棒姉妹1号(木村文乃)棒姉妹2号(高梨臨)実の妹(新川優愛)今日、恋をはじめます(武井咲)
本格的な谷間である。
クラスメートを殺害したり、母親や祖母を殺害したり、女子高校生もいろいろとあるわけだが・・・感覚的にはこの映画のヒロインも恋人を殺害してもおかしくないと思う。
なにしろ・・・護身用に常時、鋏を携帯しているわけである。・・・違うぞ。
何人いるか・・・わからないヒロインの恋人の猟色の餌食たちの誰かが刺してもいいと思う。
しかし・・・イケメンなので・・・何をしても許される上に・・・最後はハッピーエンドである。
恐ろしい・・・恐ろしい少女マンガの世界である。
で、『月曜ゴールデン特別企画・今日、恋をはじめます(2012年劇場公開作品)』(TBSテレビ20141006PM9~)原作・水波風南、脚本・浅野妙子、演出・古澤健を見た。春の高校一年生は冬には中学三年生だったわけで・・・公開時、武井咲18歳は・・・微妙になんちゃってだが、木村文乃24歳と、高梨臨23歳は完全になんちゃってだよな。新川優愛は18歳でなんちゃって中学生である。ちなみに松坂桃李は24歳である。まあ・・・みんな大人びた高校生なのです・・・と言われればそれまでだが・・・たまにはなんちゃってじゃない高校生も見たいよね。
初めてのキス
偏差値がそれほど高くない高校に入学した地味目の女子・日比野つばき(武井咲)は二度と同じ女と寝ないというゴルゴ13のような鬼畜クラスメート・椿京汰(松坂桃李)と出会う。京太は家が近所だからと高校に入学したが成績はトップでクラスの人気者である。悪友の西希(山﨑賢人)と賭けをして・・・地味な女の子を口説いて、一度、同意の上の性行為をしたら捨てるという悪行三昧を中学生の頃から繰り返していた腐れ外道なのだった。
早速、つばきはターゲットにされるが・・・かっての犠牲者である山内有砂(高梨臨)がつばきに絡み始め・・・掟を破って強引につばきの唇を奪ってしまう京汰・・・。
常時、鋏を持っているつばきだが・・・防御力はゼロに等しく・・・ファースト・キスを強奪される。しかし・・・京汰は「今日からお前は俺の女だ」と意味不明なことを言いだすのだった。
「だって・・・キスもしたしな」
「あんなのキスじゃありません・・・キスは添い遂げる覚悟でするものです」
「・・・え」
文化祭で・・・つばきの気をひくために絶妙なフォローをする京汰・・・。
妹のさくら(新川優愛)の髪をアレンジし続けて特技の一つになっているつばきは・・・冷たかったクラスメートの髪をアレンジすることでそれなりに受け入れられる。
そのことに感謝して京汰からののデートの誘いに応じるつばき。
シロクマ好きのつばきは・・・「シロクマはパートナーを求めて長い旅をするの・・・ロマンチックでしょう」と語るが・・・。
「結局、交尾するためだろう」
「それは黒いシロクマです」
しかし・・・星の話になると夢中になる京汰は・・・実はロマンチストだった。
京汰からデート用の服をプレゼントされ、京汰のセッティングでカリスマ美容師の花野井(青柳翔)にスタイリングされると・・・たちまち美少女に変身するつばき。
いつの間にか・・・つばきは京汰に恋をしていたのであった。
京汰に憧れるさくらのお伴で・・・姉妹で水着を披露した後で・・・勇気を出して告白するつばきだったが・・・「そんな女とは思わなかった」と京汰は意味不明なことを言い出すのだった。
二度目のキス
西希から・・・京汰の性格を歪ませた原因を聞くつばき。
「あいつの八歳の誕生日の時、母親が男と駆け落ちしちゃったんだ」
「ああ・・・マザコンで」
「そう・・・マザコンで」
つばきは・・・誕生日嫌いの京汰のために・・・クラスメートたちとサプライズ・バースデイ・パーティーを企画するのだった。
痛い所を突かれておこりだす京汰。
「人の心に土足で踏み込むな」
「あなたが・・・お母さんに裏切られて傷ついたのはわかるけど・・・女はみんなあなたのママじゃないのよ。自分が傷つくのは許せないのに・・・人を傷つけても平気なんて・・・子供すぎるのよ」
「ひでぶ」
「これ・・・プラネタリウムのフィルム・・・」
「フィルムだけかよ」
「来年は別のフィルムをあげる」
「・・・」
「再来年になったらプロジェクターを」
「なんだよ・・・それ」
「私はずっと・・・あなたを祝うから」
「・・・ありがとう」
相思相愛になり・・・二度目のキスをする二人。
三度目のキス
しかし・・・そんなに簡単に幸せにはしないのがお約束というものである。
中学生の時の最初の犠牲者で・・・今も京汰を愛している菜奈(木村文乃)が現れる。
さらに・・・京汰の父親(村上弘明)の元へ出奔した妻・京香(高岡早紀)から連絡が入る。
「男と別れてガンで入院しているそうだ」
「なんだよ・・・それ」
自分を裏切った母親を許せない気持ちと母親に逢いたい気持ちの板挟みで苛立つ京汰。
そんな京汰に偶然を装って近付く菜奈・・・。
一方、つばきはストレートに意見をする。
「お母さんに会いに行きなさい」
「余計なお世話だ・・・お前には関係ないだろう」
決裂である。
「私には・・・関係ないのね」
つばきは・・・京汰と距離を置き・・・美容師になる決意をするのだった。
自分の道を歩き出したつばきに・・・心を動かされる京汰。
菜奈の誘惑を退け・・・母親に会いに行くのだった。
一年前に約束したデートの日。
つばきは・・・京汰を待つ。
もちろん・・・。
結局、鬼畜に処女を捧げるつばきだった。
高校二年生の恋の約束が・・・生涯守られるなんて奇跡に近いことを・・・多くの高校二年生はなんとなく知っていると思う。
まあ・・・イケメンとのキスが三度の飯より好きな少女マンガですからっ。
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