天使とジャンプ~翼を失くしたエンジェルはアイドルに変わりますか?(ももいろクローバーZ)
今年の「クリスマスの約束」の最初のゲストは・・・吉田拓郎だった。
拓郎「僕の方が一つ上なのに態度がでかいんだよな」
和正「俺はさ・・・」
拓郎「それそれ・・・僕が僕って言ってるのになんで俺なんだよ」
和正「拓郎、君はさ・・・」
拓郎「呼び捨てかよっ・・・君じゃねえよっ」
拓郎・・・最高だ。
「落陽」
「リンゴ」
「今日までそして明日から」
「人生を語らず 」
かっけええええええっ四曲を堪能。
拓郎「リハがマジすぎて死んじゃうかと思ったよ」
和正「うふふ」
で、『クリスマスドラマ・天使とジャンプ第一夜~二夜』(NHK総合201312240010~)脚本・今井雅子、演出・新田真三を見た。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おーい、どうした。前フリとの落差の激しさに気絶しました。「音楽もの」でジャンル一緒じゃん。そういうものですかね。ももいろクローバーZ主演のアイドルドラマである。役柄が・・・Twinkle5(架空)というアイドルなのだ。アイドルがアイドルを演じるアイドルドラマである。しかも・・・Twinkle5はセンターでリーダーのゆずりん(飛鳥凛)が突如脱退したことで解散に追い込まれてしまうのだった。まあ・・・周知の事実だが・・・2008年に結成された「ももいろクローバー」は2011年に青色担当の早見あかりが「女優になりたい」宣言で脱退・・・空中分解の危機を乗り越え・・・即日「ももいろクローバーZ」として新生したアイドル・グループなのである。つまり、自家製パロディーなのであった。基本、自虐的な週末ヒロイン感が売りなので納得の展開なのだった。ドラマはフラットな仕上がりだが・・・「あまちゃん」を頂点とする2013年のアイドル・グループ・ブームの一つのコアとして・・・このドラマが存在したことはなかなかにメモリアルなことだと考えます。
刺激の少ない天界から・・・下界を見ていた天使カナエル(百田夏菜子)はアイドル・グループ「Twinkle5」のステージに魅了される。赤、黄色、ピンク、緑、紫の天使の衣装を身にまとったアイドルたちの躍動に憧れたカナエルは地上に堕ちて天使の羽を失ってしまうのだった。
おりしも・・・結成以来、三度目の「クリスマスイベント」を目前にしていたTwinkle5はリーダーの赤の天使・ゆずりんが海外留学を理由にグループを脱退・・・怪しい感じのマネージャー(野間口徹)のやる気のなさを察して・・・残されたメンバーは解散の道を選択するのだった。
アイドルから・・・普通の生活に戻った女の子たち。
緑の天使リコピー(有安杏果)も地味めな女子高校生・原江梨子となり・・・修学旅行のパンフレット係になっていた。
そんなリコピーの前に・・・謎の女子高校生・カナエが現れる。・・・もちろん、天使カナエルの変装なのだった。
「このままで・・・いいの」
「いいのって・・・」
「唱って踊れる天使・・・素敵だったのに・・・」
「天使って・・・」
振り返れば消えているカナエだった。
黄色の天使ことミーニャはティッシュ配りのアルバイト。ピンクの天使のんのん(佐々木彩夏)はバレエ教室のアシスタント。紫の天使ドッキー(高城れに)はフライドチキン・ショップの店員として・・・それぞれ働いている。
その職場に・・・凄腕のティッシュ配り、バレエダンサー、かぼちゃの化身に化けて闖入するカナエ。
「簡単に夢をあきらめちゃったメンバー」を詰るのである。
街はクリスマスシーズン。
「変な女の子に付きまとわれて困った」メンバーは久しぶりに再会を果たす。
そして・・・見失った夢を思い出すのだった。
「Twinkle5・・・結成3周年クリスマスライブをやろうよ・・・」
「四人だけどね・・・」
とにかく再び夢を追いかけはじめた四人は・・・とりあえず・・・昔、事務所の用意してくれたマンションに戻ることにする。
ミーニャは父親の理容師(遠藤憲一)に髪を切ってもらうのだった。
「・・・戻るのか」
「戻らない・・・進む」
娘の決意表明に微笑む父だった。
しかし・・・当然だが・・・マンション「清風館」は満室になっていた。
だが・・・優しい大家さん(斉藤由貴)は廃業した銭湯「星の湯」を清掃することを条件に無料で提供してくれるのだった。
こうして・・・「Twinkle5」は再スタートするのだった。
ここからは・・・マスクと軍手とエプロンなしには語れない年末大掃除スペシャルである。
ある意味・・・ホームレスアイドル物語なのである。
メンバーたちは蜘蛛の巣と戦い・・・ゴミを分別し・・・夏だったらゴキブリも大量にいたはずだ・・・新聞紙にくるまって・・・宿舎とレッスン場を確保するのだった。
銭湯なので・・・当然、清掃後は入浴シーンのサービスがあるはずだが・・・そこはすかして・・・水不足のために足湯で代用である。そこはすかさなくてもいいじゃないかっ。まさか・・・入浴シーンNGなのか・・・色ものアイドルなのに・・・。
ついには・・・ライブ会場も借りられず・・・銭湯をステージとして改造し始めるメンバーたちだった。
・・・まあ・・・ファンタジーだからな。
男湯と女湯の壁もぶち抜き・・・ついに完成するライブハウス「星の湯」・・・しかし・・・リハーサルを開始したメンバーは・・・五人ではなく・・・四人では・・・Twinkle5にならないことに気がつくのだった。
残されたオンエア時間は・・・一曲分である。
もちろん・・・翼を失くした本物の天使であるカナエが・・・メンバーに迎え入れられるのだった。
ある日 歌が聴こえたんだ
地上に瞬いた キラキラの星
天使じゃない私たち いつわりの翼
だけどあきらめきれない気持ちは何?
奮いたたせろ この手のばして
3、2、1・・・jump!
まあ・・・とにかく・・・すべては歴史である。
だからきっと・・・来年も「ウレロ☆未体験少女」(テレビ東京)を見るのだと思う。
関連するキッドのブログ→斉藤さん2
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