クロコーチ~MとWの事件簿(長瀬智也)
谷間である。
秋ドラマも最終コーナーに入って・・・次々とエンディングを迎えていくわけだが・・・。
はっと気がつくと・・・このドラマも最終回なのだった。
長瀬智也と長澤まさみを天秤にかけた結果・・・こういうことになっているわけだが・・・大好きな俳優にまったく触れないで通り過ぎるのもなんなのである。
しかし、あくまで・・・谷間なので・・・妄想全開でさらっと行きたいと思う。
一言で言って「陰謀もの」である・・・キッドが実は悪魔であるように・・・歴史に隠された真実に触れたいという気持ちは誇大妄想に通じている。
たとえば・・・「20世紀少年」的世界である。
北では義理の甥が叔父を抹殺するという嘘のような本当の話があったばかりだが・・・人知れずどこかで何かが起こっているのは確実だということもできる。
男と女の警察官が捜査にあたる。
MとWは科学で言えば質量と仕事量だ。
そして・・・マネー(金)とワールド(世界)の頭文字でもある。
あるいは・・・。
で、『クロコーチ第1話~最終回(全十話)』(TBSテレビ20131011PM10~)原作・リチャード・ウー、脚本・いずみ吉紘、演出・渡瀬暁彦(他)を見た。刑事部捜査第二課黒河内班班長・黒河内圭太警部補(長瀬智也)は昭和43年12月10日に発生した三億円事件を取材中に謎の死を遂げたジャーナリスト葉月トモ(奥田恵梨華)の墓前で復讐誓う。そして・・・三億円事件を捜査している中で強盗に刺され殉職した神奈川県警察警・清家真次(内倉憲二)の遺児で東京大学法学部出身の刑事部捜査第一課布袋班・清家真代警部補(剛力彩芽)に接近するのだった。
やがて・・・警察組織全体を影から支える超法規的組織・桜吹雪会が「三億円事件の未解決」に関与している疑いが深まり・・・警察庁出身者の政治家・沢渡一成(渡部篤郎)が黒河内と清家の捜査官コンビの前に黒い影をのぞかせるのだった。
「沢渡さんが・・・黒幕ですか」
「たぶん・・・正解」
「私の父も葉月さんも沢渡さんが殺したんですか」
「おそらく・・・正解」
「黒河内さんは・・・お金目当てじゃなかったんですよね」
「・・・」
「なぜ・・・そこはせ~いか~いって言わないんですか」
「清家さん・・・人間には裏と表があるじゃないですか・・・あなたはキャリアだ・・・将来の桜吹雪会の管理者も夢じゃない・・・その時のためです」
「私は山分けしたりしませんよ」
「そんな~」
恬恬(河北麻友子)が殺されなくてよかった・・・。
「あの・・・斑目・・・八重子さんは・・・澤眞智子さんじゃないですよね」
「そうよ・・・」と斑目八重子(芦名星)は答えた。
前任の科学捜査研究所・法医学研究員・澤眞智子(香椎由宇)はラインを越えたのである。ここが最大のミステリーだと言える。
組織を守ろうとするものは組織の中では基本的に善である。
しかし・・・小さな組織が大きな組織にとって有害になることはありえる。
組織の中の個人はどの組織に属しているかを選択しなければならない場合がある。
「つまり・・・警察官である前に一人の人間でありたいとか・・・ですか」
「まあね・・・キャリアとノンキャリアである前に男と女でありたいとか・・・」
「私・・・たぶん、もうすぐ・・・黒河内さんより階級上になると思うんですけど」
「その時、急に敬語になるとかっこ悪いので普段から敬語で接してます」
「正解・・・」
「清家さん・・・出世しても・・・腐敗しないでくださいね」
「あなたも・・・悪徳はほどほどに・・・するように」
「もう・・・上から目線ですか・・・」
ストーカーに被害者を殺されまくる警察。出頭したテロリストを追い払う警察。時々、無実の人を逮捕しちゃう警察。
でも・・・一人一人は責務に忠実にお仕事に励んでいると信じたい。
少なくとも・・・キッドはそういう警察官を何人か知っているから・・・。
市民の安全を守るために命を賭す人々に敬礼・・・(´U_U`)ゞ
よろしい・・・!(`・ω・´)キリッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
関連するキッドのブログ→泣くな、はらちゃん
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