私はA(川口春奈)、私はE(岡本あずさ)、私は東宝シンデレラ(上白石萌歌)金田一少年の事件簿N(山田涼介)
四代目・金田一少年に山田涼介、四代目・七瀬美雪に川口春奈でのこのシリーズ。
すでにスペシャル・ドラマとして「香港九龍財宝殺人事件」(2013年)と「獄門塾殺人事件」(2014年)が作られているが・・・意外にもレビューしていないんだよな。
本格ミステリのレビューは書きにくいからな。
なにしろ・・・まさにネタバレになってしまうのである。
今さらかっ。
今回も危なかったな・・・「水球ヤンキース」のレビューをしないということは(土)は谷間になったんだな。
夜中についに教師役の山下智久を見て決断した。谷間がないと語れないからな。・・・語るのか。
歴代・美雪・・・ともさかりえ、鈴木杏、上野樹理に対して、川口春奈は全く遜色ない。
できればもう少し早くレギュラー化してもよかったな。
主人公に対するストレートなヒロイン役が意外に少ないんだなあ。
「天魔さんがゆく」ぐらいだもんな。
こういうヒロイン役で持ち味が発揮できるタイプなのにな。
で、『金田一少年の事件簿N・第1回』(日本テレビ20140719PM9~)原作・天樹征丸・さとうふみや、脚本・高橋悠也、演出・木村ひさしを見た。脚本は「三毛猫ホームズシリーズ」「相棒」など一応ミステリのキャリアがある人だ。スペシャル篇では海外ロケの展開が続いたが今回はオーソドックスな学園ミステリの展開で好感がもてる。神木隆之介21歳、浅利陽介26歳、岡山天音20歳、大和田健介23歳、山田涼介21歳、岡本あずさ22歳、川口春奈19歳、上白石萌歌14歳となんちゃって高校生祭りも花盛りである。
おっぱい星人としてキャラが強調される金田一耕助(フィクション)の孫・金田一一(山田涼介)にAカップと推定され、憤慨する不動高校2年生の七瀬美雪(川口春奈)は着替えのシーンで仄かなふくらみを強調しており、小ぶりのおっぱいがキュートである・・・そこかよっ。
しかし、ガードは固いのでセーラー服がびしょ濡れになっても下着は透けないのだった。
絶対に黒沢明を連想させる映画監督・蔵沢明(フィクション)の孫・蔵沢光(神木隆之介)が部長を務める不動高校・映画研究部。
光が監督した映画「殺人鬼スコーピオン」は不吉な映画として封印されている。
この映画を巡って猟奇的な連続殺人事件が発生するのだった。
美雪は光にスカウトされ・・・次回作の主演を務めることになる。
美雪を口説く光の甘い言葉に心騒ぐ一(ハジメ)・・・。
つまり・・・このドラマは・・・美雪とハジメがまだまだ幼馴染の域からスタートするのである。
主役の座を奪われた映画研究部2年生・黒河美穂(岡本あずさ)は美雪に嫉妬の炎を燃やす。
黒河に執心しているらしい脚本担当の泉谷シゲキ(岡山天音)は主役を交代させることを光に求めるが祖父・クラサワアキラを一刻も早く越えたいと願う光は己の信念を揺るがせない。
すると・・・「あのことを警察に告げる」と泉谷は光を脅迫するのだった。
警察に告げる「あのこと」となれば・・・光はなんらかの犯罪にかかわっているわけである。
犯罪者である光に魅かれる美雪・・・それを危惧するハジメという構図が生まれ・・・二人の心は幼馴染を脱皮し始めるのだった。
基本ですな。
やがて・・・泉谷や・・・俳優の真田コウジ(中川大志)が死体となって発見され、連続殺人事件の幕開け・・・。
警視庁刑事部の剣持警部(山口智充)の登場である。
フィクションなので・・・ハジメが事件を解明するまで警察は全く捜査をしないが・・・そこは冷静にスルーしなければならない。
やがて・・・映画「殺人鬼スコーピオン」にはスタントマンの本多影行(中島広稀)が参加していたことが判明し・・・本多が撮影中に消息不明になっていたことが明らかになる。
そして・・・睡眠薬を飲まされて部室に閉じ込められる関係者一同。
遅刻したミステリー研究部の真壁部長(浅利陽介)が駆けつけると・・・廊下で撮影担当の門脇(大和田健介)が殺害されており、鍵のかかった別室で光の死体が発見される。
撮影中の事故を隠蔽し・・・事故死したスタントマンの遺体を遺棄した罪を悔いて自殺したと光は遺書を残していた。
しかし・・・ハジメは「じっちゃんの名にかけて」・・・「謎はすべて解く」のだった。
もちろん・・・真犯人は最後に残された美少女で・・・動機は復讐である。
もう・・・何百回使われたか設定なのか分からないが・・・スタントマンと美少女は・・・離婚した兄妹なのだった。まあ・・・一つのジャンルだよな。
見事に復讐を遂げて天晴れでいいと思うのだが・・・「人殺しはよくない」という現代の作法に従い・・・甘い結末が用意されています。
まあ・・・復讐だけが正義であるというのは・・・米国にちっとも復讐しない敗戦国民には相容れない考え方なんですな。
もちろん、生きるための知恵という考え方もあります。
とにかく・・・久しぶりに素直に「かわいいよ、川口春奈かわいいよ」が言えるドラマが始ったのだった。十代の終りに間に合ったな。
関連するキッドのブログ→夫のカノジョ
→ 探偵学園Q
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コメント
キッドさん
こんにちは
土曜日は谷間になったんですね
夏ドラマは家族狩りと若者たちに1番惹かれましたが ちょっと苦手なテイストの予感もしました
始まってみたらHEROがテンポがよくて思ったよりも楽しめそうです
あとペテロの葬列が雰囲気やら絵画の解説もあったりして今のところ一番続きが気になるし好みのドラマです
金田一君は続編が作られるのが楽しみだったんですがスペシャルを見て ちょっと気持ちがさめちゃいました
でも春奈ちゃんの美雪は初代の次に好きです
キッドさん
探偵学園祭Qのレビューを三本立てでしてらしたんですね
連ドラの記憶はほとんどないんですがスペシャルは今でも部分的に覚えています
山田涼介君も女の子みたいに可愛かったし神木君 志田未来ちゃん 子役の共演がすごく豪華で楽しかったです
昨夜は近キョリもチエックしましたが
ヒロインの女の子に共感もてそうで結構良かったです(^^)
梅雨明けもそろそろな気がしますが
キッドさん
お出かけの時は
急な雨に気をつけて下さいね
投稿: chiru | 2014年7月20日 (日) 13時45分
迷いに迷って・・・。
テレ東の「アオイホノオ」も凄く面白かったんですが
じゃ「ペテロの葬列」だって面白いじゃないか
ということになり・・・
とにかくミステリ多過ぎなので
「N」も脱落・・・。
結局、谷間になるようです。
「おやじの背中」の書きたい回は絶対、来そうだし・・・。
(月)の二本立てはかってないほどの
豪華な感じがよろしいですな。
「N」はミステリ好きの少年少女のために
作り続けて欲しいドラマとして合格ですねえ。
今回は犯人、犯人の動機、トリック
すべて素晴らしかったと考えます。
フィルムが根性出しましたからねえ。
スルスルスルスル・・・と。
まあ・・・ゼロの彼女が解剖すると
手首に擦り傷を発見しちゃうと思いますけれど。
とにかくハジメが謎をすべて解くまで
警察は無能であり続けるお約束でございます。
あの頃は・・・三本立てもこなせましたが
もはや体力が・・・。
一本にしぼらないと頭もついていけない感じもいたします。
近キョリは相手役がああなら・・・
山Pのなんちゃって高校生でいいと思いますが
まあ・・・帝国的事情にそんなこと言ってもアレですな。
とにかく・・・現在の山Pの少年時代を演じることのできる美少年なんて・・・そう簡単にはいないということは確実ですな。
今日はいよいよ夕立・・・。
出かける時はステッキ代わりに傘をついていくようにいたします。
まもなく・・・梅雨明け・・・。
ああ・・・暑い夏が来ますなあ・・・
投稿: キッド | 2014年7月20日 (日) 18時35分