« 戦争と云わんよりほとんど遊猟の感なきにあらずでごぜえやす(綾瀬はるか) | トップページ | 平等のルールを守るのは自由の翼を守るためなのです。(香取慎吾) »

2013年4月16日 (火)

ガリレオ(福山雅治)使い(柴咲コウ)の後継者(吉高由里子)VS教祖(大沢たかお)

ドラマ・シリーズとしての「ガリレオ」の魅力の一つはガリレオこと物理学者・湯川学(福山雅治)と内海薫刑事(柴咲コウ)のほのかな恋愛モードである。

このほのかな恋愛モードというのはなかなかに得難いものである。

成功例としては「トリック」の上田(阿部寛)と山田(仲間由紀恵)とか、「モップガール」の大友(谷原章介)と長谷川(北川景子)とかがある。

結ばれそうだがあくまで結ばれる前の段階でどちらもが片思いしているようで実は両思いのようでしかし男と女と言う関係以上に深く結びついているようなそうでもないような不思議な二人。

こういう二人とミステリの相性は抜群だったりする。

そういう魅力をあっさり捨て去るというのはかなり大胆な行動と言える。よほど、柴咲コウのスケジュールがハードなのだろう。

しかし、主人公がパートナーをチェンジしてリフレッシュし、倦怠感を脱するという手法も「相棒」シリーズが明らかにしているだろう。右京と亀山の愛を信じていた一部愛好家は裏切られた気分を味わうかもしれないが、本質的な面白さはそれほど変わらなかったりするのが恋愛の醍醐味なのである。・・・恋愛じゃないだろう。

とにかく・・・バッサリと変わるのではなく・・・前妻の内海刑事から後妻の岸谷美砂警部補(吉高由里子)へのパートナー・チェンジは丁寧に描かれている。相当に神経を使っていることは微笑ましい感じである。

まあ、原作的には本来のパートナーは草薙俊平刑事(北村一輝)だったわけで・・・ドラマ的にはお約束の展開と言えないこともないのだった。

六月に公開予定の新作映画「真夏の方程式」ではパートナーは岸谷警部補であるらしい。まあ、そういうこともお約束の展開なんだな。

第一シリーズのレギュラーとしては弓削刑事(品川祐)や監察医・城ノ内桜子(真矢みき)も未登場である。しかし、万年助手の栗林宏美(渡辺いっけい)は健在だった・・・やはり、なくてはならないキャラクターは「彼」なのかもしれない。

で、『ガリレオ(第2シリーズ)・第1回』(フジテレビ20130415PM9~)原作・東野圭吾、脚本・福田靖、演出・西坂瑞城を見た。湯川学は帝都大学理工学部の准教授であり、本来の相棒である草薙刑事は大学の同期生である。草薙の栄転によって湯川を受け継いだ内海刑事は二人のエリートに対して交通課で叩き上げて捜査課に転属してきた庶民タイプであった。そういう意味で帝都大学法学部卒業のエリート刑事である岸谷警部補は本来の原作ポジションに回帰したとも言えるのである。

さて、雑誌記者(西原亜希)の見守る中、蒲田の雑居ビルにある新興宗教団体『クアイの会』の支部の一室で、教祖・連崎至光(大沢たかお)が信者の一人に≪送念≫という秘義を行い、信者を五階の窓から転落死させるという事件が起こる。

同僚の太田川稔刑事(澤部佑)とともに捜査にあたった内海刑事は直感的に事件には裏があることを嗅ぎつける。人事異動により米国に派遣が決まっている内海刑事は、草薙刑事の指示により、新人刑事・岸谷美砂を特殊な事件解決のためのアドバイザー「変人ガリレオ」担当にするために湯川の研究室へと向かうのだった。

実験中の湯川を「ガリレオ使い」である内海は近況報告をしつつ手際よく「事件」に向かって誘導する。

「私・・・先生のせいで米国のオクラホマで変な事件担当になったんです」

「・・・」

「で、今後は先生の担当は先生の後輩でもある岸谷警部補になったんです」

「・・・」

「それから怪事件が起きたんです・・・犯人は被害者に指一本触れずに念を送って墜落死させてしまったと主張しています」

状況を飲みこめない岸谷警部補は思わず二人に割り込む。

「どうして・・・捜査内容を民間人に漏洩するんです・・・第一、念を送るなんてありえないし」

「ありえない?」

内海の顔には魚がえさに食いついた釣り師の表情が浮かぶのだった。

「世界には多数の奇跡に関する報告があり、それらの中には公式の宗教機関で公式に奇跡と認定されたものもある。しかし、奇跡も現象である以上、実際には物理的解明が可能であるものがほとんどだ。繰り返す奇跡は再現性が高いと言え、そうである以上、科学的に実証できる可能性がある」

湯川を釣りあげた確信で内海は止めをさすのだった。

「つまり・・・?」

「実に、面白い」

湯川の釣り方を伝授した内海は新人刑事・岸谷警部補に恋人・・・いや・・・変人を託すのである。

・・・これで旧シリーズの一部愛好家へのサービスは終了であり、充分に満足できる展開だったと考える。

ちなみにガリレオとは16~17世紀のイタリアの物理学者・ガリレオ・ガリレイに由来する仇名であることは言うまでもない・・・そこからなのかよっ。・・・丁寧さが伝染しました。

法学部出身で理工系男子を見下しているらしい岸谷は湯川に対する不信感でいっぱいだったが・・・とりあえず宗教団体の本部であるクアイの里へ二人で向うのだった。

雑誌記者の目撃情報により、教祖の犯行は立件できないためにすでに釈放されている。

奇跡を目の前で見た雑誌記者は信者になってしまったらしい。

二人は「現代文明を否定した自然回帰タイプの宗教施設」で教団の幹部たちと面会をする。

教祖の連崎至光や妻の小夜子(奥貫薫)、教団幹部(梶原善)たちは穏やかに二人を迎え入れる。

しかし、至光は「科学が人間を不幸にする・・・」と湯川の存在意義を問いかける。

「科学の時計を100年戻したら、地球の人口の90%は死滅するのです」と応じる湯川。

「人類を70億人にも増やし、さらに高齢化をもたらしたのは科学そのものです。はたしてそれが万人に幸福をもたらしたでしょうか・・・」と譲らない至高。

大河ドラマ「龍馬伝」の方の坂本龍馬と「仁」の仁先生の顔合わせなので充分に豪華なのだった。

結局、論より証拠ということで・・・≪送念≫を体験することになる湯川と岸谷警部補だった。

支部と同じような作りの修行道場で教祖から≪念≫を送られる二人。

体が温かいもので包まれたように感じた岸谷警部補は奇跡体験に涙を流して感動するのだった。

「奇跡は存在したんですね」

自分の感覚を信じて疑わない岸谷警部に湯川は哄笑で応じるのだった。

「ははははははは」

「どうしたんですか」

「・・・さっぱり、わからない」

しかし、宗教が「信じること」から始るように、科学は「疑うこと」から始るのだった。

湯川は体温の上昇と・・・被害者の目が白濁していたこと・・・そして、岸谷警部補が流した涙から・・・すでに仮説を組み立て始めていた。

おりしも、中国では「鳥インフルエンザ流行」のニュースがあり、中国政府が「日本人の好きな生卵かけごはん」を危険なメニューに指定したのである。

(じゃ・・・レンジでチンして温泉たまごに・・・)

湯川のガリレオ脳の作動スイッチがオンになったのであった。

ただちに・・・検証行動に移ったガリレオは磁石式コンパスを使って、≪苦≫と≪愛≫の里の周辺を捜索する。

【体感温度の一時的上昇】【事件現場の窓の亀裂】【苦痛にあえぐ被害者】【雷雨】【停電】【落雷の有無】【事件直後の停電】【大電力の使用】【ブレーカー】【快感と苦痛】【強弱の変化】【白濁した眼球】【温泉たまご】【加熱方式】【帝国陸軍の殺人兵器研究】【電子レンジ】【マイクロウエーブ照射装置】【血液を沸騰させるほどの高熱の発生による苦痛】【風力発電】【電力不足】【電源の確保】【電源コード】【電磁波の発生】【ナビゲーション】【指針】【隠された装置】

「奇跡の謎は解明された」と岸谷警部補に告げる湯川。

だが、例によって「犯人の動機」などには興味がない湯川。

しかし、岸谷警部補は内海と同様に悪を憎む情熱を秘めた刑事だった。被害者と・・・クアイの会のライバル宗教団体との関係を突き止めるのである。

「湯川先生・・・科学だって人類社会に貢献してこそのものでしょう・・・地震だけを研究して防災の役に立たなかったら何の意味もないじゃないですか・・・先生の力で・・・彼らの悪を暴いてください」

湯川が年下の女性のこういう挑発に弱いのも実に明らかなことなのである。

そして・・・再び、教団本部に乗り込んだ湯川は身体を張ってマイクロウェープ放射装置の「強」状態に耐えてみせるのだった。

「ここに・・・それがある・・・」

ついに秘密兵器は暴かれたのである。

教祖は何も知らなかった。黒幕は・・・健康器具製作会社を経営していたエンジニアである妻・小夜子だったのである。

苦悩する教祖・・・彼は踊らされていた自分を自ら殺人兵器に投じて罰するのだった。

しかし、凶器によって被害者を死に至らしめた以上、教団を罪に問うことは可能だった。

口封じのために殺される可能性に思い至った岸谷警部補はあわてて応援を要請するのである。

しかし、二人を見守っていた内海がすでに同僚の刑事たちと現場に接近していたことは言うまでもないだろう。

ついに・・・内海の渡米の日がやってきた。

旅立ちの挨拶にやってきた内海に・・・意外にもプレゼントを用意していた湯川。

しかも・・・指輪用の宝石ケースである。

内海の心にさざ波がたったことは言うまでもない。

しかし・・・。

「餞別だ・・・」

「なんですか・・・これ」

「草薙から君の誕生日は3月2日だと聞いた。ゲルマニウムの元素番号は32番だ。ゲルマニウムは健康にいいという説もある。しかもその結晶構造はダイヤモンド構造だぞ」

「・・・さっぱりわからない」

こうして仄かな恋愛モードを維持しつつ内海が去った後で、岸谷がコーヒーの差し入れを持って事件の報告にやってくる。

もちろん、内海と同様に岸谷もすでに湯川に対する仄かな恋愛モードに入っているのである。

事件解決後のコーヒー二人で飲もうと・・・なのであった。

しかし、湯川は・・・。

「報告はもう聞いた。それに君は間違っている。地震学者は地震学のエキスパートであるべきで、防災学は防災学者が極めるべきだ。僕は僕の興味を引くものに対してのみ興味を持つのであって事件捜査、つまり刑事の仕事、つまり刑事、つまり君にはまったく 興味がない」

「きーっ・・・もう絶対ここには来ません」

地団駄を踏みつつ退散する・・・岸谷・・・しかし、その足元は湯川のアドバイスに従ってハイヒールからローヒールに変化しているのだった。

刑事は刑事としてベストを尽くさねばならないからである。

こうして・・・変な科学者と感じやすい刑事の新たなる物語はまずまずのスタートをきったのです。

だから、湯川は岸谷ののこしていったコーヒーを賞味して満足そうに微笑むのである。

関連するキッドのブログ→ガリレオ

天使テンメイ様による数式へのアプローチはコチラへ→テンメイ様の『ガリレオ2』第1話の数式、誘電体のマイクロ波加熱における電力半減深度&吸収電力

|

« 戦争と云わんよりほとんど遊猟の感なきにあらずでごぜえやす(綾瀬はるか) | トップページ | 平等のルールを守るのは自由の翼を守るためなのです。(香取慎吾) »

コメント

おはようございます
大変ご無沙汰でした。。(^^ゞ
  
市民ランナーとしては、ボストン爆弾テロが
一通り解決したってことで、一安心してます。
ま、表面的&一時的な解決にすぎませんけどね。
  
それにしても第一報が、警察のツイッターの
つぶやきらしいって所に、時代を感じます。
日本の警察のツイッターも、意外な緩さで人気
とかいうお話。緩すぎて一部のお叱りもあるとか(笑)
   
        
さて、遂にスタートした『ガリレオ2』。
視聴率は予想をも上回るくらいの高さで、人気健在☆
もちろん僕も十分楽しめたし、数式記事もレビューも、
きっちり書けました。ドラマでこれだけ書くのは超久々。
    
ただ、内容、特に吉高はビミョーな感があるのも事実。
僕も含めて、「吉高って女優は嫌いじゃないけど、
やっぱ内海は柴咲じゃないかなぁ・・」って感じ。
一体、どんな裏事情や経緯があったんでしょうか。
まだ初回っていう点は割り引いてもいいけど、
今後に向けて、ちょっと心配もあります。
   
それは単なる5年半前への郷愁とも違ってますね。
脚本だけじゃなく、演技や演出でも、まだ湯川&岸谷の
新カップルの描き方を模索してる気がします。
  
岸谷が難しいのは当然として、湯川の側まで
ちょっとブレと言うか、揺れが生じてる。
滑稽さを狙ってるのかも知れませんが、前シリーズより
態度の振幅が少し大きくて、素早いような感じ。
まあ、この点は、今の時代に合わせただけなのかも。
あるいは、2時間分の撮影なのに、1時間半になったとか。
   
ウチへのアクセスを見てると、4つのタイプがありますね。
ドラマ好き、福山ファン、理数系、「湯川&内海」ファン。
ここにやがて「湯川&岸谷」ファンが食い込んで来るのか、
温かく見守りたいと思います♪
   
        
最後に、宗教と科学の扱いについて。
原作者の東野自身、冷静で中立的な態度ですが、
ドラマもかなり頑張ってたと思いました。
ま、一部の方々にとってはご不満かも知れませんがね。
   
NHKが典型ですが、フジテレビの場合も、
組織の上層部と現場の間で、かなりズレがあるんでしょう。
現場では今、やっぱり「反科学」的な雰囲気が強め。
おまけに、3・11以前の前シリーズでさえ、
最後は「核」と「悪」の問題を前面に出してました。
     
しかし『ガリレオ』は、原子核に詳しそうな天才科学者が
大活躍する物語で、主人公は超人気の福山。
さじ加減が難しい中、上手くバランスを取ってます。
   
科学よりも多少、宗教の側を悪役に回すと共に、
宗教の側にも救いを認め、一定の配慮をする。
教祖の送念が「本物」だという話は、原作だとハッキリとは
描かれてませんからね。ま、大沢たかおへの配慮もありそう。
   
ともあれ、超久々に、今期は真面目にドラマレビューします。
時間的に厳し過ぎて、来週以降は少しラクしちゃうかも (^^ゞ
とりあえず第2話は、川口春奈の制服姿に注目ってことで♪
それでは、今日はこの辺で。。

投稿: テンメイ | 2013年4月20日 (土) 12時09分

○-○)))テンメイ様、いらっしゃいませ。○-○)))

疲労回復のために妄想のレモンの砂糖水漬けをご賞味くださいませ。
妄想の朝鮮人参の焼酎漬けもございますぞ。

妄想ですので放射能汚染の心配は皆無です。

生きて心と体のあることを祝す祭典に
死を投げ込む心のあることが
痛ましいことですな。

まあ、生と死は未来永劫、背中合わせのものでございますが。

ふふふ、衆生のつぶやきが電子化される時代、
耳を傾けるのも大変ですよね。

屋根の上のアホなヤンキーも
ボストンを彷徨うチェチェン人も
無明の闇を憤り怯えながら途方に暮れるのですな。

無惨なことでございます。

織田信長の伊勢攻めに際し、
北畠の家来が信長に通じます。
北畠は家来の人質である九歳の娘を
作法に則って
磔にかけ処刑します。
娘は父母の名を呼びながら
泣き叫びつつ槍に貫かれて絶命する。
見守る群衆は嗚咽したそうです。

なぜか、そんなことをふと思い出しました。

人の為すことには古今東西、進歩がございませんな。

ガリレオのレビューお疲れ様でした。
テンメイ様と共通テーマの記事を描ける喜びに
ひたりましたぞ。

まあ、様々な憶測を呼んでいるヒロイン交代劇ですが
今回はそれほど一大事ではないということが
キッドの主題になってしまいました。

まあ、あえて言えばアーティスト同志の
スケジュール調整が困難という話で
さらに言えば両雄並び立たずというところですかね。

そして・・・お茶の間のもったいない精神の発露が微笑ましいのですねえ。

ドラマ世界によって内海というキャラクターが
原作世界に生れたので
今度は岸谷がより原作に近い形で回帰のために誕生したドラマなのだろうと考えます。

お互いにいい関係ですよねえ。
とにかくビジネス的には・・・。

面白いものの面白さをどうやって
認知してもらうかが何より大切な世界ですからな。

吉高由里子は最初から体を張っている女優ですからな。
脚本に恵まれないこともありますが
それでも存在感は常にありますよね。
喜び多い善い男に続く代表作になることを
期待したいですな。

キッドはかなり萌えましたので
ガリレオもきっと萌えていると思いますぞ。
なにしろ・・・ガリレオも加齢しましたので
より若い娘の成分は何より馳走でしょうから~。

ファンなどというのは
恐ろしく身勝手で気まぐれなものですからな。
あっという間に新しいヒロインの虜になるものと
推察いたします。

湯川の変化はやはり加齢によるものでしょう。
老化と言うやつは心身ともに忍びよるものですからねえ。
しかし、それが善悪いずれかは本人次第ですからな。
劣化と上達もまた背中合わせですから。

キッドは湯川の成長と貫禄を見た気がいたします。

ヒロインの突き放し方が甘めになっておりますからな。

そういうものは滲み出ますから。

さて、本題の宗教と科学の真っ向勝負。

昔風に言うならば
唯物史観と唯心観の対立軸となるわけですが・・・
まあ、現代は一種のカオスになっているわけで
どこまでが科学で
どこまでが宗教なのかも混沌としています。

ここでは黒幕としての技術者が挿入されるわけですな。

科学原理で宗教原理を捏造していく・・・悪のエンジニア・・・しかも女です。

科学者と技術者と教祖・・・このトライアングルこそが
三つの頂点を形成しているわけですよね。

そういう意味では
教祖とガリレオを結ぶ軸に対して
左右に二等辺三角形が現れ
一方に悪のエンジニア。
一方に正義の守護天使が配置されて
新たな三角形を形成している。

その時、消える頂点は科学者なのか
ガリレオなのか・・・なのでございましょう。

最後に罪人を慰める愚かな教祖こそが
前と悪に振り分けられるガリレオの二重性に対して
新たな三角形が提示された正方形の
対角線の交わるところに・・・
つまり世界の中心にいるのかもしれません。

この辺りは図式的にそれなりに美しいのですな。

まあ、あくまで悪魔の申すことでございますけれど~。

所詮、はかなく消えゆく命であることを
慰める宗教。
命をより安楽により延長することを求められる科学。

しかし、探究者にとっては
どちらも人生を楽しむ道具に過ぎないのでございますよね。
科学に熱中するか、宗教に熱中するか。
どちらにせよ、夢中になることで
浮世の憂さを忘れるわけですから。

太平洋側では余震が連鎖し、
地球では中東、中国と巨大地震が回っている
今日、この頃、人知を越えた物理的法則が
人心を脅かす2013年春。

問われても「断言はできない」科学者たちの
現実をよそに・・・
必ず謎を解明してくれるガリレオの夢は
些少なりとも心を軽くしてくれるエンターティメント。

どのくらい正確に科学で
どのくらいやや擬似科学なのか
テンメイ様の解説に期待しながら
今季、一番の楽しみにしたいと思います。

継続は力なりと申します。
ご自愛なされて完走していただくことを
せつに願い申しあげまする。

投稿: キッド | 2013年4月20日 (土) 16時05分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ガリレオ(福山雅治)使い(柴咲コウ)の後継者(吉高由里子)VS教祖(大沢たかお):

» 新ドラマ「ガリレオ」第1話 [日々“是”精進! ver.F]
マイクロ波… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201304160000/ 虚像の道化師 ガリレオ 7東野 圭吾 文藝春秋 2012-08-10売り上げランキング : 1267Amazonで詳しく見る by G-Tools ... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 06時05分

» 「ガリレオ」実に面白いファイル1内海から岸谷へ湯川は教祖の念の正体を自ら実証して見せ岸谷の自信を初回から玉砕させた [オールマイティにコメンテート]
「ガリレオ」は東野圭吾のガリレオシリーズをドラマ化した作品で2007年10月期に第1シリーズがドラマ化され、その後容疑者Xの献身が劇場版として公開され大ヒットした。今 ... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 06時11分

» ガリレオ 第2シリーズ (第1章・4/15) 感想 [ディレクターの目線blog@FC2]
フジテレビ系ドラマ『ガリレオ』(公式)の第1章『幻惑す-まどわす-』『(ラテ欄)幻惑す-まどわす-帰ってきた変人!』の感想。 期待し過ぎた?! 岸谷美砂(吉高由里子)から内海薫(柴咲コ...... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 08時16分

» ガリレオ2 第1話 [ぷち丸くんの日常日記]
帝都大学理工学部物理学科の准教授・湯川学(福山雅治)は、容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能で女子大生からの人気も高いのですが、学問以外にほとんど興味を示さないので、周囲からは「変人ガリレオ」とも呼...... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 08時20分

» ガリレオ 第1話:幻惑す‐まどわす‐帰ってきた変人! [あるがまま・・・]
内海行っちゃった…( ;´Д`)いやぁー!まってぇ〜! 何か色々大人の事情があるらしいけど、湯川とはいいコンビだった内海がいなくなるの 寂しい・・・ 途中からは何となく二人が思いあってるような描写もチラッとあったので、お別れのシーンで 湯川先生がアクセサリー入っ...... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 10時03分

» ガリレオ [AKIRAのドラマノート]
幻惑す(まどわす):『虚像の道化師 ガリレオ7』収録  [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 10時55分

» ガリレオ(第2シーズン)第1話★大沢たかおが吉高を浄化!? [世事熟視〜コソダチP]
ガリレオ 第1話 幻惑す(まどわす)〜帰ってきた変人! 「剛力す(ごりおす)」ではなくなって「幻惑す(まどわす)」で『ガリレオ』セカンドシーズン開始。 もう剛力彩芽を観ないで済むぞ!! 剛力彩芽がクラッシュさせて「8%台」まで落ち込んだ月9視聴率が一気に「22・6%」だものなぁ!!! で、初回拡大については、ややテンポを悪くした感じがしないでもないんだけど、内海(柴咲コウ)から岸谷(吉高由里子)への引き継ぎが要るから仕方ないのかなぁ・・・。 個人的好みからすると、1時間で... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 12時38分

» ガリレオ #01 [ぐ~たらにっき]
『幻惑す―まどわす―帰ってきた変人!』 [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 12時49分

» ガリレオ - フジ月9 福山雅治 [新ドラマQ]
ガリレオ 第2シーズン 月曜 21:00 フジテレビ 2013年4月15日~ [キャスト] 福山雅治 吉高由里子 澤部佑 柴咲コウ 北村一輝 渡辺いっけい 大沢たかお [スタッフ] 原作:東野圭...... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 14時56分

» 【ガリレオ】第2シーズン 第1話 「幻惑す(まどわす)」初回 感想 [ドラマ@見取り八段・実0段]
僕に言わせれば、現象には必ず理由がある。 再現性が高い現象は必ず科学的に実証できるはずだ。 つまり? 実に面白い。 ガリレオ 第1話 「幻惑す(まどわす)」       新興宗教団体...... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 15時40分

» 『ガリレオ2』 #1「幻惑す −まどわす−」 [英の放電日記]
2つの観点から楽しめるドラマである。 ? 超常現象や不可思議現象を物理的・論理的に解明する楽しさ  これ、単純に面白いよね。不思議な現象で驚き、論理的に解明され納得する。  『TRICK』を思わせるトリックだが、『TRICK』ほど胡散臭くない。これは、主人...... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 16時50分

» ガリレオ(2) 第1話 [レベル999のgoo部屋]
『幻惑す』 「幻惑す−まどわす−帰ってきた変人! 内容 ある事件現場に臨場した貝塚北署の内海薫(柴咲コウ) ビルの窓を突き破り、男・中上が転落死したという。 丁度、新興宗教「クアイの会」を雑誌記者が取材にやって来ていたのだが、 撮られていた写真からは、自殺を...... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 17時45分

» ガリレオ(第2シーズン) 第1話 [ドラマハンティングP2G]
第1章あらすじ 04.15 Mon On-Air Story#01 幻惑す-まどわす- ラテ欄「幻惑す‐まどわす‐帰ってきた変人!」 湯川学(福山雅治)は、帝都大学理工学部物理学科の准教授。容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能な湯川は、女子学生からは圧倒的な人気を得ているが、学問以外…... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 19時28分

» ガリレオ フジ(4/15)#01新 [ぬる~くまったりと]
Story #01 幻惑す 公式サイトから 湯川学(福山雅治)は、帝都大学理工学部物理学科の准教授。容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能な湯川は、女子学生からは圧倒的な人気を得ているが、学問以外のことにほとんど興味を示さないため、“変人ガリレオ”とも呼ばれていた。 そんな湯川のもとを訪れた貝塚北署の刑事・内海薫(柴咲コウ)は、帝都大の出身で、昨年入庁したばかりの新人刑事・岸谷美砂(吉高由里子)を紹介する。湯川とは大学の同期でもある警視庁の刑事・草薙俊平(北村一輝)の指示だった。 続けて薫は、蒲田の雑居ビ... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 19時34分

» ガリレオ2 #1 [シフォンなキモチ]
ガリレオが帰ってきましたーw 湯川准教授おかわりなくーー。相変わらずのガリレオ節でしたわ。 んで、内海刑事に代わっての岸谷刑事。なんつー吉高w  なんちゅー高びーw でも、このキャラ付けは正解のような気がする。そんな岸谷が湯川にやり込められるのを見て視聴者はスッキリするわけでw スッキリと言えばテリー許さん![E:po... [続きを読む]

受信: 2013年4月16日 (火) 21時20分

» ガリレオ(1) [ドラ☆カフェ]
視聴率は 22.6% 幻惑す(まどわす) 帰ってきた変人! [続きを読む]

受信: 2013年4月17日 (水) 12時31分

» 宗教、科学、自然と人間~『ガリレオ2』第1話・幻惑す [テンメイのRUN&BIKE]
市民ランナーとしては、ボストンマラソン爆発事件(or 爆弾テロ)が非常に 気にな [続きを読む]

受信: 2013年4月17日 (水) 21時43分

» 「ガリレオ(2)」1 ☆☆ [ドラマでポン]
驚きがなかった。 前作では(というか原作では、と混同しているかもですが)トリックにも動機にも随分と驚かされたものなのですが、今回はそりゃそうだろーな感じ? 身体が温かく ...... [続きを読む]

受信: 2013年4月20日 (土) 09時56分

» ガリレオ2「幻惑す -まどわす-」 [のほほん便り]
さすがの視聴率(祝・今年NO.1の、22.6%)にふさわしい、安定した面白さ、でした。 サービス精神たっぷりに、第一シーズンと第二シーズンのメンバーさんがフル出演! だけど、慣れの問題かもしれませんが、やはりガリレオ世界には、有無を言わせぬ、コープラスの美形コンビ、薫、こと柴咲コウが合ってる、と感じたのは私だけ? いや、たしかに吉高ちゃんも充分に魅力的なんですがね。どうせなら、まるで鴨さんみたいな高飛車キャラでなく、もっと初々しい新人っぽい感じの性格にすればなぁ、とも思ったりして ... [続きを読む]

受信: 2013年4月21日 (日) 14時42分

» ガリレオ#2『指標すシを呼ぶ水晶振り子!変人vs美少女』感想と視聴率 [ドラマ大好き!]
福山雅治主演の人気ドラマ『ガリレオ』セカンドシーズン第2話の感想です。 ※ネタバレ注意 女子高生・真瀬加奈子(川口春奈)は、いつも大事なことを水晶の振り子によるダウジングで決める少女。 ※ダウジングとは、曲げた棒状の物や振り子などを使って地中の水脈を見…... [続きを読む]

受信: 2013年4月22日 (月) 23時06分

« 戦争と云わんよりほとんど遊猟の感なきにあらずでごぜえやす(綾瀬はるか) | トップページ | 平等のルールを守るのは自由の翼を守るためなのです。(香取慎吾) »