一人殺せば何人殺しても同じこと(財前直見)
おいっ・・・。
アラサーちゃんだな。
アラサーちゃんですよお。
一度挿入すれば・・・以下省略。
とにかく・・・このドラマの最大の難関は・・・岡美歩(山口紗弥加)がアラフォーちゃんに見えないこと。
そして、氷崎游子(松雪泰子)が岡美歩より二つ年下に見えないことなんだよな。
だから・・・基本的に子供の巣藤浚介(伊藤淳史)が美歩より年上の游子に魅かれていくように見えるんだよな。
登場人物が基本的に全員小学生設定だよな。
ま・・・私ってブスだったのという脚本家だからな。
私ってダメだったの・・・私って勘違いだったの・・・私って我儘だったの・・・私ってグズだったの・・・私ってバカだったの・・・私ってオトナだったの・・・と延々と叫び続ける感じに・・・。
まあ、それはそれで面白いわけだが・・・。
それより、やはり、キャスティングだ。
もちろん、タレント行政的にはありえないのだが・・・奇をてらったキャスティングが逆にすでに日常化して・・・フレッシュでない・・・ということはある。
馬見原刑事・・・岡田浩暉
駒田・・・遠藤憲一
浚介・・・平岡祐太
椎村刑事・・・伊藤淳史
游子・・・山口紗弥加
美歩・・・松雪泰子
みたいにシャッフルしたくなるんだなあ・・・。
油井と綾女には納得してるのか・・・。
で、『家族狩り・第5回』(TBSテレビ20140801PM10~)原作・天童荒太、脚本・大石静、演出・伊藤雄介を見た。夏休みである。当然、猛暑である。台湾では物凄い惨事。日本では政府がインフレにするって宣言しているのにインフレにこぞって反対するマスメディア。まあ、基本的にテレビを見るのは底辺に近い人々だからな。暑いからって何を言っても許されると思うなよ。とにかく・・・これ見よがしの引きには辟易しますな。いいじゃないか・・・きっと一生懸命作ってるんだから。
ついに・・・キャスティング的に真犯人である山賀葉子(財前直見)登場である。
潜伏していたなあ・・・。
しかし・・・游子(松雪泰子)の「私、人殺しですから」詐偽はどうするつもりなんだ。
いや・・・意外と冷蔵庫に猫の首を入れているのかもしれんぞ。
一方で・・・恩人である馬見原刑事(遠藤憲一)の家族に危機が迫っているのにまったく警告を発しない冬島綾女(水野美紀)は・・・結局、物凄い悪女なんだよな。
そうじゃないという展開になったら一同爆笑するしかないもんなあ。
浚介と一緒に実森家に乗り込んだ游子・・・。
まったく事情を知らないにも関わらず、引きこもりの実森勇治(岡山天音)の説得を母親の智代(占部房子)が嫌がるのも構わず強行である。
そんなに簡単に心が通いあうなら誰も苦労はしないわけだが・・・ついに浚介のことを癒しの超能力者として神に選ばれた男と游子が言い出して・・・とんでもない感じが充満するのだった。
まあ・・・游子はそういう精神に問題を抱える女であるわけだ。
それでいいのかな。
そして・・・一方で・・・岡美歩の「私の男に手を出さないで宣言」に翻弄されるわけである。
ここで問題なのが見た目年齢なんだよな。
どう見ても若い女に圧倒される年上の女にしか見えない游子なのである。
「俺も引きこもっていた」と共通体験で実森を攻撃する浚介・・・。
そして「男同士の下ネタ交流」で都合よく心を開く実森だった。
自家製拳銃でドア越しに撃たれる時代だが・・・多くの場合、人は人を殺さないのが前提である。
連続殺人犯が別にいる以上、実森は割とまとも・・・ということになるのだろう。
とにかく、嵐が静まって実森の母親も一応、家宅不法侵入を咎めることはしないのだった。
ある意味、ほとんど見知らぬ男女に侵入される方がこわいよね。
家に戻って来た二人は元教え子の電気屋・渓徳(北山宏光)に送られてきた清太郎(井上真樹夫)と民子(浅田美代子)の夫婦に遭遇する。
清太郎の認知症は・・・民子を疲弊させるほどの威力があるはずだが・・・まるで手がかからない子供のように弱体化している。
まだらと言えば聞こえはいいが・・・そんな生易しいものではないのが普通である。
妻も娘も「死ねばいいのに」と思っていたはずだ。
つまり・・・あまりにもトーンが一定していないのが少し気になる。
まあ・・・それが現実的だと言われればそうなのだが。
まあ・・・この物語の登場人物は山賀葉子を除いては全員、短気で行き当たりばったりな性格なんだよな。
他人をお父さんと呼ぶ研司(須田瑛斗)、他人に唾をはきかける駒田玲子(信太真妃)、そのアルコール依存症の父親・幸一(岡田浩暉)、精神を病んでいるが夫の浮気相手は許さない馬見原佐和子(秋山菜津子)、本妻の病んだ心には全く興味がない馬見原刑事、直感的に油井(谷田歩)の危険性を察知しているのに病んだ母親にその依頼を受けさせる石倉真弓(篠田麻里子)、顔を蒼く塗る女子高校生・芳沢亜衣(中村ゆりか)、そんな娘を施設に入れて隔離したい父親・孝郎(二階堂智)、そんな夫に無抵抗で従う妻・希久子(相築あきこ)・・・。
ろくでもないわけである。
そんな・・・芳沢夫妻に「最終的な解決手段がある」と断言する山賀葉子。
それはもう・・・あれですかっ。
しかし、警視庁刑事部捜査一課課長の藤崎(飯田基祐)は「犯人は馬見原かもしれない」と突然言い出すのだった。
とにかく・・・馬見原刑事は息子の自殺以来・・・完全に方向性を見失っているらしい。
そして・・・なんとなく・・・游子を追いかけて佇む椎村刑事(平岡祐太)だった。
捜査しろよ・・・。
そして・・・あげくの果てに包丁持った愛人とハサミを持った正妻がドアを挟んで対峙である。
薔薇の花弁と血潮の飛散は二度目である。
また・・・嘘だったらどうしよう。
そして・・・どうでもいい感じの浚介と実森の裏DVD観賞会を・・・土足で踏みにじる美歩だった。
あんなにうちとけた二人だったのに
私はここにいるのに
あなたはどうして応えてくれないの
私のSOSを聞いてください・・・
とにかく凶器を振りかざす実森だった。
ま、またですか・・・。
とにかく主人公としての存在感を出すために無意味に自信喪失をする游子とか。
コケおどかしの引きの連続とか。
これは・・・かなりきわどい展開ですな。
もはや・・・小学生向けというよりは幼児レベルの作りに・・・。
もう少し・・・文学的にお願いします。
関連するキッドのブログ→第4話のレビュー
シナリオに沿ったレビューをお望みの方はコチラへ→くう様の家族狩り
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コメント
てっ!?美歩の方が游子より年上なのですネ・・・
見えねぇ~~~!!!
伊藤くんも童顔だから、何だか幼稚なカップルに
見える・・・のは計算なのか???まさかこれも
>これ見よがしの引き
と、何を見てもそうなのかもしれんと警戒心バリバリで
余計にうがった見方をしてしまいそうな今日この頃。
そして財前さん来たーーーっ!
このドラマはひねくれた心で見る癖がついちゃってるから
今回は彼女の笑顔がむしろ不気味に見えたデス!
じいやが友情出演はオイシイ役だと教えてくれたから
疑う気満々デス!!!
だけど財前さん、まだお子さんが小さいのに
そんな役引き受けて平気?などと余計な心配も
してしまう・・・あたしって優しかったの テヘッ♪
投稿: まこ | 2014年8月 3日 (日) 11時21分
●no choco●まこ☆ミキ様、いらっしゃいませ●no choco●
どう見ても年上の女が
元気のいい若い女に
タジタジな感じに見えてしまう游子-美歩問題。
アラフォー女にゲンナリしている浚介が
ちょっと年上のフレッシュな女に魅かれていく感じが
まったく違う方向性になって
不自然なのでございます。
とにかく・・・引いて引いて引きまくるので
心あるお茶の間皆さまが引いていくという・・・。
視聴者はおびえる小動物の如く
詐偽演出に身をすくめる日々なのでございます。
過ぎたるは及ばざるがごとし・・・
そういう言葉を御存じないのでしょうかねえ。
このメンバーなら下手な小細工抜きで
人間の危うさや愚かさを・・・重厚に演じてくれるはずですのに・・・。
財前さんの安定感・・・久しぶりに
最後に語れる感じがありありといたしますな~~~。
まあ・・・犯人じゃなかったら・・・
それはそれで驚きでございますね。
そうなると・・・まだ登場してない人が
真犯人くらいの衝撃がございますよ。
それはミステリとして反則すぎますからなあ。
財前さんが犯人だとしても
手口はまったく謎に包まれていますからな。
あの・・・酒乱の男を言いくるめる話術といい・・・
催眠術の使い手だったりして・・・。
昔はじいめも夜更かしのすぎるまこ様のために
催眠術を使ったりしましたぞ~。
よい子はだんだん眠くなる~
投稿: キッド | 2014年8月 3日 (日) 21時34分