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2013年5月 5日 (日)

あまちゃん、五度目の土曜日(橋本愛)

ゴールデン・ウイークも残り僅かであるが、北三陸市(フィクション)には行ってみたいと思う。

しかし、海開き前なのでなまりすぎる海女ちゃん(フィクション)には会えないのである。

行くなら、やはり、七月かなあ・・・と考えたりする。

しかし、その頃には「第2部・東京編」(フィクション)がスタートしているかもしれず・・・やはり、あまちゃん(フィクション)に会えないかもしれない。

そういう「いらない心配」(妄想)をする今日、この頃。

あまちゃんは第一部第二章とも言うべき「南部ダイバー篇」に突入したのである。

勝手にサブタイトル(妄想)つけんなよ。

本当のサブタイトルは・・・。

第1週 おら、この海が好きだ!

第2週 おら、東京さ帰りたくねぇ

第3週 おら、友だちができた!

第4週 おら、ウニが獲りてぇ

第5週 おら、先輩が好きだ!

・・・となっています。ちなみに第6週は「おらのじっちゃん、大暴れ」・・・満を持して蟹江敬三なんだな。

で、『連続テレビ小説・あまちゃん・第5週』(NHK総合20130429AM8~)脚本・宮藤官九郎、演出・梶原登城を見た。日本最北端の海女(フィクション)のいる北三陸市袖ヶ浜のシーズン最終日、ついに宿願のうに一個を獲得したアキ(能年玲奈)だった。四週間に渡ってうに一個で話をもたせるとは・・・クドカンの魔力半端なしである。頑固一徹だがおとぼけも得意の祖母・天野夏(宮本信子)、ツッパリでたぶんアイドルになりそこねた母・春子(小泉今日子)に見守られたり、翻弄されたりしながら、アキの青春がこうして幕を開けたのだった。

月曜日 海女とまめぶ汁の旅立ち(能年玲奈)

海女のシーズン・オフに突入した2008年12月。袖ヶ浜駅から、安部小百合(片桐はいり)が宇都宮での「まめぶカフェ」経営のために旅立つ。その裏には元・夫の大向大吉(杉本哲太)の邪悪な下心が仄かに感じられるのだが、それもまた隠し味であって・・・基本的には爽やかな秋の送別のホーム。夏は「我慢すんな・・・行き詰ったら帰って来い」と見送る。一同も「そうだ・・・だめだったとしても安部ちゃんのせいじゃない、まめぶ汁が悪い」「来年もまた・・・一緒に潜ろう」などと温かい言葉をかける。海女のかつ枝(木野花)に即されてアキも「いつも見守ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを示すのだった。

「発車の時刻・・・」を副駅長・吉田正義(荒川良々)を告げるが駅長の大吉が制止する。

大吉にとっての主役の春子が寝坊して遅刻していたからである。

駆けつけた春子は24年間借りっぱなしになっていたゲーム・ソフトを返却するのだった。

「ごめんね」

「私・・・春子さんが嫌いでした。私、女子大生に憧れてたんですよね。高校卒業まで海女をやって・・・仙台か東京の大学に進学するつもりだったのに・・・春子さんが家出して・・・最年少海女として・・・24年間・・・春子さんの代わりなんてできもしないのに・・・勝手に自分で思いこんで・・・」

「安部ちゃんは私とは全然違うよ・・・私、安部ちゃんみたいに優しくないし」

「でも・・・この三ヶ月・・・春子さんといろいろ話せて楽しかった。アキちゃんも素直で可愛かったし、24年間の埋め合わせができた気がする・・・春子さん、帰ってきてくれて本当にありがとう・・・そして・・・大吉さんをよろしくお願いします」

「えーっ、なんでそうなるのよっ」

「いやいや」と思惑通りの大吉だった。そんな泥臭い恋の駆け引きも田舎ならではなのである。

故郷発の北鉄の発車のベルは鳴り、安部ちゃんは旅立った。

今、万感の思いを込めて・・・アキは叫ぶ。「あんべちゃん、あんべちゃーん」

銀河鉄道999である。

代わりに出戻りで口の悪いシングル・マザー花巻珠子(伊勢志摩)が娘の鈴(小島一華)、琴(吉村美輝)を連れて漁協の後任事務員がやって来たのだった。

海に潜れなくなった海女たちはなんとなく意気消沈である。

今野弥生(渡辺えり)や熊谷美寿々(美保純)も琥珀掘りの小田勉(塩見三省)の指導で何故かミサンガ作りの内職をする始末である。

「まったく、海女ってのは夏の間だけビャービャーやかましくて、まるで蝉みてえだな」と毒づく出戻り珠子だった。

アキも夏の干し柿作りを手伝いながら「ああ、潜りてえ」とため息をつくのだった。

しかし、観光協会では異変が起きていた。

ダイレクトで表示されるらしいアクセス・カウンターが異様なカウント数をはじき出していたのである。

ミス北鉄の足立ユイ(橋本愛)の動画再生回数をなまりすぎる海女のアキの動画再生回数が追いぬいてしまったのだ。

はじめてのウニ捕獲の「やったーっ」というアキの叫びが全国ののべ百万人以上の人々に感動を与えてしまったのである。

「これは・・・すごいことになるんじゃないか」と観光協会会長の菅原保(吹越満)は蒼ざめる。

「僕が愛するアキちゃんだもの・・・当然さ」と思うウェブ担当のヒロシ(小池徹平)だった。

しかし・・・せっかくの海女ちゃん人気も・・・シーズン・オフでは盛り上がりにかける。

さっそく、緊急招集される「K3NSP」メンバーだった。

「なんでまた・・・こんなに人気になったんだろう」という疑問に応えるのはヒビキ一郎(村杉蝉之介)だった。ヒビキ、普段は一体どこで何やってんだ。

「少女の健気な姿を愛するのは日本人の伝統なんです。おしん、ハイジ、ナウシカです。その魂にアキちゃんの頑張る姿が火をつけたのです。ウサギとカメならカメを、アリとキリギリスならアリを、ハブとマングースならマングースを応援するのが大和魂です」

「うちのアキはマングースかよっ」と春子。

「いや、そもそもハブとマングースはたとえからして間違ってる」と吉田。

「僕はハブの巻き返しに期待したい・・・」と聞く耳を持たないヒビキだった。

その頃、ハブじゃなかったユイは琥珀の洞窟で叫んでいた。

「アキちゃんに負けるなんて・・・めっちゃくやしいーーー!」

大人たちの邪な作戦会議は続く。

「しかし・・・肝心の海女がシーズン・オフじゃな」

「昔、シーズン・オフには海女はチンドン屋代わりに担ぎ出されたことがあったな」と提案する夏ばっぱ。

「コスプレかっ」

「ユイちゃんとアキちゃんで海女の格好でウニ弁売ったらどうだべ」

「夢のコラボかっ」

「それはいい」と盛り上がるメンバー。

その頃、アキもまた琥珀の洞窟にやってきた。

「海さ、もぐりてえええええ」

それぞれの思惑が交錯する秋の始りだった。

火曜日 北鉄名物のウニ丼VSリアスのウニ丼なんて認めない(小泉今日子)

名は体を表すというのはネーミングの基本である。黒川秋が天野秋を名乗ることによって、天に昇るわけだ。海女(あま)のアキになって天の羽衣(あまのはごろも)を手に入れるからである。天野の三人の女たちは夏ばっぱ、春子ママ、秋と名付けられている。春は花咲く季節、夏本番、秋は実りの季節である。春子は花咲いたが実ったのは秋だった。春子は海女にはならなかったし・・・おそらくチヤホヤされてアイドルを目指したが、なれなかったのである。その代償として秋を生んだのだ。そして・・・アキは母がならなかった海女になり・・・そして母のなれなかったアイドルにもなる。アキは春子の夢の女なのだ。そして・・・春子はそんな夢に複雑な思いを抱くのだった。

十月は黄昏の国だが・・・土曜日を前に大吉のテンションは急上昇するのだった。

「もう、ミス北鉄のユイちゃんと海女のアキちゃんの夢のコラボなんですよ」

呼び出されたアキとユイの前で怪気炎をあげる北三陸駅員一同である。

「私たち・・・まだ引受けたわけじゃありません」

とユイは口下手なアキを庇って釘をさすのだった。

「でも・・・これは海女クラブにとってもすごく宣伝になるんだ。アキちゃんを見て海女の後継者が現れるかもしれないし・・・」

と吉田はやり手の芸能プロデューサーのようにアキを攻める。

「・・・私、やります。海女の格好でウニ丼売ればいいんだっぺ」

「平気なの、写真撮られたり、握手を求められたりするんだよ」

とユイは親友としてアキを心配する。

「そこは俺たちがしっかりガードするから」

と口をそろえる駅長と副駅長。

「なんなら・・・ユイちゃんも海女のコスプレしてもいい」

と阿漕な芸能プロダクションのマネージャーのような口ぶりの大吉。

「この辺で・・・勝負に出たらどうだろう」

顔色の変るユイ。

「私・・・やります」

ユイは負けず嫌いだった。

こうして・・・嵐の土曜日がやってきたのである。ユイ&アキのウニ丼売上大作戦は強烈な成果をあげたのだった。

肝心のウニも漁協の組合長・長内六郎(でんでん)が青森県に発注し、夏ばっぱは「でかした」と褒めるのだった。

戦場のようなウニ丼生産工場で例によって寝坊した春子は朝から一人不機嫌になるのだった。

動員数三千を越えた土曜日は終り、祝賀パーティーが開催される。

「こんなことは・・・北鉄開通のあの日以来です」と駅長。

「はじめて北鉄の収支で黒字というものを経験しました」と副駅長。

「乾杯」と発声する夏ばっぱ。

人々の笑顔でうれしくなるアキ。

しかし、一人春子だけは低気圧を発生させ、負のオーラを漲らせるのだった。

もう、面白くなくて面白くなくてプンプンなのである。

そして、大吉を呼び出してお説教するのだった。

「もう、明日からはやらせません」宣言だった。

もちろん・・・建前は「娘に汚れ仕事はさせられない」という親心なのである。

しかし、その裏には「自分のものである娘を勝手に使うな」とか「あんなに娘がちやほやされてなんだかくやしい」とか「ちやほやされたあげくの自分のあれやこれや」とか様々なネガティブな感情が渦巻いているのだった。春子はある意味、慢性ノイローゼで常時ヒステリーな女なのだ。

「海では海女やってもいいけども、海女の格好でウニ弁売るのはなんかちがうのよね」

そこへ夏とアキがやってくる。

「なんも、違わねえさ。観光海女はお客さんに喜んでもらってなんぼだべ」と信念をもって正論を述べる。

逆風を感じた春子はたちまち、矛先をアキに変えるのだった。

「あんたはそれでいいの・・・海女の格好でウニ丼売るのがあんたがやりたいことなの」

「・・・」言葉に詰まるアキだった。

気まぐれでその場その場を生きる母親に翻弄され続ける娘なのである。

観光協会会長と大吉はスナック「梨明日」でへそを曲げた春子の説得に当たる。

「何も・・・いつまでも若い二人に頼るつもりはない」

「あくまできっかけなんだ・・・さびれる一方だったこの街が活気づいたら、そこから先は大人たちが頑張るつもりだ」

「ユイちゃんとアキちゃんを主人公にした手作り漫画「ウニット」を書いてくるような不気味なやつらだけど・・・逢って話してみれば外見ほど変ではなかったよ」

「意外と真面目で礼儀正しいしな」

「とにかく・・・故郷が活気づくのは・・・なんであろうとありがたいもんなんだ」

「そういうものなの」

「春ちゃんが出て行って廃れたこの街が・・・春ちゃんがアキちゃんを連れて帰ってきて息を吹き返した・・・こんなにうれしいことはない・・・春ちゃん、本当に帰ってきてくれてありがとう」

「そんな・・・やめてよ」とすでに少し機嫌の治る春子だった。

しかし、母親に挫かれて意気消沈したアキは日曜日に戦線を離脱し、ウニ丼厨房に引き籠るのだった。

そんなアキを迎えに来るユイだった。

「やっぱり・・・キツかった?・・・写真とられたりして」

「そんなことはねえけど・・・お母さんに言われて・・・やっぱり、オラは潜るの好きなだけで・・・なんのとりえもないのに・・・あんなことしてはいけないんじゃねえかと・・・」

「何にもできない女の子が海女になってウニとったんだよ。それだけでかっけえことなんだよ」

「・・・」

「そんなに潜りたいんだ・・・じゃ、明日、一年中、潜れる方法を学校で教えてあげる。だから・・・今日は二人で頑張ろう」

「本当・・・そんな方法あるの・・・じゃ、おら、頑張る」

捨てる母親あれば拾う親友ありだった。

こうして・・・ユイ&アキは日曜日も120個のウニ丼を完売するのだった。

二人の女子高生は地域に多大な貢献をするのである。

そして・・・ユイは北三陸高校の一角にアキを案内するのだった。

そこで・・・アキは窓から見える光景に心を奪われるのだった。

水曜日 南部潜りに胸キュンのアキは聴く耳もたない女です(橋本愛)

ユイが案内したのは北三陸高校(フィクション)の潜水土木科の授業用プールだった。

潜水服から泡立つ気泡にアキは一目で心を奪われてしまう。

一生懸命、説明するユイの言葉も耳に入らないほどに宇宙飛行士のような潜水士に夢中になるアキだった。

そのために鉄拳アニメが伝統の「南部潜り」について説明するのだった。

伝統技術である「南部もぐり」は実際に海洋開発課のある県立種市高校が今も後継者を育成している実在の技術なのだった。

しかし、とにかく、潜ることに飢えたアキにとって目の前に潜っている人がいることが衝撃なのだった。しかも、そこは自分が通学している学校の中なのだった。

「うちの高校は普通科と潜水土木科があるんだよ・・・知らなかった?」

「じぇじぇじぇー、知らないよ~、聞いてないよ~」と小学生化し、アホの子に拍車のかかるアキである。

ともかく・・・アキを教室内に引っ張り込むユイ。

そこには熱血指導をする北三陸高校潜水土木科の教師・磯野心平(皆川猿時)がいたのだった。

「お・・・お前はなまりすぎる海女ちゃんじゃねえか」と気がつく磯野先生。

「これは何ですか」と素朴な疑問を発するアキに「潜水土木課は潜水士の資格も獲れる水中での土木作業を学ぶところだ・・・資格をとったら就職に有利だっぺ・・・あの生徒なんか・・・東京の建設会社への就職が内定している超エリートだ」

その時、浮上してくる潜水土木科三年生の種市浩一(福士蒼汰)・・・実在の高校名からのいただきですな・・・がヘルメットを脱ぐと・・・アキの胸キュンのボルテージはレッド・ゾーンに突入するのだった。

種市先輩に一目惚れしたアキだった。

「やべえ・・・」

たまらず、アキは逃げ出そうとする。

呼びとめるユイに磯野先生がかけた言葉が・・・。

「お・・・お前はよくみたらミス北鉄でねえか」

アキに遅れをとったユイはちょっと傷付くのだった。

そんな二人に爽やかな笑顔をむける種市先輩だった。

ただちに潜水土木課の入学案内を入手し、その中に種市先輩の写真を発見したアキは海女クラブで幸福感に包まれるのだった。

「何、見てんだ」

「えっへっへ・・・」

なのである。

そのうち、うとうとしたアキの見る夢は種市先輩の水中プロポーズ、ウニを開けば婚約指輪なのだった。アホの子なりに話が早いのだった。しかし、何故かアキは途中で海女の弥生に変身してしまうのだった。指が太くて指輪がはまらない悪夢である。

夢でうなされているアキを海女たちが起こす。

「どうした・・・」

「こわい夢みた・・・」

「どんな夢・・・」

「おらが弥生さんになる夢」

「夢でよかったな」と頷く一同。しかし、釈然としない弥生だった。

アキは早速、夏ぱっぱに相談をもちかける。

「潜水土木課って知ってる?」

「南部もぐりだべ・・・昔から女は北の海女、男は南部もぐりが北三陸の花だ。お前のじいちゃんも潜水土木課の卒業生だあ」

「えー・・・そうなの」

「なんだ、おめえ、南部もぐりさ、やりたいのけ」

「うん」

「無理無理、やっとこさウニ一個獲ったくらいで、海の中で力仕事なんてできるわけないべ・・・けんど・・・じいちゃんは喜ぶかもしれんなあ」

「もう・・・どっちなの。おらに南部もぐりやらしたいのか、やらしたくないのか」

「そんだなこと、お前の母ちゃんに相談してけろ・・・」

おとぼけを決め込む夏である。

その頃、スナック「梨明日」のママ・春子の前には恩師である岩手県議会議員の足立功(平泉成)が来店していた。

「それにしても北高一のスケバンがスナックのママになるとはねえ」

「やめてくださいよお、先生」

両側には教え子である大吉と菅原が着席している。

「家出する子はたくさんいたが・・・大抵はすぐに戻ってくるか、補導されるかなんだが・・・まさか、二十四年も行方不明になるとはなあ・・・」

「捜索願は出さなかったんですか」

「すぐに出そうとしたよ・・・しかし、この子の母親がお腹がすいたら帰ってきますと断言するもんだから・・・」

「ふふふ・・・お腹がすかなかったんですよねえ」

「とにかく、たいしたもんだ・・・そこへ行くとうちの息子なんて」

話題は息子のヒロシのことに・・・。

娘の彼氏としてはお断りしたことを忘れたようにヒロシを誉める春子だった。

「ヒロシ君はいい子ですよ・・・悪い子の私が言うんだから間違いありません」

「そうだねえ・・・暗いけど・・・根は真面目だし、自分の意見もしっかり言うし」

「何より、観光課でパソコン使えるのはヒロシくんだけなんで・・・なくてはならない存在です」

親バカで顔がほころぶ足立先生だった。そこへ・・・当の本人であるヒロシがやってくる。

「俺にはちっともお前の良さがわからんが・・・教え子たちがお前はいい子だって言うんだ・・・」

「なんだよ・・・それ」

少し氷解する足立父子だった。

毎日、潜水土木課を覗きにいくアキ。ユイが声をかけても気がつかないほどの熱中ぶりである。

「やはり・・・種市先輩が一番かっけえなあ。あの赤い潜水服」

「顔なんて見えないじゃない」

「動きで判るんだ」

「お前ら何してるんだ・・・」と二人の背後に種市先輩。

赤い潜水服の中身は磯野先生だった。・・・短いコントのオチだが長いコントのフリでもある。

木曜日 夢の中ではじめての告白する女に惚れられちまった男(福士蒼汰)

アキが種市先輩に恋をしていると悟ったユイはキューピッド心に点火するのだった。

「この子・・・南部潜りに興味があるみたいなんです」

「そうなのか?」

頷くアキだった。

話を聞いた磯野先生は早速、アキに体験潜水を許可するのだった。

「いきなり、大丈夫なんですか」

心配するユイだったが、アキはあっという間に潜水服を着装してしまうのだった。

「危なくないようにロープで固定するから」

磯野先生は簡単に説明をする。

「管で空気を送り込むから、自分で排気口を回して空気を抜くんだぞ・・・わかったな」

「あ・・・あ・・・」

まったく判っていないアキであった。

「大丈夫だ・・・体験潜水は浅いところでするから」と微笑む種市先輩。

うっとりとするアキである。

「本当に大丈夫ですか」

心配でたまらないのはユイだけだった。

ヘルメットだけで20キログラム、総重量70キログラムの潜水服を着て水中に没するアキ。

ホワイトボードで「大丈夫か」と尋ねる種市先輩に指でOKサインを出すアキだった。

さし延ばされた種市先輩の手をとって水中散歩をするアキ。

天にも昇る気持ちだった。胸がときめいて。胸が苦しくて・・・。

浮上するアキ・・・。

「どうした」とあわてる磯野先生。

「大丈夫です・・・でも胸が苦しくて・・・体が浮いて」

「だから・・・空気を抜かないと・・・空気がたまって浮くよ・・・どうして抜かないの・・・ああ、びっくりした」

準備室で二人になった種市先輩とアキである。

「しかし、変わってるな、潜水に興味があるなんて」

「ばあちゃんが・・・海女クラブの会長さしてて・・・海女になりたくて・・・東京から転校してきたんです」

「そうか・・・東京から・・・それなのになんで訛ってんだ」

「海女クラブでおばちゃんと話してばっかいるから」

「袖ヶ浜は訛りきついからな」

「先輩は・・・どうして潜水士になったんですか」

「うちは南部もぐりの家系だし、親は大学行けって言うけど、勉強苦手だし、海が好きだから」

「東京で就職するって・・・」

「羽田空港の滑走路の拡張工事だ・・・技術がいくら進歩しても土台は人の手で作らねばなんねえからな・・・それが、ずぶん(自分)らの仕事だっぺ」

「かっけえ・・・」

「そうか・・・」

「先輩は自分のことずぶんっていうんですね」

「そこかよっ・・・」

アキを駅で待っていたユイは何やら不機嫌である。

「兄貴にメールで呼び出されて・・・こんなものを渡されちゃったよ」

汚物を触るようにヒロシからアキへのラブレターを持つユイだった。

「やっぱり、ダメ」とラブレターをゴミ箱に捨てるユイだった。

「どうしたの・・・」とさっぱり状況のつかめないアキだった。

「だって・・・兄貴から親友へのラブレターなんてゾッとするわ」と複雑な気分を持て余す乙女なユイである。

二人が立ち去るとしっかりと状況を把握していた吉田はゴミ箱からラブレターを回収するのだった。

「読むよね」

だが、事態を予測したユイは戻ってきてラブレターを取り戻すのだった。

「というわけで・・・中身は読めませんでした」とスナック「梨明日」で報告する吉田。

「けしからんな」と口々に言う大吉と菅原。

しかし、春子は「別にいいのに・・・」と言うのだった。

「この間は娘の相手としては金輪際認めないって・・・」

「ええ~、そんこと言ったっけ」

その場、その場の気分で生きて行く春子だった。しかし、今回はおぼろげに記憶がよみがえるのだった。

「ああ、そう言えば・・・言ったかも」

「けちょんけちょんに言ってたべ」と弥生。

「でも・・・最近、アキがちやほやされるんで、ちょっと心配になって・・・悪い虫がつくよりは逆にヒロシくんならいいかなと思って・・・いい子だし」

「いや・・・女子高生にラブレターなんてヒロシもアウトだべ」

「そういえば・・・コレ持ってきちゃった・・・」

それは菅原と春子の高校時代の交換日記だった。

一日目 菅原から春子へ

「春ちゃんへ・・・今日から交換日記を始めます。つきあってるわけでもないのにこんなの変だって思うかもしれない。けれど僕は気にしない。男女の間にだって友情は成立すると思う。なんでも好きなことを書いてね」

     春子から菅原へ

「髪を切った私に違う人みたいと・・・あなたは少し照れたよう」

(「夏の扉/松田聖子」からの引用のみである)

二日目 菅原から春子へ

「春ちゃんへ。僕も松田聖子、大好きです。でも、春ちゃんの方がかわいいと思います」

     春子から菅原へ

「紅茶のおいしい喫茶店・・・」

(「ハロー・グッバイ/柏原よしえ」からの引用のみである)

三日目 菅原から春子へ

「涙のリクエスト・・・最後のリクエスト」

(「涙のリクエスト/チェッカーズ」からの引用のみである)

     春子から菅原へ

「LOVE IS OVER・・・悲しいけれど終わりにしよう」

(「ラヴ・イズ・オーヴァー/欧陽菲菲」からの引用のみである)

・・・青春それはなんだか恥ずかしいのだった。

青春の思い出で春子が盛り上がっている頃、アキは青春の真ん中にいたのだった。

お気に入りの「君に、胸キュン/YMO」を聴きながら・・・。

口ずさむ「キュン」が「ズブン」に変わっているアキだった。

夢で種市先輩と水中デート。ホワイトボードで「好きです」と告白。種市も「ずぶんも」と返して・・・はじめてのキス・・・しかし、ヘルメットとヘルメットが衝突。緊急浮上である。安否を気遣い叫ぶ磯野先生の声にうなされるアキだった。

うなされているアキの横で交換日記を秘密の部屋の机にしまおうとした春子は・・・潜水土木課への編入願書を発見してアキを叩き起こすのだった。

「なんなの・・・これ」

「あ・・・年度が間違っているのは美術さんへの発注ミスで・・・私がアホの子設定だからじゃないと思うんだ」

「そうじゃなくて・・・なんで潜水土木科なのよ」

「北高にあるんだ」

「知ってるわよ・・・私だって卒業生なんだから・・・」

「卒業してないべ」と真夜中に起こされていやいやながらも口を挟む夏だった。

「温水プールがあって一年中潜れるから」

「だからって・・・」

しかし・・・アキの固い決意を崩すのは容易でないと・・・春子にもそろそろ分かってきたのだった。

金曜日 南部ダイバーの世界へ、ようこそ(皆川猿時)

アキの潜水土木課への転入問題は関係者に波紋を投げかけるのだった。

海女仲間たちが、漁協が、観光課が、北鉄が危機感を持つのだった。

「なんで・・・南部もぐりさ、するのに皆さんの許可がいるんですか?」

急速に大人の階段を昇りはじめたアキはとりかこむ関係者一同に問いただす。

「いや・・・許可ってこともないけど・・・アキちゃんは今や、北三陸観光の目玉だからな」

「何も、南部潜りまでしなくても・・・」

「海女は飽きたのか」

と口々に疑問を呈する欲に目がくらんだ大人たち。

「海女は夏しかできないから・・・その他の季節は南部潜りさ・・・してえ」

「ウニは売りたくねえのか」

「そんなことねえ。ウニ丼売るのは好き・・・でも海女の格好で売るのはこっぱずかしい」

ここでヒビキが一言物申すのだった。

「何言ってんだ。露出が減るってことは収入減に直結しますよ。言っちゃいますと海女の衣装で普通の女の子が普通じゃなくなるんです。海女のアキちゃんだから遠くからわざわざ来る気になるんです・・・私服の高校生のウニ丼なんか」

「ああ、言っちゃったよ」と吉田。

「じゃ、南部もぐりの潜水服じゃダメですか」

一同がないないと首をふるのだった。

「ちょっと、イジリーさん」

「ヒビキです」

「本人の前で露出とか言わないでくださる。みんなも二言目には町おこしだのなんだのって・・・ウチの娘は皆さんの玩具じゃありませんから」

「どうせなら、スクール水着とか、体操服にブルマ」と言いかけたが言わなくてよかったと思うヒビキだった。

「そんな風に見世物になるようなら海女だってやめさせますから」

言いたい放題の春子に付け入る隙を見出す夏ばっぱだった。

「やめさせて・・・どうすんだ」

「そ、それは・・・」

「南部潜りさ、やらせるのか」

「本当、ママ、やっていいの」

「だから・・・明日、学校に行って先生からいろいろと聞いた上で・・・」

とりあえず、退散する春子。

ほくそ笑む夏ぱっぱだった。

関係者としてはアキが週末に海女の格好でウニ丼の車内販売さえしてくれればなんでもいいのである。

翌日、仕方なくアキと学校を訪問する春子。

磯野先生の説明を聞きつつ、男子ばかりなので女子の編入は学校としても喜ばしいという話になると・・・。

「そういう話はいいんです・・・だまされないんだから」

つまり・・・春子は・・・何か・・・そういうことで「だまされた」過去があるのだった。

そこへ種市先輩が姿を見せる。春子は何故か、気分がチェンジするのだった。

おそらく・・・種市先輩の何かが春子の心にフィットしたのだろう。

例の窓から水中作業を見る母娘。

娘の表情から・・・種市先輩への好意を読みとる春子だった。

「あれ・・・あの赤い潜水服がさっきの子だよね」

「ママ、判るの?」

「判るよ・・・すごく器用だもの・・・」

その時、背後から声をかける種市先輩だった。

長いコントのオチ終了である。

アキと春子は似たもの母子だった。赤い潜水服の中身はやはり磯野先生だった。

そんなことのあった帰り道。

「ママ・・・なつかしい?」

「そんなに思い出ないしねえ」

「でももてたんでしょ?」

「誰に聞いたのよ」

「ユイちゃんのお父さん・・・スケバンだったって」

「大したことないのよ」

「刃物もって小さい子を夜中におどかしてまわったの・・・」

「それは・・・なまはげ・・・」

スケバンを知らない娘にスケバンを教えるほどのゆとりはない春子だった。

その時、昔からの溜まり場にたむろする生徒たちが・・・春子の記憶を呼び覚ます。

不良たちとつるんでいた若き日の春子(有村架純)・・・そこへ若き日の大吉(東出昌大)がやってくる。

「俺は北鉄に就職が決まったんだ・・・春ちゃんが卒業する頃には運転手になって電車に乗せてやる・・・」

「なんだ、こいつ」と絡んでくる不良たち。

「ただの幼馴染よ」という春子。

「ただの幼馴染じゃねえ」と不良たちを軽く吹き飛ばす大吉。

その大吉の姿にときめいた・・・春子だった。

「ねえ、ママ・・・私、どうしても南部潜りさ、やりてえ」

「いいよ・・・なんだってスケバンになるよりマシだもんね」

「やったー、ママ、ありがと」

自転車に乗ってかっとんで帰るアキだった。

「・・・置き去りかよ」

娘の成長を眩しく感じる春子。

スナック梨明日でしみじみと語るのだった。

「大吉先輩も・・・変わったよねえ」

「しかし・・・アキちゃんにはどうしても観光海女をしてもらいたい」

「別に・・・わびしくてもいいんじゃないかな・・・私が嫌なのは・・・わびしいことで卑屈になることなのよ・・・たとえ、琥珀みたいにつまんないものだって・・・誇りを持っていれば・・・いつかきっと・・・良さがつたわるんじゃないかな・・・」

「つまんないって・・・」絶句する小田勉だった。

心に沁みるセリフを口にする春子だったが・・・あまり、深く考えているわけではないので騙されてはいけないのだった。

ついに・・・潜水土木課に編入したアキ。就職の決まった種市先輩も面倒を見てくれることになり、心は浮きたつのだった。

しかし・・・そこに待っていたのは「南部ダイバー」の歌の洗礼だったのである。

男臭い男たちの野太い歌声。「一番大きい声を出せるか競争だ、そりゃあ、もっとこい」と合いの手を入れる磯野先生。そして一緒に変な歌を熱唱する種市先輩。

現実の洗礼を受けてドン引きするアキだった。

土曜日 案の定、帰ってきた男(蟹江敬三)

海女と違って潜水服では鼻の頭がかゆくてもかけない・・・などいろいろなことを学ぶアキである。

毎朝、祖父の写真に手をあわせ、潜水作業の無事を祈るのが日課となっているのだった。

一方で、潜水士の資格を取ることを決意したアキは種市先輩に個別指導をしてもらい至福の時を過ごすのだった。

ちなみに潜水士の試験は筆記試験のみである。労働安全衛生法によって定められた潜水士免許に必要な知識を詰め込むのが試験勉強なのだ。そのために時々、居眠りしてしまうがそういう時は先輩が屈伸運動につきあってくれる。

そんなアキをユイは少し憂いを含んで温かく見守るのだった。

おそらく・・・その原因は・・・アキを駅で待ち伏せる兄のヒロシにあると思われる。

「潜水土木課に編入したんだって?」

試験問題を暗記中のアキの前に現れたヒロシ。

不意をつかれて面倒臭いと感じるアキだった。

そもそも・・・ヒロシは命の恩人なのだが・・・「好きだ」と告白されて以来・・・なんとなく鬱陶しい存在になっていたのだった。

まして・・・今、アキは種市先輩に夢中なのである。

「そろそろ・・・返事を聞かせてくれないか」

ああ、まただ・・・と思うアキだった。今は試験勉強に専念したいのに・・・。

「ストーブさん、いつも・・・なんか・・・間がわるいですね」

思わず口にした言葉に我ながら驚いて逃げ出すアキだった。

アキはアキなりに・・・ユイの兄であるヒロシには気を使っているのだった。

せっかく、就職したヒロシが元のストーブ前に戻ってしまったら可哀相だと思うのだった。

ちなみに・・・ストーカーの語源は・・・蒸気機関車に石炭をくべる火夫(ストーカー)なのである。まさにストーブとストーカーは紙一重なのだった。

愛している女に激しく拒絶されて・・・ストーカーに限りなく近い感じのストーブさんことヒロシだった。

そして・・・またしても眠れなくなったアキ。

しかし、これだけ悩むということはまったく脈がないわけではないのではないか・・・と思いがちなストーカーだったりするわけである。

だが、そのために・・・アキはあることを発見するのだった。

仏壇から・・・祖父の写真が消えていたのである。

思わず尋ねるアキに「片付けた」と素っ気なくこたえる夏ばっぱ。

アキはアホの子に潜在している直感力によって夏が何かを隠していることを嗅ぎ取るのだった。

Am005 そう言えば・・・とアキは思う、最近の夏ばっぱは妙にウキウキしている感じがある。ひょっとして、恋をしているのではないかとアキは自分と照らし合わせて考えるのだった。

そして、母に相談を持ちかけるのだった。

春子は最初はとりあわなかったが・・・確かに最近の夏は妙におしゃれだったり、化粧をしたりして怪しい態度を示したことに思い当るのだった。

やがて、喫茶「リアス」の客たちも乗ってきて、ついには漁協の組合長との不倫疑惑に発展するのだった。

「父が死んで一年なのにそんなことは許せない」と義憤にかられる春子だった。

自分がよくわからない理由で夫の黒川正宗(尾美としのり)を東京に置き去りにしていることはそれはそれこれはこれらしい。まあ、春子にそんなことを言っても無駄なのである。

しかも・・・父の天野忠兵衛(蟹江敬三)の不在についてはみんな言葉を濁しているのだが・・・春子とアキの母娘は死んだと思いこんでいるのだ。

そこで・・・春子はあれだけ反対していた海女衣装でのウニ丼販売にアキを向かわせ・・・その間に夏を問いつめる計画を実行するのだった。

「お母さん・・・話したいことがあるの・・・」

「なんだよ・・・急に・・・」

「大事な話なの」

その頃・・・車内販売でウニ丼を完売したアキは最後の一個を買った客の顔を見て驚愕するのだった。

「じぇじぇじぇじぇじぇーーーーっ」

「どうしたの、アキちゃん」と驚くユイ。

「じぇ・・・じぇじぇ・・・じぇじぇじぇ・・・・じぇじぇじぇじぇ・・・・」

「じぇ」の進化系、発展系を披露しながらアキは死んだはずの祖父の写真にそっくりの男から目を離せないのだった。

関連するキッドのブログ→第4週のレビュー

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コメント

>「そんなに潜りたいんだ・・・じゃ、明日、一年中、潜れる方法を学校で教えてあげる。だから・・・今日は二人で頑張ろう」
>「本当・・・そんな方法あるの・・・じゃ、おら、頑張る」

この百合っぽいシーンに萌えました(笑)。しかも諭す橋本愛のほうが17で能年玲奈より三つも年下ということを考えるとさらに萌える…

投稿: 幻灯機 | 2013年5月 5日 (日) 13時02分

ふふふ…ついに1月経ってしまいました。
続けてのあらすじを拝見すると怒涛の1週間。
そして、また楽しい1週間でしたわね^^

>あ・・・年度が間違っているのは美術さんへの発注ミスで・・・私がアホの子設定だからじゃないと思うんだ

あーーそういえば、散々ネットで騒がれていたようですが、
あれはやっぱり狙いじゃなくてミスなのかな^^;
総集編で修正されたのかしら。確認するのを忘れてた。

じっちゃんも思ってた通り戻って来たし、来週も楽しそう~。
いやぁ朝ドラって、本当~にいいもんですねっ!( 〃▽〃)

投稿: くう | 2013年5月 5日 (日) 13時10分

✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪

仄かに薫る禁断の愛のさじ加減が
いいのですなあ。

足立先生はロリコン教師だし
ユイは実はブラコン
ヒロシはストーカーと
足立家はかなり変態度高めに
設定されていますよねえ。
元・女子アナ妻の隠された部分も
きっとあると妄想しています。

アキとユイでもかなり萌えですが
この後、松岡茉優などの正統派の美少女も
投入されて
どんだけ萌やすのかっ・・・クドカンサイコーと
叫ぶことになると思うと
いてもたってもいられない今日この頃です。

投稿: キッド | 2013年5月 5日 (日) 17時06分

❀❀❀☥❀❀❀~くう様、いらっしゃいませ~❀❀❀☥❀❀❀

ふふふ・・・毎日更新御苦労さまでございます。
なにしろ・・・楽しいので
やめられないのでございますよね。
一週間のまとめ記事でも
どんどん長くなっていく恐ろしさがございますな。
再現性もどんどん高くなっていくし・・・。
およそ、映画一本分の尺とは思えない
内容の濃さに脱帽いたしますねえ。

かなり、細かい脚本指定があると思いますが
ここはきっと誰かのうっかりでしょうな。
作っている人たちも
「今」が2008年とは忘れるほどに
世界が生きている証拠でしょうねえ。

じっちゃんが帰ってきただけで
沸き立つほどに・・・
もはや、お茶の間もこの世界の住人でございます。

「まめぶと安部ちゃん」で
SPが出来てもおかしくないほどの
キャラの仕上がり具合・・・。

まさに「純と愛」とはなんだったのか!

そう思わずにはいられませんな~。

投稿: キッド | 2013年5月 5日 (日) 17時18分

ミス北鉄コンテストから秋祭りの頃はダンゼン アキ派でしたが、今週はユイの魅力がよくでていて
ユイ いい子だわ と彼女に親近感 持ちました!

発車時間が気になって 会話に集中しずらい環境?だったんですが
月曜日の阿部ちゃんの言葉 なんか妙にわかっちゃって(汗)グサッとくるというか 泣けてきます
春子の私とは全然違う 阿部ちゃんみたいに優しくない
の言葉もよかったです。

阿部ちゃんやユイ 登場人物ひとりずつに 妙に肩入れして愛おしくてたまらなくなる
それなのに 登場人物は増え続けて。。笑
来週も楽しみです♪

投稿: chiru | 2013年5月 5日 (日) 18時08分

シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃ いませ・・・大ファン

友達としてアキの面倒をみるユイ。
ライバルとしてアキを認めるユイ。
仲間としてアキを励ますユイ。
女友達としてアキを見守るユイ。
こんな友達がいたら・・・いいのになあと
思う献身ぶりですな。
それが抜群の美少女なのですかせ萌え~でございます。

ヒロシに対してもなんだかんだ妹として兄思いなんですな。

これは・・・局アナの遺伝子と教師の遺伝子が
いい感じにミックスされていると思われます。

スケバンとしてみんなに恐れられていた春子。
海女仲間としてちょっと親しみを感じていた安部ちゃん。
そんな複雑な乙女たちの思い合いが
ちょっともつれてそしてほどかれていく
故郷のプラットホーム。
車窓から乗り出して手を振る安部ちゃんの愛。
最後尾にいたから先頭になるアキ。
情景としての完成度のたかさでございます。

どんどん増える登場人物ですが
ヒビキに至るまでまったく無駄がなく
それぞれに見せ場が用意され
たいした事件が起こらなくても
あっという間に終わる15分。
そして・・・一人一人が
どんどん愛おしくなっていく。
スナック「梨明日」のシフトも・・・。
ああ、今日は美寿々さんか・・・。
今日は弥生さんなんだな・・・。
春子とのコンビがチェンジするのさえ・・・楽しい。

常連客も微妙に変わったりしている気がします。

もう、乙ですな。
最高に乙でございます。

投稿: キッド | 2013年5月 5日 (日) 19時51分

じっちゃん、生ぎてたーっ!
春子とアキが勝手に誤解してたって言ってたけんども、
みんなで口裏合わせてたような雰囲気で、そこには
何か言えない理由でもあるのかと思いきや、
何かテキトーだったべ!?
んで、そのままえがったえがったと丸め込まれた感が…

夏ばっぱも、1年前に漁に出たって言えばいいのに
死んだのが1年前って誤解されるような言い方
わざとしてたべ。

だけど、気まぐれでその場その場を生きる母親・春子の
母親である夏ばっぱだから仕方無いべか?

潜水土木課への編入願書の年度が間違ってたのも
多くの指摘があっただろうにそのままスルー。
ゲゲゲの際に布美枝の本籍地が鳥取県となってたのを
昼の放送では島根県に修正した例もあるのに・・・
こうなると、年度のミスもパンチラも全てネット住人への
サービスに思えてくるじぇ♪

投稿: まこ | 2013年5月 9日 (木) 14時41分

●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●

じっちゃんが生きてたことも
夏ばっぱが生きてることを黙っていたことも
周囲がそれに合わせていたことも
基本的には
「春子」の面倒臭いところに
タッチしたくない気持ちの表れなんですなあ。
しかし、結局、
面倒臭いことになるのでございます。

だが、どうせ面倒臭いなら
なるべく先延ばしにしたい気持ちもわかるのですな。

南部ちゃんが・・・
「アイドルのこと」で
急に口が重くなったのも
「春子の面倒臭い部分」に
触れたくなかった・・・
触れるのが恐ろしかった・・・
そういうことでございましょう。

それほどまでに
「はれものあつかい」
春子・・・おそるべしでございます。

これだけ複雑な性格の春子を
なんなく演じてしまうキョンキョンも
おそるべしですなーーーっ。

編入願書の年度とかも
「ま、いいか」という
春子の気分に支配されているのかもしれませんなあ。

なにしろ、自分で言ったことを
次の瞬間には否定して
「私、そんなこと言ったけ~」
そのまた次の瞬間に
「あ、そう言えばいったけ~」
もう、なにがなにやらでございますよ。

そんな春子に
16年間も夫として仕えた
正宗も天晴ですな~。

家族を愛していることが
「嫌」と言われても
困るしかないですからな~。

しかし、東京では
鬱屈していたらしいアキが
北三陸で解放されている以上、
正宗にも何か
鬱陶しい部分があるのかもしれないですぞ~。

うっかりミスは誰にでもあるので
そっとしておいてうげてもらいたいですぞ~。

じいやなどは人生の半分は
うっかりミスと申しましても過言ではございませんっ。

ふふふ・・・「あまちゃん」は
サービスの塊でございまし・・・
「お主も悪よのう・・・」的な登場人物だらけ。
それなのに後味さわやかなのは・・・
クドカン・マジックですな~。

なになに・・・
どんな「おいた」をしても
笑ってゆるせるまこお嬢様みたいなものかと?

お、お嬢様、そ、それは~

投稿: キッド | 2013年5月 9日 (木) 15時28分

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