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2014年4月 6日 (日)

ごらん・・・あれがあまちゃんからの世にも奇妙な物語2014春の特別編・・・妄想少女現る(能年玲奈)

「笑っていいとも」が消えて一週間。

さすがに「認知のドーパミン」的に・・・喪失の鬱が現れてもおかしくない状況と言える。

キッドはあまり「笑っていいとも」の熱心な視聴者ではなかったのでそれほどでもないが・・・一日に十回「笑っていいともが終るんですって」と言い続けた認知症の老母は明らかに症状が進行してまったようだ。

いつもあるものがないのは・・・結構、深刻なものである。

特に一日中、テレビを見ているような人間にはダメージが大きいようだ。

そういう意味ではテレビは凶器なのである。

だからといって・・・他に楽しみがないんだからしょうがないのだった。

まずまずのスタートをきった「花子とアン」の第一週。

来週も山田望叶の演じる子役時代は続くわけであるが・・・「はなでなく花子と呼ばれたい乙女」「貧困と女であることと地方出身者という教育の三重苦を背負ったヒロイン」「ごきげんようさようなら」という基本的なフリは完成したと言えるだろう。

父親と兄との関係や・・・母親と娘の中に通じるもの・・・キャスティング的に重要だろう二人の姉妹と・・・展開が楽しみな要素も盛り沢山である。

なぜ「赤毛のアン」が乙女たちの心をとらえたのか・・・それが明らかになるドラマであればいいと考える。

その後でリトルなでしこたちのU-17サッカーワールドカップ優勝の快挙。

すべては積み重ねである。

SFの浸透と拡散時代最後のSF作家と言える山田正紀が細々と食いつなぐミステリ「おとり捜査官」シリーズもある意味で終焉である。

「そろそろ体力的に無理だったりして」

「馬鹿言うな・・・俺はまだまだこれからだ」

「無理しちゃってえ」

「何を~」

さようなら・・・蟹江敬三さん・・・。

で、『世にも奇妙な物語2014春の特別編』(フジテレビ20140405PM9~)ストーリーテラー・タモリを見た。東京ではやや葉桜になりかけているが各所で桜まつりの行われているシーズンである。この季節、桜餅と桜饅頭をつい食べ過ぎてしまうのだった。これもおそろしい桜の呪いだと思う。桜餅(こしあん)を我慢しても関西桜(つぶあん)を食べてしまうと言う恐ろしさである。淡いピンクの桜こそ・・・日本人の感性の基本かもしれんな。とにかく桜は咲くのである。

最初の一篇「ニートな彼とキュートな彼女」(原作・わかつきひかる、脚本・小澤俊介、演出・高丸雅隆)は就職シーズンネタである。お手軽な近未来SFで・・・少子化対策として政府が出会い系をマネージメントする話。玉森裕太と木村文乃はそこそこの幸せをつかむのだが・・・二人がそこそこだとするとどんだけ底辺が広大なんだか・・・。

続いて「墓友」(脚本・吉井三奈子、演出・松木創)は由緒正しいスーパーナチュラルホラーである。孤独な老女(渡辺えり)と老女(真野響子)はごく普通に出会い、ごく普通に仲良くなって、ごく普通に淋しさを分かち合うのだが・・・ただ一つ違っていたのは・・・一人がものすごくエキセントリックなさびしがり屋さんだった・・・というナチュラルホラーに見せかけておいて最後は「キャリー」でやはりスーパーでした・・・という展開。佳作である。

そして・・・「空想少女」(原作・おかもと(仮)、脚本・向田邦彦、演出・植田泰史)である。石田三成を理想の戦国武将とする趣味の悪い読書好きの女子高校生・薫(能年玲奈)が一時間強のバス下校中に妄想につぐ妄想を展開するという・・・能年玲奈による能年玲奈のための能年玲奈のスケッチである。もうそれだけで充分満足だ。薫が一方的にお慕いする男子高校生に入江甚儀、薫が席を譲るかどうか悩む老人にミッキー・カーチスと・・・冬ドラマの「ウシジマくん」と「なぞの転校生」の重要なキャストの登場で微笑ましい。まあ、「軍師官兵衛」的に言うと別所長治と松永久秀でもある。そもそも・・・脚本家のペンネームがふざけ過ぎてるのである。基本的にはもっとも軽い「歴史おタク」のパロディーで・・・家康・秀吉・信長の性格比較、女侍大将の華麗なアクション、イケメン武将ランキング、なんとなく巌流島、永禄12年の三増峠の戦い観光案内など盛り沢山である。そのあらゆる場面で能年玲奈、かわいいよ能年玲奈が炸裂するのだった。ああ・・・とにかく・・・半年に一度でいいので能年玲奈を見ることができればなんとか生きていけるのだということだ。もう予告編の段階からかなり躁状態になれたしな。チープな合戦シーンも大河ドラマよりずっと楽しかった・・・。

残りは恋愛ファンタジーの「ラスト・シネマ」(脚本・小峯裕之、演出・山内大典)で榮倉奈々と金子ノブアキがあの世とこの世の中間施設でせつない恋愛に終止符を打ち、怨念サスペンス「復讐病棟」(原作・清水義範、脚本・高山直也、演出・石川淳一)で藤木直人が赤井英和を心理的に苛め尽くすのである。

全体的に可もなく不可もない出来で・・・いいともロスに対する慰めとしては充分な出来だったと考える。

桜の散る頃は季節の変わり目・・・風邪を引きやすい今日この頃です・・・読者の皆様もご自愛くださりますように。

関連するキッドのブログ→あまちゃん

星新一ミステリーSP

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