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2014年12月26日 (金)

隣のレジの梅木さんと私の狂ったレジスタファイル(有村架純)

つつがなく、クリスマスも終了である。

去年より一日遅い、フジテレビヤングシナリオ大賞の受賞作レビューなのだ。

ちなみに去年は・・・新川優愛が頑張った「人生ごっこ」(第25回受賞作)である。

今年は・・・有村架純が頑張ったわけだが・・・どこまでチャレンジさせる気だ。

NGなものはNGにしないと・・・ステータスが・・・まあ、いいか。

パンパン役をやったり、拷問の末に斬殺されたり、車内でフェラチオしたり・・・そんなに汚さなくてもいいのじゃないか・・・と考えます。

まあ・・・「あまちゃん」レギュラーの中で・・・最終回に出られなかった役柄といい・・・そういう宿命があるのかもねえ。

クドカンはいつか救済してくれるかな。

海の家でアルバイトしている気さくな女の子が一番、似合うのにねえ。

で、『隣のレジの梅木さん』(フジテレビ201412220040~)脚本・倉光泰子、演出・相沢秀幸を見た。第26回の受賞作のドラマ化である。主人公はラーメン好きで過食症の梅木響子(馬場園梓)という地味な女である。母子家庭に育ち、母親(田島令子)に支配されて大学院にまで進んだが就職せずに・・・スーパーマーケットでレジ打ちをしながら、中華料理店「永楽」経営の小林広志(山中崇)と爛れた関係を続けている。レジとはキャッシュレジスターの略で・・・言わば底辺の労働階級の象徴と言えるだろう・・・おいっ・・・。

レジスターは記録を意味する。つまり・・・人間で言えば精神そのものなのである。

レジはお金を入れられ、販売取引を記憶する・・・恐ろしい生物だ。

もちろん・・・そんな主人公のスイーツな話は一部お茶の間にとって何の興味も引かないので・・・梅木の両サイドにもレジの人が配置されている。

一人は・・・元専業主婦の黒崎清子(神野三鈴)で夫を略奪されて・・・娘の貴子(小篠恵奈)と二人暮らし。それなりの慰謝料をもらったが精神が破綻し・・・夫の相手に復讐するためにボクシングを習っている。夫の相手が利用するスーパーマーケットと知って勤務しているのである。

そして・・・もう一人が・・・明らかにスーパーマーケットのレジよりはミニスカートのサンタさんとして脚光浴びるべき素材の沢村美香(有村架純)である。

無論、かわいい女の子が幸せになってはいけないという脚本家の執念で・・・美香は転落の人生を送るのだった。

「ブタのくせにブタのように食べすぎ」と梅木を批評するところから・・・世の中のブタに反感を買われるキャラクター設定である。

しかし・・・単に悪ではなく・・・梅木が・・・気が弱い恋人の広志の母親(高泉淳子)や弟の正志(宇野祥平)に奴隷のように扱われていると憤激し・・・天に変わって指弾するのである。

「なんだババア、ほざいてんなよ・・・ゴーヤチャンプルが苦いとか・・・常識がないのもほどほどにしろや・・・梅木さんにあやまれや」

かわいいよ、有村架純かわいいよ・・・なのである。

そんな・・・充分にかわいい美香を不幸にするために・・・「もっとかわいくなりたい設定」が付加されている。

美香は・・・もっときれいになるために・・・美容整形する女子大学生なのだった。

さらに・・・交際している男性・が・・・美香をセックスフレンド扱いするのである。

ものすごく・・・無理のある設定だが・・・健気に演じる有村架純。

そして・・・「すごいな」と誉められて口内射精である。ゴックンである。

「私たち・・・恋人なんだよね」

「・・・」

どんだけ・・・美少女に恨みがあるんだ・・・この脚本家は・・・。

その後・・・男から・・・。

差出人 五十嵐玄

宛先 沢村美香

件名なし

2014年12月12日16:38

お疲れ様。今夜、また車でお願い!

・・・というメールが着信する。

復讐か・・・何かの復讐なのか。

一方・・・ついに夫を奪った才色兼備の女・鷲津理恵子(安達祐実)と遭遇する元専業主婦。

問答無用で殴りかかるのだった。

「何するの」

「この名札が目に入らんか」

「・・・」

「私は・・・ただ謝ってほしかったの」

「ああ・・・ごめんなさい」

警備員に取り押さえられ・・・去っていく狂女だった。

かわいいよ、安達祐実かわいいよである。

梅木は恋人の子を宿し・・・出産か堕胎かで悩む。

担当の医師が・・・美香が密かに憧れている買い物客の桜木幸世(永岡卓也)だった。

そして・・・あろうことか・・・ブス専門でデブ専門の桜木は・・・梅木に愛を告白する。

「なんで・・・あなたと・・・あの人が・・・」

「私の顔が好きなんだって・・・」

ありえない展開に発狂した美香は・・・。

「なんならすでに死んでおります」と車道に飛び出し車にはねられて血まみれの姿に・・・。

「なんで・・・」

「世の中には美少女が酷い目にあえばいいと思っている人は多いのです・・・女優であれば・・・期待に応えるしかないのであります・・・」

なんて世の中だ・・・。

その後・・・シンデレラ物語なので梅木と広志は・・・「おいしいラーメン屋」を始めて幸せになるのだが・・・もう・・・どうでもいいよね。

ある意味・・・私的な表現は重要な出発点である。

美少女を不幸にしてブスを幸せにしたいと願うのはそれほど悪いことではない。

精進して・・・有村架純に素敵な役を演じさせる素晴らしい脚本家になってもらいたいものだな。

関連するキッドのブログ→弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜

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