したらしい。
マドンナが未知の快感に弄ばれている時・・・美由紀の心には虚無が押し寄せていた。
そして町では・・・新たなエスパーがまた一人・・・衣服を残して消失するのだった。
とにかく、夏帆、どこまでいくんだ夏帆・・・で恵里菜あんたもかーーーなのだね。
二人の女優魂に万歳三唱するしかありません。
関連したキッドのブログ→第1回のレビュー
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コメント
じいやさま、こんにちは。
急にまた寒くなってしまいましたわね。
風邪などひかぬようにお気を付けくださいませ~。
何だか今期は始まるもの始まるもの平気か~って感じで安心して
見る事が出来ないんですけど~^^;
「TAKE FIVE」も私的には面白いかどうかよく解らない状態でした。
ただ千葉ちゃんと桃李を見るだけのドラマで終わりそう~。
千葉ちゃんのためだけに記事を作るかどうか悩み中です…。
とにかく…「愛だよ」が…なんか…なんかシラケたので^^;
脚本を書かれているのが櫻井さんではないという事がヒジョーに残念です。
スッキリしない物が多いので私の中では「お天気お姉さん」の緩いやり取りが
きちんと面白いと思えるものである事が救いなのですわ。
>とにかく、セリフが書けることで一安心するほど・・・他が水準に達していない作品が多いんだよな。
これですよね^^;
やっぱり…アッサリ聞いて普通に無理なく笑える脚本の安心感…。
「エスパー」は、昨日も笑えました。
コメント3本仕立てで失礼いたしました~。
投稿: くう | 2013年4月20日 (土) 12時14分
❀❀❀☥❀❀❀~くう様、いらっしゃいませ~❀❀❀☥❀❀❀
ご心配ありがとうございます。
いつからか寒さより暑さが苦手になっております老体ですが
昨日は用心して裸で寝るのを控えましたぞ~。
・・・どこの南の島の住人なんだよっ。
そうですなあ・・・前期は一線級の書き手が
それなりに揃っていましたが
今季はやや・・・不安定な皆さん。
さらにはあまちゃとリーハスペシャルという
超上級者が先発したので
粗が目立つのですなあ。
「TF」はとにかくいろいろと欲張りすぎて
なんのこっちゃになっているのは間違いないですな。
まず「前提」として「窃盗」という「ビジネス」を
「肯定」する・・・という「覚悟」が不足しています。
とにかく・・・オウムで殺人に関与してしまったことを
猛省したテレビ局なので
そういうチャレンジをすること自体に無理があるのですな。
「反省が足りない」とか「まだ懲りないのか」とか
「悪いとは思っていないんだな」
と思われることは間違いないのですからな。
それでもやる以上、「そもそも人間なんてみんな悪でしょう」というところまで突き詰めないと駄目なのでこざいますよ。
・・・と悪魔が申しております。
まあ、お金持ちから悪銭をかすめとるのは
いいことじゃないか・・・という庶民が
受けるのならそれはそれでいいと考えます。
しかし、窃盗犯の達成感を爽やかに描かれてもな~ですよ。
「お天」はもう・・・主人公の魔女スタイルが馴染みますし、熟女に囲まれてたじたじとなる男ヒロインが微笑ましいですな。
そして・・・セリフでひっかからないのが何よりなんですねえ。
そんなに上手い方じゃないのに
上手く感じるとは・・・周囲がどんだけ~でございます。
「エスパー」はある意味、一部愛好家向けですが。
もう妄想爆発して・・・肩の力が抜けるのですねえ。
週末にふさわしい一品でございまする~
投稿: キッド | 2013年4月20日 (土) 16時06分