魔王(大野智)VSうっちー(岡田義徳)プリマダム(黒木瞳)ゾーン(佐野史郎)ぶちょお(藤木直人)で鍵のかかった部屋(戸田恵梨香)
ゲストで犯人がわかるようでわからないスペシャルである。
っていうか・・・レギュラーの芹沢豪(佐藤浩市)がタイトルからはみだしてるし。
「水城里奈(能年玲奈)ではない秘書は16歳(松井珠理奈)」というタイトル案もあったわけだが・・・。
公式の「まさか密室がやぶれたり」まだ残っているかな。
まあ・・・再放送で天野アキの演ずる美人秘書は堪能したけどな。
とにかく・・・「泥棒が殺人者を告発」したり、「悪人を善人が殺人」したりする・・・モラル的にいろいろと問題作・・・世が世なら・・・ドラマ化できないくらいのチャレンジである。
もちろん・・・悪魔なのでこういうドラマは応援するしかないのでございます。
ドラマなんて・・・倫理的に少しルーズだから成立するんだもんね。
繰り返される映像も微妙な味付けがされていることが・・・わかります。
で、『鍵のかかった部屋SP』(フジテレビ20140103PM9~)原作・貴志祐介、脚本・相沢友子、演出・松山博昭を見た。レギュラー・シリーズの最終回で・・・忽然と姿を消した警備会社「東京総合セキュリティ」の研究員・榎本径(大野智)・・・。月9枠だったので・・・フリードマン・芹沢総合法律事務所の新人弁護士・青砥純子(戸田恵梨香)との間に仄かな恋愛ムードもあったわけだが・・・長期海外旅行から帰国した榎本は帰国後も半年間も音信不通であり・・・いつの間にか防犯グッズショップのオーナーになっていた。
偶然再会した榎本を純子は芹沢の元へ導く。
「どこいってたんだよ」
「世界一周旅行です」
「よくそんな金があったな」
「貯金です」
「しかし・・・君の給料じゃ」
「一生懸命ためました」
「会社やめて・・・セキュリティショップのオーナーって・・・資金はどうしたんだ」
「貯金です」
「しかし・・・結構、かかっただろう」
「一生懸命ためました」
「・・・」
明らかに・・・超法規的副業の存在を秘匿する榎本だった。
防犯ショップだって・・・泥棒ショップだって似たようなものだからである。
泥棒が先か・・・防犯が先か・・・みたいな・・・鶏と泥棒を一緒にするなよ。
とにかく・・・限りなく窃盗犯に近い「密室破り」の専門家・・・榎本が純子と芹沢の元へと帰って来たのであった。
すると・・・たちまち発生する密室事件の嵐。
妙に人のいいマンションの管理人・小檜山(岡田義徳)の周囲で発生する「連続掃除魔事件」と「連続空き巣事件」と「謎の活人事件」・・・。
何故か・・・密室で何者かに蘇生してもらった高齢者の朝妻(ト字たかお)の恩人捜しで始る案件は・・・資産家の藤林(黒部進)の強盗殺人事件を密室殺人事件に変え・・・容疑者の藤林の姪の郁子(黒木瞳)を冤罪の危機から救い・・・藤林の亡くなった妻の10億円相当の絵画コレクションを寄贈する予定だった美術館館長の平松(佐野史郎)の悪事を発覚させ・・・有名アーティストの稲葉透(藤木直人)の巨大なオブジェ・ハンプティー・ダンプティー裏返し偽装自殺殺人事件へと発展していくのだった。
そして・・・すべての謎は別件の脅迫者(伊藤正之)の影に怯えた芹沢の変装用サングラスが解き明かすのである。
もう・・・なんのことだか・・・わからない記述になってるぞ。
まあ・・・偏光のこととか・・・わかるやつだけわかればいい記事で今年はいこうかと思ってます。
初心に帰るのだな。
初心に帰るのです。
とにかく・・・面倒くさい殺人方法と犯行現場の擬似密室模型・・・そしてとぼけた感じの戸田恵梨香が楽しめる・・・鍵のかかった部屋・・・。
スリスリ・・・カチャン。
帰ってきてくれて・・・ありがとう。
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