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2013年5月19日 (日)

あまちゃん、七巡目の土曜日(有村架純)

重厚な布陣である。

ヒロイン(能年玲奈)、ヒロインの親友(橋本愛)、ヒロインの母親(小泉今日子)、ヒロインの祖母(宮本信子)・・・スターだらけの運動会である。しかもこれに・・・ヒロインの母親の若き日の姿(有村架純)が加わってダメ押しなのである。野球で言えば1番~5番まで三割バッターみたいな、サッカーで言えば半分ストライカーみたいな、相撲で言えば横綱五人みたいな・・・もう、いいんじゃないか。

とにかく、もう、このキャスティングだけで大成功みたいな感じ・・・。

ヒロインの母親の少女時代じゃ・・・出番少ないんじゃないかと・・・心配していた有村架純だが、これでもかと押してくるので・・・全く杞憂だったのだな。

そして、キョンキョンの往年のファンにも・・・時々、若き日のキョンキョンを彷彿とさせる有村架純の存在感爆発なのである。

さて・・・第七週は・・・起承転結起承転にあたるわけだが・・・その「転」が実に静かに厳かに描かれている。

本来は、老夫婦、若夫婦、孫娘の五人家族でもおかしくなかったのに・・・24年間バラバラだった人々が・・・ついに勢ぞろいしたわけである。離散すれば集合し、集合すれば離散する理がある以上、今度はまた離れて行くわけだな。

そういう人々をつないでいるのが・・・ヒロインの母親の若き日の姿なのである。

ヒロインにとっては最大の謎である母親・・・その姿をお茶の間は・・・ヒロインの若き日の姿を知る地元の皆さんと一緒に堪能できるのだ。

とにかく・・・ヒロインの母親の謎は・・・家出前までが明らかになったのだった。

後は・・・ヒロインが生まれるまでの空白の8年なのである。

まだまだ・・・有村架純の出番はたっぷり残されているのだった。

で、『連続テレビ小説・あまちゃん・第7週』(NHK総合20130513AM8~)脚本・宮藤官九郎、演出・梶原登城を見た。海女のアキなのにちっとも海に潜らない・・・という人も多いだろうが・・・なんてったってシーズン・オフなのである。その分、スタッフ・ロールのある月曜日はオープニングに海女シーンがたっぷり盛り込まれていて見どころとなっている。ウニも見れるし、ジャンピング・アキ・フラッシュも楽しいのである。これだけ味のあるオープニングも最近では珍しいのではないか。今週のサブ・テーマは「おらのママに歴史あり」であるが、ほとんどの人が「おらのママに黒歴史あり」だと思っているにちがいない。しかも「おらのママに黒歴史あり(前篇)」なのである。それでも一週間に横たわるのだな。アキ(能年玲奈)はここまで「海女ちゃん」になり「北三陸のアイドル」になり「南部ダイバー」になり「初恋の人に告白」までして急成長してきたわけだが、ここで一息ついて・・・ママの青春に寄り添うのである。同時に一年に10日しかいない祖父・忠兵衛(蟹江敬三)とあわただしく仲良くなり、なんとなくうざい父親・黒川正宗(尾美としのり)をそれなりにうざがり、乙女となった祖母・夏(宮本信子)の心情を思いやる。そして・・・至る所で母・春子(小泉今日子)を始めとした祖父母・両親のDNAが流れているところを垣間見せるのである。その「血」は色濃く流れているのだなあ・・・これがっ。

月曜日 ウニ725匹・・・新記録が出た眠れない夜さ(能年玲奈)

アキの17歳のバースディー・パーティーは正宗がリクエストした「潮騒のメモリー」のイントロとともに凄惨な修羅場と化したのだった。マイクを持ったまま凍りつく春子。「知ってるか、正宗くん・・・春子は昔、芸能人になりたくて家出したんだぞ」という忠兵衛の一言は・・・春子の過去ついて触れないできた店内の一同を沈黙させるのである。

「じぇ、それ本当・・・じぇじぇ、知らなかった・・・じぇじぇじぇ、かつえさん知ってたの・・・弥生さんは・・・みすずさんは・・・」

「アキ・・・いい加減にして・・・みんな、腫れものにさわらないように・・・気を使ってだまってんのよ・・・察しなさいよ・・・田舎ってのは腫れものに触んないから腫れがいつまでも引かないのよ・・・」

「そんな俺たちは別に」とゴースト・バスターズも封印されて戸惑う大吉(杉本哲太)。

「じゃ・・・なんで今の今まで私に歌わせないのよ・・・ここはスナックでしょ・・・飲んで歌ってやさぐれるところでしょ」

「いや・・・それは春子ちゃんが歌いたくなかんべと思って」

「ほ・ら・ね」

地雷を踏んだと悟ったアキはすでに瀕死の忠兵衛の元に避難するのであった。

その夜、アホの子であるアキは「ママが昔アイドルになりたかったこと」に思いを巡らせ・・・眠れなくなってしまうのだった。

そして・・・「アイドル」と言う言葉に敏感で、「アイドル」を毛嫌いして、「アイドル」について被害妄想を発症する「ママ」について思い当たるのだった。

ウニが・・・725匹になった時、夜明けが来た。

一方、正宗はすっかり、天野家に棲みついていた。春子も不機嫌ながら妻としておかわりに応えたりしているのだ。こ、この戸籍上の夫婦は・・・夫婦生活はどうなっているのだ。

一方、アキは寝不足でありながら・・・種市先輩(福士蒼汰)のお着替えはすかさずチェック、いつの間にか先輩もミサンガをしていることを発見し、胸がときめきまくるのだった。

そんな二人を磯野先生(皆川猿時)は教師の枠を超えて冷やかすのだった。

「うわ・・・お前ら・・・付き合ってんのか・・・アッチッチなのか・・・スクープ、スクープ、スクープ~」

ここでアキは(うるせえ、デブだな)と宮本信子の天下御免のナレーションで毒づくのである。この手法もすごい発明だと思う。もう、なんでもありだもんな。

そこへユイがやってきて・・・。

「今まで・・・ママの歌、一回も聞いたことなかった」というアキに「私、パパから昔のこと・・・いろいろ聞いちゃった・・・」とすっかり情報通のユイなのである。

足立家の美味しいケーキを食べながら・・・ユイの父(平泉成)に昔の写真を見せてもらうアキ。スケバンの春子の担任というよりも追っかけの空気が漂うユイの父だった。

「天野春子は・・・のど自慢嵐だったんだ・・・」

地元で、宮古で、花巻で・・・春子は優勝し、わんこそば一年分などを獲得していたらしい。

続いて漁協を訪れたアキは組合長(でんでん)たちから昔の春子の話を聞く。歌の上手な春子のためにカラオケ・セットまで買ったのである。忠兵衛は出漁前には必ず春子に宴会で歌わせていたというのだった。

「まあ、忠兵衛さんは春子をすごく可愛がってた・・・まあ、一年に十日のことだけどな・・・夏さんとは母娘喧嘩もしてたが・・・そりゃ、ほとんど母一人子一人だからな」

とにかく・・・春子は昔は歌が得意の少女で・・・今の春子とは別人みたいだったらしい。

しかし・・・にわかに信じがたいアキである。

さらに・・・ユイは「どうやら・・・アキちゃんのお母さんはオーディションも受けたらしい」と報告してくるのだった。

母の秘密の部屋で・・・オーディション書類用の写真を捜してみるアキ。

「何を捜しているのかな」

ふりむけば、春子が・・・古いアルバムを持って立っていた。

こうして黒歴史の扉は開かれたのだった。

火曜日 かまちんカットで首かしげ濃厚でハードなグラフィティー(小泉今日子)

ついに覚悟を決めた春子は・・・隠していた青春の思い出をアキに語りはじめる・・・。

しかし、それは走り出したら止まらない、全開バリバリの夜の始りだったのである。

「アイドルっていってもねえ・・・80年代のアイドルは今のアイドルとは違うのよ・・・モーニング娘(2008年当時のリーダーは高橋愛、10年続いた紅白出場を逃した年)とかAKB48(2008年は第一回の選抜総選挙前で翌年のブレーク直前であり紅白出場もなし)とか・・・そういう感じじゃないし、今みたいにアイドルとか、女優とか、アーティストとか、グラビアアイドルとかって棲み分けもなくて・・・アイドルが全部やってたわけ・・・なんてったって百恵ちゃんね。歌手で女優で映画スターで水着もやりますみたいなっ・・・そんで、ピンクレディーとかキャンディーズとかも凄い人気で・・・」

アキが春子の止まらない汽車に翻弄されている頃・・・。

スナック梨明日では男たちが・・・正宗を囲んでいた。

春子が初恋の相手である第三セクター大吉やジオラマ保(吹越満)はともかく、吉田(荒川良々)までが何故かすごんで正宗にからむ。っていうかもはや吉田くんではなくていつもの荒川良々本人だけどな。ストーブ・ヒロシ(小池徹平)はなだめ役である。

しかし、空手の有段者である正宗は平然としているのだった。

「春ちゃんが家出するまでの経緯を話せっていうから呼び出しに応じたけど・・・なにしろ、こっちだって話したくてうずうずしてたんだ・・・あれは北三陸鉄道の開通直前の・・・六月だったな・・・まだ高校生だった春ちゃん(有村架純)が同級生の保(落合モトキ)と俺んところにきた。とにかく、この時間の壁がなかなかに対スキャンダル防御としては有効だったわけだが・・・それはそれとして・・・春ちゃんは俺に・・・君でもスターだよ!の応募のための・・・デモ・テープをくれたんだ・・・いつか・・・宝物になるってな・・・だけど俺にとってはその時すでに宝物だったさ・・・」

大吉の歌も大都会のように果てしない・・・のだった。

一方、スナックも休み、徹底抗戦状態で「松田聖子の章」に突入する春子。

聞き役に徹するアキが精も根もつき果てた頃、漸く、松田聖子に憧れてパーマをかけた春子の話になるのだった。

「でも・・・パーマかけたくらいじゃ・・・何もかわらないのよね・・・お母さん(夏)を怒らせるくらいでさ。でも・・・どうしても・・・アイドルになりたくて・・・オーディションに応募したりしたのよ・・・ダサいでしょ・・・」

「そんなことね・・・その・・・あの・・・ちょっと痛い子だと思うけど」

「言葉選んでそれかよっ」

「でも・・・今のママとは違う人みたいだ・・・めんごくて・・・」

「・・・そうかな」

そして・・・当時、春子がダビングして周囲の人々に配った「1984年5月のデモテープ」が発掘されるのである。

「聞いてみる」

「でも・・・今度にしよう」

「・・・」

「黙って聞くつもり?」

「へへへ」

「じゃ・・・もう、今、聞いちゃうか」

これほど楽しいアホの子と痛いママの会話がかってあっただろうか。

「しかし、時間切れです。15分ってすごく短いですよね」と夏ばっぱのナレーションである。

レベルを越えたナレ展開に後番組の「あさイチ」司会の有働由美子チーフ・アナウンサーも井ノ原快彦も大爆笑なのだった。

水曜日 運命の七月一日・・・これっきりだとは思わなかったよ(杉本哲太)

さみだれは・・・みどりいろ かなしくさせたよ

恋をして・・・淋しくて・・・

ラジカセから流れ出す・・・春子の「初恋/村下孝蔵」・・・。

「本当は百恵ちゃんが歌いたかったけどカラオケがそれしかなかったんだ」

アキは初めて聞く春子の歌声に茫然となるのだった。

24年前・・・24歳若い夏の「ラーメンは塩にするか味噌にするか」攻撃を潜り抜け、春子が吹きこんだデモンストレーション・テープである。

醤油という選択肢はなかったらしい・・・。

そして・・・若き日の大吉(東出昌大)は春子が自分に初恋しているとウキウキした気持ちを抱きながら迫る別離の日に気がつかないのだった。

「見て・・・見て・・・書類選考受かったよ・・・」

春子は大吉に「合格通知」を見せるのだった。

「今度の土曜日、東京に行くんだ」

「母ちゃんには・・・言ったのか」

「・・・まだ」

なかなか言い出せない春子はついに六月三十日の夜を迎える。

夏は当然、反対するのだった。

「私、アイドルになりたいの・・・」

「土曜日・・・学校はどうする・・・」

「十週連続勝ち抜いたら・・・スターになれるんだ・・・学校は休む」

「毎週、学校休むのけ」

「どうせ・・・十週は無理だよ・・・でも一週や二週で落ちたくねえ」

「馬鹿・・・なんだその言い草は・・・本気だと思って聞いてたら・・・最初から負ける気なのか・・・馬鹿馬鹿しい・・・そんなら、やめろ・・・やるんなら・・・勝て・・・十週勝ち抜け・・・ゼロか十かどっちかだ」

「ごめん・・・母ちゃん・・・私・・・やっぱり行く」

「なら・・・勝手にしろ・・・後のことは母ちゃんにまかせろ・・・」

「ありがとう・・・母ちゃん・・・」

心が通い合った夏と春子・・・しかし、話は第一週の土曜日にリンクするのだった。

夏が春子の許しを得た直後に当時の北三陸市長(北見敏之)がやってきたのであった。

観光海女としてすでに注目を集めていた春子に「観光の目玉」として北三陸鉄道リアス線の開通式以後も活動してもらいたいと依頼する市長。

これに夏ばっぱは「後は私が娘に言ってきかせますから・・・」と応ずるのだった。

そして・・・無言の行を決め込む夏だった。

「こりゃ・・・出ていけっていってるのと同じだよね」

「・・・」

「アキはどう思うの・・・」

「両方だべ・・・頑張れ・・・っていう気持ちと・・・淋しいから出て行くなって気持ちと・・・」

大正解である。

しかし・・・こじれている春子は素直には頷かない・・・。

「なんで・・・そう思うのよ」

そんなことを説明しろと言われても無理なアホな子だった。

「わがんね・・・」

「あんた・・・最近都合が悪くなると方言使うよね」

春子はどんどんこじれていくのだった。

「ママ・・・私が生まれなかった方かよかった・・・?」

「なんでよ・・・」

「だって・・・私が生まれたからアイドルをあきらめたのかと思って」

「違うわよ・・・私、あんたを生んだ時・・・もう25歳なんだから・・・あんたとは関係ありません」

「じゃ・・・なんで・・・」

「それは・・・さあ・・・いろいろよ」

そのいろいろのところをくわしく・・・というお茶の間の願いは当分、お預けになるらしい。

一方、スナックでは大吉が悪酔いしているのであった。

「あんとき・・・俺が春ちゃんを引きとめてれば・・・こんな男にひっかからずに済んだのに・・・」

「春ちゃんを待ち続けて独身を貫いてるんですよね」と吉田。

「あれ・・・たしか・・・結婚してましたよね」と正宗。

安部小百合(片桐はいり)のことは吉田に隠しているらしい大吉だった。

・・・好きだよと言えずに初恋は

遠くで僕はいつでも君を探してた・・・

その頃、娘に昔話を聞いてもらい、かなりすっきりした春子は夏に「お腹すいちゃったあ」とすっかり娘気分で甘えるのだった。

しかし・・・定期的な健康診断で体の不調を指摘された忠兵衛は春子に決心を伝えるのだった。

「俺は・・・漁師を引退することにした」

「じゃ・・・ずっと、家にいるの」

と素直に喜ぶアキ。

しかし・・・春子は67歳になる父親に「老いの影」を発見し・・・突然、心が揺れるのだ。

木曜日 ママが娘に嫉妬したってこともあるかもね(橋本愛)

世代別ということで言えば天野家の三代記展開である。

第一世代の忠兵衛と夏は・・・漁協に出向き、組合長の長内六郎(でんでん)・かつ枝(木野花)夫妻に引退の挨拶をする。11月30日のはえ縄漁船の乗り組みを解消して・・・陸の上での就職を目指すのだった。

第二世代の春子は・・・初恋の人である大吉と書類上の夫である正宗とともに喫茶「リアス」でランチタイムをとっていた。仲良く肩を並べる大吉と正宗である。しかし、正宗が北三陸の求人誌を見ていることは見逃さないのだった。

「居座る気なの」と不機嫌になる春子。

「とにかく面接いってくる」

ナポリタンのセット料金800円を置いて立ち去る正宗に大吉は「鋼鉄のハート」を感じるのだった。

「昨日、いろいろと昔の話をしちゃった・・・ごめん」

「いいのよ・・・聞かれなかったから話さなかっただけだから・・・私も娘と話しちゃった・・・痛いっていわれちゃったけどね・・・ま、どうかしてるぜっと思われてもしょうがないけどね」

「どうかしてるとは・・・思わない・・・俺は春ちゃんがスターになったら、一日駅長をやってもらうつもりで24年間すごしてきた・・・な、勉さん・・・」

琥珀掘りの小田勉(塩見三省)は頷く・・・。いつにない存在感だが・・・これはある意味、新人登場の前フリなのである。こういう気遣いが半端ないのだな。

第三世代のアキは親友のユイちゃん(橋本愛)と放課後トークである。

「そうなんだ・・・いろいろと話がきけたんだね」

「ママがアイドル目指してたなんて・・・おらおったまげた」

「それで・・・複雑なんだよね・・・自分はアイドルになれなかったのに・・・娘がアイドルみたいにちやほやされたら嫉妬するよね」

「ママが・・・おらに嫉妬・・・そんな・・・ありえねえ・・・」

「そうかな・・・」

クールなユイにはいろいろなことがお見通しなのである。

しかし・・・自分のことは自分では見えないので、ユイの頭の中はもはや・・・ローカルテレビ番組「五時だべわんこちゃんねる略してごじわん」においてアキとユイの作るアイドル・グループのユニット名のことで一杯なのだった。

じぇじぇをおしゃれに進化させたJJガールズ・・・昔懐かしいABBAを意識したAMMA・・・イカ娘みたいなウニ娘・・・ついでにユニクロみたいなウニクロと暴走していくユイ。

すでに決めポーズも出来上がっている。「J」を両手で作るユイだが・・・それは「し」だった。

淡々とつっこむ種市先輩である。

忠兵衛と夏は・・・就職先として紹介されたスーパーマーケットの鮮魚売り場へ・・・。スーパー「サンデイマーケット」の主任(須藤公一)は・・・池袋ウエストゲートパークの「電波くん」である。電波おタクも似合うが・・・鮮魚売り場主任もお似合いなのである。しかし・・・陸に上がった海坊主である忠兵衛の前途は多難の気配がある。

「残業は千円」

「残尿・・・」

「すみません・・・うちの人・・・遠洋まぐろ一本だったのでちょっと金銭感覚がグローバルなんです」

喫茶「リアス」に寄り道をするアキとユイ。

「ママちょっと向こういってて」と内緒話を始める二人。

春子はふてくされて勉と琥珀を磨き始める。しかし末席で聞き耳は立てるのだった。

「でさ・・・どう思う」

「ユニット名のこと・・・」

「そっちじゃなくて・・・」

「種市先輩に気持ちは伝えたの・・・」

「今度、試験に受かったらデートしてもらえるんで・・・そこで伝える方向で」

「でも・・・付き合うことになっても先輩、三月になったら東京だよ・・・遠距離恋愛だよ・・・我慢できるの」

そんな先のことをアホの子は想像もできないのだった。

「なんなら・・・東京に行ってつきあっちゃえば・・・私も東京に行くし・・・そしたら二人でアイドル目指そうよ・・・」

飛躍するユイの言葉を聞き咎めたのは勉さんだった。勉さんに即されて話に割り込む春子。

「ちょっと待ってよ・・・海女はどうするの・・・来年も潜るって言ってたじゃない・・・ユイちゃんもウチには複雑な事情があるんだから・・・」

「離婚調停中なんですよね」

「・・・だから・・・私だってようやく、夫と別れてこっちで暮らす決心をね」

そこへ・・・就職の決まった正宗が・・・忠兵衛や夏とともにやってくる。

「採用されちゃった・・・明日からこっちでタクシーころがします」

「俺も明日からスーパーの店員さんだべ」

「なによ・・・なによ・・・こっちに住む気・・・」

「お義母さんの許しももらったし・・・」

「来るものは拒まずだ」

「えーっ」とうろたえるアキと春子だった。

そのまま・・・爽やかな五人家族の朝の風景になだれ込み・・・男たちとアキを送り出してもういちど朝食の席につくまで和やかに進行してから夏を相手にノリツッコミを始める春子。

「おかしいよね。これ、おかしいよね・・・死んだと思ってた人と・・・別れた人を今、いってらっしゃいって笑顔で送り出してたよね・・・仲良し五人家族みたいだよね」

「にぎやかでいいじゃないか」

「って・・・お母さん、半年前まで一人暮らしだったのに・・・今、五人家族みたいなことになってるよね」

「半年で五人なら、一年で二十五人か」

「どういう計算なのよ・・・っていうか・・・おかしいよ、絶対変だよ」

「気に入らなかったら出て行けばええ・・・」

「え・・・」

「おらは・・・忠さんさえいたらそれでええから」

自分が一番でないとたちまちへそを曲げる春子だった。

「私いなかったらスナックまわらないし・・・アキがいなかったら海女クラブ困るでしょ」

「そんなものやめたっていいさ」

「ああ・・・そうですか」たちまちこじれる春子だった。「じゃ、私も好きにさせてもらいます」

「どこさ・・・いぐ・・・」

「パチンコで~す」

一人残された夏は・・・我が子の面倒臭さにため息をつくのだった。それでも・・・夏は幸せだった。24年ぶりに訪れた夏の束の間の安らぎの日々・・・。

金曜日 漁師と漁師の嫁と漁師の娘と漁師の孫娘(松田龍平)

達者だよなあ・・・流れるような語り口だよ。

「父ちゃんだけでいい」と嫉妬深い春子を立腹させる夏。

ふてくされた春子はパチンコ三昧である。

「というわけで・・・久しぶりに出勤してきました」と喫茶「リアス」のカウンターに立つ夏ばっぱ。

今日は商工会長の今野あつし(菅原大吉)・弥生(渡辺えり)夫妻が客になっている。話題は春子と正宗の話になっていく。

「最近・・・春ちゃんは機嫌悪いねえ」と弥生。

ここで片隅の吉田のツッコミが始る。

「まあ、機嫌が悪いか、すっごく機嫌が悪いか、どっちかですけどね」

「あの・・・旦那っていうか、黒川さん・・・悪い人じゃないけど・・・なんかいらっとくるよね」

そこで夏は正宗がパンツを洗ってもらったことに感激し、夏とパンツの記念撮影をしたエピソードを披露する。

「本当に悪い人じゃないんだけど時々なぐってやりたくなる感じがする」

「そこまで言われるんだったら悪い人の方がいいよね」

「だけど・・・どうしてそんな悪い人と春子ちゃんは結婚したんだべ」とあつし。

「ついに悪い人になっちまった・・・」

「そりゃ・・・安定感だべ」と夏。「なにしろ・・・不安定な漁師の家庭に育ってっから・・・」

「ところで・・・あんた誰?」

ここで最初からいた水口琢磨(松田龍平)が注目を集める。

勉さんは・・・「昨日、俺の弟子になった水口くん・・・琥珀について一晩語り明かしたよ」

「大学で考古学を勉強してまして・・・」と物静かに自己紹介する水口だった。

「怪しい・・・町おこしのアイディアを盗みに来た八戸市のスパイでねえか・・・」と弥生。

「それだったら・・・勉さんと一緒にいてもしょうがない」

「それもそうだな・・・いや、冗談だ」

そんなたわいないやりとりにもどこか幸せを感じる夏だった。

その頃・・・春子はこっそり・・・父親の仕事ぶりを偵察に来たのだった。

しかし・・・忠兵衛は主任と揉めている最中である。

「だけど、おめえ・・・これはまだ半額にするにゃ・・・惜しいだろ」

「タイムサービスなんで・・・みんな半額なんですよ」

「しかし、そんなことしたら漁師が泣くぞ」

「お客さんが喜ぶからいいんですよ・・・まったく面倒なじじいだな」

電波くんの辛辣な口調に複雑な気持ちになる春子だった。

夜・・・茶の間で居眠りする忠兵衛に・・・声をかけようとして・・・何も言えない春子。

「お父さん、おでん作ってあるから食べてね」

それだけ言ってスナック「梨明日」に出勤する。

今度はアキがやってきて忠兵衛に甘えるのだった。

「じいちゃん、英語さ教えてけろ」

「俺の英語はカナダ訛りだけどな」

「なんで・・・?」

「英語圏ではカナダの女が一番、積極的なんだ・・・カナダからの手紙見るか」

「見ないっ」とアキ。まあ、その後は後ろから前からどうぞになるからな。アホの子の本能で回避なんだな。

「We are living in a mortalization society.(私たちはモータリゼーションの社会で暮らしています)」

アキ・・・本当に高校生なのか・・・。

幸せな・・・天野家の日々・・・しかし、それはたちまち崩れ去るのだった。

口は悪いが人のいい主任から・・・夏の携帯に緊急連絡が。

「え・・・ウチの人が・・・いなくなった」

「休憩に出て行ったまま・・・帰って来ないんです・・・あ、店の方に支障はないんですけど・・・お年もお年なんで・・・もしものことがあったら大変ですから」

「すみません・・・心あたりを捜してみます」

忠兵衛行方不明の知らせは北三陸を駆け抜ける。

悪気もなく新婚旅行が日帰りだった祖父母夫妻について「貧乏くせえ」などと言っていたアキもパチンコ中の春子に電話するのである。

「じっちゃん、いなくなった」

「嫌な予感がしてたのよね・・・」

「ママ・・・よく聞こえない・・・どこさ、いるの」

「今、そっちにいくから」

「イルカリーチじゃ」

「ママ、おじいちゃん、大丈夫だべか」

「だ、大丈夫みたい・・・」

「ドル箱もってこい」

店内に父親を発見して微笑む春子。気がついてうつむく忠兵衛だった。

大吉や正宗、長内夫婦も加わっての事情聴取である。

「責任感の強い忠兵衛さんが職場放棄するなんて・・・事情があるんだべ」

「仕事さ・・・きつかったか・・・」

「いや・・・むしろ・・・楽すぎるんだ」

「船さ・・・乗りたいんだべ・・・海が恋しくなったんだべ」と正鵠を射す夏。

「さすがは・・・お見通しか・・・」と忠兵衛。

「だめよ・・・絶対駄目・・・医者にとめられてるんでしょ」と春子。

「今度、海に出たら命の保証はねえって言われた」と夏。

「精密検査受けた方がいいですよ」と正宗。

ようやくポイントをみつけた忠兵衛は声を荒げる。

「自分の体のことは自分が一番わかってる・・・」

しんとなった一同に気が差す忠兵衛。

「いや・・・海に出てた方が・・・その・・・気が張って調子いいんだ・・・陸にいると気が緩んで・・・老けこむような気がして・・・」

たまりかねて・・・夏が家を出る。そっとアキを追いかけさせる春子。

「だから・・・俺は船さ・・・乗る」

「次の船はインド洋だぞ・・・」

「それに・・・乗る・・・」

「せめて・・・温泉には行ってあげなよ・・・」

「いや・・・別れがつらくなるだけだ・・・」

わがままは男の罪・・・それを許し続けた夏だったのだ。

土曜日 24年ぶりに娘の歌を聞いた夫と私(宮本信子)

「ばあちゃん・・・大丈夫・・・」とオロオロするアキ。

「漁師の嫁になって・・・悔やむのはこういう時だ」と夏。

「すまねえ・・・」と頭を下げる忠兵衛。

「おら・・・思ったよりじじいでなかったみたいだ・・・でも陸(おか)にいたら本当にじいさんになっちまう・・・そしたら夏さんもばあさんだ・・・おら、それが耐えられねえ・・・夏さんにはいつまでもばあさんになってほしくねえ・・・」

「とっくに・・・ばあさんだ・・・」

「お母さん・・・」

「ああ・・・もう、去るものは追わずだ」

「今度で最後にするから」

「去年も一昨年も同じこと言ってたろうが・・・写真館さ、電話してけろ・・・遺影を撮りなおさねば・・・どこでくたばってもいいようにさ」

「去年も一昨年も同じこと言われたなあ・・・」

遺影の秘密の理由である。

こうして・・・夏と忠兵衛の甘い老後の暮らしはお預けとなったのだった。

たちまち・・・別れの夜がきて・・・スナック「梨明日」は送別会々場である。

今度はお呼ばれした磯野先生だった。

「醜態をさらして悪かった・・・俺は海に戻るけど・・・天野家のことをみんな・・・よろしく頼みます」

言われて立ち上がる春子とアキ、そして夏・・・さらに正宗だった。

四人は深々と頭を下げる。

宴会なのでアキはなんだかうれしそうだが・・・夏の表情は硬いのだった。

複雑な表情の春子。

一旦お開きとなって・・・店の外に出る一同。

残された春子と夏。

「母さん・・・本当にいいの」

「仕方ないべ・・・去るものは追わずだ・・・」

「またそれ・・・去る者だって追いかけてこないのは淋しいもんだよ」

「また・・・勝手なことを・・・」

春子の心に巣食う・・・大好きな母親と・・・大好きな父親と・・・そしてどうしてもアイドルに憧れざるを得ない淋しさ・・・。

しかし・・・忠兵衛は新たなる客を引き連れて二次会に突入するのだった。

ユイの父親や・・・琥珀コンビもやってきた。

「僕なんていていいんですかね・・・部外者なのに」

「俺だって・・・部外者さ」と勉さん。

忠兵衛はアキとユイと一服しに店の外に出る。

「おじいちゃん・・・遠洋漁業ってそんなに楽しいの・・・」

「楽しくはないさ・・・毎日同じ男たちと同じ飯食って狭い寝床で寝て・・・」

「だったら・・・どうして・・・行くの・・・」

「そうだなあ・・・陸にいたら・・・俺はただの日本人だ・・・日本人として測られる・・・でも、海さ出たら・・・何にも考えなくてすむ・・・中国の鳥は中国語しゃべらんし、アメリカの魚は英語しゃべらん。俺も日本語を話さない。鳥は鳥類だし、魚は魚類で、おら人類だ」

「なんだか・・・かっけえ」

「かっけえ?」

「かっこいいってことですよ」と通訳するユイだった。

「人間どこでくたばったっていいのさ」

「くたばっちゃいやだ・・・」

「そうか・・・アキは北三陸が好きか・・・」

「一番好きだ・・・」

「それじゃ・・・北三陸に俺も帰ってくるよ」

そこでアキは吉田くんに売店をあけさせ・・・ミサンガを購入するのだった。

「ああ・・・海女クラブで・・・」と言いかける忠兵衛を制するユイ。

「それを言っちゃうと効き目が半減しちゃいますよ」

「へへへ・・・おそろいだ・・・」

忠兵衛と種市先輩もお揃いだが・・・それでいいのか・・・アキ。

Am007 そこへ・・・正宗がやってくる。

「大変だ・・・ママがカラオケ歌うって言ってる・・・」

「じぇじぇじぇ」

「一番だけね・・・一番だけ」

来てよその火を飛び越えて

「潮騒のメモリーか」「クドカンが五分で作詩したと言う」「潮騒・・・谷口千吉監督・久保明・青山京子共演(1954年制作)、森永健次郎監督・浜田光夫・吉永小百合共演(1964年制作)、西河克己監督・三浦友和・山口百恵共演(1975年制作)、小谷承靖監督・鶴見辰吾・堀ちえみ共演(1985年制作)などがある・・・原作・三島由紀夫な」「砂に書くのはラブレター」
「アイ ミス ユーは桑田」「北へ帰るは北帰行」「低気圧は高気圧」「北ウイング」「誰にも会わずにキャッシング」

囁きの中で夏は思う・・・娘が歌うのは・・・別れの門出を祝うためか・・・それともなんとか・・・この母を慰めようとしているのか・・・夏は思い出す・・・遠く過ぎたあの日も娘は歌っていた。海に行った夫。都会に行った娘。でも・・・今夜は二人ともここにいる。それでいい。それでいいんだ。夏の顔はいつしか和らぐ。それが宿命とあきらめて。

ジョニーに伝えて千円返してとかタクシー捕まえてとか・・・

(変な歌・・・)と思いつつ、いつもは不機嫌でがさつな母の初めて聞く歌声がとても素敵に響いて・・・スポットライトを浴びた母親が輝いて見えるアキだった。

「かっけぇぇぇぇぇ」・・・アキは遠洋漁業の漁師に傾きかけた照準を・・・アイドルに設定しなおすのだった。アホの子は目の前のキラキラしたものを欲しがるのだ。

ここも北なのにもっとかよ。このクドさがクドカン。

Aマイナーのアルペジオを誰が弾くんだよ。

アイム ソーリーってあやまっちゃったよ・・・。

その川乗り越えて川になっちゃったよ・・・。

三途の川ってそこにはいないぞ・・・きっと。忘却の水が流れてるしな。アホのマーメイドなら。

人魚姫の友達か・・・。

北三陸の秋の夜は終ろうとしていた。来週は2008年が幕を下ろすのか・・・。

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コメント

じぇじぇ…( ‘ jj ' )/聖子ちゃんカットになってるぅ。
すごいーー!!!

「ジョニーに伝えて 千円返して」は何なんでしょうね。
2時間待ってたから1000円で1時間500円だとかいう説も聞きましたが、んな馬鹿な。
色んな所からまたネタ持ってきたなぁと…
今週も一週間楽しく見ましたが〆の「潮騒のメモリー」に全部
持って行かれた感じでした( 〃▽〃)
今後もこの歌が出てくる度に「1000円ってなに」と考えつづけそう~^^;

投稿: くう | 2013年5月19日 (日) 14時20分

今日はもう、レーザーディスク三種の神器『ビートニックキャンプツアー』(ライブ)・『ファンタアジェン』(ファンタジーPV)・『怪盗ルビイ』(映画)全部観ちゃうぞー(笑)。

…『怪盗ルビイ』はVHD版(ビクターマークが目玉焼きに重なる仕様)こそなんですが持っていません。

投稿: 幻灯機 | 2013年5月19日 (日) 14時44分

♪潮騒のメモリー♪♪
予告で聞いた時からメロディーが頭から離れず
キョンキョンの歌のお披露目を待ちわびた1週間でした
まさか 「潮騒」から三島由紀夫の名シーンの流れになるとは!百恵ちゃんバージョンですが あのシーンは今でも目に浮かびます
なんでアキがあの言葉を言うことになるのか、さっぱりわからないんですが、急展開があるみたいですね(*^-^)

技術的なことは全然わかりませんが、
木曜日、正宗が立ち去った後の、カメラアングルが 春子と大吉の心の近さを表しているように思えて しっとりした素敵なシーンで 朝ドラっぽくないなぁなんて思いながら見ていました。

何気ない家族の日常の会話の中に
味わい深い言葉が散りばめられていて クドカンってやっぱり最高だなぁ(o^-^o)

先日、母に会ったとき、朝ドラの話をしたらどうも
あまちゃんの良さが今ひとつわからないようでしたが 今週の流れは わかってもらえかも?
そんな気がします(o^-^o)

投稿: chiru | 2013年5月19日 (日) 18時01分

rouge❀❀❀☥❀❀❀~くう様、いらっしゃいませ~❀❀❀☥❀❀❀rouge

くう様モデルによるくうロイドによる
メーキャップ&ヘアデザイン機能を
開発しましたぞ~。
これにてくう様自身がメイクできるという新展開でござりまする。

「ジョニーに伝えて 千円返して」
は・・・「ジョニィへの伝言」と「ジョニーの子守唄」の合わせ技で・・・千円は夏目漱石ですかな。
「1000円返して」は
返してもらうほどであるのかないのか微妙な
金額設定ですな。
このあたりは・・・
架空映画「潮騒のメモリー」(1986年)ネタなのではと推察します。

「木更津キャッツアイ」の架空映画「ヤクザ球団」

「マンハッタンラブストーリー」の架空ドラマ「軽井沢まで迎えにいらっしゃい」

「吾輩は主婦である」の架空ミュージカル「つぼみが花咲くとき」

映画「ゼブラーマン」の架空特撮ドラマ「ゼブラーマン」

クドカン・ワールドに生まれる架空の中の架空に・・・
今から、胸がときめきますな。

はたして・・・架空オリジナル楽曲を
薬師丸ひろ子が歌ってくれるのかどうかも・・・ドキドキいたします。

挿入歌「潮騒のメモリー」は歌謡曲のパロディーと同時に
架空映画の物語にきっとリンクしていると思いますぞ。

そして・・・それがまた春子の人生にリンクして
フィクションの極地がそびえたつのですな。
そうなることに1000円賭けてもいいですぞ~。note


投稿: キッド | 2013年5月19日 (日) 21時35分

movie✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪movie

ああ、憧れのレーザーディスクですな。

恋に出会う国まで・・・
愛しあえる誰かと逢える国へ行ってみたい・・・
のですな。

あなたとフォーエバーなのですな。

とにかく・・・
「探偵物語」と「怪盗ルビイ」が交錯する
「木更津」の美礼先生と「マンハッタン」の赤羽ちゃんがヒートする
「うぬぼれ刑事」の前原信子と板倉里奈がクラッシュする
奇跡の瞬間が待ち遠しい今日この頃です。wave

投稿: キッド | 2013年5月19日 (日) 21時57分

cherryblossomシンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃ いませ・・・大ファンheart04

「潮騒」(三島由紀夫)
「伊豆の踊子」(川端康成)
「泥だらけの純情」(藤原審爾)

この吉永小百合~山口百恵ラインのある
文芸作品に
小泉今日子も・・・「あまちゃん」後半のマドンナ薬師丸ひろ子も
乗らなかったのですなあ。

これは松田聖子がやるべきところだったのかもしれませんが
歌手・松田聖子は女優としては華がなかったから・・・。

そういう意味で・・・クドカンは
「小泉今日子と真田広之」の「潮騒」や
「薬師丸ひろ子と松田優作」の「潮騒」が
きっと見たかったんだろうと妄想いたします。

基本は純文学で純愛路線だけどちょっとエッチ・・・
ということでございますね。
キッドはこれを清純の中の一点不純主義と呼んでいます。

それが青春というものですからな。

だから、きっと映画「潮騒のメモリー」は
「潮騒」的なものを含んでいて
それなりに際どい作品だと考えるのですな。

これ・・・薬師丸ひろ子が
小泉今日子←有村架純みたいにリレーするのかも楽しみです。
なんとなく・・・薬師丸ひろ子は
高校生役も演じられるような気がするから~。

薬師丸ひろ子の演じる鈴鹿ひろ美が
楽しみで楽しみで仕方ないのですな。

予告編に関しては
アキの得意とする「妄想」や「夢」も
まじっているので
物凄くカオスでしたな。

とにかく種市先輩とアキとユイの三角関係はありそう。

種市先輩がユイの元カレなのか・・・これからユイに告白するのか
そこが焦点でございます。
ま、ストーブにもまだまだ逆転のチャンスはあると。

ふふふ・・・春子の相手として
正宗派と
大吉派の分裂はありますな。

まあ、夫と初恋の人の間でよろめく
同窓会的ときめきの基本ですねえ。

大吉派は・・・春子・大吉のシーンに
よからぬ夢を見るのですな。

しかし、体交わして子供まで作っているのは正宗。

ムフフですな。

問題のシーンは
クレーンでおそらくゆっくりと
ローアングルからハイアングルに視線を変えて行くショット。

なんとなく、浮世離れした二人の心情を描いていると言えますね。

春子は・・・北三陸に忘れ物を取りに来たのですが
そんな忘れ物は最初からなかった・・・
という展開をキッドは予想しています。

大吉は所詮、安部ちゃんと結婚離婚した男ですからな。

クドカンは「三年くらい続きそう」と言っているので
やってもらっても構わないとは思いますが
レビューのゴールが見えなくなりすぎ・・・とも考えます。

やはり、セリフは少し深みがあるし
フリオチも長いので・・・
なんてったってウニ一個に24話使いましたからねえ。

気楽に見ているとそこまでは面白くないのが
普通でございましょう。

特にお年寄りは認知力がアレですからな。

しかし・・・その日その日でもそれなりに
面白いはずだとキッドは確信しています。
まあ・・・一般の御夫人には
長期単身赴任の夫は亭主元気で留守がいい・・・
的な心情もありますでしょうからねえ。typhoon


投稿: キッド | 2013年5月19日 (日) 22時40分

ほとんどよそからの情報がない中で見ているので、こちらで今後の予定を知って、「あらー、薬師丸さんも出るのね!」と楽しみにしていたら、早々に今日お姿拝見できました。若かりし頃の作品はあまり見てなくて(ドンピシャな年代なのに)、お年を重ねてから、よくいろんな作品でお目にかかります。大好きな女優さんになりました。
それにしても、薬師丸さん、小泉さん、杉本さん、尾美さん…あの年代、豪華ですね!最近「潮騒のメモリー」が頭をぐるぐるしていて、特に「北へ行くのね、ここも北なのに」が何度も出てきます。「スターダストメモリー」とか「小麦色のマーメイド」とか、ついでに今週のサンタではガッキーを思い出したり…、楽しいですね。
ただ、他の方もおっしゃってましたが、離れて住むうちの母もこのドラマはイマイチだろうなあ…、と「あまちゃん」の話はしてません。以前に「ちりとて」は「面白くない」、「だんだん」とか「梅ちゃん」とか「瞳」とか!を「良かったわあ」と話しているのを聞いて、親子でもこんなに感覚が違うのかと、かなりガッカリしたんです。でも年代って確かにありますね。今回は「ちりとて」同様妄想シーンも多いし、ついていけなくて絶対「つまらん」とぶつぶつ言っているだろうな、と予想しています。遅れてコメントすみません。

投稿: ギボウシ | 2013年5月22日 (水) 17時57分

dollarオチツキレイセイシズカナヒト~ギボウシ様、いらっしゃいませ~ワクイエミダイスキ!tulip

薬師丸さんも出るのですな。
っていうか出てましたな。
しかし、あくまで
ドラマに登場するのは鈴鹿ひろ美という架空のスターでございますけれど。

この世界には
松田聖子や斉藤由貴はいるが
小泉今日子や薬師丸ひろ子はいない・・・
みたいですからな~。

もう、すでにSFなのですな。
SFである以上、
本当に楽しむためには
SF許容度がある程度必要になるのでございますよね~。

それだけは嫌だと言う方は
それだけで楽しめないという
もったいないことになります。

ドクターストップかかってるのに
遠洋漁業の船に乗っちゃう忠兵衛とか
離婚調停の訴えもせず
あんなに愛妻家なのに
よくわからないフィーリングで
離婚届に判を押す正宗とか

わからない人にはまったくわからないですものなあ。

役者の皆さんも一部愛好家には
たまらない顔ぶれですが
一般のお茶の間にはだからどうなのという話ですし。
ただし・・・ヒロインの底抜けのアホさとか
夏ばっぱの油断ならない感じとかは
誰にでもわかる面白さなので
クドカンとしては珍しいほどの高視聴率、
高齢の方もそれなりに楽しんでおられると
思いますぞ。
まあ、かなりじじいのキッドが言うのもなんですが・・・。

とにかく「セーラー服」で「なんてったって」で「茜さんち」で「転校生」ですからな。
快感でアイドルでお弁当であら、やめてよ~でございます。

北から北へかよっですな。

サンタは悲しくて面白くて哀しくて爆笑で
頭がおかしくなりそうでしたな。

まあ、サンタクロースはもちろん、実在するわけです。
キッドは去年もクリスマスプレゼントをいただきましたしな。

「潮騒のメモリー」はごった煮ですが
映画公開は1986年(架空)らしいのですね。

1986年といえばKUWATA BANDの年なのでございます。

だから
「砂に書いた アイ ミス ユー」は
3rdシングルの「MERRY X'MAS IN SUMMER」の
「砂に書いた言葉・・・」
4thシングルの「ONE DAY」の
「・・・I miss you」
この二つの合体に違いないとキッドは考えています。

このようにそれぞれの妄想が広がるだけでも
「あまちゃん」は素晴らしいのでございます。

五月にサンタ持ってきたことで確信しましたぞ~。

まあ・・・御高齢の方がどのような反応をしても
やんわりと受け止めることも必要ですな。

麻酔から覚めた老父が
金庫の鍵がないと大騒ぎしながら
ブレスレット式のキーを手首で
ヒラヒラさせていても
見て見ぬフリをするのが
子たるものの勤めでございますからな~。typhoon


投稿: キッド | 2013年5月22日 (水) 20時12分

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