キスすると欲望や妄想のまなざしで見られなくなる魔女(小林涼子)
好きな人とそうじゃない人で差別するのが人間の基本である。
特に「はずかしいこと」ほど「好きな人」と共有したいわけである。
昔は基本的に「女子」にその傾向がつよかったわけだが、男女雇用機会均等法以後は男女格差は是正の傾向にある。
とはいえ・・・誰とでも「はずかしいこと」をしたいという欲望も人間にはつきものである。
昔は基本的に「男子」にその傾向がつよかったわけだが、男女雇用機会均等法以後は男女格差は是正の傾向にある。
しかし、妄想の世界では時に・・・古きよき昔を再現する場合がある。
「いやらしい視線で見られたくない」し、「誰にも支配されたくない」女子が、特定の男性だけには「いやらしい視線で見られたい」し、「彼の奴隷になりたい」のである。
もちろん・・・基本は男子の欲望する妄想だけどね~。
それにしても小林涼子(23)・・・堂々たるなんちゃって女子高校生ぶりである。しかも、クールでいやらしい上級生役なのである。かわいい顔してババンバーンなのであるな。
「砂時計」(2007年)や「魔王」(2008年)のヒロインが・・・大人になって帰ってきました・・・って感じ?
キスはしまくる男は吊るすの大サービスである。
このドラマのデストロイヤーぶりも半端ないな。
で、『山田くんと7人の魔女・第6回』(フジテレビ201309142310~)原作・古河美希、脚本・小川真、演出・星護を見た。朱咲高校には七人の魔女が存在するという伝説があるらしい。その能力はキスによって発動するという少年マンガならではの設定である。これまで判明した魔女は・・・第一の魔女・入れ替わり(人格双転写)の白石うらら(西内まりや)、第二の魔女・虜(支配的洗脳)の小田切寧々(大野いと)、第三の魔女・テレパシー(精神感応)の大塚芽子(美山加恋)、第四の魔女・過去視(傷心記憶転写)の滝川ノア(松井愛莉)、第五の魔女・未来視(予測記憶転写)の猿島マリア(小島藤子)の五人。魔女の能力をコピーする男魔女・山田くん(山本裕典)は魔女としてはカウントれないらしい。
「彼の未来なんて見たくない」というマリアの願いを叶えるために・・・ノアが見たという「魔女の能力を封じる魔女殺し」の情報を求めて「魔女伝説ノート」を所持する生徒会長・山崎(徳山秀典)にアタックする山田くん。
「魔女殺しの秘密を教えてくれ」
「なんのことを言っているのか・・・わかりませんねえ」
「こうなったら・・・手荒な事をしても白状させてやる」
しかし・・・山田くんの前に最強の秘書・飛鳥美琴先輩(小林涼子)が立ちはだかるのだった。
山田くんのとび蹴りを股間部キャッチで受け止める実力者である。
山田くんのヤンキー殺法を封じ込める格闘技の達人である飛鳥先輩は山田くんを一瞬で悶絶させるのであった。
気がついた山田くんは縛られて吊るされているのたった。
「うわあ・・・お仕置きされちゃうんですか」
「言うこと聞かない悪い子はねえ・・・」
山田くんを裸にして乳首を抓りあげる勢いの飛鳥先輩だった。
「そんなあ・・・」
期待に膨らむ山田くんの股間を咥えこむ勢いの飛鳥先輩だった。
「二度と会長に失礼な真似をしないと誓いなさい」
「いやだあ・・・」
そこで・・・みぞおちに百連発を叩きこもうとした飛鳥先輩をカニバサミで抱きこむ山田くん。
入れ替わり能力を所持中なので・・・飛鳥先輩と入れ替わろうとキスをするのだが・・・。
入れ替わらない。
「あれれ」
「あなた・・・私が見えるの・・・」
謎の言葉を飛鳥先輩が発した時に小田切と腰ぎんちゃくの五十嵐(間宮祥太郎)が入室。
「まあ・・・大胆なプレイですわね」
「見てはなりません~」
宮村(井出卓也)もやってきてなんとか・・・難を逃れる山田くんであった。
超常現象研究部で疑問を口にする山田くん。
「キスしても入れ替わらなかった・・・」
「じゃ・・・飛鳥先輩は魔女じゃないか」
さっそく、非魔女の伊藤雅(トリンドル玲奈)が確認のためのおためしキス。
すると・・・伊藤雅には山田くんが見えなくなってしまうのだった。
第六の魔女はキスした相手に対して透明人間になれる能力(検閲的記憶障害設置)を持っていたのだった。
透明人間は少年マンガの・・・もういいか。
ここまでの魔女の能力はすべて記憶についての魔法であることが分かる。
すべて一種のマインド・コントロールなのである。
未来予知も変更が可能であることから・・・未来予測という記憶の一種にすぎない。
山田くんはうららと入れ替わり・・・飛鳥先輩に接近する。
「先輩だって・・・好きな人とキスしたら・・・相手から見えなくなるんじゃ・・・困るでしょう・・・魔女殺し捜しに協力してくださいよ・・・」
「私はいいの・・・彼は私がいないと・・・なんにもできない人なんだから・・・」
彼とは・・・生徒会長山崎だった。
しかし・・・会長の寝顔を見てつい・・・キスしてしまう飛鳥先輩。
だが・・・会長の前から消えない飛鳥だった。
何事かに気がついた会長は・・・飛鳥に書記の猪瀬(永江祐貴)とキスするように命じる。
凌辱プレーである。
しかし・・・飛鳥の能力は消えていた。
今度は会長が飛鳥と濃厚なキスをして・・・再度、飛鳥に猪瀬とのキスを命ずるのだった。
痛む心を制して凌辱ゲームなキスをする飛鳥。
今度は猪瀬の前から飛鳥が消えていた。
会長は魔女の能力をオンにしたりオフにしたりできる「魔女殺し」スイッチだった。
「なるほど・・・」と納得する会長だった。
その頃・・・マリヤとキスした山田くんは見たくない未来を見る。
猪瀬が生徒会長になり・・・うららがその秘書になった上・・・山田くんを無視する未来。
あまりの哀しい未来に涙がとまらない山田くんだった。
一方で伊藤雅はうららに・・・宮村虎之介は生徒会のスパイではないかと言い出す。
まあ・・・そんなことを言い出した人がスパイなのが基本である。
第7の魔女は記憶操作の能力を持っているらしい。
はたして・・・山田くんは・・・嫌な未来を描き変えることができるのか・・・。
残り二回なのでおそらく・・・来週は鬱回ですな。
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