大菩薩峠と三色団子と豆ご飯と亡き夫からの手紙とBELIEVEとWoman(神野三鈴)
大菩薩峠の菩薩は八幡大菩薩とも観世音菩薩とも言われる。
観世音菩薩は本来、男性であったと言われるが、インドから中国へ伝播する過程で女性化したとも言われる。
また、本来は古代の女神アナーヒターやラクシュミーさらにはサラスヴァティーの化身だったとも言われる。
つまり、弁天様と観音様は同じ起源の女神だったというわけである。
どちらにしろ・・・観世音菩薩の庶民救済の慈悲は母親の慈愛を連想させるわけであり、仏教における聖母的な役割を担わされたと言えるだろう。
西遊記では父性的な釈迦に対して観音は母性的な役割を果たしている。三蔵法師に孫悟空を制御する術を教えるのは老婆に変装した観音である。
このドラマにおける大菩薩峠は無慈悲な母親を理想の母親として思い焦れる憐れな少年に観音様として佇んでいると思われる。
で、『Woman・第7回』(日本テレビ20130814PM10~)脚本・坂元裕二、演出・水田伸生を見た。シングル・マザー青柳小春(満島ひかり)の亡き夫・青柳信(小栗旬)の母親を演ずるのは神野三鈴である。「Dr.コトー診療所2006」でも鬱屈した母親を演じていた。「東野圭吾ミステリーズ・第8回・小さな故意の物語」では大野拓朗演ずるサッカー少年の母親役だった。テレビドラマに登場すればそれなりに印象を残す女優なのである。今回は男を愛する女と子供を愛する母の揺らめきを充分に感じさせたと考える。
小春と長女・望海(鈴木梨央)と長男・陸(髙橋來)の三人は生前の信の忘れものである手紙を受け取りに鉄道とバスを乗り継ぎ、大菩薩峠の登山口のある小菅村にやってきた。
「本当に・・・ここでお父さん生まれたの・・・ここは田舎すぎて人間はすめないよ」
「お父さんは・・・子供の時、猿だったのよ・・・」
「うそ・・・本当じゃないよね」
「ふふふ」
大菩薩峠の土産物屋主人(すわ親治)は子供たちに三色団子をふるまった。
「彼はここで手紙を書いたんだが・・・帰りのバスに乗り遅れそうになって・・・あわてて・・・せっかく書いた手紙を忘れた・・・取りにこないので・・・捨てようと思ったんだが・・・悪いけどちょっと中身を読んで・・・捨てるに捨てられなくなってしまった・・・子供たちには内緒で・・・一人で読んだ方がいいかもしれないね」
そう言うと男は鼻歌を歌いながら去っていた。
「・・・あなたがいれば・・・わたしはさしば・・・つらくはないわ・・・この東京砂漠・・・」
鮮やかな緑に囲まれたテーブルで小春はなつかしい信の文字を見た。
「小春へ。僕は嘘をつきました。仕事に行かないで・・・故郷にやってきたのです。急にあの人に会いたくなってしまったのでした。僕が小春と望海と生まれてくる陸という家族と暮らしていることをあの人にどうしても伝えたい。なぜか、そう思ってしまったのです。嘘をついたことを言いにくいので手紙を書くことにしたのです。
僕のお母ちゃんのことを君には話さなかった。
僕のお母ちゃんはとてもきれいな人でした。
多くの子供と同じように僕はお母ちゃんが大好きでした。
僕が八歳になった時、お母ちゃんは僕より好きな人と暮らすために家を出て行きました。
それから十歳頃まで僕は一人で暮らしました。
お母ちゃんからは現金書留でお金が送られてきました。
お母ちゃんがいなくなったこと・・・僕が一人で暮らしていることは絶対に秘密にしなければなりません。
そうでないと・・・お母ちゃんが警察に捕まり、二度と会えなくなるとお母ちゃんに言われたからです。
僕はお金が送られてくると食べ物を買うお金や学校で使うお金、ガスや電気や水道料金などに小分けしました。
一人で暮らすのは毎日が冒険みたいで楽しかった。
自分で髪を切ったし、洗濯もしたし、お風呂にも入りました。
清潔にしていないと・・・周囲の大人たちにおかしな眼でみられると思ったからです。
お母ちゃんに会えるのを楽しみにして・・・僕は日々の暮らしを送って行きました。
やがて・・・お金が送られてくるのが遅れるようになったのです。
足はどんどん大きくなるのに新しい靴が買えません。体はどんどん大きくなるのに新しい服が買えません。お米を買うお金がなくなり、公共料金を払うお金がなくなり、洗濯も洗顔も川でするようになりました。そうなれば・・・僕はどんどん不潔になっていき、世間の目をごまかすのは難しくなったのです。
結局、僕は警察に取り調べられ、施設送りになったのです。
そんな僕に優しくしてくれたのは現金書留を届けにきた郵便屋さん(田中要次)でした。
いろいろと面倒を見てくれたのです。
僕にとってはお父ちゃんのような人でした。
今、郵便屋さんは身体をこわして入院中です。
君と結婚したことをその人にも報告しました。
その人は僕の頭をはたいて喜んでくれました。
結局、僕はお母ちゃんから離れました。
しかし・・・どこに住んでいるかは知っていたのです。
お母ちゃんは故郷に戻ってきていました。
郵便屋さんはお母ちゃんが「ファーストフード店」で働いていることを教えてくれました。
お母ちゃん相変わらず綺麗で四十代とは思えないくらいミニスカートの制服が似合っていました。
ご注文は・・・と聞かれたのでコーヒーのSサイズを注文しました。
お母ちゃんは料金の二百円を受けとると部屋の鍵を取り出して声を低めて・・・家で待っているようにと僕に告げました。
僕はお母ちゃんが僕に気がついたのがうれしくてスキップしてお母ちゃんの家に向かいました。
お母ちゃんの家に花瓶がなかったことを思い出し、ガラスの花瓶を一つ買いました。
しかし・・・花瓶ぐらいではお母ちゃんは喜びませんでした。
地デジのテレビが欲しいというのです。
ほら・・・なんか・・・世の中が騒いでいる新しいものらしいです。
お母ちゃんが貯金はないのかと聞くのでないと答えました。
とにかく・・・僕は結婚して新しい家族ができたことをお母ちゃんに告げました。
お母ちゃんは結婚したなら保険に入っているはずだ・・・解約すればお金になるだろうと言いました。
僕は保険に入っていないと正直に言いました。
君が入るように言わないのかというので・・・言われたことがないというとお母ちゃんは呆れた顔で不貞寝してしまったのです。
ふと・・・窓辺を見るとオレンジ色のマフラーが目にとまりました。
それはお母ちゃんが夜なべをして編んでくれた手編みのマフラーでした。
一人で暮らしている頃、僕はいつもそのマフラーと寝ていたのです。
お母ちゃんはそれをまるで僕のように飾っていたのでした。
僕はそのマフラーを手にとって・・・花瓶の代わりにこれをもらっていくといいました。
それから僕はお母ちゃんの前で正座をしました。
お母ちゃん・・・僕は幸せだったんだ。
一人でいても・・・お母ちゃんからお金が届くのが楽しみだった。
お母ちゃんが幸せなら僕も幸せだから。
警察にいろいろ聞かれた時もお母ちゃんのことだけが心配だった。
大人たちは可哀相だとか・・・不幸だとか・・・いろいろ言ったけど・・・僕は一度もそんな風には思わなかった。
毎日がとても楽しかったんだよ。
すると突然、お母ちゃんが呻いたのです。
子供に生命保険をかけるような母親の子供に生まれて幸せだと思うなんてお前は本当に馬鹿だねえ。
お母ちゃんはただ泣いていました。
僕はなんとか新しいテレビをお母ちゃんに買ってあげたいと思っています。
自分の家にテレビがないのにおかしいかな。
それから・・・僕は思ったのです・・・これから・・・君のお母さんの家に行って結婚の報告をしようって。そして・・・君とお母さんが逢えるようにお願いしてみようと思います。
きっと君もお母さんに会いたいんじゃないかな。
お母さんも君に会いたいんじゃないかな。
きっと何もかもが上手く行く。
そう思うと僕はとても楽しい気持ちになりました。
僕は望海が・・・幼稚園の卒園式で「BELIEVE」を歌うのが今から凄く楽しみなんだ。
世界中の 希望のせて
この地球は まわってる
信じてる
いま未来の 扉を開けるとき
僕は君のお母さんに会うのがとても楽しみです・・・信より」
小春は知りたかった。
夫が・・・植杉の家でどんな時間を過ごしたのか。
それは夫にとって幸せな時間だったのか・・・。
小春は電話で紗千(田中裕子)に訪ねた。
「夫は何かを食べましたか」
「たいしたものは出さなかった・・・」
「・・・」
「グリーンピースの豆ご飯と・・・アサリの味噌汁・・・かれいの煮つけ・・・茄子とレンコンの煮物・・・キュウリとささみの酢のもの・・・それから食後に梨をむいたの・・・」
その時、娘の夫が「やせているけど凄く丈夫だ」と娘について語った時、どんなに安堵したか・・・「意地をはっているけど本当はお母さんに会いたがっている」と言われてどんなに嬉しかったかを・・・小春に告げられず・・・言いたい言葉を飲みこむ紗千だった。
母の想いを知らないまま小春は夫が最後に食べたものを・・・子供たちと一緒に食べようと小春は思った。
夫の最後の幸いを・・・分かち合うために・・・。
紗千は夜勤のために・・・青柳一家の帰宅前に家を出た。
小春が帰宅すると・・・そこにはグリーンピースの豆ご飯、アサリの味噌汁、かれいの煮つけ、茄子とレンコンの煮物、キュウリとささみの酢のものが用意されていた。
小春は・・・憎んでいる母親の向こうに愛しい男の温もりを感じるのだった。
もしも誰かが 君のそばで
泣き出しそうになった時は
だまって腕をとりながら
いっしょに歩いてくれるよね
小春が食事を温めている間に栞(二階堂ふみ)は漢字の読めない子供たちと信の最後の手紙を読んだ。
栞は涙が止まらなくなるのだった。
たとえば君が 傷ついて
くじけそうに なった時は
かならずぼくが そばにいて
ささえてあげるよ その肩を
栞は裁かれる時が来たことを悟ったのだ。
秘密を抱えたまま・・・生きていける強さを持たない栞だったから。
しかし・・・素晴らしい人に汚名を着せたままでは生きてはいけなかったから。
栞はその罪の恐ろしさに震えた。
強さも弱さも自由意志とは無関係だという諦念。甘やかされ虐げられた一人の愚かな女。
生きているのも死ぬのも怖い弱き人。
子供を寝かしつけ・・・薬を飲むために台所にやってきた小春を栞は待っていた。
「私・・・お姉ちゃんと仲良くしたい・・・この家にずっといるんでしょ・・・」
「そうしたいと思っています」
小春はうっかり・・・器を落とし、割れた破片で足を切ってしまう。
流れ出す・・・再生不良性貧血の止血力の低下した血液。
栞は救急セットを取り出す。
「ずっと・・・いてほしい・・・本当はお母さんはそれを願っている」
「植杉さんが・・・」
「・・・お母さんでしょ・・・自分が梨を渡したせいで・・・あの人が死んだなんて嘘を言って」
「死んでません・・・彼はただ生きたんです」
「本当は私なの・・・私が痴漢だって嘘をついた・・・」
「え・・・」
「お兄さんはいい人だった・・・私を心配してくれた」
「なんで・・・そんな・・・」
「私がお兄さんを死なせたのです・・・そういう風に育てられたから・・・」
「なんでよ」
小春の中で絶望と憎悪が同時に爆発した。
紗千の作った手料理を振り払い・・・栞の上に馬乗りになる。
「なんでよ」
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい」
「なんでなのよ」
小春の中で憤怒が殺意へと変わろうとした時・・・望海がやってきた。
「お母さん・・・なにしてるの」
「来ないで・・・裸足で来ないで・・・危ないから・・・来ちゃだめっ・・・」
その頃、仕事を終えた紗千は家族六人分のケーキを購入しているところだった。
闇の中で女たちは幸と不幸を感じる。
関連するキッドのブログ→第6話のレビュー
シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→くう様のWoman
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コメント
観音様はそうなんですか。1000へぇ~ほど勉強になりました。
キリスト教にはマリア様、仏教には観音様なのですね
このドラマのシナリオのうまさに、
どうやって犯罪が小春にネタバレするのかと
いろいろ仕掛けを予想していました。
紗千と栞が話しているところを小春が聞いてしまうとか…
自白にはびっくりです(゚o゚;;
栞が反省したから告白すると言ったのには急すぎて説得力を
今いち感じなかったのですが、
>強さも弱さも自由意志とは無関係だという諦念
うーんなるほど、恵まれているのに母親のせいにしている自分と
母親のせいにしてもいいのにまっすぐなしんさんとの違いを
目の当たりにして
秘密に耐え兼ねていた神経が折れたんでしょうか。
性急な告白に、自己破壊衝動入ってるかなとかも、思ってしまいました。
紗千が買うケーキの可愛らしさが哀しみをあおりますね~
信さん子供時代の「誰も知らない」でしたが
1000人に一人くらいはこういう、現状を生き抜くことに
夢中で、もともと生命力にあふれていて、
恨みや屈折の方向になかなかいかない人がいるのかなあ、
というか、そういう人を夢見るのが創作者のような気がしました。
小公女とか、足長おじさんのジュディとか…
でももうこの姉妹は一緒の家に住めないのでは…どうするんだ…
というわけで目が離せません。
投稿: りんごあめ | 2013年8月15日 (木) 17時31分
学校は社会の縮図ですが・・・
老若男女がいる・・・と考えるか・・・
ジェネレーション・ギャップがないと
考えるかで
かなり違ったものに見えます。
小学校一年ではそれほど差がないものが
小学校六年ではかなり違っている。
すでに怨みの感情に満ちたものもいれば
なんの苦労も知らないものもいる。
将来設計をするものもいれば
屋上から飛び降りるものもいる。
そういう「差」があると認識するものと
しないものがいますな。
世間では・・・「栞」が
よくわからないという意見がありますが
「栞」こそが
このドラマの普遍的な人間でございましょう。
いつの間にか罪人になっている
その罪は苦しいが
罰には値しない。
ただ・・・小春には罰する権利があると
栞には分っている。
しかし・・・自分が罰を受けることで
誰かが幸せになるかというとそうではない。
罰を受けることで誰もが不幸になる。
しかし・・・その秘密の十字架を背負うわけにはいかない。
素晴らしいインターネットの世界では
汚名が消せない可能性があるから・・・。
望海や陸の未来のために
「真相」は明かさなければならない。
なにしろ・・・母と自分だけが
「真相」の保有者で・・・二人が死ねば
藪の中なのですからねえ。
告白しなければならない。
しかし・・・姉がその意図を理解してくれるのかどうか。
九九を覚えられない子。
漢字の書き取りが苦手な子。
カエルの解剖ができない子。
絵の具を上手に使えない子。
跳び箱を飛び越せない子。
様々な違いが生み出す様々な心を知っていると思われる栞。
しかし・・・いつ死ぬかわからない人である以上。
それはとりあえず言わなければならない。
凄くいい人を殺したのは私だよと・・・。
物凄く恵まれた環境にどうしようもないバカが生まれるように・・・。
最悪の環境でも聖人は育つ。
それが・・・人類の凄いところなのでございますよね。
結局、最後は・・・大目に見てうやむやにして
なんとなく生きていくのが人生の基本なのでしょうから・・・。
投稿: キッド | 2013年8月15日 (木) 18時46分
こんにちは~。
まさか「孫悟空」の文字をここで目にするとは驚きましたじぇ!
キッドさんと繋がってる…
小さな幸せに喜ぶ私♡
神仏のお話もありがたや~。
お盆中、御先祖様は…
仏壇?お墓?どっちにおんねん!Ω\ζ゜)チーン
今年もナスの牛に乗って帰って行きましたとさ(-人-)マンマンチャ
投稿: mana | 2013年8月16日 (金) 11時31分
ふふふ・・・なにしろ・・・信さんはお猿さんですからな。
観音は三蔵に緊箍児(頭の輪)と緊箍呪(しめつける呪文)を授けるわけです。
つまり・・・子供の叱り方を伝授するわけですな。
「言うこときかない子はどうしたらいいですか」
「ぶんなぐっちゃえばいいのよ」
春子観音の教えでございます。
ありがたいことでございます。
体罰万歳!
お盆は祖霊信仰ですが
これは仏教以前から
世界中でおこなわれていたこと。
その中で仏教の世界では
飢餓地獄に落ちた精霊の救済が
盂蘭盆(ウランバナ)という行事になっています。
仏壇にお供物を備えるのも・・・
乗り物が茄子や胡瓜なのも
その名残ですな。
過去においては飢餓が常に
日常的だったわけです。
死んでまで・・・餓えに苦しまぬように・・・
そういう祈りがこめられた「お盆」です。
ですから・・・現世で
飢えていない家族たちは
家庭に御先祖をお迎えして
食事を共にするのが基本なのでございます。
基本的にお盆の間・・・
今は亡き御先祖様たちは
御馳走を食べるために「家」におわすのでございますよ。
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
(聖なる地蔵菩薩にお供物を捧げます)・・・
お地蔵さんに備える団子はこの延長線上にございます。

投稿: キッド | 2013年8月16日 (金) 17時05分
何回観ようとしても手紙の内容シーンの切なさ半分、物語の中での意味と作品世界の中での意味が取りづらさ半分で読み進められずにいたのですが、今日やっと突破しました。突破したあとがまた苦しいという……(;_;。
栞が読んでしまうためにはどうしてもその「手紙」が必要だったんだなぁ……。
お父さん猿説のところと、「お母ちゃん」と呼ぶ呼ばないのところの鈴木梨央の演技ってどうやって稽古しているのだろうとか。
しかしすわ親治ってニセウルトラセブンくらいには変身できそうな気がします。
投稿: 幻灯機 | 2013年9月29日 (日) 20時37分
「あまちゃん」の陰にひっそりと咲いた「Womam」の花。
この花もまた風に揺れているのでございます。
「キャラメル」が母の味だった信は
紗千の手料理にどれだけのおふくろの味を
感じたことでしょうか。
手紙の信はその味をまだ知らない信なのですな。
生きていればきっと「君のお母さんはおいしいものを作る人なんだ・・・」と小春に言ったことでしょう。
二人の鬼母の対比と・・・人の運命の憐れさを
同時に感じさせるダンドリですねえ。
せめてものなぐさめは
最後に美味しいものを食べて死んだ・・・ということでしょうな。
自分よりずっとひどい目にあった子供を殺してしまった・・・。
栞のショックは
自分の我がままが一人の女の子の夢を奪ったと知った時の大女優に勝るとも劣らないと思われ・・・。
賢い子役は「大人の気持ち」が想像できるのです。
ふふふ・・・すわ親治のように
昔、どんな悪事をしていたかわからないが
今はいい人な感じのおっさん・・・。
貴重でございますねえ。
投稿: キッド | 2013年9月30日 (月) 02時25分