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2013年7月30日 (火)

いつかの誰かの感触を忘れさせる水鉄砲(戸田恵梨香)のSUMMER NUDE(山下智久)

東京近郊の架空の海辺の町・・・みさき市。

クレジットによれば撮影協力は南房総市といすみ市になっている。

南房総なら内房線、いすみなら外房線とイメージは分岐していく。

南房総市は館山市とか鴨川市とか・・・東京ローカル的にメジャーな地名と隣接している。

いすみ市は九十九里浜の南端に位置している。

いすみ市は2005年に合併して誕生したのだが・・・合併によって消滅したのが大原町、夷隅町、そして岬町(みさきまち)である。

・・・ということでキッドの中ではみさき市(フィクション)はいすみ市岬町的ポジションにあることになっている。

岬の由来は太東崎である。太東漁港があって太東埼灯台があって太東海水浴場がある。

太東地区では甘みのあるキャベツの栽培が特色の一つになっている。

キャベツといえばキッドの中では回鍋肉だが・・・海の家的には「ヤキソバ」であろう。

いすみ市岬町的みさき市(フィクション)の「ヤキソバ」が突然、リアルになってくるわけである。

フィクションの世界を作るために・・・ドラマ「SUMMER NUDE」の世界ではみさき駅(フィクション)があり、みさき海岸(フィクション)があり、みさき市市営バス(フィクション)が巡回している。

それなりに手間暇かかっているのである。

しかし・・・「あまちゃん」の世界では岩手県久慈市的な北三陸市(フィクション)が・・・それだけにとどまらないのだ。それは多くのドラマファンの実感だろうからあえて説明はしない。

別にそんなものはなくても・・・ドラマは進行していくのだが・・・いすみの市岬町的なキャベツが海の家「レストラン青山」とリンクするともっと楽しいのになあと思う。

このあたりは漁協別の水揚げ量で言うと「イセエビ」が日本一なのである。

ヒロインがイセエビを使った「豪華すぎる海の家」のメニューを作ったりするといいのになあ・・・と考えます。

で、『SUMMER NUDE・第4回』(フジテレビ20130729PM9~)脚本・金子茂樹、演出・宮木正悟を見た。もちろん、フィクションである以上、絵空事に徹するという手法もあるわけである。ここは実に微妙なところなんだな。だって・・・地元の写真館の専属カメラマンの主人公・三厨朝日(山下智久)で消息不明の恋人・香澄(長澤まさみ)なのである。朝日にずっと片思いの後輩が波奈江(戸田恵梨香)でその弟・駿(佐藤勝利)だ。ひと夏限りの約束で海の家の臨時店長になるのが夏希(香里奈)・・・朝日の親友・タカシ(勝地涼)・・・波奈江に片思いするヒカル(窪田正孝)・・・通りすがりの恋人たちまで春夫(千葉雄大)と清子(橋本奈々未)だし、これに加えてモデル志望の帰国子女・あおい(山本美月)とか写真館のアルバイト・麻美(中条あやみ)までが配置されている。・・・フィクションにも程があるのである。美男美女過ぎて・・・息苦しいんじゃないか・・・。

今回なんか・・・ゲスト母子が・・・母(奥田恵梨華)で息子(スマートさん)である。

スケバン欧愛留(サラリーマンNEO)の最後の一人、ルイ子(奥田)がここに来たのは想定外でちょっと笑ったが・・・それしか説明しないのかよ・・・息子はスマートさん(秋元黎)ではなくて、イノさん(青木勁都)とは言わないがナベさん(鏑木海智)でもよかったのではないかと思う・・・誰が「コドモ警察」の話をしろと言った・・・それに「八重の桜」にナベさん出てたぞ。

ま・・・いいか・・・夢のようなひと夏のラブ・ストーリーなんだから・・・。

すべての人々が美しすぎても・・・。

いかにもなオーシャン・ビューでいかにもなファションを身に付けた波奈江。

「もっと・・・自然に・・・もっと自然に笑って・・・もっと肩の力抜いて・・・顔を歪めないで・・・し・・・しぜん・・・ひょっとこかっ」

「ひど~い」

「あのな・・・もう少し・・・いつものお前でいいんじやないか」

「え~・・・せっかく撮ってもらえるのに・・・」

「いつもの・・・お前がいいんだよ・・・」

「いたっ・・・」

「どうした・・・」

「ハートに矢が刺さったあ・・・」

結局、町に戻ってきた二人。

二人の母校である高校のグラウンドでバットを持ってバッターものまねを披露する波奈江だった。

「サミー・ソーサ(60本塁打以上を、MLB史上最多の3度記録しているホームラン・バッター)・・・からの・・・・落合博満(日本プロ野球史上唯一となる、三度の三冠王を達成したホームランバッター)・・・からの三厨朝日~」

「なんで・・・俺だけ・・・バントなんだよ」

「だって・・・高校時代・・・最後の試合の最後の打席・・・送りバントだったでしょ~」

「う・・・古傷をナイフでえぐられた・・・」

←←←←←(時間を巻戻し)←←←←←

「九回裏・・・得点は1対0・・・一死ランナーは一塁・・・バッターは三厨くん。カウントはワンストライクワンボール・・・ピッチャー振りかぶって投げた・・・バントした・・・これはちょっと強いか・・・二塁アウト・・・一塁もアウト・・・ダブル・プレーだ・・・試合終了だ・・・みさき東高校の夏が終わりました・・・」

→→→→→(時間を早送り)→→→→→

ずっと朝日を見て来た波奈江・・・それを感じる朝日だった。

ヒカルの実家の鮮魚店にやってきた二人。

新鮮な真鯛を持ってポーズをする波奈江。

「お刺身にしたら・・・さぞや・・・ですな」

「いいね・・・いいよう」

「私もまだまだ・・・新鮮なんですけどな」

「・・・」

そこへ・・・ヒカルが通りかかる。

「私だってピチピチだよね」

同意を求める波奈江にポーカーフェイスを装って・・・「それ・・・ちゃんと買い取ってよ」と嫌味を言うヒカルだった。

「なによ・・・もう・・・」とお茶の間は全員気が付いているヒカルの心を知らぬ波奈江だった。

結局・・・「いつもの波奈江」の写真は朝日のカメラマンとしての心をそれなりにニヤニヤさせる仕上がりだった。

一人、作品をチェックする朝日の自宅にタカシがやってくる。

「そのニヤニヤは・・・なんか・・・してたのかな」

「してねえよ」

「またまた・・・ま・・・いいか」

「なにしにきたんだよ」

「夏本番だからさ・・・今年の抱負を聞いてもらおうと思ってさ」

「なんの抱負だよ」

「今年こそ・・・男になりたいんだ・・・なにしろ・・・夏希さんもいるしさ・・・あおいちゃんもいるし・・・いざとなったら波奈江もいるし・・・」

「いざとなったらってなんだよ」

「だって・・・お前が相手にしないからさ」

「いつの話してんだよ・・・」

「いつの話って・・・・ええーっ、なにそれ・・・波奈江の相手するのかよっ」

「しちゃ・・・悪いのかよ」

「いや・・・いいさ・・・いいに決まってる」

夏希は「ヤキソバ」を焼きまくる。

客はあおいである。

「どうなの・・・モデルの仕事は・・・」

「仕事どころか・・・事務所にも入れません」

「脱がないんだもんね」

「ここでバイトしようかな・・・」

「それは無理・・・バイトなんて雇う余裕ないもん」

「バイト雇う余裕のない海の家ってそもそもやっていけるんですか」

「脚本家的にはそうみたいだよ~・・・でもとなりはバイト募集中みたい」

「わ~い」

仕上がった写真に満足した波奈江は勢津子(板谷由夏)に自慢するのだった。

「駄目だね」

「なんで・・・」

「こんなんで満足してる場合じゃないってこと」

「よ、予言ですか」

「いいかな・・・朝日はいままで香澄ちゃんという名の檻に入っていたライオンなのよ。たしかに・・・あんたは檻の鍵をあけたかもしれないけど・・・自由になった以上・・・ライオンは狩りに出るからね」

「私・・・狩られたい」

「他の女を狩っちゃうかもよ」

「え~・・・私、そんなに美味くなさそうなんですか~」

タカシはヒカルを訪ねていた。

「事件だよ・・・」

「なんですか・・・」

「朝日が波奈江に食欲を感じたみたいなんだ・・・」

「それ・・・波奈江は知っているんですか」

「いや・・・どうかな・・・でも波奈江はずーっと据え膳状態なんだから・・・もうセイコーしたのも同然なんじゃないの」

「セイコーって」

「いや・・・あくまで大成功の方ね・・・譲れない一線ね」

唇をかみしめるヒカルだった。

朝日は時の流れを感じ始めていた。

波奈江の笑顔をうれしく感じる。

そして「ヤキソバ」が美味しいのだった。

世界が夏の光に包まれているのに気がつくのだった。

「波奈江の写真、撮ったんだってね」

「うん」

「よくやった・・・」

「でもなあ・・・今更なんだよな」

「なによ」

「だって・・・ずっと一緒にいたから」

「もう・・・酔った勢いでやるしかないね」

「マジがばいね」

「超がばいよ」

「あのさ・・・俺は・・・勢津子さんのヤキソバが世界で一番美味いって思ってた」

「え」

「でも・・・このヤキソバの方が美味い」

「なに、いっちゃてんの」

「はい、650円」

「毎度・・・」

去っていく朝日の後ろ姿と料金を交互に見て・・・夏希はこみ上げてくる嬉しさに驚いた。

朝日の心の中では「香澄と過ごした日々」が急速に遠ざかっていく。

知りあって一年。別れて三年。何もかもが過ぎ去ったことだと朝日は漸く納得したらしい。

そして・・・その心はゆっくりと波奈江に向かって行く途中なのだ。

「今・・・なにしてんの」

「なんにも」

「もし・・・港区にいるんなら飲もうかなって思ったんだけど」

「いく・・・すぐにいく」

「ああ・・・そんなに無理しなくていいよ」

「ちっとも無理じゃないんですけど」

「また・・・誘うから」

「そう・・・」

相手が近すぎて恥じらう朝日。

そして・・・優しい言葉で満足できる波奈江。

じれったい二人なのだった。

もちろん・・・恋愛ドラマの達人たちはそろそろ・・・夏希が助走に入っていることを感じるしかないのだった。

早速、となりの海の家で働き始めるあおい。

東京スーパーモデルコンテストの初代クイーンにはなんの責任もないのだが・・・やはり荷が重いと感じるのはキッドだけではないと思う。

この役は・・・かなり難しい役なのである。

なにしろ・・・ある意味、長澤まさみのポジションで・・・コミカルでなければならず・・・圧倒的な存在感も要求される。

最初の客である春夫にちょっかいを出して、清子の嫉妬を誘い・・・二人の運命を壊しにかかるわけだが・・・それを「暗示」として感じさせる力はまだないと考える。

まあ・・・なんだって助走期間は必要だからな。

しかし・・・ここで「笑い」をとれないと・・・本当に息つく暇がない感じのドラマになってしまうのだった。

だから・・・もう誰もかれもが美人すぎるんだよ~。

そして、濱田岳や浅利陽介と勝地涼は違うんだよお。

とにかく・・・ここからは夢の国にやってくる夢の旅人の物語が挿入されるのだった。

その前に「プロポーズ大作戦」直後の脚本家の作品に言及しておこう。

ハチミツとクローバー」(2008年)である。原作ものだが・・・片思いの連鎖で綴るラブ・ストーリーで平均視聴率*8.9%である。この時も生田斗真、向井理、成宮寛貴とイケメンを揃えてました。懲りないのか、懲りない人なのかっ。

で、ヒロインに片思いの生田斗真的ポジションなのがヒカルである。

ヒカルの過去は断片的だが・・・波奈江の一つ年上の幼馴染であることは確実で・・・それこそ何十年も片思いをしていると考えられる。元野球部で現在カメラマンという文武両道な朝日は実はガキ大将的キャラらしいのだが・・・その影に隠れ・・・ひっそりと波奈江を思い続けて来た映画研究会出身の青白きインテリ・・・しかも、波奈江と離れたくない一心で東京に出ていかなかった超後ろ向きキャラクターである。

そんなヒカルはカフェ&バー「港区」の店長・賢二(高橋克典)に「いつまでもやらないわけじゃない」宣言をするのだったが・・・力ためすぎですからああああっ。

しかも・・・朝日が「48時間」を返却したために・・・波奈江がチェックしに来なくなったので・・・レンタルビデオ店のアルバイトをやめてしまうという・・・超後ずさり的アクションなのだった。

小南写真館に両親とスマートさんの三人家族が訪れていた。

「旅行の記念に・・・家族写真をお願いしたいのです・・・うっ」とすで何故か、涙目のスマートさんの母。

理由ありを察して、小南館長は朝日を指名するのだった。

「・・・というわけで・・・よろしくね」

「了解です」

レストラン青山では例によって夏希を口説くタカシだった。

「どうして・・・俺にだけよそよそしいのかな」

「そんなことないですよ」

「丁寧語だしね・・・俺にだけですます調だしね」

「気の所為じゃありませんか」

「どうみてもフランクじゃないよね」

「ち、うっせえな」

「あ・・・通り越したよね・・・なんか今、快速通過したよね」

海岸では理由ありの家族写真に挑戦する朝日。

「海ははじめてなんだって」

「・・・」

「どうかな・・・」

「まあまあかな」

「この子・・・口が悪くて・・・まあまあってことは気に入ったという意味なんです・・・うっ」

「・・・とにかく・・・もう少ししたらお昼にしましょう・・・スマートくんは何が好き?」

「オムライス・・・子供向けじゃないやつね」

「・・・わかった・・・とびっきりのオムライスを御馳走するよ」

「ありがとうございます・・・うっ」

「レストラン青山」で夏希に頼る朝日だった。

「この店、オムライスはないんですけどね」

「でも・・・とびっきりのオムライスできるでしょ・・・ねえ?」

このドラマでは朝日の頼みごとは誰も断れないというルールがあります。

「できるわよっ・・」

仕方なしに黄緑野菜たっぷりの富士山噴火形オムライスを完成させる夏希だった。

「世界遺産登録記念ね・・・」

「ここからは富士山見えないけどな」

「どうかな・・・」

「まあまあかな」

「うまいって・・・この子・・・まずいものは食べない子なんですよ・・・う」

「しかし・・・わがままなお子さんですな・・・」

その言葉にそっと朝日を連れ出すスマートさんの母だった。

「実は・・・・うっ・・・あの子・・・・大きい手術を・・・控えているんです・・・うっ」

「う・・・それはもしかして・・・失敗したら命の保証はない系ですか・・・」

「うっ・・・そんなんです・・・だから・・・いい思い出を作ってあげたくて・・・うっ」

「う・・・もしかして・・・海で泳いだりするのもNG系ですか・・・」

「うっ・・・そうなんです・・・」

「う・・・じゃ・・・なんで・・・海に・・・」

「うっ・・・海も見ないで・・・逝ったりしたらと思うと・・・うっ」

「う・・・それもそうですね」

「本当は・・・砂浜を駆け回りたい年頃なんですよ・・・うっ」

「う・・・わかりました・・・なんとかします・・・素敵な思い出作りますよ」

その夜・・・「港区」に仲間たちを召集する朝日だった。

「なんすか、なんすか・・・」

「実はね・・・」

「う」

「で・・・なんか・・・楽しい思い出作りのアイディアないかなって思って」

「ノープランかよっ」

「花火」「バーベキュー」「落とし穴」「ダメだろ・・・」「落す方なら」「いい思い出か」「スイカ割り」「ビーチバレー」「ビーチサッカー」「ビーチ野球」「運動する方に行ってますけど」「ビーチ眼鏡捜し」

「ビーチ眼鏡捜しって何よ」

「ヒカルの眼鏡を砂浜に埋めて捜すゲームさ」

「いじめじゃないの」

「でも勢津子さんがなくしたサングラスを発見したりして盛り上がったよな」

「そうだよね~」

楽しそうな夏の思い出を語る地元の仲間たちに夏希は少し疎外感を感じるのだった。

「どうしたの・・・」とちょっと気にする波奈江だった。

「なんか・・・仲いいなあ・・・と思って・・・あの人ってリーダー・タイプだったんだね」

「そうだよ・・・昔は・・・ああ、四年前まではね」

「戻ったんだね」

「うん・・・みんな夏希のおかげだよ」

「なにしろ・・・私はクロマティー(読売ジャイアンツの助っ人外国人選手・.378の球団歴代最高打率を残す)だからね」

「うかつにその名前を出すと訴えられるからほどほどにね」

結局・・・朝日の発案で「ビーチ・水鉄砲・サバイバルゲームごっこ」の開催が決定するのだった。

あくまでごっこなので・・・スマートさんに喜んでもらうゲームである。

しかし・・・海辺の水鉄砲には悪魔的魅力があるのでそれなりにのめりこむメンバーだった。

ちなみにタカシの会社勤務はどうしたとか・・・ヤキソバは誰が焼くんだとか・・・プライベートビーチなのかとか・・・そういう疑問はけして持ってはいけない。

しかし・・・震災後の放射能汚染疑惑で・・・太平洋岸の海岸はそれなりにイモ洗いではなくなっているという噂や、湘南と違って千葉の海はすいてるときはすいてるよね~という憶測はある。

しかし、浮かれて騒ぐ大人たちを見て、自陣を守るスマートさんはちょっぴり攻撃にも参加したくなったのだった。

「俺も・・・攻めたい~」

「だめよ~、走っちゃだめ~・・・うっ」とスマートさんの母。

「大丈夫です」とスマートさんを肩車する朝日だった。

戦闘モードになったスマートさんは敵を虐殺するのだった。

ここで・・・夏希は半端ない死に様の上手さを発揮します。

こういうのって成りきって楽しめるかどうかだもんねえ。

ある意味、それがドラマの基本なんだもんねえ。

勝利を示す圧縮空気のロケットが虚空高く討ちあがり、スマートさんチームは大勝利となるのだった。

もちろん、頂点を極めたロケットが落下して行くのはいわゆる一つの暗示である。

それがスマートさんの人生なのか・・・波奈江と朝日の恋愛なのかは別として。あるいは潜伏中の真のヒロインの我慢の限界かもしれない。真のヒロインが夏希なのか香澄なのか、はたまたあおいなのかは謎である。

勝利を祝ってお互いを射殺しあう朝日と波奈江。

その仲睦まじい姿をせつなく見つめるタカシ。

そして・・・うらやましげな・・・夏希だった。

夏希の参戦旗が掲揚されました。

ついでに・・・せつないタカシを見つめるあおいである。

ほら・・・やっぱり、なんていうか・・・酒井若菜とか、木南晴夏とか、仲里依紗とか・・・その手の人のポジションなんだよな・・・なんだったらローラとか板野友美でもいいくらいだっ。

スーパーモデルが売れないモデルをやるなんていうレベルでは笑えないんだよっ。

でも、キャスティングされてしまった以上がんばるしかないよね。

楽しくてすっかり朝日になついてしまうスマートさんだった。

「今夜は朝日と一緒に寝る」宣言である。

「別にいいですよ・・・」

「そうですか・・・うっ」

家族の思い出作り・・・台無しである。

朝日に協力できたことでご満悦の波奈江はヒカルと家路に着く。

「スマートさん楽しそうだったね」

「お前が一番はしゃいでいたんじゃないの」

「だって朝日とこんなに盛り上がるのって・・・四年ぶりだもん」

「・・・」

「昔はいつも・・・毎日がこんな風に楽しかったよね」

「あいつが・・・いるからか」

「みんなそうでしょ・・・朝日がいるだけで楽しいでしょう」

「バカかっ・・・なわけないだろう」

「だって・・・なんだかんだ・・・いつも遊びに参加してたじゃない」

「お前だよ」

「え」

「お前がいたからだよ」

「・・・」

「朝日なんてどうでもいいんだ・・・お前がいたから・・・お前と一緒にいたくて・・・なんだよ」

「何言ってんの」

「もう・・・朝日のことを追いかけるの・・・やめてくれよ・・・俺、お前が好きなんだ」

「うそ・・・私のこといつもバカにしてたでしょ」

「なわけないだろう・・・いつもいつもお前を見てたじゃないか」

「全然きがつかなかった・・・ありがとう」

「なんだよ・・・ひどいな」

「ごめんなさい」

「・・・」

数十年の片思いを経て即死のヒカルだった。

勢津子の復帰の時期が迫り、進退問題が生じる夏希。

そこへ・・・朝日から電話がある。

「オムライスの出前を頼みたいんだけど」

「しょうがないなあ」

朝日の頼みは断らないのがみさき市のルールなのである。

スマートさんに大人のオムライスを・・・朝日にヤキソバを作る夏希。

帰ろうとする夏希を引きとめるスマートさん。

「僕・・・本当はこわいんだ・・・えっ」

「そうか・・・俺も手術なんて言われたらこわいよ・・・注射もこわいしな」

「・・・」

「だから・・・こわいのを我慢してるスマートさんは凄いって思うよ・・・」

「・・・」

「そうだ・・・いいことを教えるよ・・・英語で勇敢ってなんていうか知ってる?」

「・・・」

「YOU CANさ」

「だじゃれかよっ」

「YOU CANって どういう意味?」

「だから勇敢って意味だってば」

「子供に嘘を教えるなよ」

「え・・・違うの」

「あ・・・朝日・・・」

川の字で眠る朝日とスマートさんと夏希だった。

「あのさ・・・ありがとうございます」

「オムライスとヤキソバくらいで・・・そんな」

「そうじゃなくて・・・この街に来てくれて・・・そんで・・・あの看板の人のことを・・・のりこえさせてくれて・・・」

「のりこえたんだ・・・」

「もう・・・すべて・・・昔話になったみたいだ」

「そう・・・私もね・・・この街に来てよかったと思っているよ」

「・・・」

「おやすみなさい」

「おやすみ」

その時・・・マナーモードの携帯電話に着信がある。

ヒカルから突然告白されて・・・もやもやした気分を晴らそうとした波奈江は・・・新たなる戦いの始りにうっかり気付かないままなのである。

みさき市営バス乗り場で朝日を待つ・・・波奈江と朝日とスマートさん。

「昨日、お姉ちゃんと朝日と三人で寝たんだ」と天使のスマートさんは汚れを知らない爆弾発言である。

「ちがうよ・・・なんにもないよ・・・出前のついでに添い寝しただけだよ」

「ふふふ・・・そんなこと・・・疑うわけないでしょう」

そこへ朝日が到着する。

「遅いじゃん」

「スマートさんのために・・・神社でおみくじひいてた・・・」

「大大吉って何?」

「スーパーがばいお守りなんだ」

「がばいの」

「がばいがばい」

「なにから・・・なにまで・・・ありがとうございました・・・うっ」

空気のような父親を含めた三人家族は・・・生死を分かつ手術の待つ東京方面へと去って行った。

「じゃ・・・私は店に戻るよ」と去っていく夏希。

二人きりになったところで・・・朝日はおみくじを波奈江に渡すのだった。

「なに・・・これ・・・大吉が五枚・・・ハズレくじ?」

「失礼な・・・吉とか凶とかもありました・・・」

「いくら使ってんのよ」

「経費で落とすから・・・」

「そうなんだ」

「それより・・・今夜・・・看板の前で会ってくれないか」

「え・・・」

ドキドキしながら・・・看板の前へいく波奈江。

男にはありがちなことだが・・・前の女との訣別を言いたがるものなのである。

今の女にとってはどうでもいいか・・・ある意味、悪趣味なことだと思わない男は意外と多いのだった。

「お父さんに頼んでくれ・・・この看板・・・チェンジしてくれって・・・」

「いいの・・・」

「もう・・・俺には必要がないから」

微笑む朝日に思わず抱きつく波奈江だった。

その背中にそっと手を回す朝日。

波奈江はそれだけでもう幸せの絶頂を感じるのである。

大丈夫なのか・・・あるはずのものがない感触に・・・朝日の心は揺れるんじゃないのか。

目を伏せて その髪の毛で その唇で

いつかの誰かの感触を君は思い出してる

そして・・・なぜか・・・あおいを抱きしめるヒカル。

ああ・・・このどうでもいい感じをスタッフの皆さんは感じませんかあああああっ。

それともキッドの心配しすぎなのですかあああああっ。

視聴率は17.4%↘12.8%↘10.8%↗13.4%でちょっと一息つきましたけどおおおおおおっ。

リフレッシュ&ゴー!

関連するキッドのブログ→第三話のレビュー

Sn004 ごっこガーデン、水鉄砲水撃ウォーズ会場。エリずぎゅーんって何の音でしょう?・・・水辺で遊んだ後は看板前セットで前半のクライマックス、昔の彼女の写真の前で抱きしめて~ごっこをプレイするのでス~。ある意味、変態ですよね~、ムフフまこおみくじは吉凶に関わらず神社の所定の場所に結ぶのが基本でしゅ~。お持ち帰りの場合は大切に保管しなければならないのでしゅよ~。それはともかく、ふられロイドと遊びに来たのに~。みなしゃん、エキストラ参加でしゅかあああああっくうホラーがいい・・・ホラがいい・・・法螺貝・・・の夏シャブリ銀のエンゼル 5枚で金のエンゼル 1枚分・・・ああ、玩具の缶詰の神秘・・・ikasama4なにもかもが夏ですな・・・mari明るくなったPちゃま・・・素敵ですねえ・・・これこそ夏に乾杯ですよねえ

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コメント

キッドさん、こんにちは

九十九里といえば、
「別れたあの夏を忘れられないの」の「思い出の九十九里浜」ですよね。

様々な曲のタイトルが登場するカオスな歌詞が、
「潮騒のメモリー」を彷彿とさせてくれますわ。(←逆?)

クドカン版サマヌ、見てみたいですねえ

香澄を待っているはずの朝日が波奈江と結婚して、一週間で離婚しているとか、
草野球チームで円陣組んだり、
最終的になぜか香澄と福士君がくっついていたり、
カナダからの手紙を書いたり、
いけふくろうを取りに行ったりする世界が繰り広げられるわけですねー

ありえないと言われた昼ドラだって、朝ドラだって成功しているのですから、
月九も大河も充分あり得る話ですけれど、
今、この脚本とクドカンを比べるのは、あまりにもご無体なお話かと。
(先週は、影武者の影武者ともいうべき安部ちゃんが
要所要所で出てくる姿を見るたびに、胸がしめつけられるようでしたわ

ちなみに「YOU CAN」はプロ大の「明日やろうは馬鹿野郎」に続く
脚本家さん渾身のギャグもとい感動の台詞とのことです。

水鉄砲とか、高校でバットを振る波奈江とか、シーンごとはとっても綺麗なので、
のんびり眺めるにはいいですよね

関係ないけど、「ハチクロ」台湾版ドラマは、普通に面白かったですよ。
機会があれば、どうぞ。

夏希のオムライスは美味しそうでしたねー
バーチャルですが、どうぞお召し上がり下さいな


投稿: mi-nuts | 2013年7月31日 (水) 12時36分

キッドさん、毎日暑い日が続きますね。私はすっかり茹であがっており、バテ気味です。
キッドさんは大丈夫ですか?
サマーヌードがサマーヌードらしくなり、ちょっと夏の弾けた感じが、出て来ましたね。
自分的には、これが見たかったんですよね。
ベタ過ぎて困るって大好物なんです(^0^)
中でも勝地涼くん、いいですね。濱田岳ポジか?ちょっとカッコ良すぎるけど気にしなーい。
朝日くんとの掛け合い楽しみ~。あの低いテンションの朝日を、どこまで引き上げるかは孝至にかかってると言っても過言ではない!
波奈江の可愛さは微笑ましくあるけど、やっぱり妹の可愛さですよね?
割りと光とお似合いと思いました。
夏希が朝日を意識して、女を出して来たら夏希に軍パイ上がりそうな気がする。
果たして香澄は帰って来るのか?
夏じゃなければ、隠せるものが隠せないのがな…。
体だけなら香澄の圧勝だからな…
次回は浴衣姿の朝日くん

投稿: なっち | 2013年7月31日 (水) 15時15分

✭クイーン・オブ・ザ・ランチ✭mi-nuts様、いらっしゃいませ✭親切百回接吻一回✭

ああ 九十九里浜
夕陽が泣いている

君だけに愛を と 花の首飾り
好きさ好きさ好きさ ああ 神様お願い

ここが怒涛の攻撃ですな。
GS世代は涙目ですな。

まあ「潮騒のメモリー」の場合は
もう少し複雑なくすぐり方ですけどね。

まあ、山PVSクドカンは
「I.W.G.P.」で実現しちゃっているわけですが。

クドカンはある意味でキャラクター造形の天才で
そういう意味でも手がつけられないほどの
「美少年」だったんですな。

「サマヌー」のメンバーでは「めぐる」の勝地、
「流星の絆」の戸田、
「ガンジス」の長澤と・・・
それぞれにキャラを作られてしまっている。
まあ、長澤の場合はイメチェンに失敗してます。

今思うと・・・「セーラー服と機関銃」の長澤版が
クドカンだったらなあ・・・と思ったりしますな。

ま、しかし、すべてがクドカンドラマと化すのも
なんですからなーーーっ。

今回は金子版のジメジメっとした山Pがベース。

もちろん・・・メリハリと同じように
ドライとウエットは加減の問題ですからな。

今回のようにある意味、ドライな朝日を描いてくれれば
それなりにバランスがとれるわけです。

フィクションはある程度、現実によりかかります。

その寄りかかり方の達人がクドカンだとすれば
この脚本家はまだまだ未熟なんですな。

「サミー・ソーサ」とか
「若者のすべて」とか
それなりによりかかっているのですが
ちょっとおっかなびっくりなんですよね。

ま・・・その繊細さが「味」と言えば「味」でございます。

「YOU CAN」も素晴らしいアイディアだと思いますぞ~。

ただ・・・スマートさんを相手にそれを
説明するくだりが微妙なんですな。

ふふふ・・・このブログでの
キッドは二つの代表的な立場がありますからな。

一つは「好きなドラマ」をとりあげること。
もう一つは「お茶の間的なものたりなさ」を考えることです。

そういう意味では「ハチクロ」は好きなドラマでしたし
「お茶の間的にものたりないんじゃないか」と危惧するドラマだったんですなあ。

台湾版だとそもそも伊藤千晃や台湾のタレントたちがどうなろうと知ったこっちゃない的気楽さがありますからなあ。

オムライス、ごちそうさまでございました。

妄想版、キッチンマカロニ鍋島光四郎特製オムライスをご用意しましたぞ。

純三郎秘伝のデミグラスソースでお楽しみくださいませ


投稿: キッド | 2013年7月31日 (水) 16時37分

帝国臣民はトンチキがお好き~なっち様、いらっしゃいませ~可愛いよ山P可愛いよ

すでにスライム化しておりますぞ~。

ああ、冷蔵庫で冷えたいものですなあ。
学生時代にしていた冷凍庫作業が懐かしい今日この頃です。

あの何トンもの冷凍イカの山よっ。

というわけで海の家名物のイカの姿焼きをどうぞ。

ここから・・・本編です・・・みたいな
今週でしたな。
まあ・・・キッドとしては
波奈江の片思いぶりを三週に渡って描いたからこその
今週と優しい視線で見守っておりますぞ。

カレンダー的にはここから四回が夏本番で・・・
終盤には秋の気配が漂ってくるのがベタですが
はたしてどうなりましょうや。

勝地涼はもちろん三枚目もできるのですが
どうしても2.5枚目になってくるのですねえ。

そういう意味ではちょっとものたりないんですよね。

そして・・・サマーヌードを披露するには
全体的に平均年齢高めなので・・・
脱げる人には脱いでもらいたいと思うのですな。

まあ・・・お嬢様方は
朝日、タカシ、ヒカル、駿、春夫の上半身で
かなり満足なされているのかと。

昔の恋人が遠のいて
いよいよ夏のトライアングルがスタートした今回。

海の家や写真館を舞台とする旅人ゲストの使い方も
気になるところですねえ。

お嬢様方も夏希と波奈江の間で
揺れ動くことになるのでしょうな。

年上と年下。
働く女と箱入り娘。
ガンガン行くタイプとブリブリ来るタイプ。
両手に花だと・・・かなり迷いますな。

しかも・・・まだ・・・香澄が生存していますしねえ。

とにかく・・・夏の恋愛イベントはまだまだこれから。
もう少し、朝日・波奈江の初々しいカップルを
楽しみたい気分もいたします~。

投稿: キッド | 2013年7月31日 (水) 17時01分

ふふふ ヒカルがあおいを抱きしめる展開は凄く強引で??なんですが 朝日が明るくなって夏希の良さや二人の心の動きを丁寧に描いてくれれば それだけで満足できちゃいます(^^)
夏ドラマ バンザイ(^O^)/
やっとやっと望んでいたドラマが始まった感じです
もう お願いだから7話まではこの調子で朝日が仕事で絡む人たちのエピを入れつつドライなテイストで目を心を楽しませて欲しいです☆
今まで気がつかなかったんですが写真館のアルバイトの女の子もものすごく可愛いですね♪
木南晴夏ちゃんが出演してくれたら最高だったんですが若手女優さんにとって王道の月9はチャンスだと思うんで山本さんや中条さんには水着になっていただいてサービスして欲しいです(^^)
終盤 若者のすべてが 別の形で流れサマーヌードの歌詞とリンクできたら…素敵だな なんて思ってます

投稿: chiru | 2013年7月31日 (水) 23時39分

じいやsummer、こんにちは~♪

今週の朝日は名前のように
日が差し込んだようなところで
珍しく明るさを感じましたわ。
鬱々と悩むばかりが青春じゃないってところですね。

山が動いたというのがいいですが、
どっちに動いたのかちょっとわかりません。
見た感じは波奈江ではありましたけど
本人も身内みたいなという表現に納まってましたしね。
ヤバいのは焼きそばかもしれない。
誰がつくってもそんな味の差なんてないでしょう?
それが一番になってしまったら、
夏希はどんなエッセンスをふりかけたのかって
ところです。
とりあえず、ズッキュ~ンときたんですね??(笑
看板撤去を素直に喜ぶ波奈江になんとなく手をまわしたけれど
居心地悪そうでした・・。
なんか、もうある予感がしてきちゃいましたね・・。

なので、じいやちゃまも焼きそばどうぞ。
まこちゃま工場のかまぼこと
キャベツたっぷりにしときましたからね~。
もちろんみさきビールとご一緒に~♪

投稿: エリ | 2013年7月31日 (水) 23時54分

シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃ いませ・・・大ファン

もう誰でもいいや・・・と思っている時に
スーパーモデル級のあおいですからな。
いかにメガネでおタクなチェリー・ボーイ・ヒカルでも
辛抱たまらんわけです。
そういう意味では強引な展開ではありません。
ただし、お茶の間的にはものたりないんじゃないかなと危惧するわけでございます。
レンタルビデオ店で
二人が「映画」について話したりして
意外と気が合うなんてことがチョイふりされていると
もう少し奥行きがあるわけですな。

好みの問題もあるかもしれませんが
「踊る大捜査線」のように
「ラブ」のテイストは安全装置くらいの方が
ドラマそのものが化けますよね。

逆もまた真なりなので
朝日の「お仕事」の安全装置を起動して
今回はやりすごせた感がございましたな。

ふふふ・・・写真館の麻美ちゃんの魅力に
今週、気付くなんてタカシですかっ。

あおいのポジションは
地元の人々に対して
半分、異邦人ですから
「香澄」的要素を持っているのですな。

しかし、群像劇的要素でいうと
ものすごく「キャラ」をたてなければいけないのに
美人すぎて地味になってしまっているのですぞ~。

まあ、その他のキャラが立ちすぎなんですけど。

月9でステップアップするには
山本美月は年齢的にやや高めなんですな。

1991年度組には
夏帆、前田敦子、瀧本美織という主演クラスの他にも波瑠、逢沢りな、朝倉あき、河北麻友子、高橋みなみ、真野恵里菜、板野友美と言った強力メンバーがいます。

山本美月がモデルだけど女優としてのパフォーマンスに優れているとしたらもう少し
出番を上手に作ってあげてもらいたいのですねえ。

チョイ役三人衆・・・あおい、麻美、清子の筆頭というポジションじゃないみたいなので・・・。

ここからが・・・すでに月9も三本目という
新人ではない脚本家の腕の見せ所だと考えますぞ~。


投稿: キッド | 2013年8月 1日 (木) 02時21分

✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリsummer、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿

まさに朝日のあたる夏でございましたなあ~。

いつまでも若く・・・というアンチエイジング的発想はさておき
自然に考えると二十代の終りは
青春の節目でございますからな。

青春の黄昏の美しさというものも感じさせてもらいたいものです。

その象徴が一番お姉さん・・・勢津子を除く・・・の夏希なのでございましょう。

まぶしい青春に夏希はちょっとクラクラしちゃうのですな。

山が動くのはある意味、危険なのでございます。

そこで・・・待ちに待っていた波奈江は
顔が曲がるほど緊張しちゃうわけですな。

で・・・山と言えば川なので・・・。

夏希は川の字添い寝で対抗です。

友情と恋情と愛情は
ある人にとっては区別のつくものですが
ある人にとっては識別不可能なものだったりするところが
ミソですな。

じいめにはそういうものは
本来、混然一体となっているところが華だと思います。

友達以上恋人未満なんて・・・要するに都合の問題ですからなあ。

ヤキソバもなかなかに奥深いですからな。

麺の固さと焼き具合。
ソースの水分具合。
これが・・・もう好みの別れるところですな。

ベチョベチョの好きな人も
コンガリの好きな人もいますし
コショーをたっぷりの人
あおさをたっぷりの人
キャベツ大目の人
キャベツのシンまで食べる人
キャベツシャキシャキの人
もう・・・注文多くて困るのですぞ~。

それを鉄板ま上でコントロールして
盛り分けるのも腕の見せ所ですし
豚肉が駄目な人や
鳴門巻入れちゃう人や
モヤシやニンジン欲しい人とか
もういろいろと大変なのですな~。
ヤキソバ係万歳でございます。

お嬢様のヤキソバは神棚に祀りたてまつりまする~。
デリシャスでございます~。

はたして・・・波奈江は朝日によって
大人の階段を昇り、一緒に朝日を見ることができるのか。
その時、ダブル朝日だね~なんて
言ったりしちゃうのか・・・。

来週が山ですな~

投稿: キッド | 2013年8月 1日 (木) 02時42分

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