地動説の伝道師ガリレオ~やはり地球は動いてました(天海祐希)
業務連絡である。
ココログからのお知らせによると・・・2013年7月1日(月)以降、ココログフリー(無料版)の広告領域を追加させていただきます・・・ということなのである。
ブログの上部、下部に広告を表示・・・なんだそうである。
別に構わないと思うのだが・・・変な広告だとやだなあ・・・と一部人格のモチベーションが下がることは予想される。
また、当然、システムの変更を伴うと思われるので・・・また管理ページなどが不安定になることも予想されるのである。
まあ・・・他者の領域で言論活動を展開している以上、やむを得ないことなのだが・・・できるだけ穏便にしていただきたいと願うのである。
読者の皆さまにおかれましては何か不都合が生じた場合にそなえてあらかじめお詫び申し上げておきます。
で、『ガリレオ(第2シーズン)・第10回』(フジテレビ20130617PM9~)原作・東野圭吾、脚本・福田靖、演出・西坂瑞城を見た。原作は長編「聖女の救済」である。そのために前・後篇となっており、今回は前篇である。春ドラマも終盤で・・・季節はすでに夏の様相である。暑い暑い夏が来るのだな。年々、冬より夏が苦手になっている。なにはともあれ夏が好きだった若い頃には想像もつかないことだな。今回のガリレオは中学生時代の思い出がからんでいる。大学生時代のガリレオ(三浦春馬)のようなサービスはないのだった。中学生時代の天海祐希を見たかったな。荒川ちかでいいではないかっ。女信長かっ。
1980年代の北海道。
中学生の三田綾音は小学五年生の時に東京から転校してきた湯川学に恋をしていた。
「私は薔薇の花は嫌いなの」
「なぜ」
「どんなにきれいな花でも棘のある花は好きになれない」
「・・・」
「ねえ、今度、教会の日曜礼拝に一緒に行かない?」
「ガリレオの地動説を否定するような宗教に興味はない」
「・・・」
湯川学は中学卒業と同時に北海道を去り、東京の高校に進学した。
三田綾音の初恋は実らなかったのだ。
それから三十年ほどの月日が流れた。
その間、ローマ教皇庁は1992年に天動説を放棄し、地動説を承認。ローマの異端審問所が下したガリレオの異端決議を解いた。
三田綾音はエムシステムズの社長・真柴義之(堀部圭亮)の妻、真柴綾音(天海祐希)となっていた。
北海道の実家の父親を見舞うために里帰りをした綾音。
しかし、旧友と語り合う綾音の表情には謎の微笑みが浮かんでいた。
妻の不在中、終日、自宅で過ごす予定だった真柴義之は朝10時の社員とのテレビ会議までは元気だったが、夕方4時の会議の際に連絡が取れなくなる。
社員から連絡を受けた綾音はホームセキュリティー会社に指示を下し、自宅のダイニングで倒れている義之が発見される。
死因は亜ヒ酸ナトリウムによる中毒死だった。
被害者は午前中と午後の二度、コーヒーを飲んでいたことが判明。
お湯を沸かしたポット。ペーパードリップのフィルタ。割れたコーヒー茶碗からは毒物が発見されるが、飲料水のペットボトルからは発見されず、午前中に使用したと思われるフィルタからも発見されなかった。
午前と午後の間に・・・何者かがポットに毒物を混入した疑いが強まる。
そして・・・自宅の監視カメラには・・・午後に真柴家を訪問した紫色の傘の女の映像が残されていた。
北海道にいる綾音にはポットに毒物を混入することは難しく容疑者リストからは外れる。
太田川稔刑事(澤部佑)はそう判断した。
しかし、女の敵であるオカルト小娘刑事ちゃん・岸谷美砂警部補(吉高由里子)は例によって直感的に綾音を犯人と断定するのだった。
ガリレオこと帝都大学物理学科准教授・湯川学(福山雅治)について愛人である小娘刑事が履歴の調査を行っていることは言うまでもない。
容疑者・綾音の経歴を洗ううちに小娘刑事はガリレオと綾音が同級生であったことを発見するのだった。
「物理学とは全く関係のない事件だ」と捜査協力を拒否するガリレオに・・・小娘刑事は必殺の一撃を加える。
「被害者の妻は・・・湯川先生の関係者です」
「・・・」
美人と言えないことはない被害者の妻の写真を見せられてガリレオはその気になるのだった。
やがて・・・綾音の前に姿を見せるガリレオ。
「湯川くん・・・噂で聞いていたわよ・・・物理学者になって警察の捜査に協力しているとか」
「けして本意ではないのだが・・・」
「でも・・・今回の事は・・・物理学に何か関係があるの・・・?」
「いや・・・知り合いの家族に不幸があったと聞いてしまっては何もしないわけにはいかない」
「・・・私のために・・・」
「・・・」
綾音と小娘刑事とともに真柴家を訪れる。
「薔薇の花が・・・」
「どうしたの・・・」
「君は薔薇の花が嫌いではなかったのか・・・」
「主人が好きだったから・・・私も好きになったの・・・」
ガリレオは水道回りを調査する。
「ここはあまり掃除してないな」
「姑さんですかっ」
「あの・・・美しいタペストリーは・・・」
「私が作ったの・・・家庭に入ってからは暇だったから・・・」
「根気と集中力を要する作業だ・・・君は科学者に向いているかもしれないな」
「やめてよお」
覚悟していたことだが小娘刑事は容疑者と探偵科学者の間に情動の気配を感じるのだった。
ちょっとモヤモヤした小娘刑事は通りすがりのストローで間接キスを楽しむバカップルに嫌がらせをした後で・・・綾音が主催する幼児教室の職員・若山宏美(山口紗弥加)にアプローチするのだった。
「綾音さんはできちゃった結婚だったんですが・・・入籍後に流産しているんです・・・事故は女の運転する自転車に後ろから追突されて起こりました。けれど、犯人は特定されていないのです」
やがて・・・捜査線上に被害者が結婚前に交際していたイラストレーター・津久井潤子が浮上する。しかし、潤子の実家のある静岡県を訪れた太田川稔刑事は彼女が一年前に自殺していることを知るのだった。
ガリレオは毒物の混入方法についての考察を行っていた。
そこへ・・・綾音が現れて・・・幼児教室での出張実験を要請する。
子供が苦手なので一度は断ったガリレオだが・・・すっかり綾音に魅了された助手・栗林宏美(福山雅治)の懇願により、引受けるのだった。
「たとえば・・・薔薇の花を凍らせて氷のように砕くといったものでも構わないか」
「引受けて下されば・・・なんでもいいのよ・・・」
ガリレオは綾音の言動に幽かな違和感を感じるのだった。
お茶の間は・・・綾音が妊娠の兆候を示さないことで被害者から離婚を切り出されていたことを知る。
ガリレオは幼児教室で・・・実験を行った。
電熱ポットでお湯を沸かし・・・耐熱ガラスのカップに注ぐ。
同じ、ポットで注ぎながら、一杯目は透明なお湯。
二杯目は赤色のお湯。
三杯目は紫色のお湯になる。
実験は子供たちにはあまり受けなかったが綾音の興味は引いたのだった。
「どういうことなの」
「大きさの違うジェルの中に赤の絵の具と青の絵の具を封じたのだ」
「つまり・・・最初のコーヒーには毒物が溶け出さず、二杯目のコーヒーは毒入りになるわけね」
「しかし、そうなれば当然、ジェルの成分が発見されてしまう」
「湯川くん・・・私を疑っているの・・・」
「犯人にも動機にも興味はない・・・ただ・・・殺害方法を解明したいだけだ」
第二シリーズのフィナーレを飾るにふさわしいゲストを迎え・・・それなりに盛り上がる最終章・前篇だった。
美しい花もいつか枯れ果てるのだ。
ちなみに・・・夏ドラマの月9は山Pと長澤まさみ、香里奈、戸田恵梨香らしい。
ヒロイン過剰すぎないか・・・。
ちなみに黄金比とは5/8・・・。名刺はその美しさを隠しているわけです。
この長方形に収まるバストは美しいのですな。
ま・・・巨乳になりますが。そしてやや斜めの視点でバストトップは正面と真横に・・・。・・・永井豪か・・・永井豪なんだな。
内海薫刑事不足(柴咲コウ)をお嘆きの方は2013年6月22日の「土曜プレミアム・ガリレオ XX内海薫最後の事件 愚弄ぶ」をお見逃しなきよう・・・。
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