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2013年7月 4日 (木)

駅のホームで梨を拾ってはいけないWoman(小栗旬)

遠き山に 日は落ちて

星は空を ちりばめぬ

きょうのわざを なし終えて

心軽く 安らえば

風は涼し この夕べ

いざや 楽しき まどいせん

まどいせん

「遠き山に日は落ちて」(作曲・アントニーン・ドボルザーク交響曲第9番「新世界から」第2楽章より、訳詞・堀内敬三)

で、『Woman・第1回』(日本テレビ20130703PM10~)脚本・坂元裕二、演出・水田伸生を見た。この人生ではない。他の誰かの人生。それを追体験すること。ドラマの醍醐味はそれに尽きると思う。しかし・・・そういうドラマは数少ない。そういうドラマがあれば見るしかないのである。そういうドラマの書き手に・・・この脚本家は達したと考える。夫を失った幼い二児の母親にはキッドはおそらく永遠になれない。しかし・・・充分にそういう気持ちを味わった。不安で行き所のない気持ち。こみあげる人への愛おしさ。やるせなく冷たい世界。心の底に眠る怒りと悲しみ。「mother」で虐待された子供を誘拐する独身女性の追体験をキッドにもたらしたように・・・また週に一回の幽体離脱が行われるのである。そして・・・その気持ちの根源はまたしても一人の母親(田中裕子)に委ねられるのだった。お母さん、あなたがまた・・・お母さんなのですね。そして・・・今回は母(mother)である前に女(Woman)だったお母さんなのですね。

都内を走る最後の路面電車・・・荒川線のとあるホーム。

夕暮れの街に・・・どこからか「遠き山に日は落ちて」のメロディーが流れる。

停留所のベンチで小春(満島ひかり)は思わず歌詞を口ずさむ。

「え・・・」と驚く見知らぬ男・・・映画「岳-ガク-」(2011年)の主人公に似た山男である。

山男・・・青柳信(小栗旬)は「これって・・・歌詞があったんだ・・・」と驚く。

小春は・・・(山男のテーマソングじゃなかったのか・・・)と意外に思うのだった。

「歌ってくださいよ・・・」

「ええっ?」

しかし・・・小春は歌う。

「遠き山に日は落ちて・・・まどいせん」

初めて会った男を一人暮らしの家に泊めるほどの無防備さである。

しかし・・・小春は一目見た瞬間から・・・信に恋していたのだった。

小春は誰かと同じように愛に溺れる女だったのだ。

ヒマラヤのチョモランマ帰りの信は小春にキャラメルをプレゼントした。

そして・・・二人は結婚して・・・青柳小春は長女の望海(鈴木梨央)を出産し、長男の陸(髙橋來)を妊娠する。

信は一年働いて一年旅をする・・・冒険生活をやめて・・・水道設備の会社に就職したのだった。

貧しいけれど・・・楽しい我が家。

夫と娘とお腹の中の息子に囲まれた一家団欒。

家族の愛に恵まれていたとは言えない小春は束の間の幸せを味わった。

ところが、ある日・・・信は両手で抱えていた梨たちを駅のホームに落し、拾おうとして転倒してホームに落ちた。そして電車によって轢死したのだった。

梨は・・・小春の好物だった。

それでも、お腹にいた長男を出産した小春。娘の望海が六歳、息子の陸が三歳になった頃、わずかな蓄えは底を尽き・・・27歳のシングル・マザーは途方に暮れていた。

切羽詰まった暮らし・・・しかし、信の遺した子供たちは愛おしい。

「人は死んだらどこへ行くの」

「星になるって言う人もいるけど・・・本当はね・・・」

「本当は?」

「どこにもいかないのよ・・・すぐそばにいるの・・・ちょっと隠れているだけ」

今より、もっと幼かった望海にそんな話をした小春。

望海はどんどん成長して行く。おしゃべりで絵が上手で・・・面白い娘。

「猫と犬はお話できる?」

「そうね・・・できると思う。ママは見たことあるし・・・」

「猿と鳥は?」

「う~ん・・・挨拶ぐらいは・・・道を訪ねたり」

「オバマとアルパカは?」

「・・・オバマは人間だからな・・・」

子供は天才なのである。少なくとも一部の親には・・・一部の子供がそう見える。

通勤の車両の中で泣き出す弟を黙らせようとたたく姉。

「ダメだよ・・・たたいちゃ」

「でもね・・・電車の中で騒いだら・・・迷惑だから・・・いけないんだよ」

仕方なく降車したホームで望海と問答をする小春。

「キリンはなんて泣くか知ってる・・・?」

「知らない」

「もぉぉぉぉぉぉっだよ」

「牛みたい・・・」

「じゃ・・・これはどっちでしょうか?・・・もおおおおおおおっ」

「きりんさん」

「残念・・・牛でしたあ」

「あはははは」

例によってポエム全開である。

もう・・・ずっとこの母娘の会話だけでもいいぞと思う。

しかし・・・バイト先には遅刻する小春だった。

ガソリンスタンドで働く小春。

同僚には同じシングル・マザーの蒲田由季(臼田あさ美)がいる。

「離婚して・・・人並みに生きたいと思ったら・・・道は二つしかないのよね。

私の友達で夜の仕事に出る時・・・子供に睡眠薬飲ませている人いるよ。

保育園と託児所で・・・稼ぎの半分消えるでしょ。

そうなると・・・風俗に行くか・・・再婚するかなのよ・・・。

今夜、お見合いパーティーあるから来ない?」

「遠慮しておく」

なぜなら・・・小春は母親である前に女なのである。亡き夫・信以外に愛の選択はないのだった。

娘や息子のために夫の愛を裏切れない小春だった。

しかし・・・貧困は・・・そんな小春を容赦なく鞭打つのだった。

息子が熱を出せばたちまち金欠となり・・・前借りのためにバイト先では苦しい立場に。

居酒屋のアルバイトで夜を過ごせば子供たちは泣く。

ホットケーキを作ろうとして失敗する。

隣の住民に「子供たちはペットじゃないのよ」と叱られる。

些細なことで問題を起こした娘は保育園を退園させられる。

三歳になる息子は発育が遅れ気味である。

階段からベビーカーが転落する。

泣きたい夜もある。

夫の形見のカメラを質に入れる。

「泣かないで・・・パパがいなくなっちゃうよ」

「いないのよ・・・パパは死んだのよ」

ついに娘にまであたる小春。

そんなある日・・・娘の望海は写真館に飾られた在りし日の「青柳一家の家族写真」を見つめる栞(二階堂ふみ)に会う。

望海に気がついた栞はなぜかあわててその場を去るのだった。

公共料金、託児所代、家賃・・・ついにあらゆる支払いが滞りだした小春は福祉事務所を訪ねる。

審査を受け・・・ついに受給できそうな日。

福祉事務所の生活保護担当員・砂川良祐(三浦貴大)は「実父はお亡くなりだそうですが・・・実母の方が援助の意志ありと返答なされたので・・・支給できなくなりました・・・」と言う。

小春が七歳の時に・・・母親の紗千(田中裕子)は小春の父親と娘を捨てて男と出奔したのだった。

それ以来、20年音信不通の母親だった。

「すみません・・・不正受給でパチンコする人も多いので・・・審査基準は厳しくなる一方なんです」

途方に暮れて事務所を出た小春を良祐はつい追いかけた。

「・・・お金を貸して下さい・・・五千円・・・いえ・・・五百円でもいいから」

良祐が戸惑いつつとりだした五百円に手を伸ばしつつ・・・意識を失う小春だった。

救急搬送された病院には良祐の妻・藍子(谷村美月)が研修医として勤務していた。

どこか冷やかな空気が流れる良祐と藍子の関係。

「貧血だけど・・・とりあえず血液検査に出しときました」

俯いて聴く小春。

藍子の指導医である澤村友吾(高橋一生)はカルテを見て懸念ありの表情となる。

娘たちを連れて・・・福祉事務所から伝えられた実母の住所を訪ねる小春。

そこには・・・母の浮気相手である植杉健太郎(小林薫)が穏やかな笑みを浮かべていた。

「あ・・・今・・・あの人は・・・仕事に出てるんだ・・・ほら、俺はヒモみたいなものだから」

健太郎は廃業寸前のテーラーを営んでいた。家計は勤めている小春の母親の紗千が支えていた。

子供たちは・・・テレビに夢中である。ないのか・・・青柳家には・・・テレビが・・・。

「父親似だね・・・あ・・・信くんが来たことあるんだよ・・・君と母親の仲をとりもつって言って・・・あの人はちょっと期待してたみたいだけど・・・」

「・・・」

「あれから・・・どうしたのかな・・・君の好物の梨・・・いっぱい抱えて帰っていってそれきりだ」

小春の心に衝撃が走る。

そして・・・小春にとって憎むべき女が帰って来た。

気まずい沈黙の中・・・素麺をゆで始める紗千。

小春が作るようにいなり寿司を作っている紗千だった。

「あの人はどうしたの・・・」

「もう・・・いません・・・」

「・・・」

「援助をお断りします・・・申し出を取り下げないと給付が受けられないのです」

俯く紗千。

「子供を育てるのってホントは難しいことじゃないでしよ。

でも一人になるとそれだけで難しいことになるんです。

二人だったら簡単なことが・・・お風呂もごはんも電車も・・・弟に嫉妬するお姉ちゃんをなだめながら弟にごはんを食べさせるのも二人だったらなんでもないことです。

電車で三つ先の駅に行くんだって一人だと難しいことになるんです。

子供を連れて街に出れば耳に入るのは舌うちと咳払い。

毎日聞いてると・・・子供は邪魔で子供は迷惑で子供は悪い存在みたいに思えてきます。

お金があれば違うかもしれない。

稲荷寿司とぶどうパンが好きなんですよ。

安上がりな女なんですよ。

子供たちもそうなんですよ。

でも・・・今はそれすら満足に子供たちにたべさせられないんです。

お腹すいたって言わせてるんです。

子供たちを残して外に仕事に行くとこわいことしか考えられない。

何かあったらどうしよう。

私がいない間に何かあったらって。

時給900円のパートタイム勤務のために子供を一時間800円の宅託児所に預けたら通勤時間でもうマイナスなんですよ。

お金がなくたって幸せになれる。

愛があればって・・・愛なんて・・・私が一番欲しいですよ。

お金だけがすべてじゃないけど・・・お金があるのが前提でしょ・・・。

幸せはお金じゃ買えないけど・・・お金があれば・・・そんなに不幸にならないでしょ。

夫は・・・信さんは死にました。

三年前・・・駅で・・・線路に落ちて・・・電車・・・。

なんで・・・梨なんて拾おうとしたのかって・・・ずっと判らなかった。

梨なんて拾わなければ・・・よかったのに」

一瞬で・・・すべてを悟る紗千だった。

うろたえて思わず・・・素麺を頬張る紗千。

そして・・・おもむろに立ち上がると現金をつつみだす。

「これ・・・今・・・あるだけで・・・たいしてないけど・・・」

「いりません・・・いりません」

自分を捨てた女の金を断固として拒否する小春だった。

少しだけ・・・晴れ晴れとした小春は幼い子供たちと家路をたどる。

「素麺食べたの?」

「うん」

「夕飯どうしようか?」

「バナナがいいと思う」

「バナナはご飯じゃないよ」

「バナナはセットになってるから」

「セットかあ」

残された老いた女と男。

「あなたでしょ・・・福祉事務所に余計なこと言ったのは・・・」

「・・・」

「私はね・・・娘を捨てたんじゃない・・・娘に捨てられたんだ」

「・・・」

そこへ帰宅する・・・紗千と健太郎の娘である・・・19歳の栞。

植杉一家は団居(まどい)する。

やがて夜の 訪れに

星のかげも 見えそめた

草の露に ぬれながら

つえをついて 辿るのは

年を老いて 待ちわびる

森の中の 母の家

母の家

「家路」(訳詞・野上彰)

ああ・・・高まる再現性・・・困るよなあ。まさに・・・「mother」再びだよなあ。

関連するキッドのブログ→Mother

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コメント

キッドさまお久しぶりです!Motherのときよく記事拝見していたりんごあめといいます。
あれからドラマどころかテレビをあまり見てなかった(田中裕子さんの中国の王妃のと、野ブタプロデュースくらい)のですが、Womanが評判でMotherと同じスタッフと聞いて見始めました。田中裕子さんが出ていますし!
やっぱりがつーんでした・・・
家路の歌詞、最期まで聞くとこんなのだったんですね。もうそれだけで涙が(´;ω;`)
小春は真面目ですね。私だったらとっくに音をあげて嫌いな母でもとにかく転がり込んで一時避難しちゃってるかもです。

投稿: りんごあめ | 2013年7月 4日 (木) 10時31分

◉☮◉Mother~リンゴあめ様、いらっしゃいませ~Mother◉☮◉

ドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界から」第2楽章の編曲作品の一は
W.A.Fisherの作詞の訳詞で有名なものが二つあります。

一つが「遠き山に日は落ちて」(訳詞:堀内敬三)

 (一)
 遠き山に 日は落ちて
 星は空を ちりばめぬ
 きょうのわざを なし終えて
 心軽く 安らえば
 風は涼し この夕べ
 いざや 楽しき まどいせん
 まどいせん
 (二)
 やみに燃えし かがり火は
 炎今は 鎮まりて
 眠れ安く いこえよと
 さそうごとく 消えゆけば
 安き御手(みて)に 守られて
 いざや 楽しき 夢を見ん
 夢を見ん

もう一つが「家路」(訳詞:野上彰)

 (一)
 響きわたる 鐘の音に
 小屋に帰る 羊たち
 夕日落ちた ふるさとの
 道に立てば なつかしく
 ひとつひとつ 思い出の
 草よ 花よ 過ぎし日よ
 過ぎし日よ

 (二)
 やがて夜の 訪れに
 星のかげも 見えそめた
 草の露に ぬれながら
 つえをついて 辿るのは
 年を老いて 待ちわびる
 森の中の 母の家
 母の家

どちらも名訳ですが
キャンプファイヤーの定番ソングといえぱ
訳詞:堀内敬三のヴァージョンでしょうかね。
今回は、(1)を堀内敬三の引用
(2)を野上彰の引用で
ドラマの先行きを妄想してみました。

「mother」は・・・母が不治の病でしたが
今度は娘がそうなりそうな予感に満ちてましたな。

母娘もの・・・というのは映画や文学、少女漫画にドラマと・・・定番ものなのですが・・・。
これほどまでにリフレッシュできたのは
脚本家の精進の賜物と考えます。

やはり・・・どこか・・・
度を越えたしこりがあってこその
ドラマですからな。

母と娘のもつれた糸が・・・
どうやってほどかれていくのか・・・
あるいは最後までからんじゃったままなのか。
じっくりと楽しみたいと考えます。

投稿: キッド | 2013年7月 4日 (木) 15時07分

キッドさんお久し振りです。 何か前クールはアニメにも夢中になってあまりコメントしてませんでしたが、このドラマ重たい話ですね(汗)
満島ひかりさんの演技力と幸薄そうな顔立ちでやられると何かますます不幸に見えますわ 貧乏な人や苦労して子供育ててるシングルマザーの人は見るのつらいかもですね。
私もいつかこんな境遇になったらと思うとひゃ~と身の毛もよだつというか(^_^;
旦那さんは生命保険入ってなかったのかな?何か途中で挫けそうな気もしますが、いけるところまでは見て見ようと思います。
それにしても坂元さんは満島ひかりさんと田中裕子さん好きだなあ~。

投稿: 出雲 | 2013年7月 4日 (木) 22時26分

~~☀~~出雲様、いらっしゃいませ~~☀~~

前クールアニメのキッドのベスト5は
「僕の妹がこんなに可愛いわけがない」
「進撃の巨人」
「宇宙戦艦ヤマト2199}
「翠星のガルガンティア」
「とある科学の超電磁砲S」
でございましたよ。

なかなか秀作揃いのクールでしたな。

満島ひかりはアカペラで歌うだけで
訴求力のある逸材ですからねえ。

ウルトラマンでアンドロイドやってた頃から
幾年月・・・変わらない魅力が素晴らしい。

まあ、貧乏な人でシングルマザーの人は
かなり限定されますので
そういう人はあえて見なくてもよろしいと思うのですな。
現実で充分でしょうから。

すぐそこにある危機ですな。

しかし、まあ・・・低所得だから
余裕がない。
余裕がないから保険に入れない。
保険に入ってないから困窮する。
そういう人のための救済を・・・悪用する人がいる。
それが世界というものでございますねえ。

まあ、想像力のない人は
こういうドラマは見ないかもしれないが
気がつかない人に気がつかせる意義は些少でもあるかもしれません。

まあ、なにより・・・素晴らしい世界に浸れるのが一番ですな。

「mother」と「それでも、生きていく」の中核の二人ですが・・・好みの問題というより、作品世界に対応できる存在感による選択なのでしょうな。

「最高の離婚」組からはほとんどこちらに来てませんし。
脇役もチビ八重、美月、二階堂、臼田ともう鉄壁の布陣ですし、小林薫がダメを押すのですな。

おそらく・・・今季一番のドラマに間違いないでしょう。

投稿: キッド | 2013年7月 5日 (金) 00時03分

こんにちは~。
『あまちゃん』も楽しませて貰ってます。
いつもTBありがとうございます(u_u*)ウレシー
最近では、書きたいドラマがねぇのが、気力がねぇのが、
分がるやつだけ分がればいいって感じで…
低空飛行中(笑)
今期は来ましたよ~(ノ゚ο゚)ノ
どうしても切り離せない『Mother』と『それ生き』。
あ~、『最高の離婚』のことはすっかり忘れてました。
大好きな親子ものでも「母娘」は感情移入しちゃって。
娘であり母であり、何かと見に憶えがあるだけに…
サンドウィッチ状態の私(笑)
ただ極貧状態は経験なくて、
悪いことは重なるって
これでもかの負の連鎖が見てて辛かった~。
そういう見せ方がまた上手いから~。
母娘の和解まで、しっかりと見届けたいと思います。
今期もよろしくです~(^-^*)/

投稿: mana | 2013年7月 5日 (金) 11時00分

|||-_||シャンプーブロー~mana様、いらっしゃいませ~トリートメント|||-_||

ふふふ・・・あまちゃんが
いたるところに浸透して・・・
連続ドラマの妄想がかなり寸断される今日この頃です。
梨には誰もつっこまないのか~とか
思ってしまいますからなあ。

電車が走り去った大惨事にのせて
あまちゃんの浮かれたテーマ曲が鳴りだす今日この頃です。

ユイちゃんには見てもらいたいドラマだなあって思ったりして・・・。

母と娘・・・娘と母・・・連鎖でございすますよねえ。

赤ちゃん嗤うな来た道だ、婆さん哂うな往く道だ・・・。

常に心に掲げたい言葉ですな・・・男の悪魔ですけれどもーーーっ。

貧しい時は
金がないのは首がないのと同じという名言があります。

いずれも中学の同級生から教わった言葉です。
苦労の差が知性の差ですな。

しかし、底辺に落ちれば周囲もまた底辺ばかり・・・。
黒に交わればグレイになるのですな。

風俗、病原菌、ギャンブル、覚醒剤、暴力・・・。
悲しい歌が心に沁みる日常・・・。
そこで・・・我が子を守るのは
ほとんど不可能じゃないですか。
その不可能に挑む姿が・・・美しいじゃないですか。
きっと・・・ダメになっちゃうんじゃないですか。
その彼方にある笑いこそ笑いの奥義なんですな。

まあ・・・最後は
追伸、バナナはごはんじゃありません・・・
なことになるのでしょうなあ。
ああ・・・夏。
すでに・・・三曜日が埋まり・・・
なかなか楽にしてくれませんなあ。
というわけで夏ドラマもよろしくおつきあいくださいませ。

投稿: キッド | 2013年7月 5日 (金) 15時23分

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