ごらん・・・あれが妖怪大牧師と妖怪大寺男・・・悪夢ちゃんじゃんけ(山田望叶)
そろそろ・・・春ドラマを待ちながら・・・書かなくていいのか。
今夜なんか始ってるよな・・・。
「トクボウ 警察庁特殊防犯課」(日本テレビ)だな。
お父(伊原剛志)は東京で警察庁生活安全局特殊防犯課指導係の警視正・叶美由紀(安達祐実)の下僕として警視・朝倉草平(伊原剛志)をやってるんだな。
だから・・・いつも家を留守にしているのか。
辻巡査(松下洸平)「警視・・・それで何をする気ですか」
朝倉「盗聴器で何をするのかを聞くのは・・・目薬が何の薬か聞くのと同じですよ」
キャラクターはある意味、一緒だな。
まあ・・・この枠としては面白い方だが・・・五輪明けの春ドラマのラインナップは強烈だからな・・・。
大根仁の「リバースエッジ 大川端探偵社」からの犬童一心の「セーラーゾンビ」(テレビ東京)とかな・・・。
・・・そこかよっ。
叶警視正のどSな感じはトレビアンだがな。
叶「ショコラとどら焼きとタンポン買ってきなさい」
朝倉「・・・タンポンもですか」
叶「始りそうだから急ぎなさい」
朝倉「・・・ああ、死にたい」
・・・おいっ。
・・・とにかく今は、「悪夢ちゃんスペシャル」のことで頭がいっぱいなんだ。
なるほど・・・。きもクロZか・・・。
で、『連続テレビ小説・花子とアン・第4回』(NHK総合20140403AM8~)原案・村岡恵理、脚本・中園ミホ、演出・柳川強を見た。対岸の地震だが・・・被害が少ないことを祈りたい。せっかくの映像美は台無しだったけどな。ともかく・・・ここまでよどみない展開である。人並み外れて賢い子だが・・・子供は子供というヒロインの幼年期をファンタスティックに描いて毎日が楽しいぞ。いかにも東京下町のおバカなお嬢様だっため以子と比べると賢いことが幸せとは限らない感じが漂ってくる。しかし、それでも幸せを目指すのが「やまとなでしこ」だからな。努力して「ハケンの品格」を醸しだすんだよな。そして・・・とにかく「実録・真珠夫人」(仲間由紀恵)とのからみも楽しみである。なんとなく、朝ドラマの中に明らかに昼ドラマが混入してくる気配があるよね。
夜更けに教会の本の部屋に忍びこんだ本当ははなだけど花子と木場朝市。
しかし、教会の下男・虎次に発見されて・・・牧師たちに追跡される破目に・・・。
夜の森で花子と朝市は沼にはまり、なんとか花子ははい上がるが・・・追手は迫る。
「お前だけでも逃げろ」
「・・・」
「早く行けってばよ」
朝市・・・男前である。
一人、家に戻った花子だった・・・置き去りにした朝市が気になるが・・・その日は・・・奉公に旅立つ日だったのである。
貧乏なので着替えることもなく濡れ鼠で朝を迎える花子。
ちなみに・・・百姓たちの顔が黒いのは囲炉裏の煤ですすけているからである。
つまりおスス汚れなのである。洗っても洗っても汚れます。
蝋燭の火で一晩本でも読もうものなら眼球濁りますから。
やったのかよ。・・・ノストラダムス気分でな。
旅立ちの朝・・・ところが迎えにきた口利屋は・・・手違いで「相手が欲しいのは男の子」だったと告げる。
母親のふじは花子が奉公に行かずに済むことで胸をなでおろすと同時に前払いの米一俵がなくなることに心細くなるのだった。
「おらが替わりに行く」
ここで男をあげるのが長男の吉太郎だった。
「おら・・・父ちゃんに好かれてないし・・・いつか家を出ようと思ってた・・・それに・・・これで冬がこせるべ・・・」
「吉太郎・・・」
とにかく・・・ふじは子供も可愛いが・・・米一俵も欲しいのだった。
「そんな・・・」
自分が言い出したことで・・・家から兄が出ていくことになってしまった。
「おらのせいだ・・・」
自分を責める花子を祖父の周造(石橋蓮司)が慰める。
「おめえのせいではねえ・・・みんな貧乏神のせいだ・・・」
「貧乏神・・・」
「おらだって毎日、一生懸命働いてる・・・それでも貧乏なのは・・・誰がわるいわけでもねえ・・・貧乏神がついてるからだ」
1900年と言えばロンドンでは一度死んだホームズが復活し、新たな冒険を繰り広げているころである。
「悲しいものだな・・・無知蒙昧の人々というものは・・・ワトソン君」
「貧困が犯罪を呼ぶんだよ」
「ま・・・そうとは限らないのが・・・この世界の面白いところなんだがね・・・賢くても豊かでも悪をせずにはいられない人々というものが・・・我々の活躍の場を広げるのだ」
「・・・競馬場にでも行くか」
「いいね」
・・・おい。
まあ・・・男子は「赤毛のアン」より「シャーロック・ホームズの冒険」だよな。
しかし・・・濡れ鼠だった花子は高熱を発して寝こむのだった。
「熱があるじゃんけ・・・」
「濡れて朝帰りなんてするもんさけ」
熱にうなされた花子は・・・自責の念に苛まれ・・・悪夢を見るのだった。
巨大化した牧師と寺男が・・・安東家の茅葺の屋根を取り払い・・・花子を責め立てる。
「このぼこは・・・悪い童じゃ」
「アーメン」
「このぼこは・・・友達を見捨てた」
「アーメン」
「このぼこは・・・兄を家から追い出した」
「アーメン」
「許してくりょ・・・お父・・・助けてくりょ・・・」
「うなされる」
「お父はおらんけ・・・おじいで我慢してくれ」
祖父は可愛い孫の手を握る。
その頃、父は東京で労働運動の集会の華やかさにうっとりとしているのだった。
この年は皇太子が九条節子とご成婚し、パリでは万国博覧会や第二回オリンピックが開催され、北京では義和団の乱がおき、足尾銅山鉱毒事件の陳情団が警官隊と衝突している。その十年ほど後の話が「足尾から来た女」の世界である。日清戦争と日露戦争の中間点で「八重の桜」は最終回を駆け抜けている。
そういう世情とは無関係に・・・花子は生死の境を彷徨うのだった。
どうやら・・・牧師にはとがめられなかった朝市は花子の病状を心配そうに窺う。
そこに父帰るのだった。
「はな・・・どうした」
「父やん・・・おら・・・死ぬのか」
「何言ってる」
「そうじゃ・・・はなが死ぬわけなかろうもん・・・」
「まだまだこれから生きるに決まってるじゃんけ」
「お父・・・筆と紙をたもれ」
「え・・・」
思わず商用の帳面と筆を取り出す父。
花子は一生懸命に筆を走らせる。
「はな・・・もう字が書けるのか」
花子がしたためたものを見て父は鼻水をしたたらせるのだった。
「なんじゃ・・・」
「これは・・・はなの辞世じゃ・・・」
「じせい・・・」
まだまだと
おもひすごし
おるうちに
はや しのみちへ
むかふものなり
はなこ
(実話)
「はな~」
力尽きた花子を囲む安東一家・・・しかし、最終回ではないのでこときれぬヒロイン。
「医者だ・・・医者に見せたのか・・・」と父。
「え・・・」と茫然とする母。
ごきげんよう・・・さようなら。
花子、かわいいよ、花子。
関連するキッドのブログ→第三話のレビュー
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コメント
ってえ(*゚0゚)
コメントがない
反映されなかったようでグスン。
憶えてるのは…
キッドさん、上手すぎるよ、キッドさん(≧∇≦)ノ彡バンバン!
貧乏神のシーンは好きでした。
石橋蓮司、かわいいよ、石橋蓮司
…もういいや(笑)
来期もよろしくです
ごきげんよ~さようなら~≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ
投稿: mana | 2014年4月 6日 (日) 09時21分
|||-_||シャンプーブロー~mana様、いらっしゃいませ~トリートメント|||-_||
申し訳ございません。
今年になってからココログのシステム不安定がずっと
続いておりまして
御面倒でもコピペをしてからの
投稿を推奨いたします。
キッドも本文を強制消去されて
PCを蹴り倒しかけたことがありました。
マイPCには何の罪もなく
悪いのは欲にかられたココログ運営の皆様なわけでございます。
とにかく・・・受けていただき恐悦至極です。
石橋蓮司はキュートでございますよね。
ヤクザの親分をやっても
調理器具で裏門責めをする変態でも
とにかくキュート。
そんな人が田舎の小作人のじい様やったら
もう・・・かわいさ爆発ですな。
ゆるゆるとそして怒涛の如く始る
春ドラマ・・・。
よろしくおつきあいくださるようお願い申し上げます。
投稿: キッド | 2014年4月 6日 (日) 15時09分