LOVEにありがとうです(多部未華子)LOVEなんだもんね(亀梨和也)でもいざとなったらマネーだね(井ノ原快彦)
あらゆることをLOVEで押し切っていく清々しいこのドラマ。
今回はついにでもやっぱりmoneyだね・・・展開である。
実にシビアな展開だ。
特に・・・幸福というものの定義についてリアルなのである。
もちろん・・・それはファンタジーの世界の出来事なのだ。
だって、誰もが大スターにはなれない。IT企業の社長にもなれない。綺麗な顔に生まれるのだって難しい。
さらに言えば・・・他人の子供を黙って育ててくれる妻ともなかなか結婚できない。
絵を描いて暮らしたり、文章を書いて暮らしたりも難しい。
何より、いつも優しさに囲まれていたりはしない。
幽霊の声が聞こえたりはしない。
そのすべての夢がかなえられている世界なのである。
そして・・・生きているだけでありがたいという話なのである。
それなのに・・・凶悪な闇の力を圧倒するのはマネーなのだ。
ついでに・・・子供を捨てた母親の償いもマネーなのである。
そうだ・・・マネーがあれば親なんていらないという・・・ものすごい結論さえ感じさせるのである。
このケーキの中にダイヤモンドが入っていて・・・「何か文句ありますか」的なおかしみはものすごいな。
あるいは「パンがなければケーキを食べればいい」とギャグをかましながら革命分子をしたたかに粛清してギロチンされないもう一人の別のマリー・アントワネット的な・・・。
もちろん・・・そんな風にこの作品を解するのは誤読かもしれませんが・・・悪魔の舌は確かにLOVEの中に潜む毒を感じるのでございます。ただ一つ、基本男性作家ですからな・・・男が愛人を持つのは否定しないが・・・逆の例は・・・なんでございますね。その点はまあ・・・アレですな。
で、『東京バンドワゴン~下町大家族物語・第8回』(日本テレビ20131130PM9~)原作・小路幸也、脚本・大森美香、演出・狩山俊輔を見た。愛が足りないんだ・・・心に穴が開いているから愛がこぼれていくんだ・・・泥酔して醜態をさらす堀田青(亀梨和也)と文学的な女子大生の槙野すずみ(多部未華子)が出会って・・・どのくらいの時が流れたのか定かではないが・・・気がつけば26歳だった青が27歳になる誕生日に・・・二人は神前で婚礼の儀を行うのである。それは十二月三日なのだった。そしてその日はあれよあれよという間に目前に迫っているのだ。
その婚礼を皆が心待ちにしているわけだが・・・ただ一人、邪悪な心でその婚礼に不吉な影を投げつけるものがいる。
彼が・・・その闇をいつ心に棲みつかせたのか・・・定かではない。
しかし、人の心はたやすく闇にむしばまれるものだ。
携帯電話が買ってもらえないから・・・サッカー・チームのレギュラーになれなかったから・・・好きな人がふりむいてくれないから・・・トイレの個室で上からバケツの水がふってくるから・・・中国人より日本人の方が豊かそうに見えるから・・・テストの成績が下がったから・・・お弁当におかずが入っていなかったから・・・母親が男と逃げたから・・・自分が棄て子だったから・・・おやつがもらえなかったから・・・昨日はしてくれたことを今日はしてくれないから・・・サイフを落したから・・・自転車がパンクしたから・・・たいやきが売り切れだったから・・・とにかく人生はいたるところに陥穽がつきものなのである。
雑誌記者の木島(堀部圭亮)はロック・ミュージシャンとしての自分の才能の限界を感じた時に躓いてしまったのだろう。
優秀な雑誌記者でありながら・・・ひとつの挫折体験が・・・心に棘として突き刺さり・・・膿み爛れてしまったらしい。
それは・・・成功者である我南人(玉置浩二)への憎悪として暗がりを増していく。
我南人の不品行な愛の遍歴と・・・大女優・池沢百合枝(大地真央)との不適切な関係をどこかで知った時に・・・木島の邪悪な復讐心はついに牙を剥いてしまったのである。
そして・・・その結果、モラルに反して生み捨てられた青の存在が格好の生贄として木島の目に映りだしたのだ。
そんな不幸な生い立ちを持つものが幸せであってはいけない。
それでは自分があまりにもかわいそうだ。
木島はもはや・・・そのスキャンダルの虜になってしまったのだった。
木島は生きながら地獄のロックに葬られてしまったのである。
たえず・・・腹違いの弟の幸せを守って来た長女の藍子(ミムラ)と長男の紺(金子ノブアキ)は常に監視の目を光らせているために・・・たちまち、木島の存在をキャッチする。
奔放な父親のLOVEが常に無敵ではないと知っている二人は・・・気持ちの赴くままに池沢百合枝(大地真央)に逢いに行った我南人が盗撮されるのではないかという予感に震え、父親の後を追うのだった。
二人は・・・青の母親が池沢百合枝だと知っているからであった。
案の定、我南人は木島に追尾されていたが・・・一応、芸能人なので・・・密会は芸能事務所の美人の女社長(筒井真理子)を通じて・・・という最低限の用心はしていたのだった。
女社長の家で・・・我南人と・・・百合枝は・・・昔、LOVEだったムードを醸しだすのだった。
「久しぶりだね・・・」
「元気そうね」
「君も相変わらず素敵だね」
「・・・今回のことはごめんなさいね」
「あやまることはないよ」
「私・・・あの子の晴れ姿をそっと覗いてみるつもりだったの」
「うん」
「でも・・・その日は映画の撮影があって・・・社長が気をまわして・・・式の日程を少しずらしてもらおうとしたらしいの・・・ところが・・・生き違いがあって・・・まるで青の挙式を邪魔するような感じになってしまったのよ」
「それは・・・君のせいじゃない・・・下心がちょっとありすぎるスケベエな元神主がいけなかったんだよ」
「でも・・・結局・・・私のいけないわがままよ・・・自分で捨てた子供に・・・未練なんか・・・」
「君が生んだ子供だもの仕方ないさ・・・それに君は養育費や学費とか・・・青のためにおしみなく仕送りしてくれたじゃないか・・・」
「お金だけだけどね」
「お金はないよりあった方がLOVEだよ」
「とにかく・・・今回のことは・・・私が悪かったの・・・赦してね」
「君は何にも悪くないさ・・・それより・・・君はそれでいいの」
「うん・・・これ・・・結婚のお祝い・・・一千万円しかないけど」
「充分だよ」
しかし・・・我南人は昔の恋人で・・・最愛の息子の母親である百合枝のために女社長を呼んで相談を持ちかけるのだった。
「私がでしゃばったために・・・なんだかすみません」
「問題ないですよ・・・それより・・・」
我南人の提案に耳を傾ける二人。
社長に送りだされる我南人の前に・・・木島が姿を見せる。
「どうも・・・」
「偶然ですね」
「偶然なのかな」
「偶然ですとも・・・ここには・・・池沢百合枝さんも偶然いたのかもしれませんが・・・」
「君は・・・何を望んでいるんだい・・・」
「別に何も・・・ただの興味ですよ」
「そうかな・・・君はなんだか・・・淋しそうだよ」
「淋しい・・・私が・・・ご冗談でしょう」
「ここには・・・池沢はおりませんよ・・・それとも・・・警備員を呼んだ方がいいかしら」
「それには及びません・・・僕はただの通りすがりですから・・・」
去っていく木島を・・・紺と藍子も見つめるのだった。
「お前たち・・・」
「お父さん・・・気をつけてください」
「あの人は青のことを狙ってます」
「しかし・・・そんなに悪い奴にはみえないんだけどね」
「悪い奴が悪いことをするとは限らないんですよ」
「ふうん・・・紺、お前も詩人になったねえ」
「お父さん、ふざけている場合じゃありません」
「わかった・・・ごめんね」
こうして・・・何の問題もない若い二人・・・青とすずみの前途に・・・暗雲が立ち込めたのだった。
少なくとも・・・大女優の隠し子という醜聞が発覚すれば・・・穏やかな新婚生活は望めないのである。
青の保護者である父と兄と姉は思わしげな視線を交わすのだった。
家に戻った紺を問いつめる青。
「どうして・・・血相変えて出ていったの」
「いや・・・お父さんがちょっと若手のロッカーを酒の席で殴ってしまったらしくてさ・・・あの木島っていう記者が特ダネにしようとしているらしいんだ・・・」
「まったく・・・しょうがない親父だな」
紺は「秘密」をなんとか隠蔽したのだった。
弟には穏やかな気持ちで婚礼の日を迎えてほしかったのである。
しかし・・・木島はそれを許さないのだった。
青を執拗に追い始めるのである。
そして・・・わざと・・・青に盗み撮りしている姿を曝してみせるのだった。
たちまち・・・餌に食いつく青。
ちょっとした鬼ごっこの後にわざと捕まった木島は挑発を開始するのだった。
「幸せそうだねえ・・・」
「何のことですか・・・」
「君って・・・実の母親を知らないんだろう」
「・・・」
「俺は知ってるんだ。君はねえ・・・あの大女優の池沢百合枝の隠し子なんだぜ」
「え・・・」
「君のお父さんもひどい男だよねえ・・・妻子があるのに・・・池沢と浮気して・・・子供まで生ませているんだからさ・・・最低なやつだと思わないか」
「・・・なんだって」
気がつくと・・・頭に血が上った青は木島を殴りつけていたのだった。
そこにファンタジーの神に導かれて・・・堀田家一同に復讐目的の殺人を阻止された男・・・藤島直也(井ノ原快彦)が通りかかる。
激昂している青を宥める藤島。
「やめたまえ・・・」
「離して・・・僕はこいつをもっと殴りたい」
「暴力は駄目だよ」
「構いませんよ・・・これで・・・彼は・・・犯罪者の仲間入りだ」
「・・・」
「まあ・・・すぐには訴えませんけどね」
「君・・・血が出てるぞ」
「ふふふ・・・出血、結構なことですよ」
木島は嘯いて立ち去る。
「どうしたんだ・・・青くん・・・」
「僕は・・・僕は・・・」
湧き上がる感情を持て余す青だった。
堀田家では一同集まり、家族会議である。
事情を知らない勘一(平泉成)が問いただす。
「なんで・・・殴ったりしたんだ・・・」
「親父の悪口言われてかっとなって・・・」
「悪口なんて・・・自分でいつも言ってるのに・・・」と花陽(尾澤ルナ)・・・。
「自分で言うのと・・・他人に言われるのは違うから」
「まあ・・・そうよね」
木島が語ったことの核心については言葉を濁す青だった。
しかし・・・紺と藍子はそのことについて目を見かわす。
そして・・・父を見るのだった。
「・・・」
「とにかくだ・・・結婚前の大事な身体だ・・・不祥事なんか起こすなよ」
家長として申しつける勘一だった。
「もう・・・不祥事はたくさんなんだよ」
勘一は息子を睨むのだった。
すべては・・・我南人の不徳の致すところなのである。
しかし・・・我南人の不徳がなければ・・・そもそも青は存在しないのだった。
ここがLOVEのパワフルなところなのだ。
すずみは何事かを感じていた。
「私ね・・・青さんのお母さんに感謝してるの」
「・・・」
「育ててくださった秋実さんはもちろん・・・生んでくだったお母さんにも・・・だって・・・青さんを生んでくださらなかったら・・・私は青さんに出会えなかったし・・・結婚もできなかったんだもの」
「・・・」
すずみの心は青の心の影を照らすのだった。
それはLOVEなのだった。
しかし・・・木島の攻撃は続く。
青に電話をかけて・・・暴力沙汰をを公けにしたくないなら・・・独占インタビューをさせろと青を呼びだすのだった。
しかし・・・会見の場は・・・真奈美(片桐はいり)の小料理居酒屋「はる」なのだった。
ある意味、木島は・・・敵の牙城に飛び込んでいます。このまま闇の中に消される恐れもあるのに・・・。
「最初に謝罪させてください・・・暴力をふるったことは謝ります」
「そのことは別にいいのさ・・・知りたいのは君の心のうちなんだから・・・父親の浮気で・・・愛人の子供に生まれて・・・どう思うかとか・・・そのことに苦しんだとか・・・母親の池沢百合枝・・・君を捨てた大女優のことを・・・憎んでいるかとか・・・そういうことさ・・・」
「僕は・・・もうすぐ結婚します。結婚相手は・・・一般の人間です。その人を騒動に巻き込みたくないのです・・・僕の出生のことについて・・・これ以上関わらないでくれませんか」
「何言ってんだ・・・そんなことできないよ・・・これは俺の仕事なんだから・・・」
「・・・」
そこへ・・・我南人がやってくる。
「やあ・・・」
「・・・」
「ねえ・・・君がやりたいのはそういうことなのかな」
「仕事ですからね」
「君の書いたロックについての記事・・・よかったよ・・・LOVEがあるよね・・・でも君が今、やろうとしていることにはLOVEがないよね」
「何、寝言言ってるんですか」
「君の胸の中でLOVEが泣いているよ」
「はあ?」
「君はね・・・LOVEが欲しいんだね」
「・・・」
「LOVEが欲しかったら・・・まず君がLOVEを与えないとダメなんだね」
「馬鹿馬鹿しい」
「LOVEがLOVEを呼ぶんだよ」
「とにかく・・・この記事は・・・来週には・・・雑誌に乗り、店頭に並び、世間を騒がせますよ・・・覚悟しておいてください」
「それが・・・君の望みなの・・・」
「そうですよ」
「まあ・・・いいや・・・君も青の結婚式においでよ・・・結婚式だからね・・・きっとLOVEでいっぱいだよ」
「失礼します・・・」
残された父と子。
「青・・・俺を殴っていいよ」
「・・・」
「悪いのは・・・父さんだから」
「いいよ・・・そんこと言われたら殴れないよ」
「そうか」
そして・・・12月3日の朝は巡ってくるのだった。
例によってにぎやかな食卓。
そこで・・・我南人は爆弾宣言をするのだった。
「実は・・・今日は特別なゲストが来ます」
思わず、我南人を見る一同。
「あのさ・・・知り合いに頼まれて・・・結婚式を利用して・・・ちょっとした映画の1シーンを撮らせてあげることにしたんだね。女優さんは・・・池沢百合枝さんです」
「えええええ・・・」
「あの池沢百合枝」
「大女優じゃない」
思わず・・・父の顔を見る紺と藍子だった。
青は唇をかみしめるのだった。
「すまないけど・・・お願いするんだよね」
「まあ・・・いいか・・・なんてったって・・・あの池沢百合枝だもの」
納得する勘一だった。
こうして・・・結婚式の席に一瞬、座った百合枝が追手に気付いて立ち去るという場面が式の途中で行われることになったのである。
紋付き袴に着替えた青は・・・花嫁の到着を待つ。
そこへ・・・女社長に伴われ挨拶にやってきた百合枝。
「池沢百合枝でございます・・・本日は不躾な願いをお聞き届けいただきありがとうございます」
青の胸に去来する母親への様々な思い。
「これが・・・今日、結婚する・・・息子の青です」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ・・・」
母と子は一瞬・・・視線を交わすのだった。
震える心。
やがて・・・叔母の聡子(山下容莉枝)と花嫁のすずみが到着する。
その美しさに一同は息を飲むのだった。
三三九度の杯の背後で・・・短いシーンの撮影は滞りなく終了する。
式場をそっと振り返る百合枝だった。
息子の晴れ姿を愛おしそうに見つめる母親の姿を盗撮する木島。
そこへ・・・藤島がやってくる。
「僕が誰かご存じですよね」
「もちろん・・・現代の旗手ですものね」
「実は・・・今日からあなたの出版社の社長でもあるんですよ」
「え」
「あなたの会社、買収しちゃいました・・・」
「なんだって」
「僕にとってね・・・堀田家の皆さんは命の恩人なんです・・・その人たちを傷つけるような記事は発表させませんよ」
「・・・しかし、記事は他の出版社に売ることもできる」
「僕を敵にまわすつもりですか・・・」
「・・・」
「今度・・・ロックの専門誌を創刊することにしました・・・あなたを編集長にしたいと思っています」
「・・・」
「LOVEですよね」
「あの人の・・・差し金か・・・」
「LOVEですから」
「まったく・・・おそろしい人たちだな」
「LOVEなんです」
ラブ&マネーの猛攻の前についに降伏する木島だった。
忌まわしい心の闇は陥落したのである。
式は恙なく完了し・・・青とみすずは晴れて夫婦となった。
去りかけた百合枝を勘一が呼びとめる。
「もし・・・差支えなかったら記念写真の撮影におならびいただけませんか」
「けれど・・・御迷惑なのでは・・・」
「いや・・・あなたが御一緒してくださるのが何よりの記念ですから」
さりげなくチャンスを見逃さずにスケベエな祐円(ベンガル)は百合枝の肩に触れて彼女を誘導するのだった。
LOVEの軍門に下った木島は仕方なくカメラマンを担当するのである。
神社の境内ですべてを見守っていた勘一の妻・サチ(加賀まりこ)の幽霊は思わず呟く。
「よかったね・・・我南人・・・青、おめでとう」
「あ・・・今、大おばあちゃんの声が聞こえたよ」と叫ぶ研人(君野夢真)・・・。
「えええええええ」
「そんなあ・・・ゴーストママ捜査線みたいなこと言われても」
「上原とんぼくんかよっ」
「わはははは」
こうして、堀田家に青の妻すずみが加わったのだった。
「初夜」の前に盛り上がる宴会。
そっと席を立った我南人は「東京バンドワゴン」の軒先に立つ。
そこへ変装した百合枝がやってくる。
「ありがとう・・・あの子を立派に育ってくれて」
「青は・・・もともと立派なんだよ」
「そうね・・・生まれた時から・・・とってもいい子だったもの」
「名乗りをあげなくていいのかな」
「私には・・・もう充分よ」
「じゃ・・・これ・・・今日は誕生日だからね」
我南人は・・・青の誕生日に・・・百合枝に写真を送り続けていたのだった。
百合枝は・・・写真を抱いて・・・角を曲がる。
すると・・・青が現れる。
「親父・・・何してんだよ」
「ちょっとね・・・風にあたってた・・・」
「みんなが親父の歌を聞きたいってさ」
「そうか」
「あのさ・・・いつか・・・俺を生んでくれた人に逢うことがあったらさ・・・伝えてほしいことがあるんだ」
「何を・・・」
「俺を生んでくれてありがとうって・・・だってすずみと結婚できたのは・・・その人のおかげだからさ」
「そうだね・・・LOVEなんだね」
「また・・・それかよ」
塀の向こうで・・・その人は泣き崩れるのだった。
「自分の口で言ったらどうだ」
「そうだね・・・いつか・・・機会があったらね」
こらえきれずに歩み去る百合枝。
その時、我南人の体に異変が起きる。
激しくせき込んだ我南人は吐血するのだった。
「親父?」
例によって禍福は糾う縄のごとしなのである。
えーっ・・・二人も今夜はおあずけ・・・でございますか。
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コメント
じいやさま、こんにちは!
素敵な結婚式でしたね~。
まこちゃまの式の時はあたしきっと泣いてしまいそう~。
アンナちゃんは教会式になりそうですが
やっぱり涙ぼろぼろになるわね。
かわいい妹たちを思うと今からじいやの気持ちが
見えちゃってほろほろしちゃいますわ~。
しかし藤島さんには受けました。
これだけで映画ができちゃうぐらい
どう考えてもあり得ない展開でしたけど・・。
みなさん、普通に受け止めているところが
さすが堀田家ですわね。
青ちゃん、
他人からお母さんのことを教えられるなんてショックでしたね。
名乗りあわずに見つめあうシーンにじ~んときましたわ。
すずみが隣にいるから乗り越えますね、きっと。
ともあれ、おめでとうなので
今日はてまり寿司にしましょうか。
まあるい酢飯にまこちゃまのかまぼこも乗せましたわ。
じいやちゃまには熱燗でほかほかしてくだされ~♪
投稿: エリ | 2013年12月 2日 (月) 18時35分
✿❀✿❀✿かりん☆スー☆エリ様、いらっしゃいませ✿❀✿❀✿
結婚式はめでたくてよろしいですな~。
じいめの年になりますと毎日がお葬式のような
スケジュールになりますからな~。
まこ様は神社。
アンナ様は教会。
そうなるとエリ様は仏式でございますか~。
まあ、すべての宗教をハシゴする手もございますねえ。
なにしろ・・・披露宴は全世界でツアーをしなければなりませんしなあ。
(じいやバカ世界ツアー披露宴実施計画発動中)
ふふふ・・・「リッチマン藤島のなんといってもマネーだね」シリーズ。
絶賛公開中間違いなしでございますね。
どんな運命も・・・お金の力で切り開いていく。
まあ・・・基本中の基本でございまする・・・。
まあ・・・庶民の皆様のものすごい
脱力感がお茶の間の向こうから押し寄せてくる感じも
しましたな~。
ヘナヘナ~の洪水かもしれませんな~。
そして・・・すずみの
「どんな母親でも産んでくれてありがとう」という
超絶おひとよしモードの殺し文句・・・。
ハレルヤ・・・ハレルヤでございます。
しかし・・・こういう何もかも肯定していく
生き方はとても大切なんですな。
そうでないと・・・
人間は本当の幸福を見つけられないかもしれませんからな。
じいめはこのファンタジーが
なかなか油断できないポイントが
あると・・・こういうセリフで感じまする。
かわいいお寿司はさすがでございますな。
じいめは長い幸せがありますようにと
うどんを手打ちいたしますぞ。
うどんはコシが肝心ですからな。
そらよっと・・・う・・・
こ、腰が~
投稿: キッド | 2013年12月 2日 (月) 23時13分
ふぅ・・・巫女さん役も意外に疲れるのデス!
三三九度の際に手が震えてもうて、いっぱいこぼしちゃったヨ。
んで、すずみエリねーちゃんの盃には
なみなみと注いでしまったけど、さすがエリねーちゃん!
一気に飲み干してたヨ♪
しかし藤島さんがお金持ちでよかった~!
今回は金にモノを言わせての解決だけど、
そこには堀田家へのLOVEが溢れてるから
いーんです!!!
イノッチだって・・・
きっとここから愛なんだ♪
はじめる事が愛なんだ♪
辛い時でも愛なんだ♪
出来る何かが愛なんだ♪
と、過去にLOVEならぬ愛の伝道師として
活躍してたも~んと思ったらこの歌作ったのも
玉置さんだったーーーっ!歌詞は違うけど・・・・
そしてイノッチ先輩!亀ちゃんが暴利沙汰で
マスコミに騒がれないように捨て身の援護!
さすが同事務所!
これ以上不祥事でメンバー減ったら、ただの
TUNになっちゃうもんねー!ホッ♪
投稿: まこ | 2013年12月 3日 (火) 17時10分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
結婚式ごっこの巫女様役、お疲れ様でございました。
早速、まこ巫女人形をリリースしたところ・・・
まこ様ファンだけでなく
全世界の巫女萌えの皆様に大好評で即日完売しましたぞ~。
また、くう様、mari様と三人で
来年度のひな人形の三人官女のモデルになることが決定しましたぞ~。こちらも予約殺到中です。
広告用にお台場ガンダムの隣に
巨大まこ巫女人形も建造いたしました~。
(じいやバカイケイケモード発動中)
しかし、やはりお金では愛は買えないかもしれませんな。
絹のドレスも帽子も
みんなあなたに買ってあげた
ダイヤモンドの指輪
いつか誕生日にあげた
そしてあなたは言った
もっと大きいのが欲しいわ
こういう感謝知らずの女にひっかかったら
すっからかんになりますからな、
なになに・・・感謝知らずの女こそが
まこ様の目指す理想の女だと・・・。
天晴れでこざいます。
さあ、まこ様期末テストの季節でございますぞ~。
なになに・・・その前に心のこもった
手書きの年賀状を書きたいと・・・
さすがでございますな。
しかし、100枚ほどお渡ししたかずですが
さらにお書きになるのですか・・・?
なになに・・・竹野内様だけに百枚書いたと・・・
それは心こめすぎてますぞ~。
方向性違いますぞ~。
なになに・・・しかし・・・心配なんですな。
コレがバレて噂になったらどうしようかですと・・・。
そ、それは・・・金輪際大丈夫だと思いますぞ~。
投稿: キッド | 2013年12月 3日 (火) 18時22分