私の出番はまだですか?~全力離婚相談(竹富聖花)
全日本高校女子サッカー選手権大会の季節である。
決勝は1月11日(日)だが・・・王者・日ノ本学園高校(兵庫)の相手を決める・・・準決勝は藤枝純心高校(静岡)VS常盤木学園高校(宮城)である。
毎年・・・劇的な・・・この戦い。
なにしろ・・・U-17W杯優勝(2014年)のメンバーである杉田妃和、児野楓香、市瀬奈々、小林里歌子らが激突なのである。
しかし・・・もちろん・・・キッドの関心は・・・藤枝順心(静岡)の15番・山下史華(3年)と常盤木学園(宮城)の10番・白木星(3年)の美少女対決である。
どちらがより・・・抜かれるかの勝負だ・・・去年は山下史華の圧勝だったのだが・・・今年は白木星も頑張ったし・・・終了間際の同点ゴールも決めたのだった。
どちらかといえばイケメンの白木星・・・二人が結婚すればまさに美男美女のカップルだ・・・二人とも女子だよっ。
試合は・・・同点の果てのPK戦で・・・常盤木学園の決勝進出である。
今年も見せてくれたな・・・。
今年の敗者に贈る監督のメッセージは富岡高校(福島)・・・一回戦敗退・・・の松本監督が抜群だった。
泣きじゃくる選手たち・・・。
「試合に負けて泣く奴がいると・・・いつも思う・・・本当に泣く権利があるのかって・・・泣くだけのことをしたのかって・・・だけど・・・今、俺もお前たちと泣きたい気分だ」
これは泣ける。
お正月も終わりだなあ・・・。
で、『ドラマ10 全力離婚相談・第1回』(NHK総合20150106PM10~)脚本・小松與志子、演出・柴田岳志を見た。NHK名古屋の制作である・・・少し、脚本が甘いのだが・・・何よりも竹富聖花目当てで見てるのにほとんど出番なしってどういうことなんだよ・・・と言いたい。
よくある・・・主人公の有能さを示す企業買収を成功させたシーンからスタートである。
水野豊彦(舘ひろし)弁護士事務所の企業法務担当弁護士・竹内美晴(真矢みき)は優秀だが・・・私生活では離婚歴がある。
妻と死別している水野はそんな美晴に下心丸出しの上司である。
それはともかく・・・取引企業の離婚案件の処理を名指しで任された美晴。
自身が離婚歴があり・・・娘の佳苗(竹富聖花)の親権を獲得できなかった過去から乗り気ではない美晴である。
これから・・・少しずつ真相が明らかにされる展開とはいえ・・・脚本家はもう少し、娘の出番を作るべきである。
これは構成力の甘さと言える。
その証拠に・・・最初の離婚案件も・・・描き切れていない感じが漂うのである。
離婚案件担当の杉浦千賀子(関めぐみ)弁護士は・・・「がんばってください」と冷たく対応するのだった。
取引企業の会長である郷原泰造(石橋蓮司)は精神に問題のある感じのワンマンぶりで・・・息子である社長夫婦の離婚問題に介入し・・・とにかく、妻とは離婚を成立させ、長男の親権も渡さないの一点張りである。
当事者である郷原直樹社長(吉沢悠)は父親の言いなりで自分の意見を述べない。
妻は元バレーボールの花形選手の栗田信枝(近衛はな)である。
それを・・・本人の口から言わせるあたりも・・・脚本的には難がある。
美晴が非常識でも・・・交渉相手のプロフィールくらいは下調べするよねえ・・・。
「離婚には応じるが一人息子の親権は渡さない」と主張する信枝。
かって・・・親権を放棄したことのある美晴の心は揺れるのだった。
離婚理由の一つが・・・夫の暴力であることを告白する信枝・・・。
「それを主張すれば・・・親権獲得は可能だ」とクライアントの不利になるアドバイスを始める美晴だった。
しかし・・・「その件」を持ちだして裁判沙汰になることは避けたいという信枝だった。
「両親が争っている姿を子供に見せたくないのです」
「・・・」
殴り合いのケンカのような離婚裁判をした美晴は茫然とするのだった。
条件が折り合わぬ中・・・信枝は息子を連れ去るという行動に出るのだった。
「とんでもない女だ・・・なんとかしろ・・・」と激怒する会長。
「息子さんとだけで話させてください」
「何・・・」
「いいでしょう・・・」と社長。
「奥様は・・・離婚には応じ、親権も渡すが・・・面会の権利は行使する意向です」
「そうですか・・・実は・・・息子と僕には血縁関係がないのです」
「え」
「DNA鑑定の結果です・・・しかし・・・僕は息子が可愛いのです・・・あの子はいい子です」
「はあ・・・」
「あなたは・・・いい条件を出してくれました・・・なんとか父を説得してみます」
「暴力は・・・ひょっとして・・・それを知った時に・・・」
「彼女には謝罪したいと考えます」
一体・・・信枝は誰の子を生んだのかは謎のままに・・・血縁関係のない父親が親権を獲得するという展開である。
それで・・・いいのか・・・本当に謎だ。
結局、会長は事務所との法務契約を切った。
責任をとって辞表を提出する美晴。
「なにも・・・辞めることはないだろう」
「私・・・全力で離婚問題に取り組みたくなったの」
「ええ?」
お茶の間にもよくわからないので・・・少し鈍い上司には全くわからないのだった。
まあ・・・なんていうか・・・中学生日記クオリティー・・・。
とにかく・・・火曜日は着々とまっしろになる準備が整いつつあるな・・・。
銭よりナース、弁護士より看護師さんだ~。
関連するキッドのブログ→魔法★男子チェリーズ
| 固定リンク
コメント