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2013年8月 8日 (木)

海の水と美しい空と山の水と夜の河の淵とWoman(臼田あさ美)

闇の中の地球は大循環を行っている。

太陽熱によって海水は昇天し雲海となり降雨して山の水となり流水して川となる。

その川の辺で人間は生きている。

水が海に帰るように・・・人の命もまた塵となっていく。

人の中には血が流れ、血は母から子へと流れていく。

姉と妹に流れる分岐した血液の流れ。

唱和される悔恨と慙愧の祈り。

それを残照が穏やかに包み込む。

祭囃子が通り過ぎていく。

祭囃子の前を通り過ぎていく。

祭囃子が途絶えて、また息を吹き返す。

三万分は五百時間。五百時間はおよそ三週間である。

水を得て種が目覚めるまどろみの時間・・・。

で、『Woman・第6回』(日本テレビ20130807PM10~)脚本・坂元裕二、演出・水田伸生を見た。再生不良性貧血を発症してしまったシングル・マザー青柳小春(満島ひかり)は長女・望海(鈴木梨央)と長男・陸(髙橋來)を守るために担当医の澤村(高橋一生)と研修医の砂川藍子(谷村美月)に励まされ、病気と闘う決意をする。しかし、その決意は・・・母親としての自分、娘としての自分、女としての自分の間で揺れ動く。幼い頃に離別した母親の植杉紗千(田中裕子)と再婚相手の健太郎(小林薫)だけが頼れる親族だが・・・そこには亡夫・青柳信(小栗旬)の死に深く関与している異父妹の栞(二階堂ふみ)も暮らしているのだった。栞もまた秘密を抱えて暗い闇の中を彷徨っていた・・・。

鬼子母神はインドの夜叉(鬼神の一種)毘沙門天の配下・バンチーカの妻・ハーリティーである。子供を食う夜叉であったのでシッダルタ(釈迦)はハーリティーの愛児・ピンガーラを拉致監禁してハーリティーに子を失う母の悲しみを悟らせたという。乱暴な話だが、それで改心するハーリティーも純情可憐である。以来、懐妊、安産、育児の守護神として祀られてきたのである。テロリストとして目的のためには手段を選ばないシッダルタの面目躍如のエピソードとも言える。

日本では蜀山人の洒落「恐れ入りやの鬼子母神」で知られる東京台東区の真源寺が有名だが、鬼子母神信仰はあまねく広がっている。ドラマでは都電荒川線沿線の法明寺鬼子母神堂周辺の鬼子母神通り商店街の夏祭りが描かれる。都電荒川線の各停留所は徒歩数分の距離にある。雑司ヶ谷停留場(豊島区南池袋)と鬼子母神前停留所(豊島区雑司ヶ谷)は隣り合わせである。

夏祭りのために法被を捜していた健太郎は重なりあった荷物の中から忘れ去られていた紙袋を見出す。

それは四年前に信が植杉家に忘れていったものだった。

中には鮮やかなオレンジ・イエローのマフラーが入っていた。

一方、治療を開始した小春は澤村や藍子から治療についてのアドバイスを受ける。

「投薬や輸血では対応できなくなった場合に備えて・・・骨髄移植のドナーを捜しておく必要があります・・・適合する親族がいないかどうか・・・検査しておくことを推奨します」

「・・・」

「私は妻を・・・あなたと同じ病気で亡くしています」

「・・・」

「妻をどんなに愛していも僕は移植に適合しませんでした・・逆に憎んでいても適合するものは適合します」

「・・・」

「お子さんのために・・・病気に向き合うとおっしゃいましたよね」

澤村の理詰めの説得に揺らぐ小春。

「お子さんには・・・話しましたか」

「言えません」

「いつまでも・・・今の生活を続けられる保証はありませんよ。入院の必要も生じるかもしれません」

「・・・」

「もしも・・・あなたが倒れた時に・・・その場にお子さんしかいなくて・・・とりかえしのつかないことになったら・・・誰が一番傷つくか・・・考えてみてください」

「・・・」

藍子の容赦のない言葉に小春は恐怖を感じるのだった。

ある朝、目覚めた陸は母親の姿がないことに気がつく。あわてて姉の望海を起こす陸。

「お姉ちゃん・・・お母さんがいないの・・・」

「・・・」

室内で母の不在を確認した望海はドアを開き、アパートの通路の手すりにもたれて空を見上げる母を発見する。

「お母さん・・・何してるの」

「見てるの・・・空がきれいだから」

「えええ・・・いつもと同じだよ」

「そうかなあ」

小春は決心して・・・子供たちを連れ・・・雑司ヶ谷の植杉家に向かうのだった。

秘密を共有する母・紗千と栞・・・紗千は栞に「小春一家との絶縁」を誓っていた。

それを知らぬ健太郎は喜んで小春たちを迎える。

「何しに来たの」と冷たい視線を送る紗千。

「お願いがあってきました・・・私と子供たちをこの家に住まわせてください」

「・・・」

「更新料が払えないので・・・アパートに住めなくなってしまうのです」

「・・・厚かましい・・・」

「家賃をお支払いします・・・一部屋お借りしたいのです」

「余分な部屋はないわ・・・」

「お願いします」

「更新料を立て替えるわ・・・それでいいでしょう」

「・・・一緒に住みたいのです」

「なんの権利があって・・・」

「クーラーを買ってくださろうと・・・」

「私にできるのは・・・お金のことだけよ」

「お願いします」

「家族でもないのに・・・」

「家族です」

親子丼を注文する健太郎。

「食べるの」

「いただきます」

「あなた・・・図々しいわね・・・この間と違うじゃない」

「・・・」

「私を母親だと思っていないくせに・・・」

「あなたを母親だと思っています」

「嘘・・・なんでそんな嘘をつくの・・・理由があるんでしょう・・・おかしいわ」

「おかしいのは紗千さんじゃないか・・・・母親と娘が一緒に住んでなぜ悪いんだ・・・この20年間・・・ずっと望んできたことじゃないか」

「・・・」

「・・・」

「私・・・お姉さんと住みたいな・・・ね、いいでしょう・・・だって・・・お姉さん、結婚相手の人が死んじゃって可愛そうじゃない」

栞が現れて結論を出すのだった。

栞の真意を測りかねる紗千。

無邪気に喜ぶ健太郎。

安堵する小春。

こうして・・・植杉一家と青柳一家は合流することになった。

紗千は条件を出した。

「あなたの・・・亡くなった御主人・・・信さんの持ち物は持ち込まないでください・・・」

「・・・写真もですか」

「そう・・・」

紗千がなぜ・・・そんな条件を出したのか訝しく感じる小春だったが・・・とにかく・・・子供たちのために・・・同居は必要だった。だから、同意する他はなかったのである。

引っ越しの手伝いにきてくれたシングルマザー友達の蒲田由季(臼田あさ美)に信の形見の品を預ける小春。

「なんだか・・・友達の彼とデートするみたい・・・」

「なんですか・・・それ」

「彼をお預かりします・・・お持ち帰りです・・・みたいな」

「やめてよ・・・やはり・・・他の人に預けることにするわ・・・」

「冗談ですよ・・・大事にしますから」

「大事にって・・・」

「いやだ・・・大切にするってことですよ」

「やだ・・・やっぱり・・・預けるのやめた」

「もう・・・」

そこへ通りかかる砂川良祐(三浦貴大)と舜祐(庵原匠悟)の父子。

「お引っ越しですか・・・」

「実家へ・・・おでかけですか」

「息子とスタンプラリーに・・・」

「便通はありますか」

「あります・・・青柳さんのおかげです」

二人のやりとりに妄想が膨らむ由季だった。

「なんの・・・話」

「浣腸しますか・・・」

「ええーっ・・・」

「ふふふ」

本当に仲のいい二人だった。なぜなら・・・二人はシングルマザー戦争を戦う戦友だったからである。

引っ越してきた日・・・青柳家と植杉家は別々にカレーを作り、別々に食卓を囲んだ。

「なんで・・・別々に作るんですか・・・小春さんちのカレー、具が少なかったな・・・福神漬けもラッキョウもなかったし・・・」

「・・・」

不満そうな健太郎は無視する紗千だった。

無為の日々を送る栞は部屋に引き籠り、食欲もなかった。

「一緒に食べればいいのに・・・」とナマケモノこと健太郎を気にいっている望海も不満を口にする。

「お庭が気にいった・・・?」

「今、迷ってるの・・・お庭を好きになると・・・出ていくときに・・・淋しいでしょう」

「・・・」

小春は言葉に詰まる。未来に広がる暗闇から目をそらす。

子供たちを寝かしつけた小春は薬を飲むために台所に立つ。

背後に人の気配を感じ・・・薬を隠す小春。

暗がりに栞が立っていた。

「ごめんなさい・・・何か探してました・・・私、コンタクトしてなくて・・・お姉さんだと分らなくて」

「いえ・・・水・・・飲んでただけです」

「あ・・・」

「なにか・・・とりましょうか」

「じゃ・・・」

「え・・・」

「これ・・・」

と籠に入ったチョコレートを取る栞。

「・・・食べますか」

「じゃ・・・」

小春の掌にチョコレートを落そうとしてこぼす栞。

「ごめんなさい」「ごめんなさい」

「今・・・声あいましたよね」

「え」

「ごめんなさい」「ごめんなさい」

「ふふふ」

床に落ちたチョコレートを拾って食べる二人。

「お母さんがいたら・・・怒られるわ」

「そうですか・・・チョコすきなんですか」

「はい・・・落ち着くんです・・・怖い夢を見た後とか」

「こわい夢を見てたんですか」

「ええ・・・淵を・・・夜の河の淵を一人で歩いているんです」

「・・・」

「落ちたら死んじゃう・・・こわい・・・夢」

そこへ紗千がやってくる。

「何をしているの」

チョコを拾って食べる栞。

「これっ・・・やめなさい」

顔を見合わせて微笑み合う姉妹。

「おやすみなさい・・・」

二人になると紗千を恐る恐る聞く。

「何を話していたの」

「いえ・・・たいしたことはなにも・・・」

「あの子とは話さないようにしてください」

「・・・わかりました」

紗千の要求の真意が分らない小春。しかし・・・小春は思う。

昔から・・・この人の心はわからないのだ・・・と。

翌朝、早起きした子供たちと健太郎は庭に花の種を植えていた。

「これで後は待つだけ・・・」

「何分・・・?」と陸。

「ラーメンじゃないからね・・・三万分くらいかな」

「じゃ・・・数えて・・・」

「え」

紗千は出勤する。続いて小春が出勤する。

健太郎は信の忘れものを小春に手渡す。

小春には見覚えのないものだった。

紗千は停留所に向かう。小春も停留所へ向かう。

娘の足は老いた母よりも少し早いのだった。

栞も起き出して・・・四人は夏の川辺へと散歩にでる。

健太郎は居眠りをする。

陸の帽子が飛ぶ。水辺近くに飛んだ帽子を拾おうとする望海。

「あぶない・・・」

栞は叫んで姪を制し帽子を拾いに土手を降りるのだった。

「ありがとう・・・」

「・・・」

小春は病院で輸血の処置を受けていた。

「スタンプラリー?」と夫と息子の話を聞いて思わず顔を綻ばせる藍子。

「実家で暮らし始めたんですね・・・適合の検査は?」と澤村。

「嘘をついているんです・・・家族だと思っていないのに・・・家族って言って・・・母親だと思っていないのに母親だと言って・・・無料の託児所だと思ってるんです」

頑なな患者の心に踏み込むのを控える二人の意志だった。

患者と医師も少しずつ歩み寄るしかないのだった。

熱気にあふれるクリーニング工場。

由季もまた働きだしていた。

「さしでがましいかもしれませんけど・・・」昼休みに小春に声をかける由季。

「あの事故のこと・・・調べてどうなるものでもないって言ってたでしょう・・・でも・・・この間・・・信さんのこと・・・検索してみたんですよ」

素晴らしいインターネットの世界ではとりとめないニュースも記録されていくのだった。

「こういうの・・・残るんですよね・・・望海ちゃんが大きくなって・・・こういうの見たら・・・傷つかないかと・・・心配になって・・・」

小春は・・・由季の言葉に心の中で同意した。

そういえば・・・と信の忘れものを取り出した小春。

紙袋に記された・・・山梨県のロッヂ長兵衛に電話をしてみる小春だった。

一番に帰宅したのは・・・小春だった。

夕暮れの中で夕餉の支度をする小春。

二番目に帰宅した紗千は風でテーブルから落ちたメモを拾いあげる。

「ナマケモノさんを連れて遊びにいってきます」という絵入りのメモに幽かに微笑む紗千。

その時、小春はお玉を落とす。

「あ・・・ごめんなさい」

「いえ」

お玉を拾おうとした小春はそのまま失神してしまう。

あわてふためく紗千だった。

紗千は小春を布団に寝かせ・・・お粥を作った。

眠っている小春におずおずと手を伸ばす紗千。

ふと目覚める小春。あわてた紗千はおかゆの鍋を傾ける。

片付けようとする紗千。

「あ・・・食べます・・・作ってくれたんですよね」

「でも」

「平気です・・・いただきます」

「そんなに気をつかわなくていいのよ・・・」

「外食するときだって・・・いただきますって言いますから」

「そう・・・具合はいいの」

「あ・・・ただの貧血ですから・・・大丈夫です」

「そうなの・・・」

「あのね・・・平気そうな顔してるって思ってるかもしれないけど・・・私はね・・・あなたを捨てたことを許されようとは思ってないの・・・」

「でも・・・それは・・・私も父のしたことを・・・本当だとしたら・・・知らなくて・・・」

「小さなことよ・・・そんなことは・・・母親が娘を捨てることに比べたら・・・なんでもないことよ・・・あなた・・・自分の子供たちを捨てられる・・・」

「・・・」

「私は・・・それをしたのよ・・・それができたの・・・」

「・・・」

「信さんには親はいないの・・・」

「私も信さんも・・・親のことには口が重くて・・・」

「エベレストに昇ったんでしょ」

「その帰り道で・・・私たち知り合ったんです」

「まあ・・・そうなの」

「その時も・・・キャラメルをくれて・・・そう・・・あの人・・・キャラメルがお母さんの味だって言ったことがあります」

「・・・」

「いなくなるなんて思わないから・・・話してないことはたくさんあって・・・あの日のことだって」

「ごめんなさい・・・」

「え」

「私が梨なんてあげなければ・・・そんなことにはならなかったのに・・・ごめんなさい」

「やめてください・・・そんなのいりません。違うんです。違います。そんな風に・・・あの人のことを・・・終ったみたいに・・・簡単に終わらせないでください・・・」

「親子でも相性の悪いってことがあるものね・・・私たちは昔、母と娘だったけど・・・今はお互いが一番大事だとは思っていない」

「別々の・・・二人の母親ですものね・・・」

夕暮れの街に鳴り響く・・・ドボルザークの「家路」・・・。

響きわたる 鐘の音に

小屋に帰る 羊たち

夕日落ちた ふるさとの

道に立てば なつかしく

ひとつひとつ 思い出の

草よ 花よ 過ぎし日よ

過ぎし日よ

帰宅する健太郎と・・・子供たち・・・そして栞。

「あのね・・・陸の帽子を拾ってもらったの・・・」

「ありがとうございます」

「・・・」

無言で二階に歩み去る栞。

その時、小春の携帯電話にロッヂ長兵衛からの着信がある。

「そこに・・・青柳信さんはおられますか」

「あの・・・」

「奥さんあての手紙を・・・四年前から預かっているんだが・・・」

「え・・・」

四年前・・・植杉家を訪問する前に・・・信は山梨県の生まれ故郷を訪ねていたのだった。

信の足取りを追って青柳家の三人は山梨県猿橋行きの列車に乗り込む。

「お父さんの生まれ故郷って・・・海なの・・・山なの・・・」と望海。

「山よ・・・」

「えへへ・・・なんだか照れる・・・」

「どうして・・・」

「だって、お父さんと旅行に行くみたいなんだもの」

「ふふふ・・・そうかあ・・・そうだねえ」

亡き夫の・・・亡き父の・・・面影を求めて・・・母子を乗せた列車は夏の光の中を走るのだった。

関連するキッドのブログ→第5話のレビュー

シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→くう様のWoman

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コメント

こんにちは!
シッダルタってブッダですよね。
 
小春と紗千のお粥を食べさせながらの話し合い
見ごたえありましたね。
エベレストの帰りに出会ったんですの話のあと、
紗千が一瞬、微笑む寸前のかたちに口元をあげるのが
神演技だと思いました…
Motherのときから、こういう、日常の風景の中に
ありながらすごく緊迫した対話が、
見入ってしまって。役者さんも技量を問われる
シナリオのように思います。
要らないです、の言い方がいかにもかたくなな小春の
精一杯思いを込めた言い方で印象に残りました。
 
ロッヂに行くことがこの先の家族間の思いに
どんな変容をもたらすのでしょうか。

投稿: りんごあめ | 2013年8月 9日 (金) 08時48分

◉☮◉Mother~リンゴあめ様、いらっしゃいませ~Mother◉☮◉

キッドの中では「彼」は様々な顔を持っております。

シッダルタと書けばヒロイックなテロリストですし
ゴータマ・シッタルダと書けばシャカ族の王子として
生まれた宗教改革者。

ブッダと書けば原始仏教の創始者。

釈迦と書けばインドの聖人。

お釈迦様なら・・・日本的な御仏です。

鬼神である天界族と渡り合うシッダルタは
なかなかにしたたかなアウトヒーローでございまする。
口八丁手八丁で異形のものどもを調伏するわけですからな。

子供を望むもの、子供を慈しむもの、子供を憎むもの、子供を殺すもの・・・。

時に女性も様々な顔を持ちますな。

もちろん・・・それは人間にも同じことが言えます。

そういう・・・多面性あるものを
一面的に描いていくのが
ドラマというものであるならば
物凄い極みに達している・・・
この作品でございます。

もう「宇宙」を感じてならない今回でございました。

娘の「恋の話」を・・・
本当は微笑んで聞きたい・・・
誰よりも強い願望を持っていると思われる紗千。
しかし・・・もう一つの別の顔が
それを許さない。
「仮面」をつけたような紗千の演技・・・。
前作のうっかりさんが
さらに高みに達しているような気がいたしますぞ。

一方で小春も
自分で感じたことしか信じない頑なさを
芯として持っている。
「悪しき父親」も「悪しき夫」も
絶対に受け入れないし・・・
「娘を捨てた母」を絶対に許さない・・・。
哀しい女でございます。

それでも・・・過酷な現実が
「彼女」たちを揺るがせるのですな。

だってしょうがないじゃない
だってしょうがないじゃない

そういうリフレインが木霊するのでございます。

田中裕子と満島ひかり・・・魂の激突です。

おそらく・・・ポエム炸裂の
「亡き夫からの手紙」
不幸の連続に・・・新たなる火種を
感じる方も多いかもしれませんが・・・
キッドはこっ恥ずかしいほど
メルヘンチックだと確信しておりますぞ~。

なにしろ・・・このドラマの信さんは
チョモランマの天使なんですからな~

投稿: キッド | 2013年8月 9日 (金) 15時10分

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