これが最後の仕事でいいのかしら・・・乾杯戦士アフターV(朝倉あき)
ここまで戦隊もののレビューはしていないのであるが・・・最初がこれでいいのか・・・という考え方もある。
戦隊ものは日本人好みの企画と言えるかもしれない。
リーダーがいても特に権限があるわけでもなく仲間としてのチームワークが尊いものとして展開される。
「サイボーグ009」は野球のナインから着想しているわけだが・・・人数多過ぎるので五人にしたわけである。
断定するなよ。
この延長線上にももいろクローバーZがあるわけで・・・その発展形にチームしゃちほこがあるのだ。
ベッキー「それぞれにカラーがあるんでしょ」
赤「名古屋レッドです」
桃「ポニー・ピンクです」
緑「手羽先キミドリです」
青「マリッジ・ブルーです」
黄「ういろうイエローです」
紫「むらさきパープル(仮)です」
ベッキー「・・・面白い・・・そういうの誰が考えるの・・・大人?」
一同「大人です!」
ベッキー「・・・大人なんだ」
しゃちほこ、かわいいぞしゃちほこ。
かわいいぞ、しゃちほこかわいいぞ。
で、『乾杯戦士アフターV・第1回~』(チバテレビなど5いっしょ3ちゃんねる201404~)ストーリー構成・演出・細川徹を見た。データがアバウトであるが・・・「猫侍」とか「鉄道むすめ」とかのゆるくても良いじゃないか的なドラマのシリーズなのでそれなりにルーズに対応したいわけである。正式な戦隊名は・・・黄金戦士トレジャーV(ファイブ)なのだが、怪人との戦いを終えて戦士たちがくつろぎのひとときを送る居酒屋が舞台という・・・ああ・・・そうなのね・・・というしょうもないドラマなのだった。
で・・・第五話まではまったくレビュー対象ではなかったのだが・・・第五話でベテラン戦士のイエロー(バッファロー吾郎)が体力的限界から人事異動となり・・・第六話から新イエローが登場することで事態は新たな局面を迎えたのだった。
新イエローを演じるのが朝倉あきだったからである。
こんなしょうもないドラマに出ている場合か・・・という話である。
第一・・・2014年3月31日付で・・・芸能活動を一時休止宣言をしている人である。
つまり・・・収録的に・・・これが活動期間内で撮影されたということになるわけだが・・・これが引退作となるとちょっと・・・笑ってしまうのだった。
とにかく・・・朝倉あきを見納めたい人は見るしかないのだった。
チバテレビだと今週の土曜日(2014年5月31日)の午後10時半からピンク(吉川友)との対決をする第8話が予定されている。
さて・・・初登場の新イエローはすでに・・・男性戦士たちの人気者である。
非番だったブルー(加藤和樹)がわざわざ飲み会に合流するほどなのである。
がさつだが女の直感でピンクは・・・「なに・・・イエロー目当てなわけ・・・きもい」と悪態をつくのだった。
なにしろ・・・普段は居酒屋の料理長であるが・・・実は悪の総帥(斉木しげる)もキッチンから新イエローのことを狙っているくらいなのだ。
そんな新イエローが飲み会に遅刻してきて・・・私服で登場する。
たちまち・・・高まるレッド(村井良大)、グリーン(飛永翼)、そしてブルー。
しかし・・・「ごめんなさい」と謝罪する新イエローはとんでもないドジッ娘設定だった。
「チェンジ・バンドを紛失してしまいました」
「ええーっ」
説明しよう・・・チェンジバンドとは戦隊ヒーローに変身するためのアイテムである。
「そんなのありえないっしょ・・・警官が拳銃紛失するみたいなことじゃん」と目くじらを立てるピンク。
しかし・・・男性陣たちは・・・「とにかく・・・探そう・・・今日の行動を思い出して」と優しく新イエローをフォローするのだった。
「今日は・・・私、非番だったので友達と洋服を買いに行って・・・」
「ちなみに・・・その友達って男、女・・・」
「女の子ですけど・・・」
安堵する戦士たちだった。
キッチンでは会話を盗聴していた悪の総裁が・・・戦闘員(シソンヌじろう)に明日の出動を命じるのだった。
「え・・・明日、怪人出没の予定はありませんが」
「緊急出動だよ・・・」
「まさか・・・新イエローの私服が目当てではないでしょうね」
「馬鹿な・・・そんなこと関係ない・・・」
「・・・」
翌日、怪人と私服で戦闘する新イエローに萌える敵味方男性陣だった。
「イエローちゃん・・・ウロチョロして・・・かわいかったなあ・・・」
「なぜ・・・巨大ロボまで出動させたんですか」
「イエローちゃんに・・・コクピットからの眺めをみせたくて」
「・・・」
しかし・・・チェンジバンド紛失の責任を取って退職願いを提出する新イエロー。
血相を変えてひきとめる男性陣。
「だめだ・・・そんなことでやめちゃ」
「わかった・・・僕のチェンジバンドをあげるよ・・・」
「イエローちゃんがやめるなら僕もやめる」
「バッカじゃないの」
そこへ・・・新イエローの母親から・・・着信がある。
チェンジバンドは・・・好奇心旺盛な新イエローの母親が内緒で試着していたのだった。
一件落着である。
必死で新イエローのチェンジバンドを捜索し、警察に紛失届まで出していた悪の総裁も胸をなでおろすのだった。
職場のかわいい女の子を本能的にちやほやしてしまう男の性をこれほどストレートに描いたドラマは・・・ものすごく悲しい感じがいたします。
まあ・・・とにかく・・・朝倉あきがこれほど「かわいい役」は最後を飾るにふさわしい・・・のかもしれない。
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