みんな!もうすぐ父の日だよ!処女教師(森田彩華)VS処女生徒(夏帆)
二週間の御無沙汰でした。
五月だというのに真夏のような日差し。太陽表面の活動が活発化しているからな。
磁気嵐が吹き荒れているのだ。
キッドの体内磁石の針も微妙に乱れるのだな。
しかし・・・このドラマが始れば東京ローカルの華も嵐も踏み越えて多重人格一同全員集合なのだ。
キンキンのチョン、ポールがチョンなのである。
・・・いつの時代の話なんだよっ。
とにかく世界の共通言語は英語でも笑顔でもなくて・・・パンチラで勃起なんだな・・・ここでは。
そして・・・今宵は団鬼六先生もご照覧あれ。
で、『みんな!エスパーだよ!・第6回』(テレビ東京201305250012~)原作・若杉公徳、脚本・演出・園子温を見た。超自然現象によって愛知県立東三河の地に特殊な宇宙線が照射され、ある条件を満たしたものに超能力が発現する。異端の研究者・浅見教授(安田顕)の予言通り、超能力者たちは次々に覚醒して行く。しかし、そのためにど田舎に転校することを余儀なくされた教授の娘・紗英(真野恵里菜)は東京在住の恋人テツヤ(岩崎拓馬)に冷淡にあしらわれわが身の不遇を嘆いていた。しかし・・・真の危機はすぐそこまで迫っていたのである。
愛知県立東三河高校の悩める女生徒・平野美由紀には新たなる懊悩が生じていた。
「嘉郎・・・嘉郎・・・嘉郎」
最近、幼馴染の鴨川嘉郎(染谷将太)のことが頭を離れないのである。
(嘉郎・・・嘉郎・・・嘉郎・・・なんで嘉郎のことばかり考えてしまうのだろう)
朝ドラマ「あまちゃん」のアキ(能年玲奈)と並ぶアホの子ヒロインである美由紀にはその理由がわからない。
美由紀、かわいいよ美由紀なのである。
しかし、嘉郎の心は東京からの転校生である紗英のことで占められていた。
嘉郎には精神感応(テレパシー)の超能力が覚醒していたがストイックな性格のために・・・紗英の心を控えている。あるいは紗英が自分のことを「変態オナニー野郎」だと思っていることに耐えられないのだった。
(浅見さん・・・浅見さん・・・浅見さん)
やはり、精神感応者である美由紀には嘉郎の心が読めるのだった。
今日も溜まり場である喫茶「シーホース」に紗英と女友達がやってくる。
どうやら・・・話題は「父親との喧嘩」らしかった。
「気にすることないよ・・・私だって父親とはいつも喧嘩してるしさ」と女友達のユウコ(伊藤沙莉)やレナ(村田唯)たちが紗英をなだめているらしい。
聞き耳を立てつつ嘉郎は思う。
(浅見さん・・・父親と喧嘩してるのか・・・可哀相に・・・なんとか慰めてやりたいものだ・・・もしもボクが浅見さんの恋人だったら・・・お父さんに意見してやれるのに・・・お父さん、僕の浅見さんに優しくしてください・・・そして浅見さんを僕のお嫁さんにください)
だが・・・美由紀には紗英の本心が分かっていた。
(クソオヤジのクソ仕事のためにクソ田舎にやってきたせいでテツヤともうまくいかなくなったしクラスにはクソ野郎しかいないし本当に最低だ最低だ最低だ)
(浅見さん・・・浅見さん・・・浅見さん)
(クソクソクソクソ)
「・・・嘉郎・・・」と言いかけてやめる美由紀だった。
美由紀、せつないよ美由紀である。
ヤンキー風だからヤリマン風に見える美由紀だが・・・実は純情可憐な女子なのだった。
青春とはある意味無縁の念動力(サイコキネシス)の持ち主である「シーホース」のマスター・永野輝光(マキタスポーツ)はさりげなく美由紀たちの会話に加わる。
「そんな風に父親を悪く云ったらあかんて・・・みんなだって元は父親の精子から生まれてきたんだに」
結局、下ネタが言いたいだけのマスターだった。
(クソオヤジ)
同志であるマスターのあまりの恥態に俯く嘉郎だった。
例によって親友のヤス(柄本時生)とAV探索の旅に出た嘉郎は・・・街で二人の教師に出会う。
社会科教師の林先生(矢柴俊博)と英語科教師の夏目先生(森田彩華)だった。
二人を見て、突然、ヤスは「不倫教師の妄想」にかられるのだった。
「おい・・・あの二人・・・不倫だに」
「え・・・だって・・・先生たちは二人とも独身だぜ・・・」と素朴な疑問を呈する嘉郎。
しかし、異常な性的興奮にとりつかれたヤスは二人を罵りはじめるのだった。
「先生・・・やりまくってるんですか・・・やりまくってるんでしょ・・・もうハメハメのズッコンバッコンのギシギシのあはんうふんなんでしょう」
「おい・・・やめろや」
あわててヤスを制止しようとする嘉郎。しかし、ヤスの暴走は止まらない。
「アヘアヘでねちょねちょでぬちょぬちょで・・・」
突然、夏目先生が手を差し出して・・・股間を握りつぶすポーズを作る。
するとヤスは苦悶して倒れ、地面でのたうちまわるのだった。
「いてててててて・・・」
「おい・・・ヤス、どうした・・・」
二人の教師は嘲笑を残して去っていく。二人の行く先では男たちが股間を抑えて蹲り、女たちは突然起こったつむじ風でスカートをまくられてパンチラを強要されるのである。
「まさか・・・先生たちも・・・エスパー・・・」唖然とする嘉郎だった。
その頃、シーホースには教授の助手である秋山多香子(神楽坂恵)が現れていた。
その→巨乳に思わずエロ念力を発動して「手を触れないで乳揉んじゃいました」を敢行するマスター。
しかし、秋山助手は無表情にふりかえると「あなた・・・エスパーですね」とつぶやくのだった。
恐慌に襲われたマスターは思わず店外へ逃走する。
しかし、秋山助手は無表情のまま、疾走して追いかけてくるのだった。
心の疾しさに急かされて逃げるマスター、追跡する秋山助手。
逃げくたびれたマスターは逆襲に転じようとするが秋山助手は格闘技の使い手だった。
「一緒に来てもらいます」と秋山助手に告げられ警察に突き出されると怯えるマスター。
再び・・・逃げ出したマスターを秋山助手は追わない。
なぜなら・・・マスターが階段から転落することを予知したからである。
秋山助手は未来を知ることができる超能力者だったのだ。
一方、街を一人彷徨う美由紀。
(嘉郎・・・嘉郎・・・ああ、また嘉郎のことを考えちょった・・・なんで・・・そんなに嘉郎のことが気になるんじゃろう・・・なんだか無性に守ってやりたくなるんだに・・・)
そこへ嘉郎がやってくる。
「美由紀ちゃん・・・なんで僕の名前を呼んでるの」
「お前のことなんて呼んでないだに」
「うそ・・・今、嘉郎って」
「呼んでない」
「呼んだ」
「呼んでない」
「呼んだ」
「呼んでない・・・」
二人は言い争いながら地面に倒れたマスターを発見する。
「どうしたんだがや」
「あ・・・あの女が・・・」
階段の上に立つ秋山助手。
「あなたたちにも来てもらいます・・・エスパーの皆さんにお知らせがあるのです」
「ええ・・・」唖然とする三人。
教授は秋山助手の未来予知によって予測されたエスパーたちを研究室に招いた。
メンバーは嘉郎の仲間たちだった。
嘉郎と美由紀とマスター。そして全裸テレポーターの榎本洋介先輩(深水元基)、サイコメトラー・フリーターの石崎英雄(鈴之助)、見えすぎる透視能力者の矢部直也(柾木玲弥)だった。
教授は超能力発現現象についての私見を述べる。
「惑星直列中に月食が起こる時、特殊な宇宙線が一定地域にふりそそいで・・・人間の潜在能力を開花させるのです。かって米国ミネソタ州のダルースでも19世紀に同様のことが起こりました」
嘉郎は話がスケールアップして・・・ヒーロー願望が燃えさかるのだった。
「しかし・・・誰もが超能力に目覚めるわけではありません」
(やはり・・・僕は選ばれしもの・・・)
「条件は三つあると推定されます」
(条件・・・)
「一つは童貞あるいは処女・・・つまり性体験がないことです」
(え・・・)
(え・・・美由紀ちゃん)
(どう見てもヤリマンなのに)
(ヤリマンて・・・お前ら)
(美由紀ちゃんが・・・処女)
(膜・・・確認)
(あ・・・)
(マスター)
(じじい)
(童貞)
(童貞じじい)
「ああー・・・俺くらい体験豊富だと逆に童貞みたいな感じになるんだに・・・」
(童貞)
(童貞ハゲ)
(童貞エロ)
(童貞ハゲエロジジイ)
「第二に・・・宇宙線が注がれた時に性的なエクスタシーを感じていること」
(それって・・・オナニーか)
(オナニー)
(あ・・・美由紀ちゃん・・・)
(処女のオナニー)
(処女なのにオナっちゃうのかっ)
(ま・・・まん・・・・ず・・・・)
俯く美由紀だった。
「第三になんらかのコンプレックスを抱えていること・・・劣等コンプレックス、性的コンプレックス・・・まあ、感情の複合体であるコンプレックスを持っていない人間は皆無と言っていいでしょう」
「じや、結局・・・童貞でオナニーしていたら誰でもエスパーになれるってことですか」
「そうです・・・秋山くんの場合は胸を見られることに特別な恥のコンプレックスがあったので胸を見つめられると予知能力が発動するようになりました」
(え)
(この人もエスパー)
(巨乳なのに)
(巨乳なのに処女)
(いや・・・美由紀ちゃんも巨乳なのに処女だに)
(膜・・・確認済み)
「超能力者同志は魅かれあう。しかし・・・同時にそれは危険なことなのです。愛はたやすく憎しみに変わるからです。前回の発生期にはエスパーは全員・・・消えました」
「なぜです」
「エスパー同志がつぶし合ったからです」
「なんで・・・」
「人間は欲望に弱い生き物です・・・突然、圧倒的な力を手に入れた人間は・・・その弱さゆえに己を見失うのです・・・」
「そんな馬鹿な・・・」
「すでに・・・ESP専用の掲示板・猫チャンネルに・・・危険な書き込みが増えています」
【みんな!エスパーだよ★12】
665:名無しのニャアタイプ
朝、目が覚めたら猫の言葉が理解できるようになった・・・
666:名無しのニャアタイプ
>>665 死ね
「これは単なる猫好きのサイトなんじゃ・・・」
「そうではありません・・・皆さんは生命の危険に直面しているのです・・・今こそ、団結しなければならないのです」
・・・しかし、エスパーたちは気がのらないのだった。
「そんなことを言われてもな」
「バイト忙しいな」
「俺・・・エロいことにしか・・・」
「まあ・・・そういうことで」
「どういうことだよ」と一人、興奮する嘉郎だった。
「みんな・・・頑張って世界を救おうよ・・・」
しかし・・・嘉郎と美由紀を残して去っていく仲間たち。
「じゃ・・・私もここで・・・」と美由紀も家路に着く。
沈黙して歩み去る嘉郎。
「じゃあなあ・・・」
「・・・」
「嘉郎・・・またなあ」
「・・・」
「おーい・・・じゃあなああああ」
名残惜しい美由紀は最後はぴょんぴょんはねるのだった。
2013年度アホの子大賞でアキと激しいデッドヒートを繰り広げる美由紀だった。
その頃・・・悪の超能力者として目覚めた二人の教師は・・・一方的に宣戦布告をするのだった。
自我が肥大して・・・暗黒面に落ちた二人は・・・その他の超能力者の殲滅を目指し・・・教授の娘である紗英を誘拐し・・・超能力者たちをおびき出すことにしたのである。
誘拐されて・・・緊縛される紗英であった。
凌辱荒縄縛り監禁→パンチラ放置される紗英だった。
嘉郎の携帯電話に送信される・・・画像メール。
たちまち勃起する嘉郎・・・ヒロインのビンチを救うためのヒーロー魂が燃えあがるのだった。
しかし・・・駆けつけてくれたのは美由紀だけだった。
「美由紀ちゃん・・・どうして」
「呼ばれたからさ・・・さあ・・・助けにいくんだろう」
二人は敵地に向かって走り出す。
待ちかまえていた二人の教師。
「え・・・先生」
「お前たちが・・・超能力者だったのか・・・」
「なんで・・・浅見さんにあんなひどいことを・・・っていうか・・・二人とも童貞と処女なんですか」
「お前らだって・・・童貞と処女だろうが・・・」
「目を覚ましてください・・・超能力は世界を救うためにあるんです」
「ばかものが・・・救う価値のある世界などどこにもないわ」
林先生は念力で美由紀のスカートをまくる。
「きゃ・・・」
(あ・・・勃起しただに)
「なんで勃起してんだよ」
「ふふふ・・・見たか・・・俺は風を操る男」
夏目先生は念力で嘉郎の陰嚢を捻るのだった。
「いてて・・・」
「夏目先生は男の急所を狙い撃ちできるのだ」
「嘉郎・・・」
「すごく痛い・・・」
「無理だよ・・・私たちの能力じゃ勝てないよ」
「くじけるな・・・」
マスターの声がした。
「ヒーロー戦隊参上」
「みんな・・・きてくれたんだ」
「正義のためだ・・・」
(秋山さんのおっぱいを触らせてもらえる)
(巨乳万歳)
(成功報酬)
(膜・・・確認)
「・・・お、お前たち・・・」
「そうだ・・・秋山さんと美由紀ちゃんは・・・夏目先生を・・・女には金玉がないから」
「なるほど・・・」
「残りのみんなは林先生を・・・」
たちまち始るバトルアクションである。
しかし、お茶の間の視線はなんとか縄を解こうとする紗英の艶っぽい動きに釘付けになるのだった。
「一体・・・何が起こっているの・・・」
「浅見さん・・・助けに来ただに」
「鴨川くん・・・」
嘉郎たちは辛うじて勝利をおさめたのだった。
教授は娘を平手打ちにする。
「あれほど・・・危険だから注意しろといったのに・・・」
しかし・・・逆上する紗英だった。
「何言ってんのよ・・・お父さんこそ・・・わけのわからない研究ばかりして・・・お母さんが死んだ時だって・・・何が超能力よ・・・馬鹿じゃないの・・・こんなオナニー野郎や、全裸変態男や、不良女や、チビや、木偶の坊や、童貞じじいを集めて・・・なんなのよ・・・頭おかしいんじゃないの・・・こんなクソ田舎・・・大っ嫌い」
誰よりも痛烈に打ちのめされる嘉郎だった。
美由紀もかける言葉が見つからないのである。
虚しい決着の後で・・・いろいろな意味で一人脱力する美由紀。
そこへ・・・ヤスがやってくる。
「どうした・・・たまってるのか」
ヤス・・・お前・・・。まさか・・・。いや、ヤスは単に美由紀の股間が見たかったのだろうと思う。
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