二人目の魔女(大野いと)と三人目の魔女(美山加恋)とうららちゃん(西内まりや)
7人の魔女がいるわけだが・・・とにかく最初の三人は強烈なメンバーである。
そもそも三人とも・・・今や悪女候補生である。
西内まりやはもはやコミカルなキャラが売りだが基本は残忍なお姉さまタイプである。
大野いとはフニャフニャ系でありながら・・・どこか・・・大胆にいたぶるタイプだ。
そして・・・美山加恋は・・・「僕と彼女と彼女の生きる道」の凜ちゃんでありながら・・・「ちびまる子ちゃん」「がきんちょ」「砂時計」「モップガール」「キャットストリート」などを経て・・・「高校入試」でラインを越え・・・静かにこっそりいじめるタイプに変貌したのである。
全部・・・お前の願望的イメージだろうが・・・。
いやいやいや・・・いじめられてみたいと思いませんか~。
とにかく・・・深く語ることはまったくできないドラマやってます。
で、『山田くんと7人の魔女・第2~3回』(フジテレビ201308172310~)原作・古河美希、脚本・小川真、演出・星護(他)を見た。朱咲高校の超常現象研究部で発見たされた謎のノートによれば・・・朱咲高校には特殊能力を持った七人の魔女がいるという。一人目はキスした相手と人格を交代できる白石うらら(西内まりや)、そして、二人目はキスすると魔女の能力をコピーできる山田くん(山本裕典)・・・男だけどな・・・であることが判明する。七人揃うと大変なことになるという伝承の真偽を探求すべく生徒会副会長・宮村(井出卓也)とちょっとおバカな女子高校生・伊藤(トリンドル玲奈)の学内捜索が展開するのだ。
まあ・・・単にキスに憧れる少年少女のための物語です。
魔女とは・・・ユーラシア大陸の西部に伝わる魔性の女の総称である。
広義には特殊能力を擁する魔性の女のことであり、狭義には反キリスト教的な異端の宗教に仕える女性信者を指す。
さらに限定的には悪魔サタンの使徒として魔力を行使する魔法使いを示している。
このドラマに登場する魔女たちは原始的なエスパーと考えられる。
魔女は英語ではwitch(ウイッチ)であるが・・・この場合は悪魔と契約した女妖術師のニュアンスが強い。中世暗黒時代には異端あるいは邪教の信仰者として財産目当ての教会が魔女狩りを行い火刑に処したことはキリスト教会の堕落と荒廃を象徴する史実である。
こうしたキリスト教会の腐敗は当然、批判の対象となり、その結果、凌辱された魔女たちの地位は回復する。
「奥様は魔女」「可愛い魔女ジニー」「魔女の宅急便」などに登場する魔女が基本的に善女であることがその証拠である。
そういう傾向が洋の東西を問わないことは「聖書」に書かれていることの不合理性をおちょくりたい気持ちが普遍的なものであることを示している。
しかし、もちろん、原理主義者たちが隙あらば魔女狩りを復活させようとしていることも忘れてはならないのである。
そういう意味では・・・単にキスが描きたいだけでみだりに魔女の名を口にすることは悪魔を恐れぬ行為であることを指摘しておく。
まあ、関係者一同が地獄でどんな処遇を受けるか・・・妄想をかきたてられる今日この頃です。けしてキス地獄などという楽しいものではないと思えてなりません。
さて・・・うららの「進路希望が進学に変更されたこと」で生徒会での地位を向上させた宮村。
宮村のライバルであるもう一人の副会長・小田切寧々(大野いと)は心中穏やかではない。
実は寧々は第三の魔女であり・・・キスした相手を恋の虜にする特殊能力者であった。
寧々は宮村に関する情報を得ようと宮村と行動を共にすることの多くなった山田くんを誘惑し、虜にするためにキスをするのだった。
しかし、魔女の能力をコピーする山田くんは「虜の能力」をコピーするだけで虜にはならないのである。
これによって・・・山田くんがコピーの能力があることが明らかになり、同時に寧々が第三の魔女であることが発覚する。
第三の魔女の能力を確認するために・・・山田くんとキスをした宮村と伊藤はたちまち山田くんの虜になってしまうのだった。
それどころか・・・寧々までが山田くんの虜になっていたのである。
これは「虜の能力」を持つ山田くんとキスしたからなのである。
たちまち・・・山田くんを巡る恋のドタバタがくりひろげられる。
そんな争奪戦を物憂げに見つめるうらら。
もちろん・・・山田くんに好意を寄せているからである。
そして・・・山田くんはうららとのキスをためらう。それは・・・能力によってうららが虜になることを嫌うからである。
もちろん、うららに好意を寄せているからである。
このように・・・うららと山田くんのラブコメが根底にあるのだが・・・話の展開はうららが主人公になるのは無理があるのだった。どうしても山田くん中心で進行していくからである。
うららはラムちゃんぐらい嫉妬深くないとな・・・。
まあ・・・そういう設定ミスはさておき・・・「虜」の能力は同じ相手ともう一度キスをすると解消されることが発見される。
それぞれともう一度キスをすることで学園に平和が戻る。
二度目のキスをおあずけしたまま、下僕たちに傅かれる寧々だったが・・・自分を虜にした山田くんにはなんとなく恋心を感じたままなのだった。
すべては・・・山田くんに都合のいい話だからである。
そんな山田くんに眼鏡っ子美少女の大塚芽子(美山加恋)がアプローチしてくる。
芽子の描いたマンガを誉めた山田くんに御礼のキスをする芽子。
ついに凜ちゃんも堂々とキス・シーンをするお年頃なのである。
あれから九年か・・・時の流れは早いなあ・・・と遠い目をしている場合ではなく・・・芽子にも思惑があった。
医師の娘に生まれた芽子は稼業を継がなければならないと母親の美栄子(阿知波悟美)と強要されていたのだ。
しかし・・・趣味の漫画に熱中し学力があがらないために困窮していたのである。
そこでうららと入れ替わり追試を受けて抜群の成績を残した山田くんを利用しようとしたのである。
なぜなら・・・芽子は第四の魔女で・・・キスした相手と「テレパシー」が通じ合う特殊能力者だったのだ。
愛犬のマロン(声=平泉成)とキスすることで能力に気がついた芽子。
そのために山田くんはマロンの声も聞こえるようになってしまう。
芽子はテレパシーで山田くんからカンニングをしようとしたのである。
しかし・・・バカの山田くんと通じ合っても成績向上は望めないのだった。
そこで山田くんは・・・宮村と伊藤ともキスし、テレパシー中継で・・・うららに正解を教えてもらう作戦を実行する。
しかし・・・芽子の差し入れたスイカ・クッキーが痛んでいたために下痢を発症。
計画は失敗する。
芽子の本心が医者ではなく漫画家になることであると見抜いた山田くんは・・・芽子に母親と本音でぶつかることを推奨する。
しかし、内気な芽子にはそれができない。
そこで・・・山田くんは芽子の母親とキスをする強硬手段に出るのだった。
「テレパシー」で通じ合った大塚母娘は和解の時を迎える。
すべては・・・山田くんの都合がよい方向で進む話なのである。
しかし・・・そろそろ・・・うららの愁いは深まりはじめているような気がします。
まあ、とにかく・・・次も美少女と確実にキスする山田くんなのであった。
ちなみに魔女同志のキスでは能力が発動しないことを確認するために・・・一部愛好者熱狂の寧々と芽子のキスのサービスもありました。
ま・・・それ以上でもそれ以下でもない話なのでございます。
次回、ターゲットは滝川ノア(松井愛莉)・・・。
関連するキッドのブログ→第1話のレビュー
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