セーラー服と宇宙人〜地球に残った最後の11人〜私は生き残れますか?(門脇麦)
谷間ですから。
とりあえず、体張ってる女優には生き残ってもらいたいね。
まあ・・・これは舞台やってるようなものだよな。
極限状態なのだが・・・緊張感はないという・・・。
断崖絶壁のホームドラマみたいな感じだよな。
こういうシチュエーションで何かを共感するのが困難な時代になっているような気がする。
気持ちの問題なのか・・。
「宇宙戦艦ヤマト」に何を感じるかだよな。
スターシアじゃなくてデスラーが救いの手を差し伸べて来た感じ・・・。
で、『セーラー服と宇宙人(エイリアン)〜地球に残った最後の11人〜・第1回~』(日本テレビ201406270059~)脚本・鴻上尚史(他)、演出・小室直子(他)を見た。基本的にはパロディーでありながら・・・思わせぶりな虚無を語る・・・そういう作風で三十年である。この閉塞状況をどうするか・・・答えを出さないまま・・・というのが長生きの秘訣である。しかし、即断、即決を求められる時代・・・ずるずると決断を引き延ばしちゃダメですか・・・という考え方は通用しないかもしれない。
巨大な隕石が地球に衝突し、人類は滅亡した。
しかし、はるかM87星雲から希望を愛する皇帝の支配する宇宙種族が人類に救いの手を差し伸べてきたのであ。
各地に着陸した宇宙船は生存していた地球人を確保。
次々に離陸していく。
しかし・・・宇宙人ギュル(池田鉄洋)は要領が悪く救助定員10名をなかなかに搾りきれないのだった。
ギュルが護身用の銃を紛失している間に宇宙船外に出ようという人々が脱出。
しかし、外は死の大気に汚染されていた。
生き残ったのはなんちゃって女子高校生の水瀬希望(門脇麦)・・・。
水瀬に一目惚れした立花(桐山漣)・・・。
脱出組を殺すきっかけを作った橋爪(永岡卓也)・・・。
自称美人の西原(須藤理彩)・・・。
自称霊能力者の寺田(大島蓉子)・・・。
官僚出身の政治家・森(篠井英介)・・・。
妊婦の大垣(西尾まり)・・・。
在日ナンゴロ人の木梨ネルグイ(清水くるみ)・・・。
婚約者のいる看護師・二瓶(笹野鈴々音)・・・。
小学生の雄介(石田竜輝)・・・。
老人の伊村(岡本富士太)・・・。
つまり・・・定員10人のところ・・・11人いる!のである。
10人しか救助できないと言われ・・・11人は毎回、議論し、対立し、ドタバタするのだった。
その中で水瀬は・・・子供っぽい夢とロマンに燃え正論を吐き続けるのである。
絶望的な状況の中、とりあえず生存を選択した大人たちはあの手この手で自分が生き残る方策を提案する。
主導権を握った森は「姥捨て山」作戦を実行。
高齢者の伊村の死を求める。
これにまっこうから反対する水瀬。
一転して無記名投票となり・・・森の根回しで水瀬に投票する伊村。
ショックを受ける水瀬。
今度は脱出組殺しの重荷を背負った橋爪が犠牲者を志願。
その成り行きに感じるところのあった伊村は百人一首作戦を提案、わざと負けて死を選ぶ。
「順番だよ・・・」
「伊村さん・・・」
千年以上生きているギュルも感動である。
しかし・・・大垣が出産し・・・物語は振り出しに戻る。
今度は在日ナンゴロ人(フィクション)のネルグイがターゲットになったりする。
ギュルは上司にせきたてられ・・・宇宙食による兵糧攻めを敢行。
とりあえず・・・じゃんけんで宇宙食を食べる権利を決める一行。
だが・・・勝者となった西原は宇宙食を喉につまらせ悶絶死するのだった。
こうして・・・出発かと思いきや・・・突然、「希望がないと出発できない」と言い出すギュル。
「今までの茶番はなんだったんだ・・・ふざけんな」とお茶の間と一緒に怒る水瀬だった。
そして・・・銃を手に入れた立花はギュルを威嚇するつもりで射殺してしまう。
そんなこんなで全9話の8話まで・・・。
次回、最終回である。
はっきり言おう・・・どうなってもいいやなあ。
だらだらと見るけどね。
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