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2014年2月22日 (土)

母ちゃんの誕生日会をパスするのはともかくとして闇カジノでバカラ賭博をするのは犯罪です(山田孝之)

バカラに賭けるのはバンカー(胴元)でもプレイヤー(客)でもなくギャラリー(観衆)である。

そういう意味ではスポーツ賭博の原点とも言えるだろう。

オリンピックの花形たちが人生を賭け勝負する舞台に「見果てぬ夢」を賭けて関心を寄せるお茶の間の皆さんは「感情移入」というリスクを背負う。

郷土愛や・・・国家愛・・・境遇など・・・様々な要素を重ね合わせ・・・ありえないようなテクニックを披露するスターにうっとりするのである。

その結果、ものすごい失望やものすごい歓喜を味わうことになる。

人間は概ね、幸せな生き物だと感じる。

で、『ウシジマくん Season2・第6回』(TBSテレビ201402210058~)原作・真鍋昌平、脚本・福間正浩、演出・遠藤光貴を見た。ソチ冬季五輪のフィギュア・スケート・女子フリーの浅田真央(ショート16位)滑走の真裏のオンエアである。まさに・・・光と影の交差点だな。ここから6位入賞を果たす浅田真央は駅伝なら10人抜きの快挙だが・・・ある意味、自作自演である。おバカな森元首相が失言するのも御愛嬌である。ロシアが謎のビームを放ったという陰謀説もあるがまあ・・・要するに自滅なのであった。しかし、全力を出して銅メダルも微妙な結末でございます。筋書きのないドラマの凄みを感じる。

「モラル・ハザード」という言葉をドラマでこれほど的確に使う例も珍しい。

「自己破産をしたい」というダメ人間・宇津井(永野宗典)に弁護士(横山利彦)が応じる。

「借金の理由はなんですか・・・なんでもかんでも自己破産というわけにはいかないんですよ・・・ある程度、信用がないとモラルハザードが生じますから」

モラル・ハザードは直訳すれば「あるべくしてある教訓」というようなものである。

「外回りの営業マンが仕事中に一服することを止める術はない」ということだ。

これを経営戦略的に突き詰めると、「リスクを追わないマネージャー(支配人)はオーナー(金主)に対してハイ・リスクでハイ・リターンを目指す傾向がある」ということになる。

原子力ビジネスに換言すると恐ろしいことになるわけである。

そんなこんなで拡大解釈の得意な列島の人々は・・・モラル・ハザードを・・・「倫理観の欠如」というレベルにまで引き上げてしまうのである。

弁護士は「安易に自己破産を使うと・・・いざとなったら自己破産をすればいいという風潮が生まれ、しなくてもいい人までが破産することになる」という警告として「モラル・ハザード」を使用しています。まあ、自動車事故保険の加入率が増加すると自動車事故が増えるという展開ですな。

ウシジマくん(山田孝之)が一瞬でも正しい人間に見えるのは・・・たとえば金主(プリンシパル)である大原(徳井優)に対して経営者(エージェント)としてモラル・ハザードについて危惧させないように努力している姿勢があるから・・・と申せます。

もちろん・・・ウシジマくんはボス(プリンシパル)として・・・柄崎(やべきょうすけ)や高田(崎本大海)という手下(エージェント)を「モラル・ハザード」的に厳しく監視し、締め付けることも忘れないのだ。

そんな・・・冷たい視線を受けながら、おしゃれをアピールする柄崎から・・・思わず視線をそらす「カウカウファイナンス」受付事務の摩耶(久保寺瑞紀)である。

とにかく・・・ウシジマくん、柄崎、高田、摩耶は・・・闇金融という犯罪に手を染めるチームです。

高田の元ホスト仲間・隼人(武田航平)が持ちかけて来た「絶対に怪しい投資話」から順当に配当が送られてくる。

そこでウシジマくんは「次は一千万円」とプッシュを重ね、柄崎は「俺も五百万円」と乗る。

ウシジマくんの無謀な投資に高田は不安を感じるのだった。

しかし・・・ウシジマくんは情報屋の戌亥(綾野剛)に隼人のケツモチ(背後関係)を調査させているのだった。

騙し騙される瀬戸際の応酬なのである。

柄崎は臨時収入に気をよくして闇カジノのバカラ賭博に入れ込み始める。

バカラでは一番の大賭けしたものにカードをしぼる(めくる)権利が与えられる。

絞り続ける柄崎はギャンブル依存の危険領域に足を踏み入れつつあるらしい。

駄菓子屋の戌亥の話から・・・ドラマの世界では戌亥や柄崎はウシジマくんの幼馴染であることがわかる。ウシジマくんの中に優しさがあるのか・・・単に非情なのかは謎に包まれる。きっと最後まで謎のままだろうと考える。

ウシジマくんのアドバイスによって危機を脱したジュリア(佐々木麻衣)が利息を払いに来て礼を言う。

「ありがとう」

「困ったことがあったらいいなよ」

ジュリアが去った後で高田がつぶやく。

「社長・・・優しいですね」

「バカ」と柄崎が言う。「上客を守るのは当然のことだろうが」

「ジュリアを絞りつくすためにはうるさいハエは追い払う・・・それだけだ」とウシジマくん。

高田は自分の甘さを思い知るのだった。

高田は元ホストとして・・・女心をつかんだ取り立てが信条である。

いつものパチスロ屋で拾った主婦・吉永美代子(亀谷さやか)を新規の客とする。パチンコ依存症で出会い系サイトの売春で資金を稼ぐダメ人間である。

パチンコ台につぎ込むために・・・ホテル代込一万円で身体を売り、たまに儲かると一人カラオケで散財してしまうという底抜けにダメな感じである。

「顧客を管理できているのか」

「はい・・・大丈夫です」

しかし、行方不明となる吉永美代子。

「大丈夫じゃねえじゃなねえか」

「・・・」

高田を鉄拳制裁するウシジマくんだった。

高田はまたもや自分の甘さを思い知るのだった。

生きててよかった

そんな夜を捜してる

しかし、そんな夜はこない宇津井はアルバイト先で腰を痛め、ただちに派遣先から解雇される。優しい言葉をかけてくれたゲストハウスの管理人の幸(絵美里=2009年ミス・ユニバース・ジャパン宮坂絵美里)は宿泊費の滞納をデポジットから規則通りに引き、それが尽きると容赦なく宇津井をゲストハウスから退去させるのだった。

「もう・・・家に帰るしかない」

しかし・・・宇津井の実家はすでにないのだった。

ダメ人間には死んだ方がよかった・・・そんな夜が訪れるのだった。

柄崎はついに母親の誕生日を祝うことも忘れるほどにバカラにのめり込む。

闇カジノの柄崎に母からの着信がある。

「母ちゃん、ごめんな。今日、残業で帰れない」

「いつから・・・お前の本業はカードしぼりになったんだ」

柄崎の母親の誕生日会に出席のウシジマくんだった。

その宴のあとで・・・海を見に行くウシジマくんと柄崎。

「いくら・・・すったんだ」

「五十万円です・・・まあ・・・投資で取りかえしますよ・・・五十万円なんて鼻紙っす」

「じゃあ・・・五十万円貸せよ・・・鼻をかむから」

「・・・社長」

「お前・・・たるんでるんじゃねえか・・・五十万円が鼻紙であるわけないだろう」

二人で飲んだ缶コーヒー代も割り勘で徴収し、教育的指導をするウシジマくんだった。

柄崎・・・やばいよ・・・鉄拳制裁の価値がないポジションまで落ちてるよと手に汗握るお茶の間だった。

警察の職務質問のピンチを乗り切った中田広道(入江甚儀)・・・。

憧れの人気読者モデル・パピコ(紗倉まな)と一夜を共にしてオサレエンペラーへの道を突き進む。

幼馴染のキミノリ(三澤亮介)との友情も復活し・・・読者モデルとしても脚光を浴びる。

しかし・・・その資金源はものすごくヤバイ薬物の密売なのであった。

そんな広道の耳に入る「パピコは誰とでも寝る女」という噂・・・。

そして・・・広道の目の前で・・・パピコはオサレ仲間の悠馬(植田恭平)とラブホテルに消えるのだった。

広道に迫る破滅の足音が聴こえてくる・・・。

だが・・・もう・・・前へ進むしかない広道。

もちろん・・・ウシジマくんにすべてを搾りとられるために・・・。

関連するキッドのブログ→第5話のレビュー

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