セーラー服もLOVEだね(多部未華子)抑えきれない殺意もLOVEだね(亀梨和也)
なんでもかんでもかっ・・・と言ってはいけません。
すべてがLOVEだねで片付くのがこの世界のお約束なのでございます。
銃刀法違反だろうとかっ・・・殺人未遂じゃあるまいかとかっ・・・そういうのはLOVEだねに対する理解が不足しているのでございます。
この世界はLOVEだねですむので警察いらないのです。
ただし、LOVEだね~と叫ぶ本人は逮捕されることで警察の存在価値も高めます。
それから・・・つぶれる会社の従業員思いの経営者のために・・・古書を法外な値段で買い取るのは富裕層のおごりたかぶりではないか、金をドブに捨てるようなものじゃないかという人は、サイフの中身をドブに捨ててみましょう。結構、とんでもないことだということが分かるでしょう。とんでもないことができるのがプライド(思いあがり)というものです。
まあ・・・大金持ちが自分のこと大金持ちとか言い出したら、なんらかの事情で自暴自棄になっている可能性があるので注意しようということです。
まあ・・・大金持ちの知り合いがいない人には関係ありませんけどねえ。
で、『東京バンドワゴン~下町大家族物語・第5回』(日本テレビ20131109PM9~)原作・小路幸也、脚本・大森美香、演出・狩山俊輔を見た。晴れて、複雑な家族の一員となった槙野すずみ(多部未華子)・・・しかし、入籍前なので・・・堀田家にあって一人、別姓なのだった。入籍もまだなら堀田青(亀梨和也)と一つ部屋で暮らしてもいないのであった。しかし、朝ごはんは一緒に食べるのである。明らかに順番が違うわけだが・・・元々、変な家族構成なのでまったく問題ないのだった。とにかく・・・すずみは・・・恋人の青が添乗員として出張中も、「カフェあさん」で働き、古書店「東京バンドワゴン」の「旦那さん」こと堀田勘一(平泉成)のお手伝いもこなす充実した日々を過ごすのだった。えーと・・・大学は卒業したのかな・・・まあ、いいか。
青が出張から帰宅する日、堀田家行きつけの小料理居酒屋「はる」の女将・真奈美(片桐はいり)がただならぬ情報をもたらす。
青が美人と深刻そうにお茶を飲んでいたというのである。
勘一の幼馴染の祐円(ベンガル)まで加わって・・・「青の恋愛の行方」についてあることないこと喋っているのを耳にするすずみ。
「私・・・別に気にしてませんから・・・」
「背中がものすごく気にしている感じに見える・・・」と青の兄・堀田紺(金子ノブアキ)の妻・亜美(平愛梨)は呟く。
「LOVEだねえ」と青の父・我南人(玉置浩二)はセリフを覚えるのが楽なのだった。
そこへ・・・青が帰宅するのだった。
にぎやかすぎる堀田家の食卓。
「いや・・・そんなんじゃないよ」
「醤油とってくれ」
「別に気にしてませんから」
「家庭教師?」
「あれは・・・藤島さんの会社の秘書さんで・・・ちょっと藤島さんのことで」
「花陽も中学受験ですから」
「相談って・・・」
「それは・・・ちょっと・・・藤島さんの名誉にかかわることなんで」
「中学受験か・・・花陽ちゃんもセーラー服かあ」
「セーラー服、かわいいだろうな」
「私、中学のセーラー服持ってます」
「すずみちゃん、セーラー服、似合いそうだねえ」
「LOVEだねえ」
「男ってセーラー服が好きよねえ」
「セーラー服っていうか、制服がねえ」
「亜美ちゃんもCAの制服、まだ似合いそうだよねえ」
「LOVEだねえ」
「で、家庭教師って当てはあるのか」
「藤島さん」
「この間、宿題教えてもらって・・・」
「でもあいつ、社長さんだろう」
「藤島さんがいいの」
「LOVEだねえ」
「お金持ちだしねえ」
「よし、まあ、話だけはしてみるか」
食後、青はすずみにさらに弁解するのだった。
「なんか・・・藤島さんは・・・悩み事があるみたいで・・・秘書の永坂さんは心配しているんだ・・・泣いちゃったのは・・・たぶん、藤島さんのこと・・・好きなんじゃないのかな」
「でも・・・悩み事ってなにかしら」
「さあ・・・それは・・・それはそうと、仏間でずっと寝てるのって・・・大変でしょう」
「え・・・」
「その・・・ほら・・・僕の部屋なら・・・それなりにプライバシーも保てるし・・・」
「あ、青さんの部屋にですか・・・」
「うん・・・僕の部屋なら・・・ほら・・・夜遅くまで本も読めるし」
「で・・・でも・・・まだ・・・ここで・・・心の準備が・・・」
「あ・・・君がいいなら・・・そ、それでいいんだけど・・・」
「LOVEだねえ」・・・こっそり聞いている我南人だった。
一方、五千冊の本を処分したいという客(西慶子)が現れ、すずみが出張して値つけをすることになる。はりきってでかけたすずみだが・・・客はすずみの付けた値段が不満でクレームをつけるのだった。
しかし、勘一と紺が査定してもすずみの査定に問題はないのだった。
「なんでも・・・会社が経営不振で・・・従業員の給料を・・・捻出したかったみたいなんです」
「だが・・・こっちも商売だからな・・・」
そこへ・・・藤島(井ノ原快彦)が現れて、義侠心から・・・援助を申し出るのだった。
「同じ・・・本を愛する者として・・・同じ・・・経営者としてほっとけませんから・・・」
「しかし・・・かなりの捨て金になるよ」
「金は天下の回りものだし・・・僕にとってはポケットマネーですから」
「言ってみたいねえ・・・そのセリフ」
藤島は家庭教師も引受け・・・喜ぶ堀田家だったが・・・青だけは浮かぬ顔だった。
藤島が・・・身辺を整理して・・・人を殺そうとしているかもしれない・・・と秘書の永坂(入山法子)から聞きだしていたからである。
そして・・・家庭教師を引受けるために開いた藤島の手帳は・・・ある日を境に空白になっていたのである。
さらに・・・LOVEに支配された世界の運命に導かれ・・・青と紺とマードック(ジョナサン・シェア)は墓参りしている藤島を発見するのだった。
やがて・・・藤島は・・・マードックが想いを寄せる藍子(ミムラ)にどこか面影の似た自分の姉(星名美津紀)の死について・・・語りだすのだった。
「僕が・・・幼い頃に・・・姉が亡くなりまして・・・シスコンだった僕は・・・恋人を失くしたように一生分の涙を流したんです」
そのただならぬ気配に・・・堀田家の男たちは調査を開始するのだった。
やがて・・・藤島の姉が殺人事件の被害者で・・・犯人がまもなく刑期を終えることが判明する。
東京バンドワゴンの常連客である茅野刑事(山田明郷)は出所の日を超法規的近所のよしみで堀田家の男たちに伝えるのだった。
「おいおい・・・姉さんの仇討ちをするつもりなのか・・・」
「ものすごい執念深さですね」
「でも・・・おれも藍子さんを殺されたら・・・犯人を殺してやりたいって思うかも」
「青は・・・姉さん子だったもんなあ」
「でも・・・よく、出所の日が分ったよなあ」
「日本じゃ、金持ちに不可能はないってことですなあ」
「LOVEだねえ」
「犯人は教師で・・・被害者は教え子だったらしい」
「そりゃあ・・・ひどいな」
「そりゃあ・・・死刑にしない裁判所が悪いね」
「そうだよな」
「で・・・どうする」
「いやあ・・・花陽ちゃんの家庭教師を人殺しにするわけにはいかないでしょ」
「だなあ・・・」
「LOVEだねえ」
こうして・・・男たちは藤島(弟)の復讐心を宥める計画に萌えるのだった。
「ええ・・・今回、堀田家では男同士で・・・ちょっと交友を深めたいと思います」
「妖しい・・・」
「何するんだか・・・」
「まさか・・・ガールズバーに行くんじゃ」
「ま・・・男には男の世界が必要なんだな」
「ま・・・女にも女の世界が必要ですものね」
女たちはなんとなく許すのだった。
その代わりに女の休日も獲得するのである。
復讐の日、何やら大荷物を持って出かける堀田家の男たち。
祐円や茅野刑事も参加するのだった。
そして・・・藤島はナイフを持って府中刑務所に現れるのだった。
しかし・・・立ちふさがる男たち。
「どうして・・・ここに」
「およしなさいよ・・・無駄なこと」
「座頭市ですかっ」
問答無用で走り出す藤島を青が抱きとめる。
本職の茅野が抑え込み・・・ナイフがこぼれるのだった。
「ナイフじゃなくて・・・ガラガラをお持ち・・・」
「ガラガラって・・・」
そして・・・男たちはアミーゴな感じのバンドとなるのだった。
生まれたばかりのお前を
泣いているだけのお前を
この世に産んでくれたのが母さんだよ
愛おしく
Smile Smile Smile
何があってもこの子だけは守り抜こうと誓ったんだ
「あのな・・・藤島よ・・・俺はな、あの戦争で・・・お国のためにこの手で人を殺してるんだ・・・そんな俺が言うことだから・・・よく聞いてくれ・・・人間はな・・・何があっても人間を殺しちゃダメなんだよ・・・理屈じゃねえ・・・ダメなものはダメなんだ・・・」
「・・・」
「LOVEだねえ」
まあ・・・基本的に・・・誰かに止めてもらいたかった藤島なのである。
絶対に殺す気ならば・・・黙って殺せば済む話なのである。
こうして・・・藤島は・・・法に支配された世界に復帰するのだった。
刑期を終えた前科者は姿を消していた。
「ところで・・・戦争に行くような年だったっけ」
「馬鹿野郎、俺は戦時中、小学生だぞ・・・空襲の夢でうなされることがあっても人殺しなんかするかよ・・・アフリカや中近東じゃあるまいし」
「一部の人が聞いたら・・・絶対に許してもらえない種類の嘘ですよね」
「LOVEだねえ」
数日後・・・東京ラブワゴンに・・・異国から大荷物が届く。
「どうすんの・・・これ」
「うん・・・友達が死んで・・・遺品を贈られたんだ」
「でも・・・お父さんの部屋には・・・とても」
「だから・・・仏間に置かせてもらおうと思うんだ」
「え・・・でも・・・」
「だから・・・ね・・・長いセリフは覚えるの大変なんだねえ」
こうして・・・青とすずみは一つの部屋で暮らすことになるのだった。
さっそく、ちょっとイチャイチャしてみる二人。
ものすごく恥ずかしくて・・・うれしい気分になるのだった。
「LOVEだねえ」
若いって素晴らしい・・・平和っていいもんだ・・・という話でございます。
関連するキッドのブログ→第4話のレビュー
ごっこガーデン、家畜と奴隷と騙されやすい少女のための愛の魔法世界セット。エリ「ムフフ・・・青春の恋は・・・テレテレのデレデレのドキドキのラブラブなのでスー。はじめての二人で並べる枕は憧れの世界・・・もうあんなことやこんなことを想像すると・・・私ってば何を想像してるんだって思わず言ってしまいそう・・・でも何を想像したかは秘密でスー。由緒正しい想像にまかせしますわ~なのですわ~。テヘペロッ・・・慈善事業は誰かの苦しみを少しでも軽くしてあげたい気持ちのなせること・・・自暴自棄でさえ人を幸せにすることがあるという皮肉ですわね~」まこ「すずみちゃんも青ちゃんもかわいいジョー、照れくさくてでも勇気を出してラインを越えていくのが青春なのでしゅか~。男の人はやっぱり制服大好物なんでしゅか~。かまぼこにセーラー服着せたら売れましゅか~」くう「うっ・・・この制服は・・・あの制服・・・興行収入十億円突破記念すか~ならぬものはならぬのですぞ~・・・心の傷はおしゃれで癒せるのか~・・・ああ、ときめくう~っ、でもまこちゃん、うかつに契約しちゃダメよ~」シャブリ「真央ちゃん、優勝~、そして、二人は同棲~、私は歯が痛い~のでありました~」mari「どんな深刻な運命も・・・暖かく包み込んで育んでいく・・・LOVEだねですね~」
| 固定リンク
コメント
ふむふむ、玉置さんに負担にならないように
この短めの決めセリフが与えられたのでしゅね♪
それが魔法の言葉として威力を発揮!
殺人計画を立てようが、実行スレスレで
阻止されようが、大嘘つこうが、LOVEだねで全て解決!
そして恋人未満なくせに同じ屋根の下で家族と同居という
特殊な環境のシャイな二人は、親の立場でありながら
無理矢理一つの部屋に閉じ込めるという強行も
LOVEだねで全て許されるのですネ♪
う~む・・・何か適当に種をつめて、パッケージ用に
セーラー服の女子のイラストを画伯に発注して・・・
じいや~、まこ☆ミキオリジナル商品として、
LOVE種の発売準備して~!
夏にいっぱい食べたスイカの種とか、夏休みの観察日記用に
植えた朝顔の種とか、ひまわりの種、どこやったっけか!?
発売イベントにはもちろんセーラー服着るヨ!
これもかわいいの準備してーーーっ!!!
投稿: まこ | 2013年11月10日 (日) 16時11分
友達以上恋人未満の二人が
一つの部屋で夜をすごせば
やることは決まっているわけですが
それを家族のみんなが
あれやこれや想像しているかと想像すると
ものすごい恥ずかしさですな~。
やっていてもしてませんって言っちゃうレベルでございまする。
しかし、それを乗り越えてこその大家族ですからな。
まあ、平成財閥のお屋敷サイズがあれば
どこで誰が何してるのかは
なかなか把握するのは困難なのでございますが~。
お嬢様が脱走に際して監視カメラを
ぶっ壊しまくるのでなおさらなのですな~。
しかし、執事たるもの
お嬢様たちのプライベートは
知っているのにしらんぷりが基本でございます。
見て見ぬふり世界選手権50年連続優勝のじいめで
ございますれば~。
まこ様、お忘れのようなので
僭越ながら申し上げますが・・・。
スイカの種もひまわりの種もちょっと毒性がある朝顔の種も・・・まこ様、残さずに食べちゃってますぞ~。
しかし、まこ☆ミキ印の「LOVE種」大好評発売中ですぞ~。
世界種市場売上ナンバーワンを獲得いたしました~。
おまけの「セーラーまこ種ちゃんフイギュア」も
あの「おやじいぬ」をおさえて
キャラクター大賞受賞しましたぞ~。
まこ☆ミキセーラー服は
全国制服コンテストでグランプリ獲得しましたぞ~。
なになに・・・売り上げは・・・
世界のめぐまれない子供に半分寄付したいと・・・。
さすがはまこ様、全額とおっしゃらないところが
奥ゆかしいのですな~。
(じいやバカLOVE種クラス発芽中)
投稿: キッド | 2013年11月10日 (日) 23時13分
じいやちゃま、こんにちは!
またもや大遅刻すみませぬ~。
まこちゃまのラブ種!
さすが~大好評ですね!!
この種を買ったらものすごくいいことがありそう♪♪
あたしもね小っちゃいころのまこちゃまの
幼稚園の制服を思いだしましたわ。
セーラーカラーでかわいかったわ~。
(思い出しては涙がにじむくらいの姉バカ発動中)
そんなこんなですがそうそう、すずみちゃんは
学校に行かなくていいんでしょうか?
私も不思議でしたわ~。
お父さんのことが落ち着いたら・・っていう間に
堀田家に入っちゃいましたもんね。
二人のドキドキがお茶の間に伝染しちゃいましたが
ふふふ、由緒正しい想像しなくちゃ~デスね!
そして藤島さんが持たされたあの鈴は
赤ちゃん用のガラガラだったのね!
その愛称が出てこなかったので
さすがじいや、一億の引き出しの経験が違いますね!!
今週もほのぼのしました。
まさか、殺人計画を阻止したドラマだったなんて
みじんにも思えないところがスバラシイのです~。
急に冷え込みましたがお風邪はひいてませんか?
白菜とホタテのクリームシチューを作りましたわ。
フーフーして食べてね!
投稿: エリ | 2013年11月12日 (火) 17時11分
エリお譲様、ご多忙の中のお出まし恐悦至極でございまする。
ラブ種のおまけのまこセーラーフィギュアは
シークレットでエリ様、アンナ様が出るので
ネット・オークションで高値がついておりますぞ~。
まこ様は広島の幼稚園でセーラー服、
アンナ様はアメリカで私服、
エリ様は東京でブレザーでございましたな~。
エリ様は幼稚園児からしてフォーマル・モードがお似合いでしたな。
すずみの学業はどうなったのか?
謎ですな~。
優等生なので最終学年前に単位はとりおわって
卒論も提出済みなのかもしれませんな・・・。
まあ・・・はしたない声とか
あられもない姿とかを
見られぬように気を使うのが
和室の心得でございますな~。
その秘め事感がまた萌えるのですな。
ベイビーのような気持ちになれば
殺意なんて消えてしまうという
心理療法なのでございましょうか・・・。
母親の腕に抱かれていれば
誰かを殺したいなんて
思わないのが普通でございますからね~。
犯罪者を説得する
「お母さんが泣いているぞ~」的なものですな~。
そこで歌っちゃうところがミソなのですな。
そして、我南人の歌声は
甘く優しい響きなのでございます。
しんみりですな。
とにかく・・・ファンタスティックな下町は
殺伐とした犯罪とは無縁なのでございます。
みんなでもみ消しちゃいますからな~。
シチューの美味しい季節ですな。
海のものと山のものが
一体となる至極の味わい・・・。
ほっこりいたします~
投稿: キッド | 2013年11月13日 (水) 03時19分