そんなに私に好意があるの?(新垣結衣)嫌い嫌いも好きのうち!(谷村美月)
早くも主人公がタイトル落ちかよっ。
分かる人には分かるから・・・。
ま、「リーガル天才(堺雅人)VSマイブーム天才(佐藤隆太)」じゃ、昭和の漫才とかみうらじゅんの匂いがするしな。
久しぶりに楽しい佐藤隆太でホッとするよね。
とにかく・・・出演者が楽しそうっていうか・・・その特質を研究されているのが「リーガルハイ」・・・。
「山南敬助(堺雅人)切腹!VS望月亀弥太(三宅弘城)自害!」もあるけどな。
・・・「新選組!」かっ。
いや、三宅弘城は「怪物くん」のお巡りさんだろう・・・。
いやいや・・・「帰って来た時効警察」元アイドルのものまね師丹波ゴローさんですよっ。
いやいやいや・・・「トリック劇場版」の上田の同級生臼井じゃね・・・。
・・・もう、いいか。
で、『リーガルハイ(第二期)・第2回』(フジテレビ20131016PM10~)脚本・古沢良太、演出・石川淳一を見た。安藤貴和(小雪)を被告とする「運輸会社社長殺人事件&社長令嬢殺人未遂事件」の二審で・・・被告本人の裏切りで・・・敗訴した・・・古美門研介(堺雅人)&黛真知子(新垣結衣)ペア・・・ペアなのか・・・このまま負けるわけにはいかないので安藤貴和に上告を促す二人だったが・・・貴和は首を縦にふらないのだった。
古美門弁護士のはじめての敗訴は事務所の経営を逼迫させていたのだった。
そんな古美門に・・・忠実な執事・服部(里見浩太朗)は動画サイト「youjoy動画」の情報を提供する。
時代が生んだホリエモンのような天才と謳われた鮎川光(佐藤隆太)のインタビュー番組だった。
最近、黛が愛読しているマンガ「破壊の天才」のモデルと噂される人物である。若くして成功した実業家が金に溺れて身を滅ぼしていく姿を黛は古美門に重ねていることは間違いないのである。
鮎川はインサイダー取引および25億円の所得隠しの容疑で逮捕され懲役2年5カ月実
刑判決を受け刑期を終えて出所してきたのだった。
「鮎川さん・・・今後のご予定は・・・?」
「訴訟を起こすんですよ・・・東都新聞、太陽新聞、週刊現実・・・僕に対する名誉毀損で・・・みんな訴えてやるんです」
犯罪の事実とは無関係のあることないことを書かれた鮎川は・・・バッシングを許さないのだった。
「すでに・・・あちこちの事務所に・・・訴えられた方からの依頼が殺到しているようです。すでに35件の訴訟案件が・・・」
「うまい」
「何がですか・・・」
「鮎川の代理人になって勝って勝って勝ちまくってやる」
しかし・・・古美門と面会した鮎川は・・・。
「お断りします」
「・・・え」
「僕は・・・自分の裁判で弁護士に会って・・・みんな馬鹿だってわかりましたから・・・裁判は自分でやります」
「本人訴訟ということですか」
「ええ・・・あなただって・・・最近、負けたんでしょ?」
「じゃ・・・なぜ・・・私と会ったんです」
「敵情視察ですよ・・・個人的には・・・先生に興味があるんです・・・法廷で戦う相手としてね」
まさに・・・もう一人、古美門がいたっ・・・と黛は思うのだった。
すでに連載が終了しているマンガ「破壊の天才」(ガーデン出版)の作者・玉川たま(谷村美月)は次の作品のアイディアがまとまらず苦悩していたが・・・ふってわいたような鮎川からの訴訟に愕然とする。ここでアイスキャンデー仰向け食いのサービスがあります。
出版社が弁護を依頼したのはの羽生晴樹(岡田将生)や本田ジェーン(黒木華)が立ち上げた弁護士事務所「NEXUS」だった・・・。
そして・・・古美門の元へは・・・鮎川に訴えられたブロガー・親の年金で生活しながらモラルの低下を嘆く常識人チェリーボーイじゃなかったイノセントボーイこと猪野義孝(三宅弘城)がやってくる。
しかし・・・古美門は動かず・・・案件は黛の手に委ねられるのだった。
おそらく、貴和との面談で・・・夜の性生活についてのデモンストレーションで腰を振り過ぎたためだと思われる。そういうのはある日、突然来るからねえ。
先発した「NEXUS」のザクをいかにも愛しそうなガラクタ弁護士の磯貝邦光(古舘寛治)は「テレビ番組のコメンテーターによる名誉棄損」の案件で鮎川に惨敗を喫する。
危機感を覚えた羽生は・・・古美門に共闘を申し込むが、鳥取県のヒッピー村生まれの本田元検事との「古美門ヨイショ」も虚しく・・・拒絶されるのだった。
古美門は腰痛だからだ。
古美門は精神的なリハビリのために腰フリの神様ゲロッパに祈りを捧げるのだった。
黛弁護士、イノセントボーイを弁護する!
法廷でツイートするイノセントボーイを叱責する黛。
・・・イノセントボーイ・・・
・・・法廷なう・・・
しかし、スマホを叩かずにはいられない猪瀬(イノセ)だった。
「当ブログは閲覧者が一日平均25人の極めて社会的影響の少ないブログです」
「黛先生、あなたは勉強不足のようだ・・・最近の最高裁の判例をチェックしてみなさい・・・素晴らしいインターネットの世界だから何を言ってもいい時代はとっくに終わっている。とっくに終わった人間がいざとなったら自爆覚悟で発言するならまだしも・・・まともな市民生活を営む人間ならまともな市民生活を営む人間に対する常識的配慮があってしかるべきとは思いませんか。つまり、この人は毎日、25人の人間を集めて僕の悪口を言ってるわけでしょう。立派な名誉棄損じゃありませんか」
「ぐ・・・」
・・・イノセントボーイ・・・
・・・女弁護士使えねえええっ・・・
傍聴するゲロッパ(ジェームス・ブラウン風古美門・・・変な田辺誠一ではない)は黛を嘲笑するのだった。・・・復活の兆しである。やりこめてられて、かわいいよ、ガッキーかわいいよ炸裂である。
ウインウイン羽生、漫画家を弁護する!
「僕は父の仕事の関係でアラブの世界にいたのですが・・・そこでこんな話を聞きました・・・暑い時には日陰をみつけろ・・・と」
「どういう意味ですか」
「さあ?・・・ただ鮎川さんの怒りは見当違いじゃないかと思うんです・・・これはマンガです。フィクションなんです。ノンフィクションじゃないんですよ。ここに描かれていることとあなたとは無関係なんですよ。あなたは・・・ちょっとした勘違いをなさっているんです。そんなことでお互いに争うのは不毛じゃないですか」
「これは素晴らしいインターネットの世界の某サイトにあるこのマンガに対するレビューです。一部、ご紹介しましょう・・・鮎川光の本性を知ることができる一冊・・・鮎川の悪事についてよくリサーチしている・・・このマンガで鮎川がひどい奴だと知った・・・」
「それは・・・一部の例外的意見なのではありませんか」
「私の小学校の恩師がこのマンガを私の元に送って来ました・・・同封された手紙にはこうありました・・・自分がどこで道を誤ったか、描かれた自分の人生を読んでふりかえれ・・・と」
傍聴するゲロッパは興奮し、ついに腰の痛みを忘れるのだった。
羽生は何を考えているか分らない例の微笑みで応じるばかりだった。
とにかく・・・鮎川は・・・ゲロッパをリーガルハイ(法廷闘争で心が燃えあがって恍惚となること)にしたのである。
古美門先生、アイスキャンデーを味見する!
しかし・・・口に合わなかったようだ。
敗訴を覚悟する玉川を叱咤激励する黛。
「玉川たま先生・・・ファンです・・・自主回収なんて・・・ダメですよ」
「でも・・・どうせ・・・ヒットせずに打ち切られたマンガだし・・・」
「・・・あんなに面白いのに・・・」
「私にとっても勝負作だったんです。お金のためなら何をしてもいいと思っている最低の奴が叩きのめされる・・・そういう話を描きたかったから」
「そのテーマには共感しませんが・・・天才気取りが本物の天才に叩きのめされる物語ならご覧にいれましょう・・・賠償金を払うくらいなら弁護料を払いなさい・・・それであなたの名誉は守られる」とついに復活する古美門。
「先生・・・一緒に戦ってくれるんですね」と歓喜する黛。
「君はブログバカ担当だっ」
「ぐ・・・」
仕方なく劇場版では良い奴らしいバカブロガーを説得する黛・ヒッピー組。
「あなたのケースは戦っても勝ち目はない」
「負けを小さくする方向で進めましょう」
「いやだ・・・世の中のために断固として戦う」
「あなたのために言ってるの・・・」
「世の中とあなたはほぼ無関係なんだから・・・」
「ひでぶっ」
泣きながら夜路を駆けるイノセントボーイだった。
古美門、原告本人尋問でフィクションをノンフィクションと主張する!
ついに・・・法廷で対峙する・・・鮎川と古美門・羽生ペア。
「少年時代から神童と呼ばれた主人公はその才能を金もうけに使い、巨万の富を得るが人間的な心を失い、仲間を裏切り悪行の限りを尽くし、そして、とうとう逮捕され身を滅ぼす。この物語のいったい何が問題なんでしょうか?」
「だから・・・それは私がモデルだから」
「その通り・・・誰が見たってあなたですよ。どのエピソードもあなたの実話とほぼ一致する」
「だから・・・名誉棄損だと・・・」
「名誉棄損?・・・まさか自分はこんな人間ではないとでも・・・あなたはこのマンガに描かれた通りの人間ですよ・・・気持ち悪い表情も、冷たい目付も、いやらしい笑い方もね」
「それこそ・・・名誉棄損だろう」
「幼少期よりちやほやされ周りを見下し才能を自慢したくてしかたがない。貧乏育ち故に金に溺れ女に溺れ調子こいて下手を打ってろう屋にぶち込まれたまぬけ。まぎれもなくあなた自身じゃないか・・・この作品があなたの社会的評価をおとしめたって・・・それはないでしょう・・・この作品が発表されたのは一年半前・・・あなたはどこにいましたか」
「・・・刑務所です」
「そうです・・・社会的評価はすでに地に落ちてました。このマンガはその事実をありのままに描いただけ・・・あなたの名誉を毀損することなんかできないんですよ」
「フィクションは一つもないと・・・」
「ありません・・・あなたの名誉を毀損したのは・・・あなた自身に他なりません。そもそも・・・あなたは規制反対主義者だったはずだ・・・何よりも自由を愛したあなたが・・・自分が批判された途端、規制主義者に身を落す・・・こんな裁判やってること自体が・・・あなたの名誉を毀損しているのです」
「・・・」
「表現の自由を否定するなら・・・どこぞの独裁国家へ亡命することをお薦めしますよ。きっとあなたは言うでしょう。素晴らしい・・・誰もあなたの名誉を毀損しない・・・なぜならみんな一言もしゃべらないから」
古美門は圧倒的優位にたった。
このままでは・・・ウインウインではなく古美門の一方的な勝利になってしまう・・・羽生はそれが気に入らなかった・・・自分の理想とは違うからである。
そこで、ニートのヘイトスピーカー(差別意識と偏見に満ちた憎悪に基づく主張をたれながす狂人)の弁護人を解任されたヒッピーが資料から問題点を指摘する。
「第27話は大丈夫でしょうか・・・企業買収に躍起になって株の取りまとめに走る主人公が孫請けの小さな町工場に目を付け株を手に入れると真っ先に切り捨てるエピソード・・・工場は倒産、社長は失意のあまり自殺・・・しかし・・・こんな事実はないでしょう」
「フィクションだということですか」
「次は玉川さんの本人尋問です・・・鮎川にこの点を突かれたら・・・」
しかし・・・古美門はすでに草の者であるイケメン忍者・加賀蘭丸(田口淳之介)に調査を命じていた。
「玉川たまの実家は平山部品加工という小さな町工場で鮎川氏が買収した豊和エレクトロンの孫請けで八年前に倒産してるのさ」
「自分の家の話なのか・・・」
「父親は自殺しているのか」
「借金しまくって詐欺まがいのことまでやって実刑はまぬがれたけど自己破産・・・田舎でひっそりと暮らしているよ・・・」
「自殺していなくても社会的には死んだも同じだ。その程度の脚色は許容範囲と主張する。肉を切らして骨を断つのだ」
「しかし・・・それでは双方に傷が残ります」
「甘い・・・競輪はひとりぼっちのギャンブルだ・・・最後のジャンがなったなら、残り一周半・・・こいでこいでこぎまくり、まくってまくってまくりまくる・・・カンカンカン・・・」
「先生・・・これは裁判です・・・だれが孤児となった主人公が血のにじむような努力の末、競輪選手となっていく過程を描いた熱血スポーツ漫画ひとりぼっちのリンなんですかっ」
このままでは・・・古美門が勝つと確認した羽生は・・・鮎川にコンタクトをとり・・・和解を持ちかけるのだった。
さらに・・・自分の理想をこよなく愛する羽生は黛の胸をめがけてパスを送りながら勧誘を再開する。
「古美門先生のやり方には限界がある・・・黛さん、うちの事務所にきてください」
「先生の理想は素晴らしいですが・・・やはり・・・無理があります。私たちの仕事は依頼人の権利を守ることですから」
「いいや・・・黛先生こそ・・・私の事務所にもっともふさわしい人だ」
羽生・・・ひょっとしたら・・・黛をも凌駕するどうしようもないバカの中のバカなのかもしれないな。
しかし・・・当然、鮎川は逆襲に転じるのだった。
鮎川、玉川の復讐心を暴く!
「玉川たまさん・・・いや、平山泰子さん・・・あなたは・・・平山部品加工のお譲さんですね・・・セーラー服の似合うかわいい女の子だったのを覚えています。確かに私はお父さんとの約束を反故にしました・・・しかし、それがビジネスなのです。契約違反でも違法でもありません」
「あなたは・・・詐欺師じゃない」
「詐偽をして逮捕されたのはあなたのお父さんではありませんか。そのお父さんは今、田舎でのんびり暮らしている。それが・・・ノンフィクションですか・・・事実を完全に捻じ曲げ、私を人を死に追いやった極悪非道の男に仕立て・・・個人的な復讐心を果たそうとする・・・そんなことができるのは・・・あなたが詐欺師の血を引いているからですか」
古美門は悟った・・・羽生が鮎川に・・・情報をリークしたことを・・・。
とりあえず古美門の顔はくしゃくしゃになるのだった。
「説明したまえ・・・ミスター・ウインウイン」
「私はただ・・・このままでは誰も幸せになれないと思ったのです」
「君は・・・鮎川という男を理解していないのだ」
「・・・」
「初めから名誉なんてどうでもいいやつなんだよ。あいつは金もうけにも何の興味もない・・・やつにとって裁判はただのマイブームだ」
「マイブーム」
「マイブームって」
「マイブームなの」
「司法試験を受けなくても弁護士プレーを楽しめる方法が1つある」
「本人訴訟」と黛。
「せえいかああああい」と凄む古美門だった。
「しかし・・・そんな奴とどう戦えばいいんですか」と羽生。
そこで・・・服部がヒントを提示するのだった。
「しかし・・・この作品・・・主人公はなかなかに魅力的ですな」
「え・・・悪人なのに・・・」
「悪は時に魅力的ですからな・・・品行方正なお嬢様がチンピラに恋をするように」
「なるほど・・・」・・・一瞬で勝機を察する古美門だった。
ノーガードの打ち合い、天才が楽しめるのは天才相手のゲームだから!
「そもそもこの作品は鮎川さんの名誉を棄損しているのか」
「いまさら・・・何を・・・」
「名誉棄損とは何か?・・・本人が傷付いたかどうか?・・・表現者に悪意があったかどうか?・・・いいえ、法的にはそうではありません。それを受け取る多くの人々がどう感じたのか・・・なのです」
「・・・」
「ランダムに選んだ読者240人にアンケートをとりました。この主人公に魅力を感じるか?・・・という質問に対しては・・・なんと70%以上の人が感じると答えているのです。つまり・・・この作品は・・・鮎川氏の評価を高めていると断言できます。確かに・・・玉川さんは・・・鮎川氏に悪意を抱いていたかもしれない・・・しかし、それだけでは魅力的な主人公は描けません。玉田さん本人には自覚はないかもしれません・・・しかし、明らかに玉田さんは鮎川氏に恋をしています・・・」
「恋」
「恋って」
「恋なの」
「しかし・・・町工場の社長が自殺したと聞いた主人公はパーティーを開いて笑い転げます。私はこんなことはしません」
「次のシーンで主人公は一人夜に佇む孤独な姿を見せます・・・女子のハート鷲掴みではありませんか」
「主人公は部下を殴ります・・・私は殴りません」
「なんてアツい男なんだと男を漢と書きたがる男子のハート鷲掴みではありませんか」
「逮捕されて恋人に泣きながらすがりついたりしません」
「だめんずウォーカー爆死ではありませんか」
「マゾヒストとして首輪をされて鞭でたたかれるなんてことはない」
「SMマニアには垂涎の的ではありませんか」
「ぐ・・・」
「この作品はあなたに捧げるラブレターと言っても過言ではないのです」
「・・・う」
「さあ・・・どうした・・・もうおねんねかい・・・裁判に遊びも趣味もない・・・売られた喧嘩は買うまでだ・・・勝つか負けるか・・・最後までこいや」
「ふ・・・望むところだ」
「じゃあ・・・続きをやろうぜ」
「私はこんな変な髪形じゃないぞ」
「分け目は大体一緒でしょ」
「分け目かよっ」
二人のやりとりを見て喜びを感じる黛。羽生は穏やかではない気持ちを抱くのだった。
鮎川は燃え尽き、黛は新境地を開く!
ライバルとの白熱の戦いを終えた鮎川はすべての訴訟を取り下げたのだった。
鮎川の裁判ブームは去ったのである。
そして・・・その燃える心は海底資源へと向かったのだった。
「今、ダイビングに熱中しています」
「それは南部ダイバーだろうがっ」
「何の用ですか・・・」
「あなた・・・彼女のことを・・・覚えていましたね・・・最初から、彼女にエールを送ることが目的ではなかったんじゃないかとふと・・・思いまして」
「まさか」
「彼女のマンガ・・・裁判で話題になって連載が再スタートするみたいですよ」
「彼女にあったら伝えてください・・・今度はもっと足を長く描いてほしいって」
・・・古美門と黛は再び貴和に接見する。
「何の用なの」
「私・・・気がついたんです・・・あなたが私たちに冷淡なのは・・・何かを隠しているからだって」
「・・・」
「罪の意識・・・死への恐怖・・・あなたの心にある泥を私たちに投げつけてください」
「言いたくないことは言わないし・・・嘘をつくかもよ」
「むしろ・・・その方がいい・・・上告さえしてくれれば・・・必ず勝つ」
「・・・」
服部はささやかなお祝いのディナーを古美門と黛に供する。
「私、わかったんです・・・先生の深層心理にある私への好意が罵詈雑言となって表れているってことが」
「どうすればそんな都合のいい解釈ができるんだ。好意などミジンコの鼻くそほどもない。バカだからバカだと言ってるだけだ。ぽんこつ、がに股、提灯パンツ!・・・直球で ののしってるんだよ!・・・CTスキャンで脳みそに虫が湧いてないか・・・調べてもらえ!」
「私って・・・こんなにも愛されていたんですね」
微笑む服部だった。
ああ・・・この愛すべきリーガルハイの世界よ・・・。
関連するキッドのブログ→第二期・第1話のレビュー
シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→くう様のリーガルハイ
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コメント
キッドさま
こんにちは
あまロスとサマヌ忍耐疲れで なかなか秋ドラマに気持ちがいきませんでした
(^^;
リーガル初回は期待値が高すぎたのと一話完結でなく 時間延長されてたせいもあり 前シリーズとは雰囲気が変わってしまったように思えちょっと残念で
初回に関しては ヒロインに不安があったクロコーチのほうが見ていて純粋に楽しかったです
2話も最初 見た時は話がごちゃごちゃしていて 集中できずにいたのですが 見終わったら好きなリーガルが戻ってきたように感じました
どうも話が全部頭の中に入ってこずにいたのですがキッドさんのblogを読んで
なんか感動して
もう一度見直したらものすごく楽しかったし流石の脚本でした(*^o^*)
レギュラーがふえて若手陣が多くなったのが私には
集中力を欠く要因のようで せっかくの良い話を一度見ただけでは心から楽しめない自分が情けないです(;_;)
堺さんと佐藤さんのラストの法廷でのやり取り かなり面白かったのでまた見返して楽しみたいです

第二シリーズは前シリーズ以上にキッドさんのお力を借りて楽しむことになりそうですが
どうかよろしくお願いします
やっぱり 古美門を演じる堺さんはどの役にも増して魅力的ですね~
生瀬さんにも早く戻ってきて欲しいです☆
投稿: chiru | 2013年10月19日 (土) 11時21分
「あまちゃん」後の世界は粛々と続いて行く。
東日本大震災後の世界がそうであるように・・・。
しかし、たとえば鮎川光(佐藤隆太)は
「海猿ダイバー」としてだけでなく
南部ダイバーも感じさせるヘルメットを所持。
痕跡はとどめるのですな。
朝ドラマの主人公だったヒロインも
バカだけどかっけええええ女に成長してますし・・・。
リーガルハイは
「やられたらやりかえす・・・ば」(黛)
「なまぬるい!やられなくてもやりかえす」(古美門)
と・・・大衆向け喜劇の「半沢」を
嘲笑するために一話を使い切りましたからね。
まあ、みそぎはすんだということですよねえ。
とにかく・・・「半沢」好きの方には
けしてついてこれない高みが
「リーガルハイ」にはあるということだと考えまする。
「クロコーチ」はある意味、「半沢」の正当な後継者でございます。ありえない世界をありえそうに描いた時代劇的現代劇としてそこそこ楽しいのですな。
偏差値はかなり低めの設定なのですな~。
一方で・・・「リーガルハイ」は
白黒つけない灰色の世界・・・。
しかし・・・実際は特撮ヒーローものでございます。
この落差が愛おしいのですねえ。
実は「ヤッターマン」的世界観もあるのですな。
古美門事務所の二人は1号と2号。
そして・・・三木・沢地・井出は
ドロンジョ・ボヤッキー・トンズラーなのですね。
ドロンジョ三木は・・・ヤッターマンの敵でありつつ
ヤッターマンをこよなく愛しているのですな。
第2シリーズではそのまま
羽生・本田・磯貝にスライドしているわけです。
ドロンジョとボヤッキーの性別が交換されているところがミソなんですな。
羽生は・・・三木が古美門を愛したように
今度は黛を愛するようにみせかけて
最後はやはり古美門への愛に気がつくのではないかと
邪推しております。
とにかく・・・脚本が鉄壁なので
妄想のつけいる隙がなく
再現性が高まりまくりなのが・・・困ったところでございます。
バカブロガーのやってることなので
大目に見てもらいたい今日この頃です。
ちなみに安藤貴和(小雪)は第一シリーズの新薬の実験台の小動物にあたります。
つまり・・・レギュラー登場人物数は
第一とまったく同じなのでございますよ。
だから・・・三木事務所組が帰ってくるのは
最終回、安藤貴和の最高裁前後と推測いたします。
正論しか言わない羽生軍団は
実は黛をこよなく愛する古美門にとって
かなりの難敵でしょうからなああああっ。
投稿: キッド | 2013年10月19日 (土) 14時03分
初めてコメントさせていただきます。
豊富な知識量と想像力、連想力にいつも感服しながら拝読しております。
(ただ、時々登場する4コマの楽しみ方が、無知な私には難しいです…)
さて、大人の事情的に、生瀬さんは11月いっぱい舞台をやっているので、
三木はやはり終盤まで帰ってこないかと思われるのですが、
その舞台で演じているのは源頼朝なのです。
それを踏まえてのドロンジョ・羽生の配役、というのは深読みすぎですかね。
ちなみに、その舞台では、時忠・滋子兄妹が源氏方になっていて、時子はドロンジョで、ボヤッキーは三木でドロンジョで…
少し混乱してきました。
ところで、三宅弘城さんといえば、個人的には「木更津キャッツアイ」のほうの巡査ですね。天津丼!マスターはまたヘマして捕まったのね…バンビはヤッターマンになって…
もう何が何やら。
OPは今期は展開が早いですね。こちらも楽しみです。
投稿: ZAK | 2013年10月20日 (日) 12時49分
ご愛読ありがとうございます。
あまちゃん四コマや、ごっこガーデンは
お世話になっているブロガーの皆様との
お遊び要素が強いので
楽屋オチも多く申し訳ありません。
もちろん、何が面白いのかキッド本人にわからないこともたくさんありまする。
ふふふ・・・主役でない以上、
豪華キャスティングのスケジュール調整は
どこも大変でございますからね。
ふふふ・・・「源頼朝」はたまたまでしょうね。
岡田将生は主演クラスの豪華脇役ですからね。
お遊びではキャスティングされません。
「鉈切り丸」(東京グローブ座)ですね。
範頼(森田剛)で巴(成海璃子)は素晴らしいキャスティング。
映画「ヤッターマン」ではボヤッキー(生瀬勝久)ですので
イメージとしては沢地(小池栄子)がドロンジョっぽいわけですが
ここでのたとえはあくまでドロンジョ=三木ですぞ。
「木更津キャッツアイ」ではマスターの万引き姉が
逮捕されてマスターが引き取りに行く場面の
巡査がいい味だしてましたな。
今回はツッコミなのにボケという三宅弘城の持ち味炸裂でございましたねえ。
真面目なだけに物悲しい感じがせつなかったですな。
もう、一度壊滅した後のようですし
メテオ落下してるし
東京スカイツリーが丈夫だってステマかもしれませんな。
っていうかスカイツリーがないと
焦土と化した東京だってわからないからか・・・。
投稿: キッド | 2013年10月20日 (日) 15時49分