私のお墓の前に苺大福をお供えしてください~ありがとうブラックホーク(新垣結衣)
幽かに「あまちゃん」の香りがするんだが・・・。ユイ(橋本愛)が元歌を歌ってなかったか?
見逃してくれよ~。
・・・ついに来たプラックホーク回。航空自衛隊はUH-60でもUH-60Jで愛称はロクマルらしい。
ブラックホークといえば映画「ブラックホーク・ダウン」(2001年)だけに墜落しないかとヒヤヒヤしたぞ。
しかし、ヘリコプターと言えば風。風と言えばパンチラなのに・・・なぜ、ガッキーはミニスカをはかないのかっ。
それは・・・明日な。
だって、ただ今、ローカルで再放送中の「太陽にほえろ!」(1973年)の第102話「愛が終わった朝」(脚本・市川森一)なんて冒頭から雨に濡れたシンコ(関根恵子)が呼び出されたボス(石原裕次郎)の部屋でお着替え・・・下着姿をサービス、サービスなんだぜ。もう、小学生男子はノックアウト間違いなしなんだ。
ふっ・・・時代がな。・・・大体、何と比較してんだよ。
とにかく・・・不謹慎だといろいろとさしさわるドラマなんだよ。察しろよっ。
わかった。・・・「みんエス」まで我慢する。
それにしても・・・連係するU-125AとUH-60J・・・かっこよかったなあ。
うん、かっこよかった。
もう、それだけで満足だよな。
「海猿」みたいな「航空自衛隊物語」・・・見たいよねえ。
で、『日曜劇場 空飛ぶ広報室・第7回』(TBSテレビ20130526PM9~)原作・有川浩、脚本・野木亜紀子、演出・山室大輔を見た。まあ、ドラマだからアレなんだけど・・・情報番組でここまで自衛隊関係に入れ込んでいる局が見当たらないのだが。NHKなんてもう少し、防衛問題に時間を割くべきなんだよな。来るべき本土防衛に備えて何が足りていて何が足りていないのか・・・国民の皆さまに告知する必要があるのではないかしら。とにかく、中国政府は別としても中国軍はやる気満々だし、軍の暴走なんてえものはお約束なんだからな。
とにかく、帝都テレビの情報番組「帝都イブニング」の稲葉リカ・ディレクター(新垣結衣)は防衛省航空幕僚監部総務部広報室に緊密取材を敢行するのである。特に広報官のスカイこと空井大祐2等空尉(綾野剛)には公私ともに興味津々なのである。ま、ある意味甚だしく公私混同の気配もあります。
今回、広報室の面々に稲ぴょんとまで親しまれているリカが取材するのは・・・広報室が製作する航空自衛隊の自衛官募集のためのプロモーション・ビデオである。
そもそも、古においては広報とはパプリック・リレーションズ(PR)の訳であり、宣伝(CM=コマーシャル・メッセージ)とは一線を画するものなのだが、最近はその定義も曖昧である。
広報と宣伝の間に広告(advertisement)という言葉もあり、その境界線をさらに不明確にする。
新聞に意見広告を掲載すればそれがあたかも報道の一種であるような錯覚さえ受け手に与えるわけである。
情報のジャンルを分別するためにメディア・リテラシー(受け手の読み書き能力の向上)が求められるのは言うまでもないが、国家戦略としては世論の誘導についても考慮する必要がある。
国際関係を円滑に進めるためにも対外的な広報活動は必要だし、国内活動をスムーズに進めるためには広報活動によって国民の理解を求めなければならない。
それが一般教養として根付くまでには地道な努力が必要なのである。
めざせ、小学生のなりたい職業・第一位・航空自衛官なのである。
それはちょっと・・・と目をそらすあなたは・・・愛国心が完全に欠如しています。
・・・それはどうかな。
まあ、人間、向き不向きがありますからね。
かって・・・航空自衛官に顔をそむけるどころか・・・まったく無関心だったリカだったが・・・スカイや広報室の人間と顔を合わせるうちに・・・忘れてはいけないことがそこにあることを感じ始める。そして、それはリカの意識さえも変革していくのだった。
帝都テレビの報道局記者・香塚ともみ(三倉茉奈)は左遷されたかっての同僚のリカに優越感を感じたいのだが・・・新しい職場で生き生きと働くリカに違和感を覚えるのだった。
「どうしてよ・・・あんな文化のどぶさらい事業みたいな情報局でやる気がでるわけ?」
「村上春樹かよっ」とツッコミながら、共通の友人である藤枝敏生アナウンサー(桐山漣)は「取材対象に真摯に向き合えば・・・どんな出来事にも価値は生じてくる・・・あいつは何かをつかんだんじゃないのかな・・・それがうらやましく思える時があるよ」
ともみは藤枝アナの指摘に戸惑うのだった。
広報室でリカは鷺坂室長(柴田恭兵)に素朴な疑問を投げかける。
「公的な機関があえて・・・職務を広告宣伝する意味があるのでしょうか」
「それは微妙な質問ですね。しかし、ひとつの組織が活動する時に・・・その現場で周囲の人々に理解されている場合と・・・そうでない場合、どちらが効率的だと思いますか。我々はかって・・・人を助ける力を持ちながら・・・それを使用することを許されなかったことさえあるのです」
「平成七年(1995年)の阪神淡路大震災における救援活動ですね」
「その通り、法的整備が遅れ、肝心な時に自衛隊が出動できないという事態が発生しました」
「しかし、その後、法整備が充分に進んだとは言えませんよね」
「その通りです。しかし、自衛隊に対する意識は確実に変化してきたと言えるでしょう」
「それは次の大災害発生に備えたことになるのでしょうか」
「求められずに助けるのと・・・求められて助けるのとでは結果に大きく差が出るとは思いませんか」
「救助のために差し伸べた手を掴んでもらえるかどうか・・・ということでしょうか」
「そうです・・・そのために我々は皆さまの自衛隊であることをアピールしなければならないのです」
その後、何をアピールするべきかを検討した広報室では航空救難団(通称・メディック)の存在に注目する。
百里基地の救難隊への打ち合わせに同行したリカは佐伯1等空尉(鈴木亮平)へのインタビューによって「家族を持つ隊員が家族を残して生命の危機が生じる現場へ出動する意味」に疑問を感じるのだった。
「いざという時に家族を残して現場に行くのが仕事ですから」
「もしもの場合のことは考えないのですか」
「死なないようにするために・・・訓練するのです」
猛特訓するメディック志願者たちと・・・家族の写真を大切にする佐伯隊員の心情をつかみかねるリカ。
そこで佐伯隊員は家族からもらった神社のお守りとは別にもう一つのお守りを示す。
「お母さんを助けてくれてありがとう」
それはかって救難活動によって救助した女性の子供からの感謝の手紙だった。
「こういうことがある以上、職務を遂行しないわけにはいきません」
リカは正解のない迷いの森に踏み込んだような気がした。
片山1等空尉(要潤)の発案により・・・おしゃれなバーに屯する若者たちが実は救難隊員だった・・・という趣向のプロモーション・ビデオが製作される。
しかし、できあがった作品に航空幕僚監部航空幕僚長・浅野(モト冬樹)を始めとする幹部たちは眉をひそめる。
「飲酒運転になるんじゃないか」
「ウーロン茶です」
「しかし・・・バーで遊んでいたわけでしょ・・・」
「・・・」
作品はボツになった。
一方、撮影に参加した柚木 (水野美紀)とリカはバーでつかのまのガールズトークを楽しむのだった。
「スカートなんかはいたから・・・つかれたよ」
「しかし・・・乙女心が少しは顔を出したんじゃないですか」
「稲ぴょんはどうなのよ・・・」
「私は・・・乙女心全開でアタックしたら玉砕したばかりです」
「玉砕はいかんねえ・・・せめて戦術的撤退にしないと」
スカイに拒絶されたリカはますます仕事にのめり込む。
職務の全うと家族との絆について・・・最も気になる題材について踏み込む決心をしたリカだった。
不治の病を抱える病床の妻を残し、阪神淡路大震災時の出動に備えて待機態勢中に・・・妻の容態が急変・・・その最後を看取ることができなかった鷺坂へのインタビューを行うのである。
「妻に最後に会ったのは・・・死の前日のことでした・・・次に見舞いに来るときは苺大福を買ってきてと妻は云いました。そして・・・次の日の早朝・・・阪神淡路大震災が発生したのです。私は出動のための待機体制に入りました。その最中に病院から知らせが入ったのです。北北西に進路をとれっと叫びたかった。彼女の元へ飛んで行きたかった。しかし、私は行きませんでした。でも・・・最後の日に妻は笑顔で私を送り出してくれましたし・・・私も笑顔で応えることができた・・・それだけが慰めです。任務が終了し・・・私は苺大福を求めて街を彷徨いました。どこもかしこも売り切れてました。でも、たとえ売っていたとしても・・・食べて喜んでくれる人はもういなかったんですけどね」
亡き妻の鷺坂雪子(霧島れいか)の遺したスケッチ・ブックを抱きしめる鷺坂だった。
「途中、なんで東京キッドブラザースをまぜたんですか」
「すみません・・・慟哭しそうになったので」
立ち会っていたスカイはすでに慟哭していた。
追えば追うほど・・・その心に手が届かない気になるリカだった。
「こんな取材に意味があったんでしょうか・・・ただ鷺坂さんの古傷に触れただけのような気がします」
上司であるチーフディレクターの阿久津(生瀬勝久)に教えを請うリカ。
「これをオンエアの素材と考えるかどうかは別として・・・お前の中で何かが変わったら・・・それには意義があるのじゃないか」
「・・・」
「しかし・・・対象に深入りするのは危険だぞ。対象も自分も見失う恐れがあるからな」
阿久津はリカの成長を優しく見守る理想の上司なのである。ただし、自分の家庭は破綻の危機にあるのだった。
その時、ともみからリカに緊急連絡が入る。
「事故があって・・・ものすごいヘリが飛んできたんだけど・・・どこの所属かわかる?」
「ヘリだけなの?」
「ものすごい飛行機も一緒に飛んでる」
「それはおそらく・・・救難捜索機のU-125Aね。UH-60Jヘリコプターとユニットを組んでいるので航空自衛隊の救難団所属だと思うわ。データを送るので確認して」
広報室では各局の報道をチェック中。
「山岳救助隊だと思われているな」
「百里基地の救難隊なのに・・・」
しかし・・・帝都テレビの記者だけが正しい事実を伝えるのだった。
「見事な救援活動をしたのは航空自衛隊の百里基地から出動した救難隊のヘリコプターと双発ジェット機の模様です」
「やった・・・」喜ぶ広報室のメンバーたち。無料の広告を獲得したのである。
「稲ぴょんだ・・・稲ぴょんです」憑かれたように直感を口走るスカイだった。
自分たちのことを理解してくれる人がいる。感動はスカイを走らせるのだった。
スカイは全力疾走でリカの元へ走り込む。
「僕と乾杯してください」
「え」
「もう・・・遠慮なんかしていられない・・・リカさんと一杯やりたい気分なんです」
「・・・」
二人は祝杯を酌み交わすのだった。そこへ通りかかる女連れの藤枝アナウンサー。
彼がリカの恋人だと勘違いしているスカイはあわてふためくのだった。
「また・・・違う女を連れてる・・・友達としてはいい奴なんだけどねえ」と淡々と語るリカ。
誤解が解けたスカイは成層圏を離脱した気分を感じるのだった。
「僕・・・月へ到着しそうな気分です」
「え・・・」
理解に苦しみながら微笑みを返すリカ。
リカとスカイ・・・二人が一つの障壁を乗り越えた瞬間だった。
関連するキッドのブログ→第6話のレビュー
まこ「稲ぴょん稲ぴょんとぴょんぴょんはねる空井くんがかわゆいのだジョ~。まこのハートはキュンキュンなのでしゅ~。鷺坂夫妻の愛の絆の洗礼を受けた二人・・・男と女では感じ方が違うかもしれないけれど・・・そこは愛の力でノリノリになるのでしゅか~?・・・まこたちは女子救難隊員として遭難者を救って救って救いまくるのでしゅ~。エリ姉ちゃんはドクターヘリごっこで慣れてるみたいでしゅよ~」
くう「泣かされちゃうよね~・・・ベタな鷺坂さんの愛妻物語で涙・・・そして、スカイを愛するが故に航空自衛隊を愛し・・・航空自衛隊を愛するが故にヘリコプターを愛し・・・詳しくなっちゃったから・・・彼らの存在を知らしめることができたリカに涙・・・そして・・・誤解が解けて喜ぶ空井くんの清々しさに爽やかな気持ちになったよ・・・それにしても八重の桜でも泣きまくりここでも泣く綾野くん・・・涙枯れ果てそう・・・」
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コメント
カップかぶれば 鳥の仲間
俺は雲の上 南部のダイバー
と、南部ダイバー替え歌を口ずさみたくなるような
メットとつなぎ姿が我ながらかっけぇ~!!!
なのデスデスっ!!!
昔はあちこちに貼ってあった自衛官募集のポスターを
今はあまり目にする事がないような・・・
そして遠い記憶の中で、かつてまこ☆ミキが通ってた
小学校の校庭に戦車が来て、中に乗せてもらった記憶が
あるのだけれど、あれも広報活動の一環だったのかちらん。
改めて広報って大事・・・そう思った今回だったのでした♪
投稿: まこ | 2013年6月 6日 (木) 15時28分
さすがはお嬢様、天才作詞家の才能がございまするっ!
(じいや絶賛モード発令中)
なになに・・・もっと褒めろっと・・・
お嬢様、そこは
おら、むずがゆくなってきただ~でないと・・・。
(あまちゃんごっこ禁止警告発令中)
失礼しました。
平成財閥の汎用ヘリコプターは
基本的にCH-47RHV(チヌーク改平成財閥仕様)なので
ございますが
「空飛ぶ広報室」を見たお嬢様からの発注で
ブラックホーク改も100機ほど購入しましたぞ。
自衛官募集はソ連崩壊後に
ちょっと油断してしまいましたな。
まさか大金援助していたあの国が
恩を仇で返すようなことを
始めるとは予想外だったのでしょうな。
前政権のガマ親分が
中国で接待されてホロ酔い加減になっていた頃から
危ないなあと密かに危惧していた次第です。
まあ、平成財閥は多国籍企業でございますので
いざ開戦ともなれば
物凄く儲かってしまうのですが・・・
やはり戦争はよくありませんからな。
まこ様が小学校で乗った戦車は
大量に悪戯書きをなされたのと
まこ様が校庭で駄々をこねて
おねだりなさいましたので
財閥で買い取りましたぞ~。
まこ様はお忘れかもしれませんが
今でも
地下のまこ様専用玩具倉庫に格納されておりまする~。
H☆Cの自衛官募集CMの人気で
100万人の志願者が殺到したそうです。
米国や中国からの応募もあって
このままでは自衛隊が外人部隊になりそうな
勢いですとか~。
投稿: キッド | 2013年6月 6日 (木) 16時25分