婚活パーティーでは女と女のラブ・ゲームは禁止です(竹野内豊)
でも・・・人生はゲームだからな・・・。
だから・・・男と女のラブ・ゲームならいいって話だろう。
ああ・・・そうか。
「初老の惑星」だからな・・・ラブ・ゲームそのものが遠いのか。
「30歳以上限定」だからな・・・。
「1973年度生れ限定」だと・・・どういうメンバーになるんだ。
なぜ・・・40~41歳限定に・・・。
それは秘密です。
宮沢りえ、後藤久美子、奥山佳恵、高橋由美子、中田有紀、篠原涼子、戸田菜穂、桜井幸子、藤谷美紀、三浦理恵子、さとう珠緒とか・・・結構、凄いな。
ちなみに・・・袴田吉彦もここだ。
じゃ・・・吉田羊と同級生対決だったのか。
だから・・・それは秘密だって言ってるだろがっ。
女に年齢の話は禁物だと何度言ったら・・・。
で、『素敵な選TAXI・第5回』(フジテレビ20141111PM10~)脚本・バカリズム、演出・今井和久を見た。今回は脚本協力のクレジットがなかったな。独り立ちしたのかっ。バカリズムは1975年生まれの38歳だからな・・・38歳の女心をあれやこれやしたいのだろう。ちやほやされたいお年頃だからな。もう脚本家の内面に踏み込む妄想はやめておけ。ごめんね!がいけないのさ・・・。とにかく・・・どんなに女心がわかっていても袴田吉彦には勝てない!・・・ってことなんじゃないか。
枝分(竹野内豊)が常連客となっている「cafe choice」で顔馴染みの標道雄(升毅)はまたもおめかしである。
婚活パーティに参加するためである。
二本のネクタイのどちらが似合うか・・・とウエイトレスの宇佐見夏希(南沢奈央)と関カンナ(清野菜名)やマスターの迫田(バカリズム)・・・そして枝分に問う標・・・。
全員一致で「両方、変なのでしない方がいい」と言われ・・・標の婚活には早くも暗雲が立ち込めるのだった。
一方・・・いかにも有能そうな外科医・篠崎美佐子(吉田羊)は唯一の独身の女友達が「婚活パーティで知り合った相手と結婚」と聞き・・・婚活パーティーへの参加を決意する。
美佐子はもう38歳だから・・・。
有能で美人の美佐子には華麗なるモテ期があったのだが・・・気がつけばアラフォーの独身女なのである。
病院の年下の看護師(加藤裕月)に「今日はなんだか・・・可愛い感じですね・・・デートですか」と問われ・・・言葉を濁す美佐子。
「婚活パーティーなのよ、もうすぐ40歳であせってんのよ」という本心は口にせず・・・「まあ・・・そんなところよ」とつぶやくのだった。
そういう意味で・・・選択にそつのないできる女なのである。
美佐子が参加する婚活パーティーはクッキングしながら親睦を深めようというスタイルである。
美佐子のグループは次のような顔ぶれである。
大手商社に勤める工藤(袴田吉彦)・・・美佐子の本命である。
区役所職員の前田(須田邦裕)・・・魅力は感じないが手堅い公務員。
韮沢(脇知弘)・・・問題外なので情報収集の必要なしである。
きっと・・・白金学院の卒業生で実家の熊井ラーメンを継いで仇名はクマなのだろう。だから・・・韮沢だってばさ。・・・ごくせんじゃないよお。
そして・・・大川端探偵社のデカ乳の受付嬢メグミじゃなくて・・・職業不詳のデカ乳の夏川英里香(小泉麻耶)である。デカ乳は譲れないんだな。
実年令26歳のなんちゃって30歳なのだ。
さらに・・・ドクターSの嗅覚器に危険な香りを感じさせる謎の女・・・永島知美(浅見れいな)・・・。
ドクターSは三十代半ばと予想するが・・・実年齢・31歳で・・・ドクターSより・・・かなり若いことは確実なのである。
基本、ドクターSは世界を自分に有利な方向で認識します。
医者になろうと考えて医者になり、有能な外科医になろうと考えて有能な外科医になる。
「私は失敗いたしません」なのである。
・・・やはりそこか。
謎の女は本名・大河内日奈で友達に選タクシー抜きで時空修正能力できる桃子がいるんだろう・・・もげっ・・・だから永島知美だってば・・・モップガールじゃねえよっ。時空間を遡上しすぎだろう。
自称・公務員も10年前に持株会社・吹雪ホールディングスの傘下に入った広域指定暴力団組織・赤刃組の元構成員で現金輸送車を襲い、10年間小田原刑務所に服役した高宮健太じゃないのか・・・だから・・・クロコーチの事なんか誰も憶えてないよお・・・。
「私は・・・女医です・・・趣味は料理です」
女医に激しく反応する一同。
(よっしゃあ)
ドクターSはすでに勝利を確信する。
そのために・・・攻撃を手控えるのである。
ドクターSが慎重に様子見をしている間にピラフ担当に立候補したデカ乳はターゲットの工藤に手伝いをおねだりするのだった。
思わず心の中で舌打ちするドクターSだった。
(デカ乳も・・・商社マン狙いかよ・・・商社マンだって会議室でピスタチオ袋詰めする係かもしれないのに・・・)
しかし・・・デカ乳との会話でそれとなく・・・世界を股にかける優秀さを醸しだす工藤。
(やはり・・・工藤が狙い目か・・・)
その時・・・デカ乳は工藤との会話に熱中して・・・ピラフを焦がしてしまうのだった。
すると・・・謎の女は・・・「篠崎さんは・・・料理が趣味なんですよね・・・これ・・・なんとかできませんか」
絶妙のパスで・・・ドクターSの見せ場がやってきたのだった。
「そうね・・・中華風おこげにしちゃいましょうか」
「さすがですね」
「中華風おこげか・・・おいしそうだなあ」とターゲットの工藤も微笑む。
(よっしゃあ)(よっしゃあ)(よっしゃあ)
高揚するドクターSはあたかも手術室の有能なドクターのように現場を仕切りはじめるのだった。
その時・・・公務員が。
「あれれ・・・この洗い物したの・・・永島さんかな」
「そうですけど・・・」
「いつの間に・・・」
「まあ・・・職業柄、こういう補助的なことは無意識でやっちゃうんです」
「職業って・・・」
「看護師です」
「ナースですか」
「ええ」
(ナースかよ、ナースなのか・・・ナースは女医より男受けポイント高いんだよな・・・)
その時、ナースNが必殺技を放つ。
「あ」と工藤を見つめ・・・顔についた「まつ毛」をつまみあげたのである。
「まつ毛です」
(気が利く優しい尽くすタイプのナースかよおおおお)
ドクターSの心に嫌な予感が生じるのだった・・・。
パーティーの最後は連絡先のカード交換である。
交際希望相手を書いたカードを封筒に入れて渡すシステム。
封筒が空の場合もあるが・・・ドクターSの封筒の中身は・・・クマのカードだった。
(ちっ)
そして・・・商社マンとナースNはツーショトで退場する。
ゲームセットである。
だが・・・外には・・・選タクシーが待っているのだった。
「お客さん・・・婚活ですか」
「どうしてわかるの?」
「いや・・・知り合いが・・・参加してたんで・・・上手くいきませんでしたか」
「ナースにしてやられたわ」
「ナースですか・・・」
「女医はナースに比べて不利なのよ」
「え・・・女医なんて凄いじゃないですか」
「そうでしょ・・・でも・・・このゲームでは・・・ナースが最初からボーナスポイントを持ってるの」
「ゲームって・・・」
「ああ・・・口惜しい・・・」
「じゃ・・・やりなおしますか」
「え」
アラフォーの外科医は・・・それほど金に不自由していないので・・・選タクシーversion1に比べて1/5の料金になったversion6でも・・・まだ少し高い時空修正料金を惜しみなく払うのだった。
再試合開始である。
デカ乳が料理を焦がす前に遡上するドクターS・・・。
「話に夢中になって・・・焦がさないでね」
ピラフを中華風おこげに変更する流れを阻止である。
そして・・・ナースNよりも早く洗い物にとりかかるのだった。
(よっしゃあ)
しかし・・・「痛っ」と声をあげる工藤。
包丁で指を切ってしまったのだった。
外科医の出番だとばかりに・・・キッチンタオルで濡れた手を拭くドクターS。
だが・・・ナースはさらに早く、現場に到着するのだった。
「見せてください」
「大丈夫ですよ」
「結構、深いじゃないですか」
そして取り出す・・・絆創膏。
「はい・・・これで大丈夫です」
「ありがとうございます」
「看護師なんで」
「え・・・ナースなんですか」
(やられた)
「あ・・・まつ毛」
(やられた)(やられた)
「あれ・・・洗いものしてくれたんですか・・・料理上手は片付け上手っていいますものね」
公務員の言葉も耳に入らないドクターS。
(やられた)(やられた)(やられた)
パーティーの途中で試合を放棄するドクターSはそのまま選タクシーへ・・・。
「リベンジよ」
「え」
「再試合をお願いするわ」
「でも・・・まだパーティーは・・・」
「コールドゲームなのよ・・・」
「はあ・・・」
「ナースに完璧にしてやられたのよ」
「じゃあ・・・もう少し前に戻って・・・グループをチェンジしたらどうですか」
「ナースに負けたままやめるなんて・・・そんな卑怯な真似はできないわ」
「いや・・・料金払ってやりなおしてる時点で・・・フェアじゃないですけど・・・あの・・・目的は素敵なパートナーを見つけることですよね・・・」
「何言ってんの・・・これは女と女の戦争よ」
「戦争って・・・」
「絆創膏が必要なの」
「それだと・・・パーティーの前まで戻って買ってから会場入りしないと・・・」
「金に糸目はつけないわ」
再々試合開始である。
デカ乳の失敗を封じ・・・洗いものはしないで・・・商社マンの「指きり待ち」をするドクターS。
もう・・・何かが完全に間違っています。
そして・・・。
「痛っ」
ドクターヘリ緊急出動である。
ナースNより、現場に先着するドクターS。
(よっしゃあ)
「見せてください」
「大丈夫ですよ」
「結構、深いじゃないですか」
そして取り出す・・・絆創膏。
「はい・・・これで大丈夫です」
「ありがとうございます」
「女医なんで・・・」
(よっしゃあ)(よっしゃあ)
「あ・・・まつ毛」
(よっしゃあ)(よっしゃあ)(よっしゃあ)
商社マンのカードをゲットするドクターS。
クマと公務員のカードを引いたナースNに勝利宣言である。
「二枚も引くなんて・・・さすがね・・・私なんかたった一枚」
そして・・・やってきた商社マンはさりげなくドクターSをデートに誘うのだった。
勝利の余韻にひたるドクターS・・・そこへ・・・。
七代目リハウスガール・・・建みさとが登場する。
本人じゃないだろうっ。建みさと(建みさと)かよっ。
最近・・・見たな。「HERO」にも「GTO」にも「吉原裏同心」にも出てたよ。
頑張るな・・・。
そして元リハウスガールは・・・だからね・・・工藤の正体を暴露するのだった。
「この男、婚活パーティーあらしなのよ・・・こうやってお持ち帰りして・・・やり逃げするんだから・・・」
「何・・・言ってんだ・・・こんな女の言うことを信じないでください」
しかし・・・すでに退場しているドクターSだった。
「あれ・・・意中の人を捕まえたのでは」
「いいのよ・・・とにかく・・・ナースに勝っただけで・・・満足なの・・・なんか・・・ついでに人助けしたような気分だわ」
「はあ・・・」
ところが・・・ナースNは今回、カードに公務員を記入したらしい。
ドクターSの前を通りすぎるナースNと公務員のカップル。
「なんだか・・・お似合いですねえ」
「ちっ」
闘志に火がついたドクターS。
「戻るわよ」
「戻りません」
「え・・・」
「だって・・・あなた・・・結婚に向いてませんよ・・・っていうか恋愛の意味がわかってないし」
「なんですって・・・」
しかし・・・その時・・・ドクターSは枝分が竹野内豊のそっくりさんであることに気がつく。
「あなたって・・・」
「なんですか」
「あ・・・まつ毛」
「やめろよ」
「私と結婚を前提としたお付き合いを・・・」
「しないよ」
「なんですって・・・」
まあ・・・ドクターSは・・・「神」をも畏れぬ性格なんだな。
それにしても・・・なぜデカ乳は選ばれないのだ。
脚本家が狙っているからか。・・・おいっ。
「cafe choice」へと逃げ込む枝分である。
標もまた・・・カップル不成立で帰還していた。
「ねえ・・・枝分ちゃん・・・誰かいい人紹介してよ・・・」
「そんな人は・・・あ・・・女医さんなんかどうですか・・・」
捨てる神あれば・・・拾う神ありって言うしねえ。
ああ・・・この店って神々の世界なのか・・・。
ウエイトレスの二人は天使なんだな。
まあ・・・小悪魔なのかもしれんがね。
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ごっこガーデン。version7お披露目代々木路上風セット。まこ「竹しゃまとイチャイチャ してるところをみられちゃいたいわ・・・それをペチャクチャ言いふらされたらまこはハッピー♪・・・むふっ♥でしゅ~。さすがはベンチシートでしゅね~。からだをひねらないでも・・・いろいろとむふふなのでしゅ~。まあ・・・工藤と枝分なら絶対絶対絶対枝分なのデス!・・・とにかく袴田ゲス男の歴史にあらたな一ページが・・・さすがは袴田くん・・・信頼を裏切らないっていうか・・・期待通りに信頼を裏切るっていうか」くう「これって・・・結局・・・公務員とナースというお似合いのカップルの縁結びをするために神の仕組んだ毒をもって毒を制する作戦だったのでは・・・一回目のアプローチカードの交歓でナースは毒牙にかかっているわけだし~。・・・そしてきっと婚活パーティーのサクラのアルバイトをしていたメグミちゃんは淡々と大川端に戻って行くのよねえ・・・だってそこには素敵な探偵さんが眠っているんだもん」
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コメント
吉田羊さんはHEROで知った女優さんですが 心の声がすごく面白かったので ドラマを見ながら思わず彼女のことを調べてしまいました
生年不詳と書かれているのに、何故かシッカリ年齢が‼
まぁ年相応な気もしましたが 結構共感しやすい人物像でした
脚本協力があるかどうかまでチエックしていませんでしたが先週のほうがプロットは捻りがあった気もします
でも吉田さんの魅力のおかげかもしれませんが大笑いしながら
楽しく見てました
ながら見でもわかりやすくって それでいてセンスの良さがあるような。。
デカ乳ギャルはメグミちゃんだったんですね‼
気 気がつかなかった(≧∇≦)
メグミちゃんはやっぱり商社マンより探偵さんですね
神様と探偵さん
婚活パーティだったら
探偵さんより神様かな?
でも やっぱり探偵さんにしようと思います(*^^*)
投稿: chiru | 2014年11月15日 (土) 00時10分
吉田羊の生年は去年ぐらいから秘密になっています。
ですからあくまで秘密です。
まあ・・・プロフィールに嘘はつきものですから~。
ちなみに誕生月は二月(公表)なので
年度的にはまだアレですな。
毎回、結構、いろいろなダシが効いてましたねえ。
基本的にものすごくモラリストなんですよね。
今回なんか・・・「結婚はゲームじゃねえよ」的な
真面目な内容でしたな。
そうではない多くの人を皮肉ってるところが
バカリズムらしさなのでしょうねえ。
一本!・・・という感じでした。
キッドは最初から最後まで
さすがはメグミちゃん、こんなアルバイトもしているのかと
頑張るな~という気持ちで一杯でしたぞ~。
吉田羊さんと言えば
ドラマ「Mother」で
幼児虐待を追及する女刑事・・・。
映画「八日目の蝉」では
幼児誘拐犯を逮捕する女刑事・・・。
そして・・・「HERO」の馬場検事などが
印象的ですなあ。
貴重な脇役女優と言えましょう。
投稿: キッド | 2014年11月15日 (土) 01時28分