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2013年9月 1日 (日)

あまちゃん、二十二波目の土曜日(橋本愛)

ついにこの数え方を使う日が来ようとは・・・。

タイトル・スターも・・・ナレーター交代の節目で・・・能年玲奈であるべきである。

あるいは小泉今日子か薬師丸ひろ子でも内容的には問題ない。

しかし・・・土曜日の「これでもか」「これでもか」「これでもか」という「前フリ」に・・・。

ほとんど、涙目で「クドカン、お願い、ユイちゃんを亡きものにしないで~」とすがる思いなのである。

まあ・・・「木更津キャッツアイ」のオジーの例をあげるまでもなくやる時は容赦ないですからな。

たとえば・・・北三陸市オールスターズ全員死亡だってありえる。

そうなれば・・・後はゴースト化するのかしないのかの問題だもんな。

なにしろ・・・あれだけ「コーストバスターズ」をふっているのだ。

東京にいるから・・・春子、正宗・・・場合によってはアキさえ無事とは限らない。

「11人もいる!」のメグミなんか、最初から幽霊である。

アキは「ここにはいないけどいつでも心の中にいる人」になる前フリだって充分できている。

逆に北三陸市オールスターズ全員幽霊だってあるもんね。

ウニくらいなら幽霊にも投げられるしね。

そして、幽霊になったらユイは東京に来れるよね。地縛霊にはならないよね。

潮騒のメモリーズ再結成だよねえ。

さあ・・・もう充分に哀しんだかい。

でもね・・・これは「つくりもの」だからそんなに嘆くことはないんだよ。

大丈夫・・・きっとユイは生きている。貞子になったりしないし、行方不明者のリストにものらない。

そう信じて月曜日を待つのだ。そうでなければ耐えられません。

さて、フィナーレにつぐフィナーレである。今週は・・・鈴鹿ひろ美と天野春子がゴールするのだった。

で、『連続テレビ小説・あまちゃん・第22週』(NHK総合20130826AM8~)脚本・宮藤官九郎、演出・吉田照幸を見た。芸能事務所・スリーJプロダクションの唯一のタレント・天野アキ(能年玲奈)は現場担当マネージャー・水口(松田龍平)とともにアイドル・スターへの道を目指す。アキの母親・春子(小泉今日子)はアキの祖母・夏(宮本信子)の看病のために北三陸に旅立つ。若き日の春子(有村架純)との確執に縛られた太巻監督(古田新太)の映画のヒロイン・オーディションを受けたアキは主演女優・鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)のナイス・アシストを受けてついに栄冠に輝くのだった。親友のユイ(橋本愛)や恋人の種市(福士蒼汰)は我がことのようにアキを祝福する。

月曜日 秋は漁船に乗って(薬師丸ひろ子)

2010年10月・・・。2011年春公開の映画「潮騒のメモリー~母娘の島~」のクランクイン(撮影初日)がやって来た。

日の出のシーンを撮影するために夜の間にロケ現場に集合する撮影クルー。そして、鈴鹿ひろ美を演じる鈴鹿ひろ美と、鈴鹿アキを演じる天野アキだった。

映画「潮騒のメモリー」の後日談である「母娘の島」は鈴鹿島の伝説の海女であるひろ美と・・・島に残していた一人娘のアキとの再会のシーンから始るのだった。ひろ美の夫・シンスケはすでに他界し、莫大な借金が母娘を苦しめる。そして、天変地異や四季の行事、そして村人たちの迫害が母と娘を追い詰めていくのだった。しかし、アキはイカ釣り船の漁師・トシヤとの恋に目覚める。やがて・・・母親は謎の伝染病に冒され・・・明日をも知れぬ身となるがアキは自分の人生を生きるために旅立つという波乱万丈の海物語なのである。

「鈴鹿ひろ美を演じる鈴鹿さんです」

スタッフに対する演者紹介で拍手に応える鈴鹿。

「続いて、鈴鹿アキを演じる・・・」

アキが笑顔を見せた・・・その瞬間。

「この潮騒のメモリーは私のデビュー作であり、私の女優人生を決定づけた作品でもあります・・・あれから二十五年、長いようで短かった私の歩んできた道はすべて・・・潮騒のメモリーから始ったといっても過言ではないのです。つまり、潮騒のメモリーは私の原点であり、私にとって忘れられない作品なのであり・・・」

鈴鹿の挨拶は果てしなく続いたのだった。

「あの・・・鈴鹿さん・・・えーと、日の出にあわせたシーンなのでそろそろ・・・」と止めに入る太巻監督。

「ですから・・・私はこの映画に全力投入する覚悟があります。しかし、シナリオには不満がないわけではありません。たとえばシーン12のダイアローグ(セリフ)について・・・」

「はい・・・シーン12」仕方なく現場ミーティングを始める太巻だった。

「ここは大変、間延びしている感がなきにもあらずで・・・またシーン15では・・・」

鈴鹿ひろ美の言葉は留まるところを知らず、ついに日の出時刻は過ぎていくのだった。

「あ・・・朝陽が昇る・・・」

こうして、撮影は初日から滞ったのだった。

二日目の撮影はいきなりのラストシーンである。いくらなんでも・・・それはないが・・・最初に到着点を作ってそこを目指すのはあまりにもギャンブルな演出である。

案の定・・・女優としては未熟なアキは全く・・・気持ちが作れないのだった。

病床の母を残し、アキが旅立つ・・・別離のシーンである。

「母ちゃん、親孝行できなくて、ごめんなさい」

一応、修行の成果が出ているのでそこそこの演技ができるアキ。太巻監督は迷いつつOKを出そうとするが・・・完璧主義者と化した鈴鹿はNGを出すのだった。

「だめよ・・・こんなんじゃだめ・・・」

「・・・」

「アキ、あなた・・・一次選考の時のアレはどうしたのよ。アレが最高で・・・二次、最終、本番とだんだん、テンション下がるってどういうことなの」

水口に事情を話すアキだった。

「あの日は・・・夏ばっぱが危篤で・・・心配でたまらなかったから・・・でも、今、かなり具合よくなって心配ねえみたいだし・・・」

絶句する水口だった。

例によって反省会は無頼鮨である。

「じゃ・・・なに・・・夏さんの具合が良くなったから・・・演技できないっていうの・・・」

説教する鈴鹿の言葉を聞き流しながら・・・アキは恋人の種市の働く姿にうっとりなのであった。

まさに天衣無縫・・・アホの子まるだしのアキなのであった。

「それよ・・・その自然な感じ・・・どうして・・・それが現場で出せないのかしらね」

もちろん、アホの子がいろいろとアホなことを考えるからなのである。

「そうね・・・やはり・・・壁を壊す必要があるのね」

「壁・・・」

「わかりました・・・今日から私生活でも母と娘になりましょう」

「私生活でもって・・・」

「一緒に暮らすのよ・・・そして・・・私とあなたの間の見えない壁をぶっ壊すの」

「じぇじぇじぇ・・・」

その頃、北三陸市の天野家ではかなり具合の良くなった夏がベッドで海老の殻剥きのアルバイトをしているのだった。

「なにやってんの」

「なにって・・・お前、仕事だ」

「だめよ、絶対安静なんだから」

すっかり、母を看護するポジションが気に行った春子だった。

しかし、働き者の夏としてはいい加減、仕事に復帰したいのである。

「おめえ・・・いつまでこっちにいる気だ」

「好きなだけいろって・・・言ったでしょ」

人間は喉元を過ぎると熱さを忘れる生き物なのである。

スナック「梨明日」で愚痴る春子。

「夏さんは帰れって言うしさ・・・東京に帰ってせっかくアキが自分の手でつかんだ仕事に私がアレコレ口出してややこしいことになったらどうしようって思うしさ」

「こっちにいればいいだべさ」と気軽なタモツ(吹越満)・・・。

「春子さんがこっちにいれば駅長は機嫌いいしね」と吉田(荒川良々)・・・。

「いいや・・・だめだ・・・ウーロン茶に焼酎一滴入れてけろ・・・」と大吉。

春子はピペットで慎重に計量するのだった。

「なんてったって・・・マサには春ちゃんが必要だ・・・そして・・・春ちゃんには東京が似合ってるんだ・・・俺は・・・そう思う・・・ダイヤの乱れは心の乱れだ」

「大吉さん」

焼酎一滴で撃沈する大吉だった。

一方。天野家には組合長(でんでん)や海女クラブのかつ枝(木野花)や美寿々(美保純)たち。

組合長と赤い糸であやとりをしながら・・・やはり第三の男なんだな・・・愚痴る夏。

「忠兵衛さんも・・・アキも春子もいつかいなくなるかと思うと・・・頼る気にはなんねえ」

「んだなあ・・・遠い親戚より近所の他人だなあ」

和気あいあいのメンバーだった。

その頃、春子には東京の正宗(尾美としのり)から緊急連絡が入っていた。

「なんですって・・・鈴鹿ひろ美と一緒に住むって・・・どういうこと」

妙にうれしそうな正宗はアキに電話を変わるのだった。

「いや・・・一緒に暮らすっていうから・・・鈴鹿さんちにおらがお呼ばれするのかと思ったんだけど」

「なんですって・・・アキが私の家にですって・・・ダメよ・・・絶対教えない」

と受話器の向こうで鈴鹿が叫ぶ。とにかく・・・自宅は秘密にしたい鈴鹿なのである。

「すみません・・・空気清浄機ありますか・・・ハウスダストがひどくて」

正宗は使用人扱いだった。

茫然とする春子だった。

春子と太巻・鈴鹿の間にはまだわだかまりがあるのだ。

こうして・・・春子の親孝行は映画のクランクアップまで続くことになるのだった。

鈴鹿ひろ美の朝は午前五時から始る。

まず、自家製の特製ジュースを飲んでジョギングに出かけるのだった。

寝ぼけ目をこすりつつ、「美味しくて喉にもいいジュース」を強要されるアキ。

「うえああああああああああああああ」

がばい不味さだったらしい。

「ね、声がでるでしょ」

「だ・・・だまされた・・・」

涙目のアキだった。

由緒正しい騙されるアホの子炸裂である。

「・・・お父さんを起こしてきてください」

何故か恥ずかしがる鈴鹿だった。いや・・・正宗にジュースを飲ませたくてうずうずしているのか。

そして・・・撮影三日目は初日のシーンの撮り直しである。

薄明の海を漁船が港に入ってくる。

潮風の中に凜として立つ鈴鹿ひろ美。

憧れの女優はやはり最高に絵になる人だった・・・。

「かっけええええええ」と思わず口走るアキ。

「カット~・・・かっけええええじゃないでしよ・・・母ちゃん、お帰りなさいでしょ・・・あ・・・朝陽が・・・」

まだ1カットも撮れていないが撮影は概ね快調なのだった。

こうして・・・十月は夢のように過ぎ去ったのである。

もうすぐ俺も参るだろう

そうしたら二人で呑気に寝転んでいようじゃないか

もうあたしこれでいつ死んでもいいわ

あたし満足よ

火曜日 女優はファーストキスの夢を見るか?(勝地涼)

2010年11月・・・アキはすでに19歳の誕生日を迎えていた。

そして・・・撮影は「愛の告白」のシーンを迎えるのだった。

アホの子であるアキには私生活とフィクションの世界の区別はまだつかない。

そこには乗り越えなくてはならない壁があるのだった。

早回しで下駄でコトコト歩いたら可愛いがそれでは問題が解決しないことは言うまでもない。

おなじみの無頼鮨裏口で。アキは早速、恋人の種市に相談するのだった。

「なに・・・キス・シーンがあるのか」

顔色が変わる種市だった。

「俺とも・・・まだなのに・・・」

「でも・・・仕事だから」

「仕事だからって・・・貪る(むさぼる)ような接吻なんて・・・」

「しても・・・いいど・・・おら・・・先輩のこと好きだから」

たちまち・・・その気になる種市だったが・・・。

白い鴎か 波しぶき 若い血潮が 躍るのさ

カップかぶれば 魚の仲間 俺は海の底 南部のダイバー

・・・と南部ダイバー魂に着火してしまうのだった。

典型的な青春ラブコメ展開に一部愛好家うっとりだった。

「早く・・・してけろ」

いざとなると腰が引ける男に苛立つ猫背のメスザルである。

覚悟を決めて唇を突きだすのである。

しかし・・・種市の視線がとらえたのは・・・。

大将の梅さん(ピエール瀧)と水口の鋭い眼差しだった。

「う・・・」

気配に気がついたアキは「見せもんじゃねえぞ、こら」と凄むのだった。

結局、キス未経験のまま、現場入りするアキなのでした。

またかよ・・・アキの髪形が梅ちゃん先生を連想させるんだな・・・。

初めて唇を重ねた夜

私のなにか 壊れました

これほど誰かを愛する事が出来るなんて・・・

・・・的な世界を知らないアキの前の現れたのは・・・トシヤ役の・・・アイドルダンスチーム「ZOO STREET BOYS」所属の自称・パフォーマー・TOSHIYA(勝地涼)だった。AKIRAとかKENCHIとかMAKIDAIとかいう名前の人はなるべくドラマに出てもらいたくない感じの演技をするよね。ま、そういう役ならいいんだけどね。しかし、「八重の桜」、「SUMMER NUDE」からココと駆け巡る勝地は申し分のないイヤな感じの二枚目を演じるのだった。

「特徴ある前髪たらして、腰にチェーンジャラジャラさせて、ムッキムキでクッネクネの前髪クネ夫」はアキの苦手なタイプだったのである。

しかし、若いファンにモテモテのクネ夫は自信たっぷりにアキに挨拶するのだった。

こんな・・・男とファーストキスを・・・と思うだけでアキは・・・。

「おじいちゃん、入れ歯くさ~い」って顔になってると太巻監督に注意されるのである。

一方、何を思ってか・・・休養日に無頼鮨を訪れる鈴鹿。

種市は大将も慄くほどの包丁砥ぎを見せているのだった。

「気になるのよねえ・・・娘も同然のアキのキスシーンですもの・・・」

映画という夢の世界に生きる鈴鹿には・・・アキが娘であることは現実と同じなのである。

その言葉に種市の心情を察する大将。

しかし、鈴鹿は種市の心を知ってか知らずか・・・。

「そうだ・・・お寿司もって差し入れに行こうかなあ」

「行きましょう」と激しく同意する種市だった。

「鈴鹿さんから・・・差し入れ届きました~」

鈴鹿と共に現れた種市に激しく動揺するアキなのでした。

「何しに来たんだ」

「そうだ・・・なんでくるんだよ」

「・・・」

アキと水口に制止されても・・・クネ夫に敵意丸出しの種市である。

知ってか知らずか、腰をクネクネし続けるクネ夫だった。

「あんにゃろ・・・」

「落ちつけ・・・一般男性」

「太巻・・・切ってきます」

クネ夫をキャステイングした監督を殺戮しかねない種市だった。

本番前のカメラテスト。

監督に「テストで思いッきりいっちゃっていいですか」と申し出るクネ男。

それもいいかもしれないと思う太巻だった。

太巻寿司を切る種市の耳に飛び込んでくるアキのセリフ。

「おらのことがすきなら・・・その火を飛び越えてこい」

種市の脳裏に蘇るアキとの青春の思い出・・・ただし、その時種市が好きなのはユイちゃんでした。

火を飛び越えたクネ夫がアキの唇を貪ろうとした瞬間、「アキ」とスタジオに飛び込む種市だった。

がっつかれずにすんだアキだったが・・・心を鬼にして種市に「帰ってけろ」と言うのだった。

この時、アキは女優としての階段を一段昇ったのだった。

「そうだ・・・帰れ」と水口。

「そうねえ・・・帰りなさい」と憐れみの目を向ける鈴鹿。しかし・・・アキを女優として育てようとている鈴鹿はほくそ笑んでいたにちがいないのだ。

種市はうなだれて・・・退場するのだった。

本番に向けて覚悟の歯磨きをするアキ・・・。

しかし、たちまち気持ちは挫けるのだった。

アホの子には気持ちの維持が困難なのでした。

切羽詰り・・・ユイちゃんに助けを求めるアキだった。

「ユイちゃん・・・代わってけろっ」

すかさず電話を弥生(渡辺えり)に替るユイ。

「おら・・・キスシーンがあるんだ・・・」

「いやあ・・・横に亭主がいるんで・・・この場ではお答えできません」とアツシ(菅原大吉)に気を使う弥生だった。

「へへへ・・・電話替れってことじゃないよね・・・ちょっとボケてみた・・・」とクールなユイ。

「おら・・・好きな人ともしてないのに・・・キスシーンなんて・・・」

「じゃあ・・・好きな人いるの・・・」

何故か・・・琥珀を落とすほど動揺したのは勉さん(塩見三省)だった。

「んだ・・・付き合ってる人がいる」

「種市先輩でしょ・・・」

「じぇ・・・なんで知ってるんだ」

「なんとなくね・・・わかるよ・・・ていうか、そんなことでいちいち電話してこないでよっ」

「じぇ・・・」

「うそうそ・・・終ったら慰めてもらえばいいんじゃないの」

「・・・」

「アキちゃん・・・がんばって」

「ありがと・・・ユイちゃん」

スナックのチーママ・ユイはそつがないのだった。

ユイに励まされ、現場に向かうアキに鈴鹿が最後のアドバイスをするのだった。

「私もファーストキスは・・・スタジオだったんだ・・・」

「じぇ・・・」

「スタジオの隅の・・・公衆電話の箱の中で・・・ひざをかかえて泣きました・・・生きてることはただそれだけで哀しいことだと知りました。そしたら・・・マネージャーだった太巻が来て言ったのよ・・・やめちまいなよって・・・好きでもない男とキスするなんておかしいことをさ・・・この先、ずっと続けることになるんだよって・・・で、決心がついて・・・やめることにしたの」

「じぇ・・・女優を・・・」

「正直に生きることをよ・・・嘘でも良い・・・映画やお芝居の中で・・・恋をしたり、泣いたり笑ったり・・・お母さんになったりね・・・そうやって生きて行こうときめたの・・・でも、お客さんが本当だと思ったら・・・もう、嘘だか本当だか・・・わからないでしょう・・・だから・・・嘘をつく限りはバレないようにしないとダメなのよ・・・」

アキもまた「潮騒のメモリー」の中の鈴鹿ひろ美に騙されて・・・感動して・・・今、ここにいるのだった。

「女優に・・・なるの・・・ならないの」

「おら・・・女優になりてえ・・・鈴鹿さんみたいな女優になる」

「じゃ・・・なりなさい・・・」

アキはまたしても女優の階段を一段昇ったのだった。

しかし・・・スタジオではクネ夫がごねているのだった。

「いやあ・・・俺のファンさ・・・純情な子か多いから・・・キスなんてしたらマジ泣いちゃうと思うわけ・・・」

「テストの時は・・・だから・・・貪ろうとしてたのか」とアホの子なりに勘づくアキだった。

「うちのTOSHIYAは俳優ではなくて・・・パフォーマーなんで」とタレントを庇うマネージャー(奥田恵梨華) である。原史奈、中田有紀についで「サラリーマンNEOの欧愛留夜叉」コンプリート達成なのでした。

「あんなこと言って嫉妬深い交際中の女がNG出してるんだろ」と毒づく水口。

「シナリオ、読んでもらってますよね」

「もちろん・・・」

「なんて書いてありますか・・・」

「お、おどるようになんとか・・・」

「貪るように接吻(せっぷんと書いてキス)でんがな」

結局、カメラのアングルで誤魔化してキスした風の撮影になるのだった。

「だから・・・結局しなかったんだよ」と無頼鮨で報告する水口。

安堵する種市。

水口・・・優しいのか、単なる毒舌なのか不明である。

そんな・・・種市を裏口に呼び出すアキ。

「現時点で一番好きな人にはじめてのキスをお届け」なのである。

もちろん、カメラのアングルで誤魔化してキスした風であることは言うまでもない。

ヴァーチャルだろうとリアルだろうと・・・

見たこともない愛を体験した・・・

確かに世界の果てに俺はいた・・・

しかし・・・その記憶もやがて消えていく・・・

流れる涙が乾くように・・・

雨に黒く濡れた道路が・・・陽に白く干されていくように・・・。

目覚めた時の夢のように・・・。

水曜日 擬似母娘、擬似夫婦、疑似家族、高性能、識別不可能(小泉今日子)

2012年12月・・・黒川正宗、天野アキ、鈴鹿ひろ美の共同生活も一ヶ月を経過していた。

朝の特製ジュースを強要される正宗。

鈴鹿にあわせて・・・娘のアキも悪い娘の目で正宗にジュースを薦めるのだった。

お飲みなさい・・・逃げることはできないのです。

「もう・・・いやだって・・・いってるのに・・・うがあああああああああああああああ」

微笑みの視線を交わすアキと鈴鹿だった。

もはや・・・何か妖しい集団である。

しかし・・・撮影は順調に進んでいるのだった。

白の海女衣装で決めた鈴鹿ひろ美と鈴鹿アキが長い坂を昇って行く。

遅れ気味の役柄上の娘のアキを叱る役柄上の母のひろ美。

しかし・・・アキは・・・ひろ美の立ち振る舞いに夏の幻を見る。

「なんだか・・・夏ばっぱみたいに見える」

「あら・・・そう」

「ごめんしてけろ・・・おばあさんあつかいして・・・」

「いいのよ・・・だってばばあですもの・・・」

役の上でアンチエイジングを解き、しわを増量して役作りをする鈴鹿だった。

「あのね・・・実は夏さんを参考にしているの・・・仕草とか姿勢とかね・・・だって、あなたのおばあさま・・・素敵ですものね」

「んだ・・・夏ばっぱはかっけえんだ」

「そうかあ・・・夏さんみたいかあ・・・なんだかうれしいな」

虚構に生きる女の至上の喜びらしい。

モニターを見ながら出来を検討する太巻と鈴鹿。

「いいんじゃない」

「もう一回やらせて・・・」

「いいと思うけどなあ」

「お願い・・・」

「しょうがないですね」

二人を見ていると・・・アキは時々、仲の良い夫婦を見ているような気分になるのだった。

アキの役者としての素質が開花しつつあるのだった。

嘘の中に現実を・・・現実の中に嘘を見出し始めているのである。

少しずつアキは・・・鈴鹿の中にどこにもいない母を見出しているのだった。

一方、リアルな母と娘である夏と春子はそろそろ倦怠期を迎えているのだった。

病状が回復した夏はじっとしていられないし、春子は夏にいつまでも病人でいてほしかったのである。

「ああ・・・もう・・・我慢できねえ・・・」

「もう・・・寝てないとだめだってば・・・」

「ああ・・・こんなに散らかして・・・洗いものもためちまって・・・」

「・・・」

春子は潮時を知る。「お帰り」も「すまなかった」も「ありがとう」も言ってもらい娘としてお腹いっぱいになったのである。

「夏さん、一緒に買い物に行こうか・・・」

「なんだ・・・」

「携帯電話買ってあげる・・・」

「そんなもんいらねえど」

「いいから・・・たのには親孝行のまねごとをさせてよね」

「・・・」

その頃・・・東京EDOシアターの奈落では・・・鈴鹿とアキが最後のシーンの稽古に熱中している。

そして、水口は太巻と河島(マギー)に呼び出されていたのだった。

「水口さん、折り入ってお話があるんですが・・・」

「なんで・・・敬語なんですか・・・」

「やりにくいか・・・」

「はい」

「もっとやりにくくしてやる」

・・・とドクロベー(滝口順平)なのか喪黒福造(大平透)なのか判別しがたいものまね口調で語りはじめる。

「そろそろ・・・主題歌の話をしなければならないんですねえ・・・潮騒のメモリーを歌うのはヒロインと決まっているんですけれどお・・・それではオフィス・ハートフルに旨味がないことになってしまうわけなんです・・・そこで御相談なんですねえ・・・」

催眠術をかけられるように太巻の術中にはまっていく水口だった。

一方、スナック梨明日にはブティック今野の新作を身につけた夏ばっぱが登場していた。

たちまち活気づく、常連客一同。

「そろそろうに丼を再開するべと思ってます」と夏。

「いやあ・・・もう三ヶ月先まで予約入れちゃってます」と吉田。

「それじゃ・・・組合長にうにを発注しなければならねえな」とうにのストラップ付携帯電話を披露する夏だった。

やんややんやの喝采である。

その光景に淋しさを感じる春子。自分だけの母親の夏がいなくなり、みんなの夏ばっぱが現れたからだ。心底、面倒くさい性格の春子だった。

そこへ観光協会に届いた春子宛のファクシミリ送信文書を届けに来るストーブ(小池徹平)だった。

内容を見た春子の顔は曇り、店を出て芸能事務所社長として部下の水口に折り返し電話をするのだった。

「見たわよ・・・フィーチャリングって何よ」

「ですから・・・GMT5とですね」

「だめよ・・・落ち目のアイドルと抱き合わせなんて・・・。大体、私はね、アンドとかウイズとかリターンズとか嫌いなのよ・・・ラーメンライスみたいで安っぽいでしょ」

業界全体を敵に回す覚悟の春子だった。

「しかし・・・太巻さんがプロデュースするということで・・・」

「巻かれないわよ」と逆上する春子。「ダンサー崩れの踊りヤクザなんかには死んでも巻かれないからね」

「お電話替りました・・・踊りヤクザです」と隣ですべてを聞いていた太巻。

「うちも年頃の娘さんぎょうさん集めて商売してまんねん・・・おたくの娘さんがなんぼのものか・・・じっくり話し合わさせてもらいますわ」

激昂して電話を切るとユイがいることに気がつく春子だった。

「いつから・・・いたの」

「ラーメンライスのあたりから・・・」

「やだ・・・はずかしい」

「かっこ良かったですよ。ちょっと過保護かなって思いましたけど」

「・・・」

「アキちゃんはいいなあ・・・お母さんにも彼氏にも守られて・・・」

「!」

「私も一度捨てられて強くなったけど・・・アキちゃんは守られてるのに強いのは春子さんの可愛がり方が荒っぽいからですかね」

冷静に春子とアキの親子関係を分析するユイだったが・・・。

「ちょっとまって・・・彼氏って何・・・それが気になってその後の話は一切聞いてなかったわ」

「やべ・・・」

「彼氏って誰よ」

逃げ出すユイだが・・・春子からは逃げられないのである。

「いや・・・なんのことっすか」

「板前なの」

「板前ですね・・・」

観念するユイ。言わば妹の恋のお相手を母親に問い詰められた姉的なものだった。

春子とユイは擬似母子。ユイとアキは擬似姉妹なのである。

翌朝・・・早朝。

すでにハーモニーを奏でる疑似家族だった。

そして・・・北三陸では夏が寝ている間に家を出る春子。

ちょうど・・・組合長がうにを届けに来たのでした。

「春ちゃん・・・」

「しーっ・・・」

「行くわ・・・夏さんもきっとそろそろって思ってるから」

「・・・」

春子が大吉(杉本哲太)に送られて旅立った後・・・起き出してくる夏。

ウニ丼を作り終わると夏は・・・「今日あたり春子が東京さ戻るはずだから・・・うに丼もたせてやるべ・・・」

思わず沈黙する一同だった。

「春子・・・まだ寝てるのか・・・春・・・」

春子がすでに旅立ったことを悟る夏。

「あんれま・・・世話しねえ奴だな」

いればいたで煩わしい・・・いなければいないで淋しい・・・それが家族なのだった。

私と同じあなたがそこに

あなたと同じ誰かがそこに

自分を見つめる孤独な毎日

悲しみにくれる家族達

木曜日 自分自身を魅力的に演じるということ(能年玲奈)

そこにいるだけで魅力的で・・・ずっと眺めていたいと思わせるほど魅惑的で・・・誰もを魅了してしまう・・・それはアクターでもなく、シンガーでもなく・・・アイドルであり・・・スターなのだった。

うらやましい存在でありながらいつくしみたい存在・・・。

そういう複雑怪奇な存在が実在する不思議こそが・・・芸能界だと言えるだろう。

確かに・・・魅力的な原石は存在する。そして一瞬輝くだけの儚い宝石もある。精神的に弱いために不安定な宝石もある。悪の魅力を求め過ぎて自らを滅ぼす宝石もある。邪なしがらみにからめ捕られてしまう宝石もある。常に自己鍛錬を惜しまなくても衰退していく宝石もある。そして・・・奇跡のように輝き続ける宝石がある。

もちろん・・・どの宝石が・・・最高かなんて・・・値踏みすることにあまり意味はない。

ずっと長く愛し続けるものもいれば・・・刹那にしか愛を感じないものもいるからである。

だが・・・宝石たちはそれぞれに悪戦苦闘して・・・それぞれのやり方で・・・ただ輝くしかないのである。

それだけは確かなことだと思う。

人は模倣する生き物だ。

親を真似し、他人を真似し、動物を真似し、植物を真似し、世界を真似し、生き続ける。

その模倣の成果が芸術である。

アキが憧れて目指してきた一つの世界が・・・今、幕を閉じようとしている。

それを感じたように・・・アキを生み出した春子は・・・東京に戻って来たのである。

母親の果たせなかった夢を次々と実現して行く娘。

その神のごとき存在に道を示すのが・・・神の母なるものの役割だからである。

もちろん・・・・神を生むものもまた神に他ならないのである。

そして・・・スタジオでは・・・まさに古き神と新しき神が一つの世界を生み出そうとしている。

舞台を整えたものたちは・・・神々の戦いを・・・ただ見つめるばかりなのである。

病床に伏せる余命いくばくもない母親と・・・母の宿命を背負い一人旅立つ娘との別離のクライマックス。

母に別れを告げるために・・・港から生家に駆け戻った鈴鹿島のアキ。

それを迎えた瀕死の母親・・・ひろ美。

「帰ってきてくれたんだね」

「でも・・・おらは・・・すぐにいかなくちゃなんねえ・・・船が出るから」

「あの男と一緒に島を出ていくのか・・・」

「いいや・・・おらは一人で行く・・・おらは・・・母ちゃんみたいな・・・伝説の海女になりてえんだ」

「・・・」

「母ちゃん、親孝行できなくて、ごめんなさい」

アキの渾身のセリフ。

しかし・・・ひろ美はそれで満足しなかった。

「行け・・・アキ・・・」と次のセリフを言わないのである。

ひろ美か即興演技に入ったと悟る太巻監督。

「そのまま・・・回して」

水口も思わずつぶやく。

「アキちゃん・・・演技を続けるんだ・・・」

「ちょっと待て・・・」とひろ美に言われ・・・思わず反応するアキだった。

瀕死のひろ美が病床から抜け出す。

「うわあ・・・下ジャージです」

予想外の鈴鹿の動きにあわてる助監督の小池(太賀)である。

「パン(カメラアングルの横機動)して・・・ごまかせ」

「母ちゃん、無理しないでけろ・・・」アキはアドリブで応ずるのだった。

あんなに強かった母が今はこんなに弱くなっている・・・その哀しみがアキの中で芽生える。

鈴鹿は箪笥の引き出しを開ける。

「うわあ・・・中身・・・ガラクタです」と小池。

「パン(カメラアングルの縦機動)だ・・・あおって・・・ごまかせ」

鈴鹿は箪笥からぼろ布を取り出す。

夏と一期一会の席で・・・海女の手ぬぐいのエピソードを取材している鈴鹿だった。

それは・・・アキが海女の暮らしを捨てアイドルとして旅立つ日の出来事だった。

その時の気持ちが蘇るアキ。

新たなる目標のために愛する世界と別れを告げたあの日。喜びと悲しみが交錯したあの日。その複雑な感情がアキに宿るのだった。

「辛い時には・・・これで涙さふけ・・・そして・・・島での暮らしを思い出せ」

「母ちゃん・・・」

思わず・・・ぼろ布で涙を拭こうとするアキ。

「バカ・・・今でねえ・・・」

「母ちゃん」

再現された過去によって・・・アキと鈴鹿の間の壁は今・・・崩壊したのだった。

「さあ・・・行け・・・アキ」

「母ちゃん・・・」

アキは実の母親と別れるような哀しみを感じたのだった。

その表情に太巻は見惚れる。

自分が磨き続けた宝石が今・・・輝いている・・・と水口は達成感を感じる。

再生した映像をモニターをチェックするスタッフ一同。

「ちょっと・・・見切れすぎで・・・使えないな・・・もう一度やりますか」と太巻。

「もう無理・・・」と鈴鹿。

「・・・」

「私の演技はどうでもいいの・・・アキの表情よ・・・ここよ・・・ここ」

「うん・・・じゃ、OKです」

一瞬の沈黙の後・・・小池が叫ぶ。

「天野アキさんの出演シーン、クランクアップ(撮影終了)で~す」

鈴鹿ひろ美を母と思う鈴鹿アキを心に残しながら・・・天野アキは花束を受け取るのだった。

堂々と別れの挨拶を始めるアキ。

「スタッフの皆さん・・・ご迷惑をかけてすみません・・・そして助けてくれてありがとうございました・・・監督は厳しいし、鈴鹿さんは面倒くさいし・・・こんな映画、誰が見るんだと思ったりしたけど・・・考えてみればおらは・・・潮騒のメモリーを見て・・・女優になろうと思ったんだし・・・こんなポンコツのおらを抜擢してくれた監督は・・・やはり・・・大したもんだと思います。鈴鹿さんは面倒くさいところを直せばもっと凄い女優になると思います・・・そしてここにはいないママ・・・おらがここまでこれたのはなんだかんだママのおかげなので・・・やっぱり大したもんだと思います」

「お疲れさまでした」暴走機関車アキを制止する水口だった。

スタッフ一同はアホの子に温かい拍手を贈るのだった。

そして・・・スタジオ前室のモニターで・・・娘の挨拶を聞いた春子は立ちすくむのだった。

Am022 アキの事務所の女社長にして・・・アキのリアルママ・・・春子来襲である。

スタジオを後にした太巻監督を呼びとめる水口。

「あの・・・監督・・・ありがとうございました」

「うん・・・後は打ち上げで・・・」

「あの・・・不義理をしてしまって・・・」

「うん・・・それも打ち上げで・・・」

「あの・・・うちの社長が一言挨拶申し上げたいと・・・」

「え・・・」

「うちのアキが大変お世話になりまして・・・何とお礼を言っていいのか・・・わかりません・・・のでしません」

「とにかく・・・打ち上げでね・・・」

「ギャラの話もまだですしねえ」

「なんだかんだ・・・打ち上げで・・・」

「打ち上げ・・・楽しみにしてますわ」

「打ち上げ・・・行きたくね~」

太巻を見送った春子は水口をスタジオ裏に連れ込むのだった。

「とにかく・・・眼鏡はずしてくださいな・・・」

「え・・・」

「いいから・・・はずしなさいよ・・・」

「はい・・・う」

「おう・・・この口か・・・この口がなんかいいわけすんのか」

「あうあう」

「板前ってなんだよ・・・」

「いたま・・・」

「ネタはあがってんだよ・・・スシネタじゃねえぞ」

「い・・・」

「あんたがついていて・・・どういうことなんだよ・・・」

「ぐ」

「水口」

「ぐっ」

「こら」

「ぐふっ」

「恋愛禁止だろ・・・」

「いえ・・・二人はプラトニックですから」

「なにがプラトニックだって・・・」

「あふっ・・・じっちゃんのなにかけて・・・」

「誰が・・・金田一少年だってえ」

「おえっ」

ガシ・・・ガシ・・・ガシ・・・カチャン・・・パリン・・・春子のボディー降攻撃中心の説教は果てしなく続くのでした。

壊れた眼鏡を応急処置して無頼鮨のカウンターに座る水口。

おりしも・・・種市は大将指導の元、はじめてのお造りに挑戦していた。

「バレちゃったからね・・・」

「じぇ・・・」

「じぇ・・・じゃないよ・・・とにかく来年までは何があってもプラトニックで頼むよ・・・そうじゃないとメガネじゃすまないんだよ」

「アキとキスしてしまいました」

「なんだって・・・バーローっ」

「種、よそ見すんな」と板場の指導をする大将。

「ふざけんなよ、種」と水口。

「種、手元がおろそかになってる」

「なめてんじゃないぞ、種」

言葉の十字砲火で種市が泣きそうになっている傍らのお座敷では鈴鹿とアキのささやかな労いの宴が開かれていた。

「鈴鹿さん・・・今日はおらのおごりだ・・・」

「悪いわねえ・・・天野さん」

「鈴鹿さんに向いてねえ・・・って言われたこと・・・おらの中では重く受け止めている・・・もう一度、鈴鹿さんに認めてもらうためには・・・共演するしかないと思って・・・オーディションを受けました」

「よく・・・がんばったわ」

「でも・・・今日も鈴鹿さんに助けてもらったけどな・・・で・・・どうだったかな」

「そうね・・・やっぱり向いてないわね」

「・・・そうか・・・」

「だって・・・今日だってあなたがしてたの・・・鈴鹿アキでなくて・・・天野アキだったでしょ・・・」

「・・・」

「それじゃ・・・千の仮面を持つ女優には・・・なれないわよねえ・・・でもね・・・天野アキを演じさせたら・・・あなたの右に出るものはいないわ・・・」

「・・・」

「いいのよ・・・なにをやっても天野アキだって・・・それでアキ竹城さんも、フーテンの寅さんも越えちゃいなさい」

「母ちゃん・・・」

「もう・・・あなたの母ちゃんじゃないわよ・・・むいてないけど・・・続けなさい。むいてないのに続けるのも才能なんだから」

なにをやっても天野アキでいい・・・そういう女優を目指せと・・・大女優にお墨付きをもらったアキなのでした・・・。

二人のやりとりを聞きながら・・・壊れた眼鏡の奥で涙に濡れる水口です・・・。

年功序列なんて気にしないわ

外見なんてなんてなんて二の次よ

かっけーものが大好き 坂道自転車とまらない

私は私は私は天野アキ・・・・

そして・・・ついに天野アキのデビュー曲「潮騒のメロディー」はレコーディングの運びとなるのだった。

金曜日 Wの謝罪~潮騒のメモリー新たなる旅立ち(有村架純)

巨大なオーケストラ用スタジオに響き渡る新しいアレンジの「潮騒のメロディー」のカラオケ。

むせびなくギター・・・。

「どうですか・・・」と尋ねる太巻。

「よろしいんじゃないでか・・・」と春子。

「社長じゃなくて・・・本人に聞いてます」

「たいしたもんだと思います」とアキ。

「・・・素晴らしいアレンジをしていただいて・・・」とフォローする水口。

「ふふ・・・まあ、いいか・・・早速歌ってみてください」

「はい」

ブースに入るアキ。

渾身の・・・「あ~、テステス」である。

ドラマ以前のどこかで覚えた「あ~、テステス」・・・。

アキのアホかわいいポイント第一位である。

そして・・・歌い出す天野アキの「潮騒のメモリー」・・・。

来てよ その火を 飛び越えて

砂に書いた アイ ミス ユー

アキをそれなりに仕上げた春子はまずまずの表情でそれを聞く。

しかし・・・いつしかスタジオで歌うアキに・・・若き日の自分自身の幻影を見出す春子だった。

北へ帰るの 誰にも会わずに

低気圧に乗って 北へ向かうわ

娘と自分が重なり・・・平常心が保てない春子だった。一瞬・・・有村も歌ったか・・・。

名前も知らない 初めてのひと

なんにも言わない それだけのひと

あなたの足跡が はるかに続いてた

小さな悲しみが 私にはじまった

確かに・・・あの日・・・存在していた鈴鹿ひろ美という天野春子・・・。

一時間でテイク5を収録。

アキは春子の顔色を伺うが・・・そこに満足感は見いだせないのだった。

ママに認めてもらえない・・・アキの心もまた揺れ出すのだった・・・。

「えーと・・・今のところ・・・前半はテイク3が・・・中盤はテイク4がいいですね」とまとめに入る河島。

しかし・・・太巻は携帯電話を操作して気もそぞろである。

その態度に毎度おなじみの怒りを感じる春子。

「ちょっと・・・もっと真面目にやんなさいよ・・・うちの娘の将来を左右する大切な一曲なのよ」

「そうですか・・・じゃあ・・・もう一度・・・歌いますか」

「はい」と返事をするアキを制した太巻。

「いや・・・社長・・・あなたがですよ・・・歌えるでしょう・・・この曲」

「いえ・・・それは・・・あんまりじゃ・・・」と真相を知らない河島はフォローに入る。

「歌唱指導は我々にもできますが・・・この歌の心は・・・あなたにしか・・・伝えられないかもしれない・・・つまり・・・お手本ですね」

「・・・」

「おらも聞きてえ・・・おらの原点はママの潮騒のメモリーだ・・・何かつかめるかもしれねえ・・・」とアキ。

春子は無言でブースに向かうのだった。

「えー・・・」と河島。

「一度だけよ・・・。失敗してもやりなおさないからね」

河島を除き、頷く一同だった。

歌いだした春子。

「え・・・そっくりじゃないか・・・鈴鹿ひろ美に・・・」

驚く河島に驚く水口。

「え・・・知らなかったんですか」

「・・・何を?」

あんなに激しい潮騒が

あなたの背後で黙りこむ

身動きも出来ないの

見つめられて

いつの間にか、スタジオに鈴鹿ひろ美が立っていた。

防音ガラス越しに見つめ合う・・・アイドルと影武者。

静かにブースを出る春子。

「どうしたの・・・今更・・・」

「ずっと黙っていることもできました・・・あなたが最後まで何も知らないままでいてくれることも知ってました・・・天野アキが現れるまでは・・・」

「え・・・おら・・・」

「水口が・・・天野アキをスカウトして・・・それが天野春子の娘だと知ってしまい・・・こんなことに・・・」

「すみません・・・」とりあえず謝罪する水口だった。

「ごめんなさい・・・歌をさしかえました」

「・・・」

茫然とする河島・・・だった。

春子と対峙する鈴鹿。

突然・・・その表情が和らぐ・・・。

「もう一人の鈴鹿ひろ美さん・・・こんにちは・・・」

「・・・」

「ごめんなさいね・・・私のせいで・・・表舞台に立てなくなってしまったんでしょう・・・本当にごめんなさい」

「ちがいます・・・そんなんじゃありません・・・私はただ・・・あなたの声だっただけ・・・」

春子は胸がいっぱいだった。

この日が来ることをどれだけ夢に見たことだろう。

「あの日・・・俺が声をかけなければ・・・こんなことにはならなかったんだ・・・春ちゃん、ごめん」

失神寸前の河島だった。

もう一瞬で 燃えつきて

あとは灰になってもいい

もう行かないで そばにいて

おとなしくしてるから

座り込む春子。その隣に身を寄せる鈴鹿。

「知っていたんだべ・・・いつからだ」

一応知りたいアキだった。

それは・・・鈴鹿の温情の理由を確かめたいのだった。

しかし・・・虚構を生きる鈴鹿ひろ美は「それ」を明かさない。

「さあ・・・ずっと前からだったような気もするし・・・今知った気もするわ・・・」

もちろん・・・鈴鹿ひろ美はだれが何と言おうと・・・今、すべてを知ったのである。

ただ・・・女優として誰もが納得する「鈴鹿ひろ美」を演じているだけなのだ。

太巻はアキを・・・促した。

アキは頷いて・・・現時点で最高の「潮騒のメモリー」を歌い出すのである。

二人の鈴鹿ひろ美が生み出した・・・新人・天野アキとして・・・。

彼に伝えて 今でも好きだと

ジョニーに伝えて 千円返して

潮騒のメモリー 17才は

寄せては 返す

波のように 激しく

「あの娘がいてよかった・・・鈴鹿ひろ美さんに逢えたから・・・」

「・・・たいした娘さんだと思います」

二人の鈴鹿ひろ美はひとつになって・・・すべての軋轢は空に溶けていく。

そして・・・潮騒のメモリーの主題歌は完成し・・・映画「潮騒のメモリー」の試写室で鳴り響く・・・。

鈴鹿ひろ美と肩を並べる鈴鹿アキ/天野アキ・・・その背後に控える鈴鹿ひろ美/天野春子・・・。

水口も小池も感動する。

そして・・・画面が涙で滲む太巻監督でした。

晴れ晴れとしたアキの笑顔が輝く・・・圧巻のハッピーエンド・・・。

だが・・・それは・・・。

三途の川の マーメード

友達少ない マーメイド

マーメード 好きよ 嫌いよ ・・・

土曜日 ジャンクション20110311~すべてが変わるだろう(宮本信子)

そして・・・時は流れた・・・2011年三月・・・。

映画「潮騒のメモリー~母娘の島」公開。そして主題歌「潮騒のメモリー/天野アキ」発売。

ユイはアキに電話する。

「アキちゃんの潮騒のメモリーすごいよ・・・すごく売れてるよ・・・夏ばっぱなんて・・・ウニ丼と一緒に売ってるし・・・」

大吉&吉田の北鉄守銭奴コンビは即売会で白熱している。

「ユイちゃん・・・チケット届いたか・・・」

「うん」

戦慄の2011年3月12日「天野アキXGMT5ファーストコンサートin東京EDOシアター」A列招待席・・・。

「絶対、こいよな」

「絶対、いくよ」

アキはユイに・・・上京一年半の成果を見てもらいたかったのだった。

夜変わるよ

旅がはじまる

白い雪は世界に

夢は子供に

北三陸は冬の名残の中・・・。そして、東京は早春。

奈落で・・・アキはGMT5と合同レッスンを行う。

「アキ・・・振付覚えてるとね」と真奈ちゃん(大野いと)・・・。

アキがデビューできなかった「地元に帰ろう」・・・。

地元に帰ろう

地元で会おう

あなたの故郷

私の地元 地元 地元

奈落は・・・アキの古巣だ・・・。

アキは出発点に帰って来た。

仲間たちと初めて歌った「暦の上ではディセンバー」・・・。

暦の上ではディセンバー

でもハートはサバイバー

そして・・・奈落から・・・ステージに上がる。

ステージに輝く・・・天野アキの頭文字AA・・・。

「すげえ・・・」とアキ。

「太巻さんが作ってくれたんだぜ・・・」と水口。

GMT5を従えて・・・天野アキの「潮騒のメモリー」のリハーサルが始る。

潮騒のメモリー

17才は

寄せては 返す

波のように 激しく

「そこで・・・全員、激しく」と太巻の檄が飛ぶ。

ステージを舞うアイドルたち。

シアターの裏通りでは・・・熱狂的なファンが応援の練習に余念がない。

音頭を取るヒビキ(村杉蝉之介)は熱が入り過ぎて脱臼する。

「いい年なんだから・・・ほどほどにしろ・・・」と忠告する安部ちゃん(片桐はいり)・・・。

「そこに・・・アイドルがあるかぎり・・・応援するのが男ってもんだ・・・」

じぇの団扇をかざすヒビキ。つまり・・・アキに対するヒビキは・・・ツンデレだったのでした。

無頼鮨では大将が種市に気を利かせる・・・。

「明日は休め・・・」

「でも・・・土曜日だし・・・」

「種・・・お前がいなくたって・・・」

そこへ河島が顔を出す。

「明日、握り三十人前お願いします」

「え・・・」

「梅さん・・・」

微笑む大将だった。

純喫茶アイドルでは・・・スリーJぷろだくしょんの社長の春子と運転手の正宗がのけぞっていた。

「なんですって・・・」

「だから・・・おたくの事務所にお世話になりたいんです・・・」

「どなたがですか」

「私が・・・」

「す、鈴鹿ひろ美さんが・・・」

「え・・・鈴鹿ひろ美・・・」と相変わらず気がつくのが遅い甲斐さんだった。

「どうして・・・」

「だって・・・あなたいい人だし・・・」

「私・・・いい人じゃ・・・」

「押しが強いでしょ・・・いてまえ・・・いてこませ・・・いったらんかい的な」

激しく同意する正宗だった。

「太巻さんは・・・なんて」

「あの人のことはもういいんです・・・夫としてはともかく・・・仕事のパートナーとしてはもう限界って感じ・・・」

「え・・・」

「夫・・・」

「えええええ」

お茶の間とともに驚愕する甲斐さん。

もう・・・鈴鹿さんに子供が十人くらいいても驚かないぜ。

すべてが変わる

君は両手をひろげてりゃいいよ

幸せをもらうために

春雨が降っていた。

表参道の赤い花柄の傘の春子と青い星柄のアキ。

「鈴鹿さんが事務所に入ったら・・・おらの先輩になるのか・・・後輩なのか」

「どっちにしろ・・・タメ口なんでしょ」

「んだな・・・」

春子は青山通りの交差点で・・・佇む若き日の春子の幻を見る。

「ここに一日中立ってたことがあったよ」

「なんでだ」

「ここに立ってるとスカウトされるって伝説がね・・・」

「ユイちゃんみたいだな」

「ふふふ・・・そうだね」

「えへへ・・・後はママとパパだな・・・」

「再婚かあ・・・そうだ・・・生写真買いに行こう」

「生写真ってなんだ・・・」

「知らないの・・・」

「写真なのに生なのか・・・」

「食べられないんだよお」

ごらんよ星

明日は天気

すべてが始まる

夜変わるよ

まめぶを味わう太巻と河島・・・そして水口。

「太巻さん・・・ありがとうございました」

「うまいな・・・これ・・・」

「あの・・・今夜・・・天野の親友が上京するんです」

「・・・可愛い方か・・・」

「会ってもらえますか・・・」

「いいよ・・・紹介してよ」

思いは届いて

劇場ができた

幕があくのだ

すべてがかわる

ユイの出発の時が迫っていた。

ストーブが一枚足りないカレーショップのサービス券を差し出す。

「お兄ちゃん・・・その店とっくにつぶれてるよ・・・でも・・・ありがとう」

仲良し兄弟だった。

足立夫婦が駆けつける・・・。

「間に合った・・・」

「なんだか・・・いやだな・・・こんな揃っちゃって・・・」

「辛かったらいつでも帰って来い・・・」とおどける美寿々(美保純)・・・。

「楽しくても・・・水曜日には帰ってきます」

ここでさりげなくナレーターはアキから春子にバトンタッチされる。

(帰るつもりだったのか・・・帰らないつもりだったのか・・・ユイちゃんの本心は誰にもわかりません)

・・・お茶の間の心臓を鷲掴みにする開口一番である。

さすがは・・・春子なのでした。

日本中が昼下がりを迎えていた。

アキのミサンガは残り二本・・・。

そして・・・輝くユイからもらった琥珀のブレスレット。

夏ばっぱは疲れたのか・・・昼寝をしている。

養命酒のような滋命酒を持って組合長が天野家を訪ねる。

そして・・・宮古行きの北三陸鉄道の車中の人となる・・・ユイと大吉。

夢にまでみた東京へ。

きのうなんてない

あしたこそスペクタクル

ろうそく灯しに行こう

今夜、人生、素晴らしいね

そして・・・あの日、あの時、世界は変貌するのだった。

関連するキッドのブログ→第21週のレビュー

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コメント

「今は月曜朝7時30分まであとあと9時間30分です。それがなんだ!」

というわけで、
・小泉今日子に「メガネはずして~」って物陰で言われたらまるで「オスス食べてます」(´д`)みたいな幸せな顔になってしまうだろうなぁ。その後の地獄も知らずに。
・「顔ぶたないで! 私女優なんだから!」
・春子がメガネを破壊するといろいろ社会的に問題があるから水口が自分で踏んだというかたちにするところは正しい。

かくいう私は映画『大脱走』(メガネを壊してしまった囚人が脱走仲間に入れてもらえない) を大昔に観て以来、つねにメガネの予備をカバンの中とクルマの中に置いています(笑)。

土曜のエピソードについて。撮影の現実(予告を見ると、線路の上の限定された状況で被災を語る模様?) などを含めて、「こう来たか」「こう来たか」の連続ですね。
今日、第一話から第六話までを観ました。春子の荷物が「すぐ帰ると言う割りには荷物が大きいな」と夏に言われていました。今回のユイちゃんの荷物の件が対になっていますね。

吉田君・栗原ちゃん…(*´д`)。A NEW HOPE

投稿: 幻灯機 | 2013年9月 1日 (日) 22時14分

movie✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪movie

今回はサンバカーニバルの翌日で
浅草にうなぎを食べにいったりしたので
まだ・・・「八重の桜」を見ていないのでございます。

それなのにあと30分で日曜日が終わってしまう。

ドラマチックに進行しているのに

(月)おしかけ鈴鹿さん
(火)クネ夫
(水)ユイちゃん白状する
(木)じっちゃんの名にかけて
(金)マギーは知らない
(土)錦糸町

ぶっこんできます。

キッドは舌を巻き過ぎて窒息寸前に。
悪魔なので窒息しても死にませんが・・・

春子とユイは一心同体なのに・・・。
なぜユイは東京に行けないのか・・・。
ここが最大の謎ですな。

さて・・・吉田夫妻はおそらくハネムーンベイビイなので
そろそろ・・・出産なのか・・・。
パパはタモツかストーブの可能性もありますけどねえ。

さて・・・ユイちゃんが死にませんようにの
お百度参りの時間になってしまいましたな・・・。typhoon

投稿: キッド | 2013年9月 1日 (日) 23時32分

誰もいない…踊るなら今のうち。

場違いですが…

埼玉県やるじゃん。
リーダー、おめでとう(笑)。
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news130903-01.html

なんか、晒されてるだけのようにも思えるのは気のせいでしょうね!

投稿: 幻灯機 | 2013年9月 3日 (火) 23時19分

movie✪マジックランタン✪~幻灯機様、いらっしゃいませ~✪マジックランタン✪movie

ふふふ・・・リーダー推しの幻灯機様ならではの・・・

「小野寺ちゃんの母親の安否確認書き込みファン」みたいな書き込みありがとうございます。

っていうか・・・。

埼玉県の魅力発信に貢献して県知事から感謝状もらうのが・・・

「入間しおり」さんなのが一同爆笑ポイントですな。
もう・・・思い切って芸名も改名しちゃえばいいのかもしれません・・・。typhoon

投稿: キッド | 2013年9月 4日 (水) 03時28分

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