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2013年5月14日 (火)

はったり屋ガリレオ~通じ合うツインズと通じ合おうと思いまして(桐谷美玲)

さて、母の日も終了である。

両親のうち、父でない方が母である。

他殺死体の場合、被害者以外の全人類の中に加害者がいる。

そして、真犯人ではない人以外が犯人である。

犯人を見つけるためには犯人以外が犯人ではないことを証明すればいい。

なんとなく・・無理な気がするのはキッドだけだろうか・・・。

しかし、ミステリとは不可能とも思えるこの作業を達成してしまうフィクションなのである。

まあ、リアル・警察はこの不可能とも思える作業を職務として行っているわけで、ある程度成果があれば凄いとも思えるのだった。

とにかく・・犯罪者は罪を犯した時点でルール違反というミスを犯しているわけで・・・そのミスを取り返そうとして失点を重ねるという話なのである。

だから、未解決事件の犯人とは犯罪を犯罪と思わない人物なのではないかと妄想できるのだった。

しかし、そういう人物は犯行を繰り返し、発覚のリスクは高まるのである。

不可能とも思える犯人の特定が可能なのはそういう理由があると思いまして。

で、『ガリレオ(第2シーズン)・第5回』(フジテレビ20130513PM9~)原作・東野圭吾、脚本・福田靖、演出・澤田鎌作を見た。2012年の某「世界で最も美しい顔100人」ランキングの第12位である桐谷美玲が一人二役の一卵性双生児役で登場する。ダブル桐谷美玲なのだが、犯人役が桐谷健太なのでトリプル桐谷になっている。桐谷は全国にある地名で桐谷氏も様々なルーツがあるが・・・大阪府出身の桐谷健太と千葉県出身の桐谷美玲は口元がすごく似ている気がする。キッドはこれを密かに桐谷の富士山型と呼んでいる・・・どうでも良すぎる情報だぞっ。前回もそうだったが・・・ガリレオこと湯川学(福山雅治)は基本的に美女を守る騎士である。今回も天才物理学者というよりははったり屋のプレイボーイと言う趣である。すでに、妄想刑事ことオカルトちゃん・岸谷美砂警部補(吉高由里子)は毒牙にかけて賞味してしまったので、関心はもっぱらゲストにむけられているのだろう。今回はもちろん「ふたごプレイ」を目指しているのである。オカルトちゃんがいつもよりヒステリックなのはガリレオのよからぬ目論見に嫉妬して、しかも欲求不満だからなのである。

さて、キッドの妄想はさておき・・・東京都内で傷害事件が発生する。被害者は磯谷若菜(桐谷美玲)、アンティーク・ショップの経営者である。頭部をハンマーで殴られ、意識不明の重体である。発見者は若菜の夫の和宏(桐谷健太)である。経営コンサルタントである和宏は都内で講演中、若菜の双子の妹・春菜(桐谷美玲)から連絡を受け、部下の山下(清水優)とともに自宅に戻ったところ・・・床に倒れた被害者を発見したのだった。

問題は長野県在住の春菜の電話の内容だった。「姉が襲われて・・・犯人の顔をテレパシーよって画像受信した」と言うのである。

このままでは・・・またもや、変な刑事のレッテルを張られてしまう・・・とオカルトちゃんはガリレオに泣きつくのだった。

「双子のテレパシーを科学的に証明してください」

「興味深いが・・・時間がない・・・」とガリレオ。しかし、被害者の妹である春菜を紹介すると「双子における特殊なコミュニケーションについて実証してみるのは意義がある」と言い出すのである。もはや、科学的探究心というよりは下心丸出しなのである。

双子という特殊な発生形態の人類には「神秘的な精神共有性」があるという過去の記録に基づき、とりあえず、犯人の似顔絵を描かせてみるガリレオ。

しかし・・・春菜は絵心がないために微妙な似顔絵が完成してしまう。

それなら・・・似顔絵の専門家に任せればいいのだが・・・事情が超心理学がらみなだけに二の足を踏むオカルトちゃんらしい。

そこで・・・夫の和宏に関係者の顔写真を集めてもらうように協力を要請する。

もしも、犯人が関係者の中にいれば春菜が認知できるかもしれないという発想だが、もしも、該当者がいても・・・目撃者証言としての採用は困難だ。

しかし、該当者はいなかった。

ここで、お茶の間は実行犯は別にいるが、犯行を示唆したのが和宏であることを知る。

病室の若菜の殺害を和宏が試みるからである。

しかし、一度は看護婦(恒吉梨絵)に発見され、二度目はガリレオたちに阻止されてしまう。

吸入マスクをはずしている現場でオカルトちゃんは「何をしていたのか」と問う。

「キスをしてた・・・夫婦なんだからいいでしょう」

「眠れる森の美女は・・・王子のキスで目を覚ますといいますからな」

ロマンチックに感じたまま、同意したガリレオだったが・・・後ろ暗いところのある和宏は動揺を隠すために気色ばむ。

「からかっているんですか・・・私は・・・犯人を捜すために・・・協力したのに・・・あなたにとっては・・・妻は実験材料でしかないんですか」

その時、壁に貼られた関係者一同の写真の中から一葉の写真が剥がれ落ちる。

それは・・・仲人とともに写る和宏・若菜夫妻の結婚式の写真だった。

ガリレオはこっそりと春菜と会話を交わす。

「双子だからといって必ずしも同じ言動をとるとは限らない・・・同じ時刻に別々の場所でシチューを作ったとしても・・・あなたは独身で・・・若菜さんは既婚者だ」

「そうですね・・・私は若菜が和宏さんと結婚したのが意外でした・・・だって彼の優しさはうわべだけのものだと私には思えたから・・・」

「なるほど」

すでに・・・「双子のテレパシーの実証」は困難と考えたガリレオは・・・双子への同情という名の下心でプレイボーイならではの壮大なブラフをかまし始めるのだった。

プレイボーイというものはターゲットの心を奪うためにはあることないことかますのが基本だからである。

まったく無関係な設備で・・・春菜の脳内電磁波変化を分析すると言いだし、さらには最新の設備で春菜の脳内画像情報をスキャンすると言うのである。

すべては・・・恋仇である和宏を陥れる罠なのである。

現在では脳内情報の画像出力は未開分野ということになっています。

しかし・・・科学に弱い和宏はプレッシャーに負け、実行犯である後藤剛志(渋川清彦)に春菜の殺害を依頼するのだった。すべては妻の財産を狙った犯行だった。和宏は経営コンサルタントなのに自社の経営に失敗して、多額の負債を抱えており、しかも浮気が発覚して妻から離婚を切り出されていたのだった。

まあ・・・関係者の聞き込みで浮かびあがりそうな周辺の事情です。

そして、警察には・・・和宏が犯人だと仮定して・・・写真を集められなかった関係者の洗い出し捜査を提案したのである。

和宏が隠しているのが・・・犯人だった。そして・・・和宏が常連客となっている店の利用者に和宏とツーショットで写る後藤が捜査線上にあがる。

一方で、春菜を総動員体制で警護する刑事たち。

ドラマなので・・・あまり深く考えないでおくのが身のためである。

ハンマーを持って現れた後藤はたちまち逮捕されてしまうのだった。

そして・・・後藤は・・・似顔絵と似た特徴を持った男だった。

「テレパシーはやはりあるんです」というオカルトちゃん。

「それは・・・潜在意識の悪戯だよ」と聞き流すガリレオ。

その時・・・春菜から若菜が意識を取り戻したと連絡が入る。

しめた・・・と思うガリレオだった。

悦楽のチャンスを伺うために・・・見舞いに訪れたガリレオ。

初対面のガリレオに対して「湯川さん・・・」と親愛の情を示す春菜。

(無意識でも聴覚は覚醒していた可能性がある・・・病院でのやりとりを記憶していたのだろう・・・あるいは双子にありがちな悪戯心で二人で示し合わせているのかも)と冷静に分析しつつ、舌なめずりしたガリレオは・・・。

「実に面白い」と結ぶのだった。

なにしろ・・・二人の遊びに付き合う気満々だからである。そして開かれるめくるめくふたごっちな世界への扉。

オカルトちゃんはムキキーッなのだ。

かわいいよ、オカルトちゃん、かわいいよである。お茶の間の御婦人方は我慢してもらうしかない殿方サービス専用キャスティングである。男なんてみんな基本そんなものですからな。

ちなみに神秘学的には念波とは心霊波と考えられる。

単純に言うと人間の魂は母体とへその緒で繋がっているわけだが、出産と同時に無線状態になるわけである。しかし、二卵性双生児の場合は魂の分割が行われ、出産後も有線で結ばれているということになる。双子の精神感応力が特殊であるのは魂を共有しているからである。心霊波を伝える超次元有線は東京-長野県の距離などものともしないことは言うまでもないだろう。

関連するキッドのブログ→第4話のレビュー

天使による数式的アプローチはコチラへ→テンメイ様のガリレオ2

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