二夜連続!(森カンナ)わてが浪花のヒロシ・・・やあらへん消防士やねん~ボーダーライン(小池徹平)
秋ドラマに連続登場する森カンナ・・・とある映画「太陽の坐る場所」の宣伝で相変わらず・・・ボーッとしたトークを展開していたが・・・ようやくボヤボヤしている場合じゃなくなったのか・・・。
前季は「スカーレット」「9係」と警察ものにゲストで出ていたしな。
一方、主演は「あまちゃん」のヒロシである・・・いや、小池徹平だぞ。
基本的にかわいいぞ、徹平かわいいぞ・・・というドラマである。・・・いや、違うんじゃないか。
消防士と書いてヒケシと呼んでもらいたいんだよな・・・うん。
昨日が・・・ゾンビを畏れない一般市民という御嶽山状況に批判的なドラマだったが・・・お前的にな・・・このドラマもクズだろうがなんだろうが一般市民を無差別に護る義務を持つ公僕の悲哀が全面に押し出され・・・なかなかに御嶽山状況に寄り添ったタイムリーな内容になっている・・・お前的にだろっ。
女児の性的な側面に対する表現の厳しい世の中である。御嶽山でも一番気がかりだった女児の行方不明が心肺停止、死亡で決着し・・・胸が痛むわけだが・・・なにしろ、汚れなき少女は無罪だからである・・・このドラマでは主人公が心臓マッサージで心配停止から蘇生という場面が描かれる。女児の性的な部分に刺激を与えているこの描写が禁じられるというとんでもない世の中にならないことを祈るばかりだ。・・・そこかよっ。
がんばれ、表現者たち。そして公僕たち。
で、『ボーダーライン・第1回』(NHK総合20141004PM9~)脚本・宇田学、演出・石塚嘉を見た。大阪の暗部である底辺の一般市民を忌憚なく描く導入部分・・・非常に好感のもてるスタートである。家族というものの厭らしさもそこはかとなく匂わせて・・・いい感じだ。家人が脳腫瘍でいつ意識不明になるかわからない状態だと救急車の人々には物凄く期待するわけである。優秀な人々だといいなあと思うわけである。家人が認知症だと「倒れた人を見つけたら119番だよ」と一日に何回も言うわけである。やってくる救急隊員がそういう事情を一瞬で察する超能力者だといいなあと思うわけである。まあ・・・そういうろくでもない状況に遭遇する世界はなるべくリアルであってほしいよね。でも・・・救う側だって人間だからな。
大阪消防庁・南消防署(フィクション)の消防士・川端明(小池徹平)は配属初日に寝坊で遅刻してしまう。
大学卒業後・・・就職が決まらず消防学校を経て・・・初勤務。
本人は事務職を希望していたのに現場に配属され不満だった。
しかし・・・消火隊の隊長・蔭山陽平(筧利夫)は有無を言わさずアキラを現場に引きずり出すのだった。
初めての火事現場で・・・突入を命じられたアキラは尻ごむのだった。
「なぜ・・・ためらった・・・」
「ためらってません・・・嫌だったんです」
現場では・・・アキラは特に・・・幼い子供と母親に強い関心を見せる。
やがて・・・アキラの家が母子家庭であることが明らかになる。
アキラの母親の育恵(石野真子)は南消防署の署長・菅野修(橋爪功)と何らかの関係があるらしい。
アキラは・・・「事務職もあるから・・・」と菅野に言いくるめられて消防学校に入り・・・結果として現場に配属されたのが不満だったのだ。
「人の生死に関わるなんてまっぴらです」
幼い頃・・・失踪した父親・哲二(国広富之)の件が・・・アキラの性格に影を落しているらしい。
アキラはなるべく人間に関わりたくないのである。
「そういう人間には不向きな職場ではないか」とお茶の間の声を代弁する救助隊の隊長・松井圭介(山口馬木也)である。
アキラに着替えを覗かれた救急救命士で救急隊の隊長・松井楓(藤原紀香)は圭介の妹である。
「五百円」を要求するが拒否され傷つくのだった。
ちなみに楓にはさくら(平尾菜々花)という娘があるが・・・母子家庭だ。
日曜日には出雲大社で指折りのゴージャスさを醸しだす母子家庭の次女の婚礼の儀があったわけだが・・・そういう流れの母子家庭大会なのか・・・違うだろう。
「僕はお金を稼ぎにきているので・・・余計なことにお金は使いません」
「ギャフン」
ちなみに南消防署は・・・次の三つの隊がある。
消火隊にはデブの広田( F・ジャパン)、チンピラの上島(波岡一喜)・・・おいっ。
オレンジでおなじみ救助隊には脳みそ筋肉の木村(趙珉和)などが配置されている。
性格を考えて・・・アキラはしばらく後方支援的な救急隊の預かりとなる。
しかし・・・救急隊とはいえ・・・治安の悪い大阪では・・・任務は常に危険を伴うのである。
ケンカでけが人が出れば被害者の救護中に酒に酔った加害者が絡んでくる。
制止しようとしたアキラは禿散らかしたおっさんに「暴行だ」と叫ばれ唖然とするのだった。
街の顔役(麿赤児)の仲裁で事なきをえるアキラにベテランの救急隊員・伊藤潤一(徳井優)が声をかける。
「この辺の人たちは生活保護の入金があるとつい酒買ってしまうんだ」
「そんなクズなんて助ける価値あるんですか」
「まあまあ・・・それで給料もらっとるんだから・・・ね」
救急隊員の原田明美(森カンナ)は変態で腋の下体臭占いが趣味だった。
「当たるんですか」
「あんた・・・マシな方だけど少し汗臭さが足りんわ・・・」
「本当に・・・変態なんだ・・・」
救急車をタクシー代わりに使う大阪市民の実態の点描あって・・・。
娘の手作り弁当がおあずけになる・・・伊藤隊員。
「この出動から帰ったら食べるんだ」とフラグを立てました。
多重衝突による凄惨な事故現場。
消火隊、救助隊、救急隊が全員出動で・・・人手不足。
その時・・・無事に見えた少女が心肺停止状態に・・・。
「心臓とまってます」
「あんたが心臓マッサージせなあかん」
「ぼ・・・ぼくが・・・いいんですか・・・ゴクリ」
「いいも悪いもないがな」
初めての人命救助の相手が・・・少女・・・。
アキラは・・・頑張るのだった。
「よし・・・もういい」
「え・・・」
「息吹き返した」
「・・・」
「ようやった・・・」
「僕が・・・人の命を・・・助けた・・・」
アキラの心の中で何かが動く。
しかし・・・コール・サインで呼びだされた救急車は不吉な集合住宅へ。
そこには・・・麻薬常習のゾンビカップルが待ち受けていたのだった。
「いかん・・・退避・・・」
しかし・・・伊藤はジャンキー(男)に包丁で刺されてしまう。
「伊藤さん・・・」
ジャンキー(男)はさらに灯油で部屋に放火である。
その間・・・ジャンキー(女)は無反応だった。
救助隊が到着。鍵のかかった部屋に突入する。
しかし・・・猛火である。
救助隊はジャンキー(男)とジャンキー(女)を救助する。
「なんで・・・伊藤さんを後回しにするんです」
「市民が見てるんだ・・・市民を後回しにして・・・仲間を助けたりしたら・・・大変なことになるんだよ・・・特に素晴らしいインターネットの世界では・・・」
「そんな・・・あんな死んでもいい奴助けないでもいいじゃないですか」
「どんな命でも粗末にするな・・・それが建前だ」
「建前ですかっ」
いろいろと納得いかないアキラ・・・。
大阪では不条理も不条理ではないからな・・・。
はたして・・・伊藤は弁当を・・・冷蔵庫に入れたのか。
関連するキッドのブログ→玉川区役所 OF THE DEAD
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コメント
森カンナ……あと10cm全高が低ければ歴史が変わっていたかも(自分のファン活動的には)。
そして……「どんな奴でも救助しなければならないのか問題」は、『戦え! マイティジャック』最終回の昔から解決されていない(?)問題でございますね。
投稿: 幻灯機 | 2014年10月 5日 (日) 20時29分
今にもAV女優になりそうな
いやすでに出ていそうなほどの
エロスに満ちて来た森カンナ・・・。
この暗いお色気がテレビ向きではないのかな・・・
と思ってましたが・・・
「玉川ゾンビ」では
バカップルの女の朝を
とてつもなくエロスで・・・。
四角い顔の美女枠もかなり
埋まってきましたからな・・・。
それは・・・幻灯機様の好み女優の繁殖ぶりからも
明らかですからな~。
一方、コチラはNHKですから的変態枠に登場。
大抜擢から四年・・・そろそろ真価が問われるのですな。
まあ・・・キッドは最初からゾクゾクしておりますが~。
死ねばいいのに・・・って奴を助ける。
それが・・・ヒーローのヒーローたる姿ですからな~。
人類なんて滅んでもいいのに・・・ウルトラマンもヤマトも助けちゃいますからな~
投稿: キッド | 2014年10月 5日 (日) 23時14分