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2013年9月24日 (火)

悪い美女(武井咲)VS若き金田一耕助の肖像(山下智久)

本格ミステリである。

誤解があるかもしれないがどんな馬鹿馬鹿しいトリックでも犯罪にトリックがからんだものを本格ミステリと呼ぶのである。

さらに言えば「事件の真相」が明らかになる前にすべての手掛かりが作品内で提示されることも本格ミステリの条件と言える。

だから・・・本格ミステリでは謎解きであっと驚かせてはいけないのだ。

それでも本格ミステリであっと驚いてしまう人はいる。

それはその人が・・・バカだからである。

もっとも・・・本格ミステリの「代名詞」といえる「密室殺人のトリック」などは基本的に馬鹿馬鹿しいものだ。

そもそも・・・本格ミステリとはそういう馬鹿馬鹿しさを楽しむものだからである。

谷間だと思うと・・・言いたい放題だな。

で、『金田一耕助VS明智小五郎』(フジテレビ20130923PM9~)原作・芦辺拓、脚本・池上純哉、演出・澤田鎌作を見た。二人の名探偵がいる。オリジナルの「金田一耕助」シリーズの原作者は横溝正史(1902~81)、「明智小五郎」シリーズの原作者は江戸川乱歩(1894~1965)であり、二人とも故人である。だから、この作品は伝説の名探偵二人を共演させるいわばお遊びの作品なのである。ちなみにテレビ朝日が「明智小五郎VS金田一耕助」(2005年)というお遊びをやっているが、こちらの原作の「金田一耕助VS明智小五郎/芦辺拓」(2004年)の方が先行している。まあ・・・そういうお遊び自体が悪趣味だと思うが遊びなんて基本的に悪趣味なものですからねえ。

ちなみに・・・オリジナルの金田一耕助は昭和二十年代に登場して以来ずっと三十代半ばの年頃なのである。名探偵は年をとらない場合が多いのだな。だから、昭和十年代に二十代の金田一耕助が存在する設定はオリジナルに忠実で微笑ましいのだった。ただし、オリジナルの金田一は昭和三十年代になっても三十代半ばなので昭和二十年に二十代の金田一が存在してもなんの問題もないのがフィクションの醍醐味である。

ついでに明智小五郎は大正13年(1924年)に二十代半ばだったので・・・昭和十年(1935)には三十代半ばになっている。

その年齢差はおよそ十歳なのである。

だから・・・山下智久(28)と伊藤英明(38)はなかなかにリアルなキャスディングなあのだあ。

昭和十年の東京・・・正木玉緒(鈴木梨央)の母親が営む下宿に「探偵事務所」の看板を掲げる金田一耕助(山下智久)は米国帰りの若者である。サンフランシスコで日本人殺人事件を解決して新聞に乗ったこともあるが・・・ほぼ無名と言っていい。後に「八つ墓村」事件や「犬神家の一族」事件を解決する名探偵になるとは誰も予想していなかったのである。ただ、甘いマスクをしているので幼女の玉緒もついうっとりてしまうのだった。

「寝てばっかりいないで・・・仕事なさいな」

「大家さんのお譲さん・・・家賃はもう少しまってください」

「私に頼んだって無駄ですよ・・・母はお金に五月蠅い人なんですもの」

「・・・」

その時、借金で購入した分不相応な電話が鳴り・・・事件が舞い込むのだった。

「金田一さん・・・事件ですって」

「やった」

こうして・・・金田一は大阪の町に出張するのだった。

金田一を呼び寄せた依頼者は大阪の薬問屋・本家トキ屋拘蛟龍堂の女主人・善池初恵(武井咲)である。初恵の美貌に一瞬で魂を奪われる金田一だった。

しかし・・・赤い暖簾の本家トキ屋拘蛟龍堂の向かい側には青い暖簾の元祖トキ屋拘蛟龍堂が色違いのモンスターのように店を構えていたのである。

「こ・・・これは・・・」

「ちょっと長くなりますがよろしいやろか」

「はい」

「トキ屋拘蛟龍堂はもともと鴇屋万右衛門が一代で起こした薬問屋でした。万病に効くと言う越歴丸を開発して全国的にも有名になったのです。ところが越歴丸の秘伝を伝えた二人の弟子の仲が険悪なものになりまして、万右衛門の死後、私の父の善池家の本家トキ屋拘蛟龍堂とお向かいの丸部家の元祖トキ屋拘蛟龍堂との二家に分れてしまったのです。それ以来ずっとお向かいとは商売仇というわけです。そんなこんなで私の兄・喜一郎(遠藤要)と・・・私の許嫁だった丸部長彦(忍成修吾)の代になりまして・・・」

「許嫁・・・」と絶望する金田一。

「はい・・・しかし、両家には因縁があり、長彦さんの祖母のトモ様(草村礼子)の反対でこの婚約は破談になったのです」

「それは・・・なんとも・・・」と喜ぶ金田一。

「それが二年前のことでした・・・妹の縁談が壊れたことに腹を立てた兄の喜一郎がお向いにのりこんだのです。そして喧嘩となって・・・長彦さんが顔に硫酸を浴びて大火傷を負うという事件になってしまったのです。その場から兄は逐電し未だに行方知れず・・・そして、長彦さんは二目と見られぬ姿となって頭巾をかぶり・・・家に閉じこもったままとなりました」

「なるほど・・・それで今はあなたが薬を・・・」

「はい・・・私も本家トキ屋拘蛟龍堂の娘として秘伝を伝授されていましたので・・・兄に変わって調合をしています」

「大体わかりました・・・それで・・・依頼というのは・・・」

「実は・・・最近、何者かが私を尾行しているようなのです」

「それは大変だ」

すでに初恵との結婚生活を考え始めた金田一にとってそれは実に憎むべき犯罪であるように思われたのであった。

しかし・・・この時・・・初恵が重大な隠し事をしていることは言うまでもないのだった。

金田一は行方不明の喜一郎の身を案じる母親の芙佐子(朝加真由美)に紹介された後で使用人の音吉(柄本時生)に部屋へと案内される。

いかにも東京人の伊達男に反感を持っているような音吉。

「なんか・・・怒ってる」

「そないなことおまへん」

「母親がいるのに娘が女主人なんて大変だよね」

「実の娘じゃありまへん・・・お嬢はんは妾腹ですさかい」

「え・・・」

「あ・・・今のは聞かなかったことにしておくれやす。とにかく・・・越歴丸を調合できるのはお嬢はんだけやから・・・」

「なるほど・・・」

その時、音吉が異変に気が付く。

窓の外の向かいの家・・・元祖トキ屋拘蛟龍堂に賊が侵入・・・一味の一人、手に痣のある男が黒頭巾の長彦を誘拐しようとしていたのだった。

あわてて、飛び出した金田一だったが、一足遅く、賊たちは幌付きトラックに乗って逃走してしまう。

手掛かりを求めて、店内に戻った金田一は・・・長彦の調合室で奇妙な拘束具と石を来るんだ文を発見する。そこには「金は用意できた」という謎の文句が書かれていた・・・。

「警察に電話がつながらない」と初恵に告げられた金田一はフットワーク軽く夜道に走り出るのだった。

やがて・・・浅原警部(益岡徹)らを連れて金田一は戻ってくる。

そして・・・番頭の福助(マギー)を始めとした元祖トキ屋拘蛟龍堂の従業員一同が土間で縛りあげられているのを発見するのだった。幸い、心臓病でふせっている階上のトモは無事であった。

こうして・・・丸部長彦誘拐事件が発生したのだった。

金田一はトラックは「北へ走り去った」と証言する。

早速、捜索が開始されるが賊が発見されることはなかった。

翌日、事件は新聞によって大々的に報道される。

その記事に目を止めたものがあった。

満州帰りの名探偵・明智小五郎(伊藤英明)である。

東京に戻ろうと下関に到着した明智は事件に興味を持ち・・・大阪に寄り道することを決意したのだった。そして・・・新聞記者に変装し・・・十歳も年下の探偵・金田一に接近する。その目論見は・・・。

やがて・・・北ではなく南の河原で・・・焼けただれた死体が見つかるのだった。

こうして事件は誘拐事件から・・・殺人事件へと発展するのだった。

金田一は謎の文の文言から奇想天外な推理を繰り広げるのだった。

「二年前・・・逃げたのは・・・喜一郎ではなくて・・・長彦だった」と言い出すのである。「そして喜一郎は・・・拘束され、越歴丸を作らせ続けられていたのです。しかし・・・手紙を使って脱出しようとしていたのではないか・・・つまり、第三の協力者がいたのです・・・」

やがて・・・手に痣のある男が逮捕される。男は新興の薬屋だった。

「喜一郎は脱出に成功したものの・・・秘薬・越歴丸の調合についての情報を求められ・・・拒否したために・・・殺されたのです」

しかし・・・検死の結果・・・死体は・・・長彦のものであることが判明する。

「素晴らしい想像力でしたが・・・事実には勝てませんな」と新聞記者に慰められる金田一だった。

しかし・・・調査費用の着手金で懐の温かくなった金田一は呑気にうどんを食べにいくのだった。

うどん屋の女将(濱田マリ)は「最近、本家の客が元祖に流れているという噂がありますよ・・・なんでも・・・本家の越歴丸があまり効かなくなってるらしいのよ」という貴重な情報を漏らすがうどんがあまりに美味しく、聞き逃す金田一だった。

東京の玉緒は電話で金田一に注意を促す。「あんた・・・また悪い女にひっかかってるんじゃないでしょうね」

「何言ってんだ・・・僕は今、運命の人に出会ってる際中だっていうのに・・・」

「あら・・・もう・・・どっぷりじゃないの・・・困ったお人だよ」

まあ・・・基本的に・・・金田一の関わる事件の犯人は女と相場が決まっているわけだが・・・ようやく頭をかきむしりはじめたばかりの金田一本人にその自覚はないのだった。

その上・・・若き日の金田一は考えあぐねるとゴロゴロと転がる癖があったらしい。

これは藤木直人(プロポーズ大作戦)を間に挟んだ綾瀬はるか(ホタルノヒカリ)からの伝染なのだろう。・・・()つけてもほとんど意味不明だぞ。

やがて・・・第二の首なし死体が発見され・・・さらに・・・福助が毒殺されて・・・金田一の妄想には拍車がかかるのだった。

「わかった・・・誘拐犯は・・・喜一郎だ・・・逃亡生活に疲れた・・・喜一郎は戻ってきて・・・番頭の福助拘束されて酷使されている長彦を救い出し謝罪しようとしたんだ。しかし・・・長彦の怨みは深く・・・喜一郎に挑んで返り討ちにあってしまったのです・・・一方で越歴丸の作り手を失った福助は・・・喜一郎を捜し出し・・・秘伝を聞きだそうとした。しかし、喜一郎に拒絶されて、逆上した福助は喜一郎を殺害・・・我にかえって罪をくやみ・・・覚悟の自殺をしたのです」

「みんな逆上しすぎですな・・・しかし、そうなると・・・伝承者は彼女一人ということになりますね」と必死にヒントを出す新聞記者に化けた先輩名探偵・・・。

しかし・・・金田一は・・・。

「実の兄が殺人犯だったなんて・・・哀しい事実を彼女に伝えるなんて・・・僕にはできない・・・僕は東京に帰ります」

「なんて・・・純情なんだ・・・」と新聞記者はうっとりするのだった。

翌日・・・。

金田一はお約束で関係者一同を集めるのだった。

「この事件の犯人は・・・ここにいる全員です」と宣言する金田一。

「え・・・昨日と言っていることが違う」と驚く浅原警部。

「しかし・・・主犯はあなただ・・・初恵さん」と告げる金田一だった。

「・・・私が・・・」

「あなたは・・・妾腹の出身だ・・・だから妾の子として蔑まれ・・・怨みが積っていた。そして二年前の事件が起こった。喜一郎さんが失踪したのをいいことに・・・あなたは伝授されてもいない秘薬を作りはじめた。つまり偽薬です。しかし・・・やがて世間は効かない薬に気がついて・・・本家から元祖へと乗り換え始めた。あせったあなたは・・・色仕掛けで福助をたらしこみ・・・一緒に二つの店をのっとろうともちかけた・・・そして・・・かっての許嫁の長彦を痣のある男に誘拐させ・・・秘伝を聞きだすと・・・無惨に殺したのです。それから・・・あなたは私を呼んで一芝居打ったんだ。純情な探偵をたぶらかすなんてあなたにはさぞや簡単なことだったのでしょう・・・すでに・・・死んでいる長彦を誘拐したように見せかけて・・・死体を焼いて死亡時刻を曖昧にしたのですよね・・・。しかし・・・厄介なのは・・・寝たきりの長彦の祖母だった。そこであなたは・・・元祖と本家の看板を入れ替えて・・・私を迎えた。寝たきりのトモに気がつかれぬようにするために・・・誘拐騒ぎは・・・元祖ではなく本家の店内で起ったのです。そして・・・私が警察を呼びに行っているうちに・・・再び看板を入れ替えた。私はそのために北と南の区別がつかない男になってしまったのです。すべては丸くおさまるはずだったのに・・・偶然にも喜一郎さんが戻ってきてしまった・・・妹思いの彼は・・・様子を探るために福助を呼び出し・・・殺害されてしまったのです。福助にとっては喜一郎は邪魔な存在だったからです。あなたは・・・長彦のレシピで越歴丸を調合し・・・福助に飲ませてみた。すると・・・福助は中毒死してしまう。つまり・・・長彦は嘘のレシピで・・・復讐したわけです。こうして・・・越歴丸を作れるものは誰もいなくなったのです」

「ふふ・・・いい気なもんやね・・・探偵なんてものは・・・人の書いた筋書きをただおっかけて・・・勝った気になってはる・・・うちがどんな思いで手を汚したかなんて分りゃしまへんやろ・・・うちはただ・・・幸せになりたかっただけやのに」

「あ・・・」

「しまった」と叫んだのは東京の金田一だった。

新聞には・・・金田一が事件を解決していたことが書かれていた。

そして・・・初恵が偽の越歴丸を飲んで服毒自殺したことが・・・。

「なんで・・・思いつかなかったのか」と自責の念にかられる金田一。「それにしても・・・こいつ誰なんだよ」と新聞に掲載されたもう一人の自分を見つめる金田一だった。

夕闇の帝都。

「お風呂屋さんに行っといで・・・あんた匂うよ」と世話女房気取りの幼女・玉緒に追い出された金田一。

ふと・・・件の新聞記者にすれ違う。

妻の文代(吉田羊)と助手の小林少年(羽生田拳武)を連れた名探偵明智小五郎である。

BGMは哀愁ある金田一シリーズのものからパンチの効いた明智シリーズのそれへとチェンジするのだった。

「あ・・・あなたは・・・」

「君もよくやったよ・・・十年もすればきっと名探偵の仲間入りだ・・・」

「ま・・・まさか・・・」

去って行く三人を見送る金田一青年。

「あれが・・・変装の名手・・・明智小五郎先生か・・・」

憧れの名探偵に邂逅して・・・茫然とする金田一だった。

とにかく・・・この時、事件は解決するが真犯人にやたらと自殺されてしまう金田一耕助の探偵人生の幕があがったのだ。

そして・・・日本は長く続く戦争の時代へと突入する。

(今さらですが・・・記事内容が妄想であることをお断りしておきます)

関連するキッドのブログ→SUMMER NUDE

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コメント

キッドさん、こんにちは

怒涛の「あまちゃん」クライマックスの中、
お時間を割いていただいて、有難うございます

面白かったです。良かったあ

とりあえず、鈴木梨央ちゃんが幸せそうで、ほっとしました。
(話の流れ的に、この子が大きくなって、
はじめちゃんのばあちゃんになるのね・・・と愕然としましたわ

忍成くんも、安定の非道っぷりだし、
武井さんも、美しさを生かした役柄でしたね。

続編も見たいけど、このすぐ後の「本陣殺人事件」から、
5年ほど従軍しちゃうんですよね。
いつか横溝版の金田一も見てみたいです。

お彼岸を過ぎて、涼しい秋風が吹く季節になりましたね。
お忙しいとは存じますが、お体ご自愛くださいませ

投稿: mi-nuts | 2013年9月26日 (木) 12時48分

✭クイーン・オブ・ザ・ランチ✭mi-nuts様、いらっしゃいませ✭親切百回接吻一回✭

金田一耕助は大正二年(1913年)の早生まれ。

昭和12年(1937年)の「本陣殺人事件」では24歳なんですよね。

演じるとしたら、今がギリギリのお年頃。

次が「百日紅の下にて~獄門島」で・・・戦後なので33歳になっている。

ニューギニア戦線の金田一を描く戦記なら
ジャストですが・・・やるわけないしな・・・。

ですから・・・やるなら年内にも「本陣殺人事件」を
やるといいんですよね~。
そうして五年後くらいに・・・一連のシリーズをやればいいと思います。

今回・・・頭をかきむしっている山Pを見て
いけるっと思いましたぞ~。

「どこまで殺人が行われるか見守りすぎる」探偵なのがちょっとアレですけどな~。

金田一一は非公認の孫です。

母方の祖父が耕助という設定なので
このドラマの二人が結ばれるとなると
昭和21年に復員した時に玉緒は17歳くらい。
幼妻ですな。
二人の間の娘が一の母になるわけです。

そうなると、堂本剛、松本潤、亀梨和也、山田涼介はみんな山Pの孫になるわけですな~。

ちょっと微笑ましいかんじでございます。

季節の変わり目ですので
お風邪など召さぬように御用心くださりますように。

投稿: キッド | 2013年9月26日 (木) 21時14分

山P祭りが終わると共に、少し肌寒さも感じられる季節となりました。
金田一は予想してたよりもずっと面白かったですね。
思えば若かりし頃、横溝正史の金田一の世界にはまっていた時期がありました。
あの、オドロオドロシイ世界を山Pがどう演じるのか、楽しみでしたよ。
以外とか、軽い( ̄□ ̄;)!!
オドロオドロシくない!!
でも非常に丁寧に練られたお話に見えましたので、やっぱり脚本大事。
まぁ犯人は多分、彼女だろうと予想出来ましたけどね(笑)
事件の陰に女性ありは、金田一の定番ですから。
ただ、今のテレビでは生首を晒すなんて出来ないんでしょうか?
それとも子供の視聴も考慮して作ったからソフトな作りだったのかしら?
確かこの後、本陣殺人事件を解決して出兵するんですよね?
だから金田一の若かりし頃のお話を作るには時間に限りがあるはず。
でも、ゴロゴロ転がる金田一Pを又見たいですよね。可愛いくったっていいじゃないですかあああああああ!!
あまちゃんが終わって、キッドさまにも束の間の余裕のお時間が出来ましたでしょうか?
どうぞ、少しでもゆっくりなさって下さいね。

投稿: なっち | 2013年9月29日 (日) 01時48分

帝国臣民はトンチキがお好き~なっち様、いらっしゃいませ~可愛いよ山P可愛いよ

キッドがまだ未熟な悪魔だった頃。
探偵たちはなんて無能なんだろう・・・といつも思っていました。
事件をいくら解決したって・・・
大切なものを失ったんじゃ・・・なんにもならないじゃないか・・・
そういう気持ちになましたな。
だから、キッドが探偵になったら
事件を未然に防ぐ探偵になろうと思いました。
もちろん・・・それでは
探偵業が成立しないと気がつかないアホの子だったんですな。

とにかく・・・そういう無能な探偵の代表格が
金田一くんです。
なにしろ・・・事件を未然に防げない上に
犯人にすぐ自殺されてしまう。

まあ・・・今になっては
その無能さこそが物語の主軸ということが理解できるのです。

そういう意味で・・・山Pは
金田一がはまるのではないかと・・・愚考いたしました。
それを証明した・・・この一作。

ゴロちゃんより山Pの方が・・・金田一には向いていると思う次第です。

特に・・・犯罪を防げなかった時の
「哀愁」は確実に見せることができるでしょう。

今回は・・・少し・・・あのルポライター的な要素が混じった変化球ですが・・・三十代になった山Pは
確実に「金田一シリーズ」を演じることができると
考えます。

まあ、やるかやらないかは帝国の方針次第でしょうけれど・・・。

五年後くらいにやらせたいキャラクターがいる。
それだけでも素晴らしいことだと思います。

まあ、金田一ものは一種の時代劇ですけどね。

とにかく・・・少なくとも「お話」があるドラマがあって良かったですよね。

アレの直後だっただけに。

次回作こそは・・・凄く面白いといいなあ・・・と思う今日この頃でございます。

ああ・・・月曜日・・・もう、あまちゃんはないんだなあ。

投稿: キッド | 2013年9月29日 (日) 02時24分

タマちゃんは将来 金田一のお嫁さんになるんですか~?
恥ずかしながら知りませんでした
どおりで 親子とは違う幼い恋人みたいな感じがしたんですね!
二人のシーンは見ていてすごく癒されました(^^)
昔、横溝正史の金田一シリーズは角川文庫でほとんど読んだはずなのに
詳しいストーリーはほとんど忘れてしまっていて 本陣殺人の動機だけは意外だったので今でも覚えてます
後は犬神家のすけきよが湖で逆さになっている あの脚の映像の印象がすごく強いです

山下君が金田一を演じると知った時は
正直驚いたし心配になりました
見ている時もテンポはよいけれど 金田一が軽くって物足りないと思う人が多いんじゃないかと途中まで不安で(^^;でも 最後まで見て貰えばこれはこれでアリだなと感じた人もたくさんいたんじゃないかな なんて思いました

山下金田一がたくさんの人に受け入れられるには もう少し時間がかかるかもしれませんが 藍沢と金田一 どちらもハマリ役な気がするので是非 シリーズ化して欲しいです

久しぶりに楽しく見れたので何回も繰り返し見ましたが演出も細かいところまで行き届いていて
武井咲ちゃん 伊藤英明さんは横溝版 金田一の雰囲気にピッタリで素敵でした
共演者にも助けられ楽しい作品になって本当によかったです

キッドさんのやや
妄想ありのレビュー
本編以上に楽しくってわかりやすくって大好きです

9月末の1番忙しい時機にレビューありがとうございました(^O^)/

投稿: chiru | 2013年10月 2日 (水) 21時27分

シンザンモノ↘シッソウニン↗・・・chiru様、いらっしゃ いませ・・・大ファン

金田一耕助はフィクション的には未婚です。

しかし、非公式フィクションである金田一一が
原作者およびその遺族に無許可で
金田一の孫を名乗ったために
当然、金田一の子供がいたことになり
金田一一の母方の祖父が耕助という設定によって
非公認ですが耕助には娘がいたことになるのです。

その母が誰かは当然、明らかではありません。

ここでは・・・いかにもタマちゃんが
その候補のように描かれていたということですぞ。

キッドはこういうお遊びの世界ではなんでもありで
いいじゃないかと思いますが
著作権とその権利を受け継ぐ遺族の皆さんは
金銭がかかったことなのでそういうわけにもいかないのですな。

ははは。

横溝正史の素晴らしい世界をあまり汚されても困るという意識もあるでしょうしねえ。

しかし、文学を映像化するというのはもう一線を越えているので今さら・・・とも思うのですな。

まあ、金田一一は知っているが、金田一耕助は知らないというのはちょっとどうかと思いますけどね。

世代によって金田一耕助のイメージはそれぞれでしょうが・・・やはり石坂浩二版をベースで考えます。30年間に渡って金田一耕助を演じて来たわけですから。

石坂浩二と言えば甘いマスクの二枚目です。

そういう意味では山下君がこれを演じるのに何の問題もないわけです。

石坂浩二が「犬神家の一族」を演じたのは35歳の時。

そのおよそ10年前の事件が今回のドラマですから
二十代の山Pが演じることにも問題がないのですねえ。

だから・・・5~10年後の山P版「犬神家の一族」はありえるかもしれませんよ。

まあ、ファンは他の人の評判も気になるでしょうが
余計な心配をしないでありのままに楽しむことも大切ですな。

人はそれぞれですからねえ。

本陣殺人事件の後は間があくので
本格推理作家が参加して金田一青年ものの
オリジナルを作ってくれたら楽しいとも考えます。

今度は明智小五郎を助けるなんていうのも面白いと思いますし。

ふふふ・・・幻想の戦前の日本は
それだけでワンダーランドですからねえ。

今回は明智夫人の吉田羊さんがなんとも
いいムードでしたね。

金田一に遭遇して「あらあら」といった表情が抜群でしたな。

まあ・・・「夏の終りの思い出」としては爽やかでしよねえ・・・。

お楽しみいただけて幸いでこざいました。

投稿: キッド | 2013年10月 3日 (木) 01時41分

嬉しい!まさかのレポがあった~!!
ちょっと!気持ち悪いのと途中の説明する場面は
いらなかった様な気がした金田一君!!
楽しめました!!

横溝世界は独特で、気持ち悪さと怖さもあるので
見ていられるか、不安でしたが、
明智との対決が楽しかった!!兄弟みたいでした(笑)

さてさて!秋突入で楽しみにしていたNCISが
前より、思っていたより、面白くないので
困っていますが、何が楽しみですか??
秋の夜長、深夜組含めて、楽しめると良いですね!!

投稿: ユキヒョウ | 2013年10月 5日 (土) 10時57分

絶滅危惧種~ユキヒョウ様、いらっしゃいませ~山下君愛好

物語的には明智の勝利ですが
変装しているので・・・基本的に
金田一も明智も山Pという
ファンにはうれしい展開でございましたよね。

猟奇的な色彩はやや控えめでしたが
金田一的ムードはよく出ていたと思います。
何より・・・金田一のとぼけた味わいが
山Pに良く合っていたのでは・・・。

横溝ブームは20世紀のものですが
山P版も充分、シリーズ化できると考えます。

ま、一種の時代劇ですからねえ。

現代版にアレンジしたりすると
なんだかよくわからないので
やるならこのテイストがいいなあと考える今日この頃でございます。

ふふふ・・・海外ドラマではキッドは
TBSテレビ火曜深夜の「HOMELAND」が
ちょっとそそりましたよ。
テロリストの疑惑がかかる救出兵を巡るサスペンス。
CIAものですな。


秋ドラマについては・・・を待ちながら記事で
述べた通りですが
木曜日は「彼岸島」も捨てがたいと思っています。


投稿: キッド | 2013年10月 5日 (土) 17時04分

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