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2013年8月 9日 (金)

仮面ティーチャー(藤ヶ谷太輔)は女教師(大政絢)、教え子(竹富聖花)、犠牲者の妹(山本舞香)に囲まれて。

女子大生年代の1991年2月生まれで22歳の大政絢。

女子高生年代の1995年3月生まれで18歳の竹富聖花。

女子中学生年代の1997年生まれで15歳の山本舞香。

各世代を代表する美少女をそろえた鉄壁の布陣である。

しかし、主人公が相手にするのは善悪の区別がつかないおバカな男子高校生なのである。

「GTO」の作者が「仮面ライダー」と「ビッグマグナム 黒岩先生/新田たつお」を合成したような原作を書き、日本テレビならではの適当さでアレンジした・・・近未来学園ファンタジーなのであった。

暴力につぐ暴力なので深夜にこっそりやっています。

で、『仮面ティーチャー・第1回~4回』(日本テレビ201307070050~)原作・藤沢とおる、脚本・山岡潤平、演出・本田隆一(他)を見た。暴力の定義は難しい。その効果を考えると、肉体的苦痛や、精神的苦痛などといったカテゴリが存在する。当然、肉体的暴力や精神的暴力が考慮されるが・・・そもそも・・・苦痛というものが肉体的なものなのか・・・精神的なものなのか・・・という問題も生じるのである。しかし、ここでは暴力とは「体罰」とか「喧嘩」とか「袋だたき」とか・・・そういう感じのものである。当然、殺傷力は生じるが・・・そこは必ず半殺しで済むことになっているお約束で・・・いわばプロレス的暴力と呼ぶにふさわしい。「体罰」が全面的に禁止されたことにより、無法状態と化した教育現場を修正するために生徒更生のための暴力を許可された仮面ティーチャー法が施行。言うことをきかない生徒を暴力で鎮圧する社会が誕生した世界である。ま・・・マンガですから。

暴力的生徒に支配され、無法地帯と化した私立華空学院高校の校長・菅原健太郎(志賀廣太郎)は教育省に仮面ティーチャー派遣を要請する。

教育更生プログラムである「仮面ティーチャー法」を施策し、実行する教育省学校政策局局長の飯倉塁(斎藤工)は仮面ティーチャー・荒木剛太(藤ヶ谷太輔)の派遣を決定する。

優秀な仮面ティーチャーだった荒木剛太は過去に生徒矯正中に転落事故による生徒死亡のケースを発生させていた。そのために「生徒への鉄拳制裁を封印した」・・・はぐれ仮面ティーチャーだったのである。

しかし、飯倉はなんらかの意図を持って仮面ティーチャー・荒木剛太を現場に再投入したのだった。

「暴力では生徒は救えない・・・」と期する荒木剛太は正体を隠し、私立華空学院高校に赴任するのだった。

その正体を知るのは校長の他は荒木剛太が殺した生徒の父親の小林十兵衛(六平直政)だけである。彼は息子を殺した荒木剛太を許しただけでなく、剛太行きつけのカフェのマスターとして悩める剛太にアドバイスするバカのつくほどの好人物なのだった。店の手伝いをする娘の佐恵子(山本舞香)も剛太を兄の仇とは知らぬままに慕うようになっていくのだった。

山本舞香は「幽かな彼女」からここである。

「大学で心理学を学びました」が口癖の英語教師が市村美樹(大政絢)である。教職課程で教育心理学はみんな習うよね。熱血教師を目指していたが無法状態の学校現場に戸惑いを感じていたところ・・・仮面ティーチャーに希望を見出す。荒木剛太とともに真の教育とは何かを模索するのだった。

大政絢は「ヤマトナデシコ七変化」でヒロインを演じて以来、脇役街道&深夜のマドンナ便まっしぐらだな。コージャスすぎるのか。

軟弱な教師を装う荒木剛太になんとなく萌えて応援する女子生徒・近藤加奈子(竹富聖花)はクラスメートの秘密をこっそり教えてくれるのだった。

竹富聖花は「黒の女教師」にも出演していたが女教師たちが「課外授業」をする話だった・・・。仮面ティーチャーの番組キャッチ・コピーは「さぁ、課外授業を始めよう」なのだった。みんな・・・課外授業が好きなのか。それとも単に安易なのか。

さて・・・生徒を殺害してしまった悔悟の気持ちから・・・暴力を封印した荒木剛太は基本的に暴力的生徒たちの餌食である。

殴られて蹴られて時には電撃を浴び、凶器で血まみれとなる。

昭和の時代、少年漫画「伊賀の影丸」でとらえられた美少年忍者・影丸が逆さ吊りで拷問されて苦悶するのをひっそりとうっとりと眺めていた女子児童の発生以来、水面下で生息する美少年/美青年の苦悶の顔スキーのみなさんが狂喜乱舞の世界の展開でございます。

しかし、最後は仮面ティーチャーに変身してのバイオレンスの爆発はお約束なのである。

それでも・・・極力、生徒への鉄拳制裁は控えるのが荒木剛太の生きる道なのだった。

つまり、できるだけ無抵抗主義である。絵空事過ぎてちゃんちゃらおかしいぞ。

だが、金にものをいわせて暴力生徒を支配するマネーマン・ボン尾上(京本大我)、短気で手下のマッドマックスたちも恐れるマッドマン・コータロー(前田公輝)たちを次々と改心させる荒木剛太なのだった。

コータローは剛太に感化されて、無抵抗主義となり、毎日、半殺しにされるが・・・恩を受けた子分たちが助けることによって・・・友情の味を知るのだった。

荒木剛太が愛するドラマ内ドラマ「3年C組金髪先生」では金髪(塚田僚一)が「拳は人を殴ることもできるが握手もできることを忘れるな」と叫ぶのだった。

暴力生徒の一人、アイスマン・リョータ(栁俊太郎)は冷酷な存在だった。

しかし、加奈子たちからの情報により・・・彼が父親からの幼児虐待の犠牲者だと言うことがわかる。

そんな、ある日、電撃警棒を使って大人狩りをするリョータを市村が目撃する。

事情を知ってますます・・・リョータを暴力的に制裁できなくなる剛太。

しかし、もう一人の仮面ティーチャーが現れるのだった。

黒いヘルメットの仮面ティーチャー(黒)は容赦なくリョータを叩きのめす。

圧倒的な暴力で幼児退行現象を起こしたリョータは過度に従順な二重人格を発症するのだった。

そこへ・・・大人狩りの犠牲者だったチンピラ軍団が殴りこみに来て・・・リョータを拉致してしまう。

素顔のままでかけつけた剛太は身を呈して暴力からリョータを守るのだった。

「生徒を守るのが教師の仕事だ・・・」

苦痛に耐えて叫ぶ剛太だった。

そして・・・変身した仮面ティーチャーはチンピラ軍団を殲滅するのだった。

そこへ・・・現れた仮面ティーチャー(黒)・・・。

「腕はおとろえていないようだな・・・なぜ、君は生徒を暴力で制しないのか」

「暴力で教育はできない・・・」

「その甘さが・・・いつか命取りになるぞ・・・」

本当にそうだと考えます。

暴力を否定し続ければいつか、竹やりで原爆と戦うことになるわけですから。

暴力を笑うものは暴力に泣くのです。

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» 仮面ティーチャー 各話あらすじ [ドラマハンティングP2G]
第1話 2013年7月6日 24:50~25:50 荒木剛太(藤ヶ谷太輔)は、荒れた生徒を力による恐怖で制圧することを許された特別教師“仮面ティーチャー”である。 剛太の新しい赴任先は、華空学院高校。初日とあって空回り気味の剛太だったが、英語教師・美樹(大政絢)と出会い、…... [続きを読む]

受信: 2013年8月 9日 (金) 16時13分

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