運が良いとか悪いとかとやってはいけないことは無関係なんだよ(竹野内豊)
やはり・・・神だったな。
神じゃなきゃ・・・悪いことは悪いって言わないものな。
ギャンブルでの不正行為も許してくれないしな。
それにしても・・・ついに「愛」のない回が来たな。
それどころか・・・「タイムスリップ」さえないぞ。
いや・・・「愛」はあったんだろうな。
どこに・・・。
つまり・・・「恋愛してないと・・・ろくなことないぞ」って言う話だ。
恋愛してたって・・・強盗はするだろう。
いやいや・・・恋愛してたら・・・そんな暇ないって・・・。
だって・・・デート費用のために強盗することだってあるだろう。
いいね・・・デートと強盗を兼ねてか・・・。
誰がボニーとクライドの話をしろと・・・。
キスをしてから強盗するか・・・強盗してからキスをするか・・・悩むよね。
強盗に失敗するとキスどころじゃなくなるぞ。
じゃ・・・キスが先だね。すると・・・もう強盗はしなくてもいいんじゃないかな。
まあ・・・そうかもね。
で、『素敵な選TAXI・第9回』』(フジテレビ20141209PM10~)脚本・バカリズム、演出・星野和成を見た。ショート・ストーリーの手本というものには様々なものがあるが・・・手頃なのはオー・ヘンリーと言えるだろう。刑務所で服役しながら処女作を書き、妻に先立たれ、最後は酒に溺れて死亡。まさにちょっぴり悲しい人生である。・・・作者本人のことかよっ。まあ・・・「ついていない」ということを語る作品が多いからな。病気で死ぬから最後の一葉とか・・・貧乏な夫婦がお互いの大事なものを売って役に立たないクリスマスプレゼントを買うとか・・・浮浪者が遺産をもらい損ねるとか・・・改心した金庫破りが結局、金庫破りをするとか・・・全部、話の本筋が違うぞ。そういう延長に・・・ついていない男たちの話はあるのです。
キッドは下ネタが嫌いです・・・下品だから・・・どの口で言った?
まあ・・・くそを喰ってる時にカレーの話をされると食欲がなくなるからな。
そう言う意味で・・・二枚目俳優を便器に座らせたらいけないと思う。
もちろん・・・美少女が座ってる分には・・・そこまでだ。
「cafe choice」のトイレで枝分(竹野内豊)はトイレットペーパーを交換しようとして・・・ストックがないことに気がつく・・・。
困るよね。何もできない。いや・・・手でふいて手を洗えばいいと「F」の人が言ってたぞ・・・。あれはスイーツを食べる時の心得だろう。ああ・・・「よいとまけ」とか・・・それは別の情報番組の話だろう。
テレビでは・・・「髪型占い」で「オールバックの人が最下位」になっていた。
基本・・・ここにいるのは神々なのだが・・・でっちあげの占いに結構、影響される愉快な神なのである。
だから・・・枝分は・・・オールバックでついていないことを語りたいのだが・・・マスターの迫田(バカリズム)、ウエイトレスの宇佐見夏希(南沢奈央)は冷たい。
何故なら・・・不運は伝染するからである。
標(升毅)は頓着しないが・・・所詮、オールバックなのだった。
枝分の守護神であるもう一人のウエイトレスの関カンナ(清野菜名)はおつかいにはいかないのかと思ったがいくのだった。パシリじゃなくて仕事だからな。
ゲストの久保(高橋努)はゾンビのいない世界で玉川区役所を首になったのか・・・競輪で家賃を稼ごうとして・・・一文無しになってしまう。
切羽詰まったあげくに・・・コンビニでカッターナイフを奪い・・・レジから金を強奪しようとする。
そこへ・・・元レディース総長のカンナがやってくる。
カンナの圧倒的な戦闘力に・・・カッターを握ったまま逃走する久保だった。
追いかけるカンナ。逃げる久保。そして・・・その先には選TAXIが・・・。
「ついてないんですよ」と客にいきなり愚痴る枝分。
たちまち巻き起こるついてない合戦。
「ロールチェンジの上にロールストックゼロなんですよ」
「俺なんかロールチェンジでサイフドボンなんだよ・・・その上、コンビニ強盗しようとして・・・変な女に追いかけられるし・・・」
「なんですって・・・」
「変な女に」
「その前です」
「だからコンビニ強盗」
「えええええ・・・自首してください」
「できるか・・・」とタクシー強盗に切りかえる久保だった。
やがて・・・選TAXIが特別なタクシーであることに気がつく久保。
「じゃ・・・過去に戻れば・・・当たり車券を買うことができるじゃん」
「それは・・・不正なのでできません」
「そんなこといったって・・・これ・・・強盗だから」
「しょうがないな・・・でも・・・過去に戻ったらカッター消えますから・・・もう対等ですよ」
「え・・・そうなの」
「そうしたら・・・警察に突きだします」
「だって・・・カッター消えてたら・・・強盗してないじゃん」
「あ」
その頃・・・「cafe choice」ではカンナが戻ってきて事態を報告する。
テレビでは「犯罪刑事」が「人質刑事」と「たてこもり刑事」と対峙している。
マスターは心配だから・・・と枝分の携帯電話を呼びだすのだった。
テレビでは「拳銃を所持した銀行強盗のニュース」が始る。
枝分は電話には応答しない。
その頃、選TAXIには新たなる客が乗りこんでいた。
銀行強盗に失敗した大久保(梶原善)である。
よく似た警視庁公安部長がいるが・・・もちろん、別人である。
こうして・・・拳銃を持つ大久保が・・・ついてない男たちのリーダーとなるのだった。
空腹の大久保は枝分にパンを買わせようとするが・・・いろいろと問題が発生する。
特に・・・パシリのような行動をすることには・・・抵抗がある枝分である。
「あんた・・・パシリだったのか」
「違うよっ」とムキになる枝分だった。
結局、ドライブ・スルーでハンバーグを買う三人だった。
支払いは枝分がするのだった。
一文無しなので強盗からタカリに立場を変える久保。
カッターは大久保にとりあげられている。
しかし、隙を見て拳銃を奪う久保。
さらに隙をついて拳銃を奪う枝分。
何と言うか・・・ついているとかついていないとか言う前に・・・おバカな三人である。
拳銃を奪った枝分だが・・・発砲する度胸がないことを見抜かれ・・・襲われそうになって拳銃を投げ捨てるのだった。
「これで対等だ」と胸をはる枝分。しかし・・・大久保は久保から取り上げたカッターを持っていた。
再び・・・主導権を握る大久保。
選TAXIで過去に戻ることを強要するのである。
仕方なく・・・時空間修正走行に突入する枝分。
しかし・・・「時計が戻ってない」と気がつく大久保。
そこで・・・「記憶がそのままであるように・・・時計もそのままなんです」と言う枝分。
もちろん・・・いつも見ているお茶の間はそれが嘘だと知っているわけである。
「その辺の店で・・・時計を確かめれば分かるはずです」
店は・・・「cafe choice」だった。
三人が店内に入ると・・・時計は確かに過去の時刻を示している。
安堵する大久保。
いつになく・・・混んでいる店内である。
「とにかく・・・これで俺は・・・無実になったんだな」
「いや・・・それは・・・どうでしょうか」
突入してくる警官隊・・・そして店内の客は私服警官だった。
「踊る大捜査線かっ」
携帯電話を通じてすべての事情を盗聴していた神々は・・・警察に通報していたのだった。
こうして・・・ついていない男たちは・・・悪いことをした犯罪者と・・・善良な市民に・・・分れたのだった。
「ついていなくても・・・悪いことしちゃだめだよ」というありがたい話なのである。
そして・・・主題歌歌手aikoがゲストとして入店する。
「HEROかっ」
だがそれは・・・aikoにそっくりな近所の洋服屋の沼越宏美(aiko)だった。
ついていることにニヤニヤし、ついていないことにショボンとする。
それが人生というものなのだろう・・・。
関連するキッドのブログ→第8話のレビュー
ごっこガーデン。休憩用神々の喫茶店。まこ「ふ~・・・師走なので忙しいからメタルスライムリンごっこも同時進行です・・・庶民の皆さんはロールチェンジをするそうですが・・・じいやの話ではまこの処ではロールロイドが自分でチェンジするそうデス。まこは一度でいいからロールチェンジというものをしてみたいと思うのでしゅ~」くう「まこちゃんは紙がないなら手でふきかねないタイプかも・・・」シャブリ「もったいないからなめちゃうのでありますかーーーーっ」ikasama4「その童謡・・・全国区なんですかね・・・」あんぱんち「童謡じゃないんじゃないの・・・まこちゃんじゃなくてみっちゃんだし」
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