博士の愛情の異常~怪奇恋愛作戦(麻生久美子)
Eテレの濃い番組「岩井俊二のMOVIEラボ」は「ラブストーリー」篇で花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)がゲストで登場である。
同窓会かっ。
「私・・・ラブ・ストーリーっていうか・・・他人の恋愛に興味がないので・・・ロッキーっすかね」(蒼井優)
「エイドリアンか」
「私は・・・レオンですかね・・・ナタリー・ポートマンが色っぽいから」(鈴木杏)
「12歳の頃なら君にもできたよねえ」
その後、行定勲監督登場。
「Love Letterは酒井美紀の相手役が大人になった時のキャスティングいらないってずっと言いました」
「・・・」
「ラブストーリーの原点は機動戦士ガンダムだと思う」(岩井)
「すべてのおじさんは乙女です」(蒼井優)
深夜にものすごく恥ずかしい展開が密かに繰り広げられている我が国。
素敵だな。もう一人のパネラーはエレキテルの元ネタだと毎回思う。
で、『怪奇恋愛作戦・第1回~』(テレビ東京201501100012~)脚本・演出・ケラリーノ・サンドロヴィッチを見た。ホラーでラブなオペレーションである。どうせなら・・・怪奇恋愛大作戦にしてもらいたかった。どうして?・・・なんとなく清々しい。よくわからんな。大が好きなんだよ。・・・真面目に書く気ないんだな。犬も好きだ。・・・もう、いいか。
主人公・消崎夏美(麻生久美子)はカフェのオーナーになるのが夢で貯金で物件を購入したが・・・詐偽に遭い、恋人にも逃げられすべてを失う。物件は見ず知らずの女(犬山イヌ子)が「喫茶面影」を営業する店舗だった。
夏美の友人・揺木秋子(坂井真紀)はどんまい先生である。
夏美と秋子の友人・華本冬(緒川たまき)は自称女優のOLだったが欠勤が多過ぎるので解雇され謎の物体を意中の人である黴田(水澤紳吾)に贈ろうとして冷たく拒絶される。
この美しいがアラフォーのトリオは飲んでくだをまくのだった。
男なんて 男なんて 男なんて ポイポイ・・・である。
ピンタラポンタラ ピンタラポンタラ・・・である。
気持ちは分かるが意味不明だ。
そうした事情を物語るのは謎の女(池谷のぶえ)である。
一方・・・街では怪事件が発生し・・・刑事の三階堂(仲村トオル)と悲別(大倉孝二)が捜査を開始していた。
三階堂は夏美の幼馴染で冷蔵庫で靴下を冷やす男。
喫茶面影の看板娘・萌香(今野鮎莉)と交際中である。
刑事たちが捜査するのは宝石店襲撃事件。店主は船長(原金太郎)だ。
しかし、犯人は死刑執行された男(赤堀雅秋)だった。
かもめんたるな二人の巡査が発砲するが・・・犯人は平気だった。
情報屋(マギー)によれば「フランケンシュタインのモンスターに関係がある」事件なのだが。
三階堂は「フランケンシュタインのモンスター」を知らなかった。
赤堀雅秋と言えば「週刊真木よう子」の名作「中野の友人」の脚本家である。
馬鹿馬鹿しいドラマだがモンスターは哀愁漂わせるのだった。
妖しい洋館に住む怪人・廻博士(小澤征悦)は脳の移植手術の権威だった。
死刑囚の身体に・・・別の男の脳を移植したのだった。
廻博士はモンスターに喫茶面影の看板娘・萌香の誘拐を命じる。
性格のいい女(星野園美)の脳を萌香の身体に移植し・・・理想のお嫁さんを作るつもりなのだ。
しかし・・・モンスターは間違って夏美を誘拐してしまうのだった。
囚われの身となった夏美は電話で「(助けに)きて~」と叫ぶのだが・・・友人たちはエロい誤解をするだけだった。
やがて・・・夏美は・・・モンスターが冬の関係者だと気がつく。
モンスターの脳の持ち主は多くの記憶を失っていたが・・・冬のストーカーだった。
モンスターの記憶に蘇る女子高生だった冬(本人)・・・恐ろしい美貌だな。
一方・・・廻博士は自分で萌香を拉致するために喫茶面影に現れ・・・三階堂と対決する。
一度は逃がすがついに・・・洋館を突きとめる三階堂。
やってきた三階堂に「おそい~」と抱きつく夏美だった。
二人は・・・実は相思相愛らしい。
やがて・・・モンスターたちを巻き込んだ大乱闘が発生。
ついに・・・モンスターと博士は相撃ちとなる。
ゴゴゴ・・・と崩れ落ちる洋館。
「お約束だ」
「お約束なのね・・・」
すべては夢の彼方に消えて行く。
モンスターの冬への思いもはかなく失せるのだった。
何一つ報われることのない愛である。
とにかく・・・なんだかんだ話は続いて行くらしい。
関連するキッドのブログ→都市伝説の女
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コメント
こ、これは録画して残そう。ヒッチコックみたいなナレーション演出も好きだわーっと思ったけどエンディングクレジットのあの感じを観て消しました(笑)。
で、一週間たって第二話観て、なんで第一回が録画残してないか覚えがなくて、またエンディング観て一週間前の自分の行動に納得(以下何週か繰り返す)。
投稿: 幻灯機 | 2015年1月24日 (土) 12時53分
推測ですがおそらくケラは・・・
「桃太郎電鉄」をやりこんでしまった・・・
のではないかと考えます。
エンディングのあのなんかださい感じは
明らかにファミコン・クオリティー・・・。
三回目は・・・せっかくの
成海璃子を激しく凌辱。
まあ・・・やりたい放題なんだな。
キッドはできれば怪奇恋愛大作戦にしてほしかったと
くりかえし思います。
投稿: キッド | 2015年1月24日 (土) 14時58分
桃太郎電鉄…なるほどですね by 桃太郎 momo-chan
いやしかし、ずっと見続けてきてよかった(涙)。
真野恵里菜が白いつば広帽子をかぶって登場するだけで素晴らしいのに、おもかげでシベリアを注文ですか(笑)。
暫定一位的なかわいらしさであります。
エスパー浅見さんか、談志の奥さんか霧島霞(今回)かって感じです。電気グルーブと桃鉄万歳(笑)。
投稿: 幻灯機 | 2015年3月 8日 (日) 12時23分
ふふふ・・・ケラもグルーヴも主題歌の番組を構成していたのでリスペクトです。
ケラはなんとなく・・・あえて
ヤングに背を向けてる傾向があるので
まあ・・・「うそつき」の可能性もありますが
ゲストの無駄遣いになるところ・・・
別の脚本・演出で
真野恵里菜の魅力をこれでもかですな。
いかにも牡丹灯籠テイストですが
キッドは・・・
①浅見さん
②サトリン
③マノスパイ
となっています。
まだまだのびるぞ~だといいなあ・・・
投稿: キッド | 2015年3月 8日 (日) 15時13分